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◆第1583号(2004年4月15日付)◆


大臣官房人事課長と春闘要求で交渉

ILO勧告にそった公務員制度改革を

 全厚生は3月23日、大臣官房人事課長と04春闘の重点要求にもとづく交渉を実施。交渉には全厚生から杉下委員長、網・鈴木・藤巻各副委員長、杉浦書記長、川名書記次長、木立・田口・宮田各中執が出席。人事課からは、宮島人事課長、東参事官、篠原人事調査官らが対応しました。
 冒頭、杉下委員長が要求趣旨を説明したのに対し、宮島人事課長が一括回答。国公労働者の賃金を平均1万2千円(3・2%)の引き上げを要求したのに対し、「生活実感に根ざした切実な要求と受けとめる。国の行政機関の実態や公務の性格に配慮し、安心して職務につける措置を講ずることが必要だと認識している。人事院勧告までの間、関係機関に十分な働きかけを行っていきたい」と回答。公務員制度改革では、「『公務員制度改革大綱』を撤回・修正し、ILO勧告にそった公務員制度改革を行うこと。労使協議を尽くし、『民主・公正・効率』の民主的な公務員制度を確立すること」を要求。これに対し、「引き続き、行革推進事務局に対して各省、労働組合と十分協議が行われるよう働きかけていく。全厚生にも、必要な情報提供を行う」と回答しました。

定員削減反対、恒常的残業改善を
 定員削減反対、増員要求には、「現場の実態を踏まえ、適正な職員配置と必要な定員確保は全力で受けとめ努力したい。増員は総務省等に説明し、必要なものは必要だと言っていく」と回答。本省庁職場の恒常的な残業改善の要求では、「恒常的な残業実態は、十分認識している。超勤縮減に管理者も率先して取り組むことが大事。仕事のやり方を考え直す時期にきている。超勤手当は、今後とも予算の増額に努めたい」と回答。メンタルヘルス対策等、健康と安全確保の要求では、「管理者に対しても注意を喚起している。明るい健康な職場は基本。健康安全委員会でも広く意見を聞いて、メンタルヘルス対策の充実を図りたい」と回答。寒冷地手当の見直し改悪反対の要求では、「今回の見直しは、職員の生活に与える影響は少なくない。人事院に調査結果を早期に公表するよう申し入れた。全厚生とも意見交換し申し入れを行っていきたい」と回答。「同一労働同一賃金」の原則にもとづく全国共通の賃金制度を堅持し、地域差を拡大する地域給の導入を行わないことの要求では、「俸給は勤務地にかかわらず全国共通とし、地域差が生じている場合には、地域に関連する手当を拡充するなどの方法によるべきと人事院に要望している」と回答。

女性職員の採用と登用の拡大を
 男女共同参画社会の実現をめざし、女性職員の採用と登用を拡大する要求に対しては、「昇任・昇格は男女を問わず、職務内容、経験年数を考慮して行っている。今後とも女性の採用・登用拡大の実効があがるように、積極的に取り組む」と回答。政府管掌健康保険の課題では「国の責任で国の事業として全国一体で実施すること。国の責任放棄・縮小につながる『都道府県単位の運営』は行わないこと」を要求。これに対し、「都道府県単位で区分経理し、地域の医療費等を反映した保険料率を設定。地域の実情に応じた細やかな保険事業を展開する方針。その先の具体的な改革内容は、今後の話になる。特に労働条件に関わる問題が出た場合、必要な情報提供を行うなど適切に対応したい」と回答しました。

基盤研で身分・勤務条件の確保を
 国衛研大阪支所職員の支所廃止後の雇用確保の要求では、「該当する職員にとっては大変な問題。職員の意向を伺い、誠意をもって対処しているものと承知している」と回答。医薬基盤研究所に異動する職員について、身分・勤務条件等の後退を招かないよう万全の措置をとるよう要求。これに対し、「新しい独立行政法人の勤務条件は、当該法人が就業規則等を決定する。異動する職員にとっては勤務条件の違いは最も基本的な問題。関係職員には必ず独立行政法人に係わる必要な情報をお知らせし、要望の趣旨は誠意を持って受けとめ対応するよう指導したい」と回答。再任用制度では、希望者全員の雇用のための最大限の努力を求めたのに対し、「再任用を行うにあたって運用方針の通知に基づき選考を行っている。もう少し弾力化できないかを制度官庁に問題提起したい」と回答しました。


