「キャラバン行動ニュース」2000年5月9日付
 2台の宣伝カーで県内を巡り 各地区国公では連鎖行動
 --全国縦断キャラバン北コース 青森〈4月26日〉--
 25日、青森県国公小倉副議長、桜庭事務局長、猪股三八地区国公事務局長の3名は、岩手二戸地区国公の退庁時集会でキャラバンカーを引き継ぎ、明朝のキャラバン行動スタート地点となる八戸市へと向かいました。
 26日は、国公労連宣伝カー(八戸→三沢→青森)と県労連宣伝カー(青森→浪岡→弘前→青森)の2コースとキャラバン隊が入らない地域で地区国公による連鎖行動を配置し、青森県や県内全8市と1町に対しる自治体要請、県内選出全6国会議員地元事務所要請、街頭宣伝、労組訪問を実施しました。要請行動には、県国公・地区国公の役員が中心に年休を取得しながら、8単組6地区国公から31名の仲間が、終日行動を展開しました。
 また、退庁時には青森、八戸、弘前の3市で総決起集会・報告集会を開催し、全体で250名の仲間が結集しました。集会では、全国縦断キャラバン・県内連鎖行動の取り組み状況を確認するとともに、25%定員削減反対団体署名の追い上げをはじめとする、行革闘争の更なる奮闘を決意しました。

 □■ 国公労連宣伝カーコース(八戸市→三沢市→青森市) ■□
△▼ 国の姿勢は、地域への影響を考えない、ごう慢なやり方だ ▼△

 国公労連宣伝カーコースは、26日早朝、八戸市庁舎前での街頭宣伝を行いました。行革宣伝ビラの受け取りも良く、たまたま通りかかった法務局OBに、「なかなか良い取り組みだ。八戸市長にも聞こえるように頑張ってくれ」と 激励され、参加者一同は、決意を新たにしました。
 八戸市への要請では、全運輸宮垣書記長、東北ブロック国公及川事務局長、県国公から小倉副委員長、桜庭事務局長、三八地区国公から鴨田議長、阿部副議長、猪股事務局長、田中事務局次長の8名が参加しました。八戸市側からは、総務部長外が対応しました。
 要請行動終了後、キャラバン隊は、八戸の繁華街で街頭宣伝を行いました。こちらも宣伝ビラの受け取りが良く、受け取ったビラを立ち止まって熱心に読む方もいました。数名の方から「あなた達が言っていることは正しい。自民党型政治を変える必要がある」と激励されました。
 午後には、三沢市に入り、三沢市への要請を行いました。県内連鎖行動途中の県国公三上幹事、三八地区国公坂上議長、赤坂幹事の3名も加わりました。
三沢市側からは、助役外が対応しました。助役は開口一番、法務局の統廃合問題に触れ「国の姿勢は、地域への影響を考えない、ごう慢なやり方だ。他方、住民のことを考えていくのが、市の姿勢であり、言うべきことは言う」と述べられました。一方、「言い過ぎると国からの圧力が怖い」と、率直な発言もありました。米軍基地を抱える自治体として、相当な苦労などもあることも紹介され、お互いの立場で、行政サービスを低下させない取り組みが必要であることを確認し合いました。

 □■ 県労連宣伝カー(青森市→浪岡市→弘前市→青森市)
 ■□ △▼ 前町長が守る会の会長、要請内容を町長に必ず伝える ▼△

 一方、県労連宣伝カーコースは、早朝から、県内連鎖行動とも一体で、青森駅前、県庁前、市役所前で20名の仲間が参加して、市内一斉街頭宣伝を行いました。
 青森県要請行動には、国公労連鎮目中央執行委員、県国公から相坂議長、長内副議長、藤田事務局次長が参加しました。県側からは、労政課長外が対応しましたが、「要請趣旨については、関係部署及び上に伝える」と述べるに止まりました。
 浪岡町要請では、助役が対応し、国立岩城病院を守ることや行政のスリム化、合理化による行政サービスの低下など、率直な意見交換を行いました。町では、既に国立病院を守る意見書を採択していることや前町長が、守る会の会長をしていることも紹介され、要請内容を町長に必ず伝えることを約束していただき、和やかに懇談を終えました。(町長は、昨年の25%定員削減反対個人署名に署名していただいています。)
 キャラバン隊は、午後弘前市に入り、県内連鎖行動の弘前地区国公としても合流し、県国公吉崎幹事、弘前地区国公葛西議長、小山田事務局長も参加して、弘前市への要請を行いました。市側からは、総務部長外が対応しました。懇談の中で「県からの指導で、人口による定員の上限があり、行政需要増での増員が困難である。個人としては、要請の趣旨は十分理解できる」と述べられました。その後、弘前駅前、弘前大学前、中心繁華街の3カ所で街頭宣伝を実施しました。

