「キャラバン行動ニュース」2000年5月11日付 その2


嵐のような風雨の中函館駅前で街頭宣伝
--全国縦断 キャラバン北コース 北海道〈4月27日、28日〉--

 27日早朝、青森港発東日本フェリーに乗船した、国公労連鎮目中央執行委員等の全国縦断キャラバン隊は、11時に函館港に到着、いよいよ北海道に上陸です。

□■ 大雨の中 函館駅前宣伝行動 ■□
 昼前に、嵐のような風雨が吹き荒れる函館駅前に到着したキャラバンカーは、函館地区国公から15名の仲間の力も借りて街頭宣伝行動を開始しました。しかし、宣伝ビラ配布は、アーケード街の一部でしかできません。傘を持つ人達は、なかなかビラを受け取ってはくれませんが、宣伝カーからの演説に負けないようにビラを配り続けました。

□■ 函館市要請・政党要請・労組訪問 ■□
 昼食の後、函館市への要請を行いました。2時からの市長要請及び2時20分からの市議会議長要請では、参加者が多すぎで予定していた部屋に入りきれないというアクシデントもありましたが、両要請とも好感を持って受け入れてくれました。
 その後、止むこともなく降り続く大雨の中、日本共産党函館地区委員会への表敬訪問、そして全労連函労会議への表敬訪問と、精力的に函館市内でのキャラバン行動を展開しましたが、結局雨は、一日中止むことはありませんでした。

□■ 商店街での街頭宣伝は断念 ■□
 大雨のため、次に計画していた商店街での宣伝行動は断念し、函館市内の流し宣伝で函館のキャラバン行動を終えるのは、とても残念でなりません。昨日までの晴天が恨めしい限りですが、明日の早朝からの札幌行動に間に合うように、これから札幌まで300qの道のりを移動しなければなりません。明日の札幌行動が晴天でありますようにと願いつつ、6時間をかけて、時計台の鐘の音が鳴り響く道都へとキャラバンカーを走らせました。


200名の仲間が参加したフィナーレの決起集会

 28日8時、札幌市でも朝から雨がしとしと・・・・

□■ 札幌第一合同庁舎前街頭宣伝 ■□
 JR札幌駅前にある、札幌第一合同庁舎での街頭宣伝から、札幌キャラバン行動ははじまりました。さすがに政令指定都市のメインターミナルは、多くの人々が行き交います。行革宣伝ビラには、調整手当改悪反対を刷り込んだティッシュペーパーを付けていたので、瞬く間にビラは通行人の手の中に移動していきます。小雨にもかかわらず、昨日の函館とは比べものにならないほどの人の数に、用意していた宣伝ビラの数も負けてしまいました。

□■ 札幌市、北海道、経済団体要請 ■□
 北海道国公の書記局がある合同庁舎の中で、一日の行動の打ち合わせです。次に行う要請行動先は、札幌市長、北海道知事、経済団体等です。都心でのキャラバンカーを使っての移動は、余りにも大きすぎる車のため、かえって時間が掛かるので、一端駐車場に入れて、地下鉄で移動しました。
 要請では、24日に札幌市と小樽市の調整手当が、3%から0%に切り捨てられるという人事院の卑劣な提示があったばかりだったので、公務員の25%定員削減反対の要請に合わせて、「調整手当の改悪は、地域経済に大きな影響を与える」と、調整手当改悪には絶対反対であることを強く訴えました。経済団体への要請では、調整手当そのもの実態を知らなかったので詳しく解説までしました。それぞれの要請先では、地域に密着した要請事項に対しては、それなりに理解を示してくれました。

□■ 昼休み大通り公園前街頭宣伝 ■□
 お昼休みは、「雪祭り」で有名な、大通り公園前での街頭宣伝です。雨は、一時止んでくれましたので、今がチャンスとばかりに、宣伝カーの上から職場の実態を訴えました。バス停で時間待ちしている人々が、地下鉄から出てきた人々が、私たちの訴えを聞いてくれています。ここでも調整手当改悪反対ティッシュペーパーが大変役に立ちました。この宣伝行動には、大通り公園周辺の職場から55名もの仲間が参加してくれました。
 昼食は、もちろん札幌ラーメンでしたが、キャラバンカーが余りにも大きいので、有料駐車場に入りきれず、仕方なく運転手さんは、一人で数丁離れた気象台の駐車場に車を止め、味噌うどんをすするという、かわいそうなハプニングもありました。

□■ 人事院事務局前までデモ行進 ■□
 夕方は、人事院北海道事務局前まで、200名の仲間が参加しての調整手当改悪阻止のミニデモ行進を行いました。新人シュプレヒコーラーの少々冴えないシュプレヒコールではありましたが、人事院へ向けて、我々の怒りと強い団結の力を示すことができました。

□■ 200名の仲間が参加 フィナーレの決起集会 ■□
 デモ行進も終わり、いよいよ全国縦断キャラバンも大詰めです。キャラバン行動の報告集会と調整手当改悪阻止決起集会を兼ねた決起集会の会場は、0%指定への怒り極まりない暴挙から数日しか経過していませんから、200名の仲間の熱気でむんむんです。
 北海道公務共闘との共催で開催された集会では、教員の仲間から感動的な決意表明がなされ、そして、団結ガンバローの猛々しい叫びと共に、全国縦断キャラバンの全ての行動が、ここで幕を閉じました。全国の仲間の皆さん本当にお疲れさまでした。

 全国を縦断してきたキャラバンカーは、1日の中央メーデーに間に合うように、一路東京を目指し、小樽発のフェリーに乗り込みました。

(以 上)


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