リレーずいそう
● 11号宿舎
 私の宿舎は施設内にあります。その家では夕方に裏手を散歩している入所者に出会ったり、夜の警備員循環ルートに含まれるほど入所者の身近にあります。おかげで苦手な朝や疲れた後の仕事帰りは助かっています。聞くところによると、この家は築30年を経過しているようです。当然この家には過去、何人もの職員が住んでいたようですが、その歴代に名が残ることは光栄です。
 そんな家には、たくさんのムシが現れます。座っている横をムシが通り抜けることは日常茶飯事です。ダンゴムシ、アリ、クモはその定番です。時には名前も知らないムシに出くわすこともあります。そのような時、子供の頃を思い出しムシと遊ぶことがあります。よく遊ぶムシは一日に5匹も遭遇することもあるダンゴムシです。ダンゴムシはつつかれると素早く丸くなります。そして、30秒くらいすると突然、正気にもどりまた行き先もなく歩きまわります。その当たり前の動作を繰り返すのを見るのはなぜか面白いです。それでもさすがに視野に数匹も現れると遊びから退治に変わります。退治の方法は丸くなったダンゴムシをまとめて外に逃がします。外に逃がす前に立ち直り必死に逃げ出すダンゴムシの対処は困ったものです。何匹も退治しても数時間するとまた現れます。家ではそんなことを何度も繰り返して生活しています。
(伊東支部)


News
● 女性の労働条件の改善を ―女性部が人事課と庁に要求書を提出―
 全厚生女性部は、3月26日に人事課、29日に社会保険庁に今年度の要求書を提出しました。提出にあたり北島女性部長は、2月に実施した女性の要求アンケート(第1次集約629人分)をもとに、要求項目を追加したこと、昇任昇格、採用登用拡大にも職場環境改善が不可欠との要求が大きく、前面に出したことなどを説明しました。人事課の提出行動には、北島女性部長と木立事務局長が出席し、篠原人事調査官と白川補佐が対応しました(写真上)。

● メーデーを成功させよう ―中央メーデーの会場は代々木公園―
 「働くものの団結で生活と権利を守り、平和と民主主義、中立の日本をめざそう」をスローガンに5月1日、メーデーが各地で開催されます。今年は土曜日ということもあり、「家族そろってメーデーに」と呼びかけています。第75回中央メーデーの会場は代々木公園です。 

● 安全・安心な医療の提供を ―独法国立病院機構前で要求行動―
 「独立行政法人に移行しても安全・安心の医療の提供を」「職員が安心して働ける環境を」と、全国154の国立病院が独立行政法人に移行した4月1日、独立行政法人国立病院機構本部前で全労連闘争本部が宣伝・要求行動を実施。全厚生はじめ100人が参加しました(写真下)。行動終了後、代表団が機構本部に対して要請行動を実施しました。


☆ ★ ☆ ピカピカの小学1年生 ☆ ★ ☆
─ 1 ─

 全厚生組合員の「ピカピカの小学1年生」全員集合。数回に分けて掲載します。
〈コメント説明〉
(1)子どもの氏名(ふりがな)
(2)大きくなったら何になりたい?
(3)お父さん、お母さんからのメッセージ。
成田 基武 くん
(1)なりたもとむ
(2)ウルトラマン
(3)朝起きるのがやっとなのに、春からはバス通学。家の前がバス停だったらなあ・・・とにかく朝起きたら、まず目を開けること!!
菅原 みのり ちゃん 斎藤 廉 くん
(1)すがわらみのり
(2)アイドルになりたい。
(3)家の鏡をひとりじめして、歌と踊りの練習にはげんでいる我が家のアイドル!!小学校でもアイドルになれるかな?
(1)さいとうれん
(2)里見助教授
(3)むしろ財前になれっ
坂谷 侑紀 くん 野村 智也 くん
(1)さかやゆうき
(2)ポケモンマスター
(3)空手が好きで黒帯を目指している侑紀。やさしくて、妹の面倒もよく見てくれますね。小学校でもたくさんのお友達をつくってね。
(1)のむらともや
(2)水族館の飼育係
(3)小学校楽しみだね。父も母も一緒にワクワクしています。毎日元気に登校して下さい。
下山 達也 くん 戸村 里紗 さん
(1)しもやまたつや
(2)サッカー日本代表
(3)入学おめでとう。引っ越しをすることになったけど、神戸の小学校でもいっぱい友達を作って下さい。また休みの日はいっぱい遊ぼうな。
(1)とむらりさ
(2)パン屋さん
(3)失敗をおそれないで、色々な事にチャレンジして下さい。応援してるヨ
吉岡 幸広 くん
(1)よしおかゆきひろ
(2)パイロット
(3)たくさん友達をつくって勉強にスポーツに頑張って下さい。そして、輝く未来にはばたこうとしているあなたをいつも応援しています。


