全厚生は第54回中央委員会を開催し、労働者・国民のたたかいで展望を広げ情勢を打開すべく奮闘する決意をかためました。
第74回定期大会以降、基礎的な力を大きくし要求を実現するため、組織の強化・拡大をめざし、全支部・分会で大いに奮闘してきました。その結果、すべての部門で積極的に働きかけ、これまでに多くの新しい仲間を迎えてきています。
組合員を増やすことは、職場の切実な要求を前進させ、働きやすい職場の実現に直結することが討論で明らかになりました。全厚生に関心を持ち、共感する人が多くいることもわかりました。まだ全厚生に入っていない人に自信を持って、積極的に働きかけましょう。
安倍政権は、自らの経済政策を「アベノミクス」だとか「三本の矢」だとかいって仰々しく宣伝していますが、新しい中身はまったくありません。無制限の金融緩和、大型公共事業のばらまき、大企業応援の「成長戦略」です。
日本経済が、長いデフレ不況のトンネルから抜け出すには、労働者の所得を増やし内需を活発にすることです。
社会保障骨抜き大増税の「社会保障・税の一体改革」、憲法違反の公務員賃下げなど国民いじめをやめさせ大幅賃上げ、雇用の安定で安心して暮らせる社会の実現が必要です。
公務員攻撃を跳ね返し、職場の切実な要求を実現するため、大いに討論し堂々と要求しましょう。厚生行政に携わる労働者の誇りを取り戻すべく、国民に喜ばれる仕事づくり、体制づくりも、ますます重要です。
社会保険庁解体に伴う分限免職処分の取消を求めるたたかいは、人事院の判定をめぐっていよいよ大きな山場。有期雇用職員の雇い止め、ロックアウト解雇など大企業の横暴な不当解雇を許さないたたかいとも連体し、労働者の誇りをかけたたたかいを前進させましょう。
私たちは、要求討議をすすめ、多くの労働者・国民と交流し共同を広げ、厚生行政の拡充と自らの要求実現を一体に前進させるため、「要求が実現する」こと、「たたかっている」ことを実感し、多くの仲間に共感の広がる運動を大いにすすめましょう。
2013年春闘を全組合員の総力を結集し大いに奮闘しましょう。
2013年2月2日
全厚生労働組合第54回中央委員