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国公労連速報 2009年12月3日《No.2268》
【社会保険庁改革対策委員会ニュースNo.88】
     
 

 

悪天候にひるむことなく、のべ150人が行動
厚労省前座り込み2日目

 国公労連は、社会保険庁廃止まであと1カ月足らずに迫った12月3日、分限解雇回避の政治決断などを求め、2日目となる厚生労働省前座り込み行動を実施しました。この日は、あいにくの悪天候で気温もこの冬一番の冷え込みとなりましたが、早朝の宣伝行動から多くの単組役職員や組合員が参加しました。スタート行動や昼休み行動には全労連、公務労組連絡会、自治労連、全教、日高教、郵産労、年金者組合など、多くの仲間も駆けつけ、のべ150人が参加しました。

 人生を左右する重大問題だ

 10時から始まった、厚労省前座り込みのスタート行動では、川村副委員長が主催者あいさつに立ち、「長妻大臣が示した雇用策は、分限回避として納得できるものではない。2700人もの定員純減にあたっては、他省庁配転で身分と雇用を確保しており、社保庁を差別することは許されない」と述べ、一日の奮闘を呼びかけました。
 激励に駆けつけた自治労連の山口副委員長は、「習熟した社保庁職員の首切りは許されない。雇用政策を担う厚労省が分限免職をすれば大問題だ。使用者である厚労大臣、社保庁は責任を果たせ」とあいさつしました。続いての決意表明では、遠く秋田から参加した全厚生秋田県支部遠田書記長が「長妻大臣の発言にがっかりした。夜遅くまで働いている社保庁職員の労働実態をどう思っているのか。秋田にも雇用の決まっていない人が数人いる。子供の産まれる人、住宅ローンを抱えている人など、労働者と家族の人生を左右する重大問題だ。私たちは、国民の命と暮らしを守る社会保険行政の仕事に自信と誇りをもってやってきた。社保庁職員への攻撃は、基本的人権を踏みにじるもの。秋田でも最後の最後までたたかう」とたたかい抜く覚悟を表明。全港建の澤田副委員長は「この攻撃は、私たち労働者全体にかけられた攻撃だ。長妻大臣は、40年間なかった分限解雇を、民主党のマニフェストを無視してやろうとしていることは断じて許されない。国土交通省の出先機関廃止の動きがあるなど、私たちにも分限解雇の不安が出てきている。労働者の権利を守るためにもたたかっていく」と発言。全法務の笹ヶ瀬副委員長は「労働行政を担う厚労省において、職員の雇用問題がこれほどまでずさんに取り扱われようとしていることが未だに信じられない。今回の分限免職が許されるなら、行政機関が組織改編されるたびに、いつでも整理解雇が可能ということになる。全厚生の仲間とともに最後までたたかう」と述べました。

 抗議のリレートークに単組委員長も参加

 スタート行動のあと、午前中は参加者によるリレートークを行い、国公労連宮垣委員長をはじめ全建労恵藤委員長、全労働森崎委員長もマイクを握って、社保庁の民営化や分限免職の不当性を鋭く指摘しました。

 分限免職対象職員は、今も毎日、年金記録を処理している

 昼休みの厚労省前要求行動では、国公労連岡部書記長が主催者を代表してあいさつ。「社会保険職員は、日々、年金記録問題解決のために身を削るような努力をしている。この記録解決のためには、年金業務に精通し、経験のある職員が不可欠だ。国公労連は一人の分限解雇を出さないため、最後まで奮闘する」と述べました。続いて、激励に駆けつけた全労連柴田副議長が「民間であれば解雇四要件が適用され、解雇は許されないはずだ。国民の声を聞くのであれば業務に精通した職員の能力を活用すべきだ。国民のためにも、ともにがんばろう」とあいさつ。郵産労の山崎委員長は「総選挙で構造改革路線が問われ、そのもとで郵政民営化が見直しされようとしている。社保庁改革も構造改革路線のもとですすめられたものだ。厚労省自らワーキングプアや失業者をつくるとは許されない」と参加者を激励しました。決意表明では、京都から来た全厚生京都支部の藤江書記長が「今も採用がない職員500人以上は、毎日遅くまで残業をしてがんばっている。不祥事を起こしたとされる職員も採用できないと言いわれながら今も記録処理をしている。京都では懲戒処分取り消しの裁判に多くの仲間が支援してくれている。最後の最後までたたかう。」と声を詰まらせながら決意を表明。続いて、全労働の小田中執が「厚労大臣は、分限免職回避の努力義務を負っていると言うが、その義務を果たしていないことは明らか。国公労連に固く結集し、最後まで粘り強くたたかう」と発言しました。
 午後の座り込み行動では、国公法弾圧事件をたたかっている堀越さん(国公一般)が激励に駆けつけ、社会保険事務所での年金相談などの経験も交えてあいさつしました。また、行動への激励メッセージが各ブロック・県国公から届きました。雨脚が強まり、参加者の疲労の度が増すなか、厚労省にむけた渾身の力でシュプレヒコールを行って、2日目の座り込み行動を終了しました。

12月4日の座り込み行動等の予定
 8時45分〜 厚労省前宣伝行動
10時00分〜 スタート行動
11時00分頃〜 厚労省要請(団体署名提出)
12時20分〜 昼休み厚労省前要求行動
15時00分頃〜 個人請願行動
15時30分頃〜 厚生共闘による厚労省交渉
16時00分頃〜 締めくくり行動

(本日届いた激励メッセージ)
 秋田県国公、福島県国公、大阪国公、四国ブロック国公、全医労近畿地方協議会

 ★全国の仲間からの激励メッセージをお寄せください!


以上

 
 
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