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国公労連速報 2007年3月6日《No.1795》
【中央行動速報】07春闘勝利! 安心できる雇用と賃金を
 労働法制改悪、改憲手続き法案は許さない 
 3.6中央行動がのべ8000人を超える参加で成功!
     
 

 

 前日の大雨から一転した青空のもと、国公労連は全労連・国民春闘共闘などが呼びかけた「なくせ!ワーキングプア・格差と貧困、安心できる雇用と賃金を3.6中央行動」に結集する「07春闘3.6第1次中央行動」を実施しました。行動には国公労連から900人、全体ではのべ8,000人を超えるなかまが参加し、格差と貧困の拡大に反対し、すべての労働者のベースアップ実現と最低賃金の引き上げを求めるとともに、公務員の総人件費削減反対、公務員労働者の労働基本権回復など、春闘における様々な要求を政府にぶつけることができました。
 また、憲法改悪反対、9条改憲のための「改憲手続き法案」阻止、労働法制改悪など、すべての悪法阻止を要求し、国会請願デモと銀座パレード、そして国会議員要請に奮闘しました。

 自治体・教育の仲間と、いっせい霞が関包囲行動を実施
 11時30分より霞が関の各省庁前において公務労組連絡会主催による要求行動を実施しました。

【総務省前行動】
 駒場副議長(自治労連委員長)は、主催者あいさつで「非常勤職員の単価引き上げや保育所の民間委託を阻止してきた私たちの運動が情勢を変えていることに確信を持とう。2月に取り組んだ各県キャラバンの成果をもとに、07春闘勝利と来るべき2大選挙勝利に向かって奮闘しよう」と述べました。JMIUの三木書記長による連帯あいさつ、黒田事務局次長による情勢報告を受けた後、全司法の本間副委員長は「寒冷地手当の削減、休息時間の廃止など公務職場への攻撃は日に日に厳しくなっている。公務員を人間扱いしない政策に職場の怒りは頂点に達しており、要求実現のために共同のたたかいに奮闘したい」と元気よく決意表明を行いました。

【人事院前行動】
 人事院前には、貸し切りバスで駆けつけた宮城県国公をはじめとするブロック・県国公の多くの仲間も結集しました。若井事務局長の主催者挨拶に続き、浅野賃金・労働条件専門委員長(国公労連調査部長)は「07春闘要求では、格差社会是正の社会的要求を踏まえ、ベアを含む賃金改善、非典型労働者の均等待遇原則に基づく処遇改善、そして働くルールの確立などを求められている。回答指定日の3月14日に向けて、各級機関、職場段階からも追い上げを図ろう」と情勢報告を行いました。
 決意表明では全労働の海野中執が「昼休み時間が45分になって食事も取れないときがある。長期病休者が5年間で倍増しているもとで、労働時間短縮にむけてがんばりたい」と切実な職場実態を訴え、すみやかな改善を人事院に要求しました。
 行動には、全労連民間部会から生協労連の仲間が激励に駆けつけました。

【行政改革推進本部事務局前行動】
 主催者あいさつに立った福田副議長(国公委員長)は、「公務員制度改革は、04年に我々の反対とILO勧告を受けて一旦頓挫した問題のある改革である。能力実績主義という人事管理制度の導入は、我々の人権に関わる労働基本権問題と一体不可分であり、まずは労働基本権問題にしっかり結論をだすという段階である。自民党は、公務員制度改革を参議院選挙の目玉にするため、法案の提出をごり押ししようとしている。こういう暴挙は断じて許せない」と述べました。
 全法務の橋本副委員長は、土地・建物の登記事務の民間開放にかかわり「登記は、登記官によって厳正に審査され登記される中立・公正な国が保証する信用制度。法務行政の民間開放を国民の立場になって全国で奮闘する」と決意表明を行いました。

官民共同で“格差と貧困をなくせ!”
全国から要求を持ち寄り、日比谷野音に結集

 12時30分より日比谷野外音楽堂にて「なくせ!ワーキングプア・格差と貧困、安心できる雇用と賃金を!3・6中央集会」が全労連・国民春闘共闘等の主催によって開催されました。集会には、パート労働者や自治体の臨時職員、青年・女性労働者などが全国から結集し、会場に入りきれない参加者も出るほどでした。
 全労連坂内議長(国民春闘共闘代表幹事)による力強い主催者あいさつの後、韓国公務員労働組合(KGEU)のハン・ソグ副委員長による激励と連帯のあいさつを受けました。その後、青年部、女性部、パート・臨時連絡会による元気で愉快なパフォーマンスが繰り広げられ、満席の日比谷野音に大きな拍手や笑い声が響きました。
 全労連川西幹事による集会アピール提案・採択、そして全労連田中副議長の閉会あいさつを受けて、中央集会は成功裏に終了しました。

