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国公労連速報 2008年7月28日《No.2028》
「私を落とす理由はない」
 中労委労働者委員の公正任命の実現へ
 淀房子候補が各地で熱烈に訴える
  赤紫のタスキをつけて奮闘する候補から手記
 

 

 全国労働委員会民主化対策会議は、今年11月に予定される第30期中央労働委員会労働者委員の任命にあたって国公労連と日本医労連の共同推薦の淀房子氏(特定独法枠/全医労副委員長)と新聞労連推薦の水久保文明氏(民間枠/新聞労連特別顧問)を統一候補として擁立し、連合推薦候補による独占の是正、公正任命をめざす運動をすすめています。国公労連各単組の集会をはじめとして各集会をめぐり、熱烈な訴えを行っている淀房子候補から手記が届きました。

 私は、国公労連で作っていただいたタスキをきりりとつけて、中労委の役割、活用の意義を語り、本当に労働者の味方となるべき労働者委員の任命を勝ち取るため支援の要請を行ってきました。
 ▼7月7日小雨の中、全気象の地本代表者会議で訴えました。30期中労委労働者委員任命のこのチャンスを活かすためにも、より多くの労働組合の推薦状(団体署名)が必要ですと広角泡を飛ばしての訴えに、気象の皆さんは深く頷きながら聞いてくださいました。委員長が同郷(熊本)とわかり、ローカルな話しで盛り上がり、頑張れとはげされました。
 ▼7月11日には、全運輸の全国書記長会議で訴えました【写真】。はじめに書記長から中労委民主化問題の経緯などについて事前に用意されたペーパーにもとづき説明がありました。続いて紹介をされて、話そうとするときに、何とタスキがはらりと落ちるハプニングがありました。これは「気を引き締めよ、という戒めだと思う」と話して喝采を浴びました。
 ▼7月12日には、全厚生の支部代表者会議で訴えました。いま年金問題で厳しい攻撃を受けている仲間に、「年金守ろう会」などの活動を通し、国民に訴え共に闘おうと呼びかけました。全厚生の運動は、まさしく国民の年金権を守るものであり、国の責任で消えた年金問題など業務の遂行のためには、社保庁の解体や職員の分限免職の乱用は許してはなりません。
 ▼7月13日には大阪で開かれた全日赤の定期大会で訴えました。この大会には長野県の地方労働委員会で労働者委員を務めている矢口保子さんが代議員として参加しておられ、あたたかいエールを送ってもらいました。中労委でも労働者委員を勝ち取る決意を表明して来ました。
 (注)地方労働委員会において連合以外の潮流の推薦者が労働者委員となっているのは、長野県のほか東京、宮城、千葉、埼玉、大阪、高知、和歌山の計8都府県です。
 ▼7月26日には独法・統計センター労組の第6回定期大会で中労委の推薦組合への御礼と更なる支援の要請を行いました。また、「元気のでる話をしてほしい」との要請を受けて、約40分、「キラキラ輝いて生きていこう 私が運動から学んだこと、そしてあなたと次の世代へ伝えたいこと」の題目で、ミニ講演をしてきました。同じ働く女性としての労働組合運動を通じて先輩から学んだこと、運動をしっかり次の世代に伝えたいと話し、皆さん熱心に聞いてくださり感激しました。役員のかたは女性がほとんどで、非特定独法化(非公務員化)の攻撃を前に頑張っておられることがよくわかりました。同じ働く女性としての思いと、労働者・働く仲間のためにも、中労委の委員となれるよう決意を表明してきました。

 以上のように、各労組におじゃまし訴えてきました。このような候補者活動の中で、仲間の暖かさと人情にふれて、更に一層、不当労働行為に泣く労働者のためにも奮闘する決意を固めております。

更に団体署名をよろしく、私は舛添厚生労働大臣に自筆の要請書
 淀候補が全労連大会でも発言


 全労連大会に医労連代議員として参加した淀房子候補は大会2日目の7月24日、中労委民主化問題について発言しました。淀房子候補は「正面の演壇から発言させてほしい」と議長団に要請し、赤紫のタスキをきりりとつけて登壇して、以下のように堂々と発言しました。

 私は、労働委員会民主化会議の統一候補の淀房子(特定独法枠/全医労副委員長)です。よろしくお願いします。
 私は、中央労働委員会が不当労働行為に苦しむ労働者・労働組合にとって本当に「駆け込み寺」となるようにと訴えていますが、今日皆さんに強調したい点は3点です。(1)私は、国立病院で30年間看護師として働きました。私が労働者委員となれば、この間の現場の経験、声を中央労働委員会の場で生かすことができると思うのです、(2)人類の半分は女性です。しかし女性労働者の半分は非正規ですし、正規の女性労働者も男性の6割の賃金水準に抑さえられています。男女共同参画が叫ばれる中、こうした女性の声を中労委に反映したいのです。更に団塊の世代として3人の子どもの母親でもあり、母としての声も届けられます。(3)国立病院機構は郵政民営化後、特定独法等の組織では最大組織となっています。そこの出身であり、当該労組の推薦をうけているのか゛この私なのです。このように3点にわたって考えてくると、中労委労働者委員として私を落とす理由は考えられないのです。
 そこで皆さんにお願いがあります。是非とも公正任命を求める団体署名をよろしくお願いしたいのです。実は私、舛添厚生労働大臣に手紙をだし、自筆の要請もしております。字はうまくないのですが…。
 6月13日にはILOが5回目の勧告をだし、「全労連推薦の者を労働者委員に任命しないのはおかしい」と述べています。皆さん、ぜひとも私を労働者委員に押し上げてください。よろしくお願いします。(大きな拍手)
 (注)舛添厚生労働大臣は自らのホームページで、「私が厚生労働大臣に就任して半年がたちます。…各種審議会についても自分の役所に好意的な委員を中心に集めるようなことがあってならず、むしろ批判的な声を謙虚に聞き、改めるべきは改めるという姿勢が不可欠です。…現在審議会委員の人選を抜本的に見直し、新しい血を入れつつあります。…あらゆる団体に対して公平無私に対応する、これが私が貫いてきた方針であり、これからもこの方針を堅持します。」と述べています。労働委員会民主化会議は、「それならば連合推薦候補による独占の是正し、公正任命をしろ」と宣伝ビラでも訴えています。

淀さんのプロフィール(3)
 NHKは2006年7月30日に公務員制度改革BSディベートを放映しました。市場化テスト(官民競争入札)をめぐる討論からサービスの質に議論がすすみ、淀さんは「私は看護師をしています。2004年に国立病院が独立行政法人となり、看護助手が居なくなりました。それで看護師が看護助手の仕事をして、本来の看護師の業務が十分できなくなりました。患者さんにはサービス低下です。安かろう、安かろうで推進された独法化は問題です」と歯切れ良く発言しました。

▼8月4日に推薦書の一斉提出行動。団体署名も提出へ。
団体署名(30期中労委厚生任命)は8月3日までに国公労連へ送付をよろしくお願いします。

以上

 
 
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