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国公労新聞2010年4月25日号(第1324号)
 
 

◆普天間基地即時撤去を
 沖縄に連帯中央集会に5000人

 沖縄・米軍普天間基地の撤去をもとめて「沖縄県民と連帯し、普天間基地の即時・無条件撤去を求める4・14中央集会」が4月14日に東京・日比谷野外音楽堂で開かれ、会場いっぱいの5000人が参加(主催者発表)しました。
 主催者あいさつした全労連の大黒作治議長は「沖縄県民と連帯し、普天間基地の即時撤去をめざし全国で奮闘しよう」とよびかけました。
 沖縄からは沖縄県国公の仲里孝之事務局長ら16人の代表が参加。沖縄県統一連の新垣繁信代表幹事が「県民は人権と尊厳を奪われ、生活を破壊されている。普天間基地は撤去するしかない」と訴えました。移転先候補とされる鹿児島県・徳之島の代表も連帯あいさつしました。


◆国民要求実現へ 国会、霞が関要請
 派遣法、最賃、後期高齢者医療など

 鳩山内閣が発足して7カ月、政治姿勢が後退するなか、国民に失望と怒りが広がっています。国民運動実行委員会や全労連などは4月21日、国民の切実な要求の実現を求めて、国会や霞が関を中心に集会や要請行動を終日、実施しました。昼休みの国会前には1000人が参加しました。


◆恣意的な人事が横行、行政ゆがめる
 国公法改正案を国会審議

 国会ではいま、政府が提出した国公法一部改正案と、政府案の「対案」として自民党、公明党、みんなの党の共同提案による「幹部国家公務員法案」「国公法改正案」が提出され、審議がおこなわれています。

◇身分保障に反する

 政府案は、<1>幹部人事の内閣一元化<2>内閣人事局の設置<3>民間人材登用、再就職適正化センター設置等を内容としています。
 幹部人事の一元化は、事務次官、局長、部長を「同一の職種上の段階」として任免を自由化することは、勤務条件の不利益変更であり、公務員の身分保障に反するもので大きな問題があります。
 民間人材登用・政治任用の拡大は、情報漏洩や企業との癒着を招きかねず、公務の公正・中立性、安定的・継続的な公共サービスの提供に影響を及ぼしかねません。

◇競い合う職員削減

 自民などの「幹部国公法案」では、事務次官・局長など約600人を一般職から切り離して「幹部職」として任用し、本人の意に反する降任や免職ができるなどを内容としています。また、政府対案の「国公法改正案」では、課長以下の一般職もふくめた給与体系全体の抜本的見直しなどにより、総人件費削減をねらうものとなっています。
 政府案、自民などの案とも、公共サービス切り捨ての公務員削減、総人件費削減を競いあって、本来であれば前面にかかげるべき労働基本権回復問題は後景においやっています。そして、全体として、恣意的な人事が横行し、全体の奉仕者である公務の姿を大きく変質させるものです。


◆年金機構の体制拡充を
 安心年金つくろう会が民主に申し入れ

 安心年金つくろう会は4月16日、民主党に「日本年金機構の拡充」を求める要請をおこないました。公務労組連絡会、中央社保協、年金者組合、国公労連、全厚生、全医労の代表が参加。民主党は青木愛副幹事長(衆院議員)が対応しました。
 要請では、「業務をバラバラにしたことで一体性や関連性が壊された」「職員が正規、準職員、特定契約職員、アシスタント職員と4つにされ、全体の52%は非正規になっている」ことを指摘し、被処分者は採用しないという決定は見直し、体制の確保を求めました。
 青木副幹事長は「政務官に伝える。厚労委員の一人として検討したい」とのべました。


◆年金機構四国ブロックと四国厚生支局へ申し入れ

【四国ブロック国公】経験者で補充を
 四国ブロック国公は3月26日、年金機構四国ブロック本部と厚労省四国厚生支局に、<1>年金事務所の混乱の原因を国民に示すこと、<2>年金業務の経験者で欠員を補充し、信頼できる業務体制の確保、<3>採用基準の見直し、を求めました。


◆国公船舶総行動を実施

 国公船舶連絡会は4月9日、船舶職員の労働条件の改善を求めて「国公船舶総行動」を実施。人事院前行動には約200人が参加。全労連・全国一般東京地本の東京観光汽船分会から連帯あいさつがありました。


◆財務金融総行動を実施

 国公労連、全国税、全税関、金融共闘などでつくる財務・金融共同行動実行委員会は4月16日、国民本位の財政・金融政策の確立をめざす終日行動を展開。昼休みの財務省前行動には民間・国公の仲間約200人が参加。


◆読者のひろば 私のひと言

【野菜高騰に悲鳴】(全労働栃木支部のなかまから)
 先日の季節はずれの雪には驚きました。桜と雪のコラボレーションは素敵でしたが、打撃を受けた野菜の高騰には、家計を預かる主婦としては悲鳴!です。やりくりに悩みます。

【公安捜査の違法性】(全運輸九州支部のなかまから)
 堀越さんの東京高裁の無罪判決は、当然のことだと思いますが、公安警察の捜査の違法性について何ら「罪」がないことに憤りを感じます。

【異常な国債発行】(全国税愛知東支部のなかまから)
 37兆円の税収で92兆円の予算を組むと、当然国債が大量に発行される。異常な日本です。

【まじめな公務員】(全司法高松支部のなかまから)
 身近なところでも公務員バッシングがあり、公務員であることを明かすことすらためらわれる昨今です。薄給でもまじめに働いている公務員がいることを理解してほしいものです。


 
 
 
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