【統計】3・18総務省個人請願行動

賃下げ反対訴え

 3月18日は春闘時期の行動の一環として、東京国公主催の『3・18昼休み総務省個人請願行動』に参加しました。署名の内容は「賃下げ反対・公務員制度改悪反対等」です。
 雨の落ちそうな空模様を合同庁舎の22階の窓から眺め、いやな予感とともにエレベータを降りると、すでに雨が・・・提出前集会中に風も雨も段々強くなり支部の旗と傘の両方を飛ばされそうになりながら、総務省へ職場の実体や要求を訴える仲間の発言に耳をかたむけました。
 全厚生からは本省庁を代表して本省支部の神山支部長が発言をしました。各単組が訴える中、集まった46人分の請願署名を支部の仲間5人とともに総務省が入り口に臨時にもうけた提出場所で担当職員に手渡しをしてきました。
(統計支部書記長)


半年で443件の年金講師活動

3月は101件4,105人が参加  全厚生年金講師団は、昨年10月1日から3月31日までの半年間で、443件の学習会で講師活動を行いました。講師活動をした人は15支部と本部で79人、3月になって新たに4人が年金講師デビューしました。総講義時間は578時間25分。学習会参加者は延べ16,825人。講師団3月の活躍ぶりをカレンダーにしました(右)。桜の上の数字が各地で行われた講師活動の件数です。 
3月
<3月の合計>
●講師活動 101件 
●総講義時間 133時間20分
●参加者総数4,105人


仲間どうしのささえ愛
国公共済会への加入を!

国公共済会の賢い入り方
(1)まず自分や家族が必要とする保障を確認しましょう。例えば若い時に困るのは病気やケガ。独身なら死亡保障は薄めにして、入院や交通事故に備えましょう。
(2)就職し独り暮しを始めた、結婚して家族が増えた、家を購入した・・・ライフステージによって必要な保障は変わります。保険は2〜3年に1度は見直しが必要。国公共済会は毎年見直しできるので、その時々のスタイルにあわせ自由に設計できます。
(3)低金利のいま、保障と貯蓄は分けて考えましょう。掛捨ての国公共済会を中心に、不足を民間生保でまかなうのが◎!
*  *  *  *  *  *  *
 国公共済会は国公労連の自主共済です。他の保険会社との大きな違いは、もうけを目的としていないコト。働く仲間同士の「助け合い」の精神で「小さな掛金、大きな保障」を実現しています。
 「もう他の保険に入ってる」という方に、国公共済会では無料保険診断も実施しています。方法は、保険証券を国公共済会にFAXするだけと簡単。この機会にぜひ保険を見直して、国公共済会に加入しましょう!詳しくは支部役員または本部まで。

いつでも入れます
火災共済
掛金、損保の1/3
1口最高保障10万円
掛金月5円(鉄筋は2.5円)

高保障額 6000万円
建物4000万円/家財2000万円

●古い家財でも再購入価格で保障
●風水害、雷、水漏れなども保障
●他の共済や保険に関係なく給付
病気やケガ、交通事故に
総合保障のセット共済
生活にあわせた自由な設計
20歳代独身時代は
まさかの事故!1〜14級障害を保障


月掛け金(セット7型)
800円
たとえば
交通事故で入院  日額6000円
スポーツでケガ入院  日額3000円
死亡、障害  最高400万円
30〜40歳子育て世代に

月掛け金
8500円
セット1型+医療共済10口
たとえば
交通事故で入院  日額45000円
病気で入院  日額10000円
亡くなった場合  最高5000万円
国公共済会
フリーダイヤル0120-88-9031 FAX03-3580-2885
http://www.kokko-net.org/kokkororen/


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