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国公労連速報 2008年1月28日《No.1937》
【社会保険庁改革対策委員会ニュースNo.24】
     
 

 

全厚生のなかまが浅草・雷門で宣伝行動
〜2.16「守れ!みんなの年金 社会保険庁改革を考える」シンポ、年金ビラ配布〜


 1月27日昼、全厚生は地下鉄・浅草駅周辺で「憲法25条を守って安心できる社会保障・年金制度を確立しよう」「消費税によらない最低保障年金制度の実現を」などを訴えるビラを配布しながら、2月16日に開催する年金シンポジウムへの参加を呼びかけました。この行動には、26〜27日に開催された中央委員会と支部代表者会議に出席した全厚生の仲間35人が参加しています。
 短時間の宣伝行動でしたが、浅草を観光で訪れた大勢の人々に対し、「年金のシンポジウムがあります、来てください」「ビラを読んでください」などと大きな声をかけながら宣伝し、300枚のビラを配りきりました。
 参加した組合員は「社保庁だけでなく福祉施設で働くなかまとも一緒に宣伝行動できて元気が出た。地元でも早急に宣伝行動に取り組みたい」と話していました。
 国公労連も、新橋と虎ノ門周辺や東京社会保険事務局・事務所前において、シンポジウムの成功をざし「年金、守れ!」宣伝を展開する予定です。

 「日本年金機構」についてパブリックコメント23件

 年金業務・組織再生会議は、日本年金機構の「職員の採用についての基本的な考え方(中間整理)について」「外部委託推進についての基本的な考え方(中間整理)について」を公表し、この2つの中間整理について、ホームページ上で、意見・提案そして現場の業務状況についての情報を求めています。
 1月23日に行われた第16回会議の中で、12月27日から1月22日までに寄せられた意見は23件であり、その主な内容として、外部委託関係では「コストという観点だけではなく、社会保険労務士など専門家を活用せよ」「システムについては一般競争入札にすべき」、職員の採用関係では「名前だけの変更にならないよう、できる限り外部から採用すべき」「今いる職員がやる気を持てるよう考えるべき」といった意見が紹介されました。
 委員からの「23件は少ないのではないか」との指摘に、事務局は「大臣、座長の会見でも言っている。報道機関への要請や経団連、連合、社会保険労務士など関心を持たれている団体へ周知の依頼をしている。また、2つの労働組合に対しても現場でどういう風に仕事を変えたら良くなるかということを組合として建設的な提案があれば業務の実態を考慮しこういう風に変えたらいいということを、匿名ではなく組合員であることも明記して出すよう伝えている」と答えています。

 1月23日、全厚生「再生会議」で意見表明

 23日の会議では、全厚生労働組合と全国社会保険職員労働組合に対してヒアリングが行われ、全厚生からは杉下中央執行委員長と飯塚書記長が出席しました。
 杉下委員長は冒頭、「社会保険行政事務において国民の信頼を大きく損なう事態をまねき、国民の皆さんへ多大な迷惑をかけた」と述べた上で「度重なる年金制度改正や社会保険庁の不祥事、地方事務官制度の問題社会保険庁の管理者責任などが社会保険庁会改革の背景。制度記録ごとに管理されてきた歴史的・複合的要因や自治労国費評議会の機械化反対などが記録問題の背景。国の責任による社会保障制度の充実と国の機関が責任を持って業務運営を行う観点から安易な民間委託は反対。この間大変な業務・職場実態の中で職員は年金を担えるのは私たちだと責任と誇りを持って精一杯がんばっている。社会保険庁のように業務が継承されるケースに分限免職を適用することは国家公務員法の規定に照らしても問題であり、分限免職は行うべきではない」と労働組合としての意見を表明しました。

「年金業務・組織再生会議」へ意見を

 また、同会議は「5月に最終整理を行い、基本計画の閣議決定は6月の予定」としていましたが、この日座長から「機構は平成22年1月スタート。それまでの期間が大事。できるだけ早く議論して結論を出し4月ぐらいには結論を出したい」との提起が行われ、委員からも「人の一生にかかわることが控えている。決定までの時間も十分取り、決定した後の異議申し立てや納得感を得るまでの時間が多くなるよう早めに終わらせるべき。法律家としては、最後に不利益な処分にあることがあったとしても十分な異議申し立て期間、意見聴取期間を確保するプロセスが必要」と結論を早めることへの賛同意見が出されており、最終整理が予定より早く出される可能性がでてきています。
 国民の年金制度を運営する組織や職員採用のあり方、業務委託のあり方について、「外部委託ありき、社会保険庁職員の分限免職ありき」の基本計画の策定を許さない立場で、私たちの意見を再生会議に届けましょう。意見募集の締め切りは2月29日までとなっています。

 会議の模様は、インターネットで動画配信されています。
 年金業務・組織再生会議のホームページはこちら↓
 http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/nenkin/index.html

以上

 
 
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