国の責任で安心できる年金制度の確立を!
社保庁前要求行動を実施

 日比谷野音の集会後、国公労連参加者は、社保庁前要求行動、国会請願デモ、銀座パレードの3コースに別れました。
 13時30分より公務労組連絡会主催による社会保険庁(厚生労働省)前要求行動がスタート。主催者あいさつに立った福田副議長(国公労連委員長)は、「何故、社保庁を解体し民間に移行するのか、年金事業を民間の営利企業に任せていいのか、納得いく説明がない。分限免職が現実のものとなる究極の公務員リストラ策で断じて許せない。社保庁解体法案を葬り去ろう」と力を込めて訴えました。
 情勢報告を行った国公労連・河村書記次長は、法案の問題点を具体的に指摘した上で、「明日はわが身の公務リストラ攻撃のスタートだ。一人の分限免職者も出さないためにも、年金業務のアウトソーシングを許してはいけない」と報告しました。
 決意表明では、全厚生・杉下委員長が「社保庁攻撃は、政治的意図を持ってすすめられている。年金業務は、国の行政機関が直接担わなければならない。分限発動は許さない。全厚生はやることは全てやりきる」、北海道国公・柏樹事務局長は「社保庁攻撃は、夕張市たたきと瓜ふたつ。国民世論喚起の運動に全力で取り組む」、自治労連・藤田中執は、「年金業務は国の機関で運営してほしいというのが国民の思い。分限免職は公務員全体に波及する問題で、社保庁攻撃はその突破口。怒りをもって抗議する」と発言しました。
 最後に、若井事務局長は「社保庁攻撃は、国労攻撃に続く2匹目のドジョウを狙っている。全ての職員が新機構に移行できるわけではなく不当労働行為だ。国公労連・全厚生を支え、柳の下のドジョウを狙わせるわけにはいかない。」と決意を込めて閉会あいさつをしました。

 会場あふれる参加者の熱気で各県キャラバンの成功を確認
 公務労働者07春闘勝利決起集会

 14時30分から社会文化会館において、公務労組連絡会主催による「公務労働者07春闘勝利決起集会」が開催されました。会場は立ち見が出るほど熱気あふれ、春闘勝利に向けた決意を固め合うことができました。
 駒場副議長は主催者挨拶で「安倍首相は憲法改正を選挙の争点にすると言っているが、改憲手続き法案は阻止しなければならない。いっせい地方選挙、参議院選挙に勝利しよう!」と呼びかけました。
 激励のあいさつに駆けつけた吉川春子日本共産党参議院議員は「民営化や市場化テスト、公務員削減は、国家戦略としてすすめられており、この悪政を変えるために選挙でなんとしても勝利する必要がある」と決意を込めて述べました。続いて、若井事務局長が2月14日から始まった全国キャラバンの成功などを中心にした闘争報告を行いました。
 決意表明では、国公労連・岡部書記長が「国公職場で働く14万5千人の非常勤職員、そして委託・派遣・請負労働者は、劣悪な賃金・労働条件が押しつけられているだけではなく、雇止めなども起こっている。社会保険庁の労働者いじめは公務サービス破壊の攻撃と一体のものであり、断じて許さないたたかいを展開する」と力強く発言しました。
 閉会挨拶で福田副議長(国公労連委員長)は「公務労組連絡会として2,000人の参加で官民共同の中央行動の成功に大いに貢献した。今年の春闘は追い風というが、まだ微風だ。本物の風にするよう山場に向かって頑張ろう」とさらなる奮闘を呼びかけました。
 その後、集会参加者は改憲手続き法案の廃案、労働法制の拡充を求めて、すべての国会議員への要請行動を実施しました。議員面会手続きのホールは、全国から集まった仲間の熱い思いでいっぱいとなりました。

ワーキングプアをなくせ!銀座パレードでアピール
街頭からの飛び入り参加も

 日比谷野音での中央集会終了後の銀座パレードでは、格差と貧困の是正、安心できる雇用と賃金の実現、非正規労働者の均等待遇などの要求を、思い思いのコスチュームやプラカードで表現し、有楽町や銀座を行き交う人々に対し、大きくアピールしました、
 パレード中の国公労連の隊列に、中年男性が駆け寄ってきて、「一緒に歩いてもいいですか」と話しかけてきました。対応した役員は「もちろんです。一人でも多くの人に参加して欲しい」と応えました。

 経団連前でも要求行動 900人が「働くルールを守れ」!
 パレード終了後、全体で900名の参加のもと日本経団連前行動を行い、国民春闘共闘事務局長の情勢報告の後、各産別参加者からの労働実態や決意表明がされました。最後に全労連青年部笠松書記長(国公労連青年協議長)によるシュプレヒコールを行い一連の行動を終了しました。

宮城県国公 春闘寄せ書きを人事院に提出
 宮城県国公は、独自で取り組んだ「07春闘よせ書き」398名分を人事院に提出しました。要請行動には、宮城県国公・清水副議長他6名と国公労連・浅野調査部長が参加しました。参加者一人ひとりが「よせ書き」を読み上げながら賃金改善を求めました。

以上

 
 
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