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全厚生第73回定期大会 |
総選挙の結果は、国民に犠牲を強いる構造改革を推進してきた自民党政治に対する審判となった。労働者・国民が切り拓いたこの歴史的な到達点にたち、さらに、切実な願いと要求が届く政治を実現するために、奮闘することが重要になっている。 全厚生は、国の責任と国民の権利を曖昧にするとともに、年金行政に精通した職員を排除し、年金行政をさらに混乱させる日本年金機構の凍結を強く要求し、その実現のために全力をあげる。機構設立による分限免職を断じて許さず、雇用を守るために揺るぎない決意でたたかうことを誓いあった。 職場の仲間は、厚生労働行政の担い手として、国民と向き合い日夜、奮闘している。本省庁の恒常的で終わりのない残業実態は、すべての職場に広がっている。働くルールの確立は待ったなしの課題である。働き続けられる労働条件の確保は、人間らしく生きるための基礎となる。労働組合として、この根本要求の実現のために奮闘する。 貧困と格差を是正し、社会保障を拡充し、働くルールを確立することこそ、厚生労働行政の使命である。老後が安心できる公的年金制度を確立する、国立福祉施設にかけられている攻撃をはね返し、障害者福祉の拡充をめざす、独立行政法人の見直し廃止や整理合理化計画を許さず、厚生科学研究の体制強化をはかる。そのために、全厚生の総力をあげる。平和なくして社会保障の前進はない。憲法9条と25条を胸に刻み、国民と共にたたかう意志を改めて表明する。 いま、新たな歴史の扉が開かれた。結成64年目を迎え、頼りになる労働組合として、着実に活動を前進させる。たたかいなくして、要求の前進はありえない。労働者の誇りと希望をもって、大会方針を全面実践し、共同の力で展望をつくる。この決意を全厚生のすべての仲間たちの総意として、正念場のたたかいに全力をあげる。 以上、宣言する。 2009年9月13日 全厚生労働組合第73回定期大会
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全厚生労働組合(略称:全厚生)
は厚生労働省関係機関(本省庁、試験研究機関、福祉施設、社会保険)で働く職員の労働組合です。
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