 □■ 各地区国公の県内連鎖行動 ■□
【 東青地区国公 】= 連合傘下の組合も含め労組・民主団体訪問 =
 東青地区国公は、県労連カーの市内一斉早朝宣伝の後、金田議長、織田副議長、西村事務局長、県国公柳田幹事が参加し、青森市への要請を行い、3名の関係部長外が対応しました。その後、津島衆議院議員、山崎参議院議員の地元事務所要請を行いました。対応は何れも秘書でしたが、職場実態を率直に訴える、理解を示していただきました。また、今後も要請に伺うことなども確認しました。
 午後に入り、地区国公西村事務局長と県国公柳田幹事の二人で、連合傘下の組合も含め、労組や民主団体への訪問を行いました。

【 三八地区国公 】= 真に必要なところには体制を強化していく必要がある =
 三八地区国公も、早朝宣伝の後、鴨田議長、猪股事務局長、田中事務局次長の3名が参加して、大島衆議院議員、田名部参議院議員の地元事務所要請を行いました。対応は何れも秘書でしたが、個人の考えと断った上で、「行政サービスを低下させないために、真に必要なところには体制を強化していく必要がある」と述べ、要請の趣旨は議員に伝えることを約束してくれました。また、5月24日の中央行動で団体署名を提出するので、紹介議員になってくれるよう検討をお願いしました。

【上十三地区国公】= できる限りの協力はする =
 上十三地区国公も、早朝宣伝の後、坂上議長、県国公内山幹事、三上幹事の3名が参加し、十和田市役所要請を行いました。市側は、秘書課長が対応しました。その後、江渡衆議院議員の地元事務所要請を行いました。秘書対応となりましたが、団体署名の写しを持参し、紹介議員になってくれるようお願いし、できる限りの協力はすることを確認しました。

【むつ・下北地区国公】
 むつ・下北地区国公も、早朝宣伝の後、全法務倉谷支部長、戸舘執行委員の2名が参加し、むつ市役所要請を行いました。市側は、総務部長が対応しました。

【西北五地区国公】= 気持ちはよく分かる。頑張って欲しい =
 西北五地区国公も、早朝宣伝の後、小山内事務局長、全司法今支部長、全運輸青森陸運分会柳谷書記長の3名と地区労連事務局長、自治労連五所川原市職労委員長も加わり、雇用対策なども含めた五所川原市要請を行いました。市側は、総務部長が対応しました。
 失業の実態について懸念し、昨年度から社保から国保への切り替えが急増していること。市として定員削減は考えていないこと。政府の雇用対策がその場しのぎであること。公共事業の中には無駄なものもあることなどの発言がありました。最後に、「自分も労働者であり、気持ちはよく分かる。頑張って欲しい」と激励されました。

【弘前地区国公】= 地区国公集約の25%定員削減反対団体署名の写しを提出 =
 弘前地区国公も、市内の早朝宣伝の後、葛西議長、小山田事務局長、佐藤幹事、県国公吉崎幹事の4名が参加し、黒石市要請を行いました。その後、木村衆議院議員の地元事務所要請を行い、地区国公が集約した25%定員削減反対団体署名の写しを提出し、紹介議員になってくれるよう協力を求めました。また、連合傘下の2つの労働組合へも要請を行いました。

□■ 決起集会・報告集会 ■□
 26日の取り組みを全体で確認し、今後の行革闘争強化の決意を固め合う、総決起・報告集会を、青森、八戸、弘前の3地区で開催しました。

【青森地区】
 青森地区は、全国縦断キャラバン隊と県内連鎖行動に参加した県国公役員、県国公幹事、単組支部役員、東青地区の組合員など150名が参加し、青森市内の「青い森公園」で退庁時に、県国公・東青地区国公合同総決起・報告集会を開催しました
 集会終了後は、デモ行進も実施しました。

【八戸地区】
 八戸地区は、八戸市庁舎前広場で退庁時の総決起・報告集会を開催しました。

【弘前地区】
 弘前地区は、弘前職安駐車場で、地区の組合員100名が参加し、退庁時の総決起・報告集会を開催しました。

 全国縦断キャラバン・県内連鎖行動を無事に終え、キャラバンカーは、27日早朝カーフェリーで北海道へ引き継ぎました。
(以上)

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