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国公労連速報 2010年1月19日《No.2293》
大企業は内部留保を吐き出せ
賃上げ、雇用拡大で景気回復を
春闘・闘争宣言行動(日本経団連包囲)
     
 

 

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 全労連、国民春闘共闘、東京春闘共闘は1月19日、2010年春闘の闘争宣言行動(日本経団連包囲行動)を取り組みました。(写真)
 まず午前11時から厚労省前行動がスタート。500人が参加しました(国公労連70人)。全労連・小田川事務局長は3点に渡って行動提起を行い、(1)雇用確保を目指して労働者派遣法を抜本改正し、正規雇用が当たり前の状況を作ろう、(2)賃上げによる内需拡大を目指して誰でも1万円、時給1,000円を実現しよう。本日を起点に最賃の大幅引き上げを図ろう、(3)社会保障の拡充を求めて後期高齢者医療制度を廃止し、大企業中心社会の転換を図ろうと述べました。

 全厚生が分限解雇撤回への決意表明 厚労省前行動

 決意表明では生協労連・柳副委員長が「最賃の引き上げ、全国一律最賃制を」と述べ、神奈川労連・山田事務局長が「日産の横暴と闘う裁判で、裁判官が松下プラズマの最高裁判決が出たので、この裁判は取り下げたらどうかと暴言を吐く事態となっている。地域総行動に結集して世論に訴える」と、医労連・健保労組・大島書記長は「地域医療崩壊を許さず、病院の存続署名によって運動を進めている」と発言。続いて全厚生・杉浦書記長が「社会保険庁を分限免職、強制解雇された525人のうち31名が昨日、人事院に不服申し立てを行った。年金記録問題の解決のためにも専門性を有する職員こそ採用すべきだ。解雇撤回と安心できる公的年金制度の確立へ向け全力で闘う。支援をよろしくお願いします」と訴えました。このあとシュプレヒコールで行動を終えました。

 「株主配当よりも雇用を守れ」の声響く 丸の内デモ

 続いて、丸の内仲通りデモが12時10分、帝国劇場裏から日本経団連へ向けて行われました。民族舞踊集団・荒馬座による獅子舞が先導し、デモ隊の先頭では「大企業は内部留保を吐き出せ。賃上げ、雇用拡大で景気回復を」の横断幕を国民春闘共闘・大黒代表幹事(全労連議長)や国公労連・宮垣委員長などが掲げて行進。第一梯団が公務部隊であり、ここに国公労連の各単組、東京国公も参加しました。第二梯団の民間部隊、第三梯団の東京地域労組などが続きました。デモ隊は東京駅前など高層ビル街を進み「内部留保を労働者に還元しろ」「株主配当よりも雇用を守れ」「社保庁職員の分限解雇はゆるさないぞ」などのシュプレヒコールが響きわたりました。

 誰でも1万円、時給1,000円の実現を
 800名で日本経団連を包囲 日本経団連前行動


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 13時00分からは日本経団連前行動が800名の参加によりはじまりました(国公労連は80名)。(写真)
 荒馬座による大太鼓の演奏に続き、国民春闘共闘・大黒代表幹事が「本日午後、日本経団連は定昇抑制の経営労働政策問題委員会報告を発表しようとしている。購買力引き上げを目指す政策転換を求め、誰でも1万円、時給1,000円を実現しよう」とあいさつ。決意表明としてJМIU三木書記長は「賃上げ要求を掲げることが大切であり、職場で生活実態を話し合うなど全員参加の運動を行い、3月18日の統一ストにも結集する」と発言し、全教・本田副委員長は「視力が低下しても貧しくてメガネを買ってもらえない子供も多い。新政権の高校授業料無料化は歓迎するが、さらに安心して学べる社会を目指して文科省要請や教育署名の国会提出を行っていく」と述べました。続いて全労連全国一般資生堂アンフィニ・池田分会長は日本経団連への手紙をよみ、「資生堂鎌倉工場で9年間、派遣や請負として口紅を作ってきた。しかし正社員でないから24人が首になった。一方資生堂は201億円で配当をしている。経団連の人がいい背広を着て、いい車に乗っているのも労働者のおかげだ。安定した暮らしができるように経団連は資生堂を指導してほしい」と述べました。全労連女性部小沢常任委員は「女性は妊娠、出産を機に7割が退職せざるを得ない。女性差別をなくすよう日本政府は国際的にも結果の平等を求められている」と述べました。
 闘争宣言を採択、シュプレヒコールを行い全行動を終了しました。

〈参考〉
2010年春闘/闘争宣言

 国民春闘共闘委員会結成から、20年目の春闘が本格化する。
 一昨年秋からの経済危機は、世界中に影響を及ぼした。とりわけ、外需依存を強め、労働者保護規制が緩和されていた日本では、首都東京に「派遣村」が出現するという極めて深刻な状況となった。その実態は改善されず、昨年末に設置された「公設派遣村」には、前年をはるかに上回る800人以上が殺到した。
 11月の完全失業率は5.2%と、いぜんとして過去最悪の水準にあり、失業者数は、前年同月より75万人も増え、331万人に達している。「非正規切り」に加えて「正規切り」が横行し、ワーキングプアといわれる年収200万円以下の労働者は、3年連続で1000万人を超えている。
 一方、大企業は、経済危機のもとでも、「順調に」内部留保を積み増してきた。97年に207兆円だった内部留保は、この10年で倍加し、428兆円にまでふくれ上がった。不況下でのこうした利益のため込みは、この間の相次ぐ賃下げ、解雇・雇止め、下請企業の単価たたき、仕事切りなどと表裏の関係にある。そしてこのことこそ、国民の消費を弱め、内需を縮小させ、日本経済を異常なまでの不況に落とし込んだ最大の元凶である。

 新自由主義の名のもとに「構造改革」路線を突き進み、強きを助け、弱きをくじいてきた自公政治は、ついに昨年、国民から「退場」の審判を下され、新たに民主党を中心とする連立内閣が発足した。鳩山新政権は、生活保護の母子加算や子ども手当の創設、公立高校授業料無償化など国民向けの施策を具体化する一方、後期高齢者医療制度廃止を先送りし、労働者派遣法の改正や、全国一律最賃制度の具体化については消極的な姿勢にとどまっている。米軍普天間基地「移設」問題などで迷走し、内閣支持率は急速に下落している。

 2010年春闘は、従来の大企業中心社会を継続するのか、それとも国民の懐を温め、内需の拡大で経済を回復する道に本格的に踏み出すのかの選択の時期のたたかいとなる。  国民春闘共闘委員会は、「変化をチャンスに、貧困・格差の解消、内需の拡大を」をスローガンに、「目に見え、音が聞こえる」2010年春闘をたたかう。
 「誰でも月額1万円、時給100円以上」の賃上げ統一要求を高く掲げ、大企業に対し、内部留保を取り崩し、雇用確保・賃上げにまわすことを強く要求する。政府に対し、労働者派遣法の抜本改正など「働くルール」の拡充、全国最賃「時給1000円以上」の実現、社会保障制度の充実などを求めてたたかっていく。「雇用守れ、仕事よこせ」の運動前進のために、中小企業など経営者との共同を強め、たたかいを職場・地域から展開する。  新政権下で初めてたたかわれる2010年春闘を、21世紀に日本社会が大きく転換する画期とするために、ともに全力でたたかおう。

2010年1月19日
全労連/国民春闘共闘委員会

以上

 
 
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