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 国公労連速報 2012年8月13日《No.2813》
 【「公務員賃下げ違憲訴訟」闘争ニュース 第3号】
 公務員の権利回復と賃下げスパイラル断ち切る国民的運動への発展を
     
 

 

 「公務員賃下げ違憲訴訟」に関わって、各地のとりくみを紹介します。最賃のとりくみと連帯した集会など官民一体となった行動が展開されています。

 《神奈川国公発》
 官民とも「賃上げで景気回復を」を合い言葉に
 ―― 違憲訴訟傍聴報告集会を開催

 神奈川国公は、8月2日の公務員賃下げ違憲訴訟第1回口頭弁論にあわせて、夕方、横浜市内において県国公独自の報告集会を開催しました。
 傍聴した全労働神奈川支部の仲間は「103号法廷は、原告席及び傍聴席が満席となり、国公労連宮垣委員長、東北ブロック国公の松木議長、岡村弁護士の3名が意見陳述をした。宮垣委員長も話していたが、傍聴席にいた自分も改めて怒りが湧いてきた。松木議長の陳述は、震災によって本人も大変な状況であったのにもかかわらず、公務の役割を果たしている。途中、言葉が詰まる場面もあり、裁判官はこの辛さを真摯に受け止めて欲しい」と報告しました。また、原告決意表明として、国土交通労組関東運輸支部の仲間から「私も傍聴したが、原告の一人として職場内外で奮闘していく」と述べました。
 最賃座り込み行動から駆けつけた神奈川労連山田事務局長からは「この裁判は国家公務員だけの問題とするのではなく、地方公務員、民間・中小企業など非正規労働者含むあらゆる労働者の賃金に波及するものと捉まえている。本日、神奈川では最賃座り込み行動を横浜第二合庁前で展開した。官民ともになって『賃上げで景気回復を』を合い言葉に、神奈川労連もこの裁判に結集していきたい」と連帯のあいさつがありました。
 最後に、県国公後藤議長から当面のとりくみとして、(1)定例化している月一の街頭宣伝の強化、(2)署名のとりくみの強化、(3)引き続き、公判日には神奈川での報告集会を開催していきたいと3点を再度提起して終了しました。


 《北海道国公発》
 すべての争議の早期解決向けて
 ―― いちの日行動

 北海道国公は8月1日、定例となっている「すべての争議解決をめざすいちの日行動に」に結集し、民間の仲間と一緒に「社保庁不当解雇反対」「賃下げ違憲訴訟の完全勝利」を訴えました。社保庁不当解雇撤回裁判では原告である全厚生の越後さんが7月30日に行われた第3回の口頭弁論の内容に触れ、「第3回口頭弁論では原告代理人の橋本弁護士から前回期日で提出した証拠の位置付けを分限免職処分に至る経過や処分の違法性の具体的基準など訴状の記載に沿って陳述を行った。また、被告(国)代理人に対し、弁護団から事実を明らかにした証拠を迅速に提出するよう改めて追及しました。裁判所も事実をしっかり明らかにするよう被告に求めました。次回裁判は11月12日の午前11時からとなります。」と述べ、また、「全厚生闘争団としては今後、人事院あてや札幌地裁宛の署名にとりくむほか、道内主要都市をキャラバン行動で訪問し支援の輪を広げるとりくみを行う。引き続きのご支援をお願いします。」と訴えました。
 賃下げ違憲訴訟の支援については北海道国公の宮谷事務局長が8月2日に第1回期日を迎える東京地裁での裁判の告知のほか、人事院勧告の動向や越冬共闘への結集にも触れ、引き続く支援を訴えました。
 また、今回の「いちの日行動」に東京からJAL不当解雇撤回裁判客乗原告団の石賀事務局次長が来道し「首切り自由の社会を許さず、安全第一のJALの再建に向けて、私たちを空に戻して下さい」と自らの思いを込め、訴えました。
 最後に参加者80名による、すべての争議の早期解決向けて団結ガンバローで行動を締めくくりました。



 賃金闘争全体での共闘が不可欠
 ――誰もが暖かい冬を迎えよう!2012年越冬共闘スタート集会

 8月2日、全印総連・自交総連・札幌地区労連・道公務共闘の仲間と2008年から共闘し、とりくんでいる「誰もが暖かい冬を迎えよう!2012年越冬共闘スタート集会」を87名の参加により札幌市で開催しました。主催者挨拶に立った北海道国公の西村議長は「官民共同のたたかいがスタートして5年目を迎える。今は真夏で暑い毎日が続くが、まもなく寒い冬がやってくる。官も民も正規も非正規にも関係なく誰にでも寒い冬がやってくる。本日のスタート集会を皮切りに宣伝行動や人事院・自治体、経営者団体、そして政党や国会議員地元事務所に官民一体となって要請行動を旺盛に展開しよう」と訴えました。
 連帯挨拶では道春闘共闘の九村副代表幹事(道農協労連)と札幌地域労祖の鈴木書記長がそれぞれの立場で官民や地域が連帯して共同でとりくむことの意義について述べられました。
 特別情勢報告では北海道国公の渡部事務局次長が「現下の情勢と国家公務員が置かれている現況」と題して公務労働者を直面する課題について解説を交えて現状を明らかにしました。報告の最後に「越冬共闘の集会ではあるが、もはや寒冷地手当や越冬手当だけの闘いではなく、賃金闘争全体での共闘が不可欠である。マスコミの論調に流され、官民どちらがより不幸かの競争をしていては世の中何も良くならない。本当の敵を見誤ってはいけない。お互いの立場を共有しながら今後も共に闘っていきましょう」と述べました。
 その後、各団体(札幌地区労連・自交総連・全印総連・福祉保育労)代表の決意表明、公務共闘の宮谷事務局長からの行動提起を行い、集会参加者全員で人事院北海道事務局宛の要請書を採択し、最後に自交総連の松任書記長による団結ガンバローで集会は成功に終わりました。
 北国北海道や被災地である東北にまもなく厳しい冬がやってきます。官も民も、正規もパート・派遣なども関係なく等しく冬はやってきます。今後も一層共闘の輪を広げ、誰もが安心して暖かい冬を迎えることが出来るよう、北海道国公は民間の仲間と一緒にとりくみを強めていきます。


以上


 
 
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