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国公労連速報 2008年8月6日《No.2037》
中労委労働者委員の公正任命の実現へ
淀・水久保候補の推薦書を一斉提出
 特定独法3労組が淀候補を推薦 厚労省へ8月4日
 全医労、統計センター労組、製品評価機構労組
 

 

 全国労働委員会民主化対策会議は8月4日午前9時45分から、第30期中央労働委員会委員任命にかかわる内閣府公告に応えて、推薦書の一斉提出行動を行い、各組合が淀房子候補(特定独法枠/全医労副委員長)もしくは水久保文明候補(民間枠/新聞労連特別顧問)の推薦書を窓口の厚労省に提出しました。
 当日は、21の民間組合が水久保候補の推薦書を提出。続いて岩崎全医労委員長が全医労による淀候補の推薦書を提出。更に統計センター労組(総理府労連)と製品評価技術基盤機構労組(全経済)による淀候補の推薦書を提出しました。
 対応した厚労省労政担当参事官室・青山桂子補佐は「8月13日まで各組合から推薦書を受け付け、それ以降、選任作業にはいる」旨を述べました。【写真は厚労省前のアトムと淀候補(中央)、岩崎全医労委員長】

 全医労・岩崎委員長が厚労省前宣伝で淀候補の推薦演説
 「淀さんは、人の痛みを自らの痛みとして医療に従事」


 推薦書の一斉提出行動に先立って、8月4日午前8時45分から厚労省前宣伝行動が行われました。トップバッターとしてマイクを握ったのは淀候補の出身の全医労の岩崎委員長です。
 「スト権のない特定独法労組にとっては、裁判は時間がかかりすぎるので、中労委が重要である。中労委労働者委員15人のうち特定独法枠は4人。全医労は特定独法労組の中で最大であり、その組織の推薦者が任命されないと従来の政府の主張と一貫性を欠く。更に、労働者委員には女性が2人しかいない。また医療関連の委員もいない。これらを考えると淀さんが当然任命されるべきだ。実は、淀さんは医療従事者としても立派であり、人の痛みを自らの痛みとして働いてきた。そういう淀さんにマッチするキャラクターとして本日は鉄腕アトムの張りぼて(注)も持ってきている。30期労働者委員の任命が、厚生労働省が真に公正な行政を行う姿勢であるのかどうかの試金石となっている」と力強く述べました。
 続いて、水久保候補の出身の新聞労連の一倉副委員長から訴えがあり、更に水久保候補が「5回もILOから勧告されても偏向任命を是正しないなんてギネスブックものだ」と訴え、淀候補が「日本は総中流社会だったのに何でこんなになったのか。非正規、女性の声を代弁したい」と述べました。
 (注)鉄腕アトムの張りぼて=国公労連本部は今年のメーデーに鉄腕アトムの張りぼての御輿を作り行進しました。その直後、5月14日に全く偶然ですが、淀候補を労働者委員にしようと鉄腕アトムのメロディーによる替え唄「鉄腕房子」ができました。そこで、一斉推薦書提出前の宣伝行動で、再びアトムの張りぼてが登場することになりました。

 淀さんのプロフィール(4)雀と淀さん

 7月9日、最高裁の東門前。28期中労委労働者委員偏向任命の取り消し裁判について上告受理の要請を行うため民主化会議の幹事などが集合した。
 その時、ちゅんちゅんと小鳥の声が、なぜか足元から聞こえる。よく見ると、歩道脇の草むらに小さな雀が1羽居るではないか。我々が近づいても、逃げない。よわっていて飛んで逃げるだけの力がないらしいのだ。
 とその時だ、淀さんが雀に近寄ったのは。そっとペットボトルの水を与え、更にパンの切れ端を目の前においた。何とか頑張れと声をかけたが、雀は弱々しくなくだけだ。
 心残りではあったが、もう時刻だ。最高裁への要請に行かねばならない。幹事は最高裁の中に向かった。
 さて、要請を終えて帰ってきたら、見てみると、どこにも雀の姿は見えない。パンの切れ端もなくなっている。雀はきっとパンを食べて、何とか飛んでいったに違いない。一堂、ほっとした。
 その時、ある幹事が「さすが、看護師の淀さんだ。鶴の恩返しではないが、30期労働者委員の公正任命や28期上告受理の吉報をあの雀が持ってくるといいなあ」とひと言。みんなが「そうだ。そうだ」といいながら帰路につきました。

団体署名をドンドン集めよう
集約状況(民主化対策会議の計/8月4日現在)
(1)30期労働者委員の公正任命 2950団体(内、国公労連1235団体)
(2)最高裁の上告受理要請   2916団体(内、国公労連1229団体)

以上

 
 
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