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◆第1719号 (2009年4月15日付)◆


みんなの「働き続けたい」を実現しよう
一人ひとりの要求を受け止め全厚生加入促進を
神奈川
任期付職員の雇用守れ
新入職員歓迎会で加入

 神奈川県支部は4月2日夕方から新規採用者への全厚生説明会&歓迎会を開催。4月に採用された任期付職員31人が参加しました。はじめに平丸支部長が労働組合について説明、福利厚生のひとつとして国公共済会と全厚生慶弔共済の説明を本部の西田書記が行いました。その後、新規採用者25人とともに近くの懇親会会場に移動し、組合役員が一人ひとりの席を回って、仕事や労働組合の話を深め、その場で11人が組合に加入。後日、5人が加入しました。
 川名書記長は、「今回の新規採用者は、全員今年いっぱいの任期付職員。30歳代半ばの人が多く、話をしてみると、さまざまな思いで入ってきているのが解る。特に、今の任期だけでなく、その後も日本年金機構で働き続けたい、という思いが強い。神奈川県は、職員592人(うち欠員41人)中、任期付職員は141人となっており、占める割合は大きい。この任期付の人たちの『働き続けたい』という気持ちを受け止め、声を届けるのが、組合の役割」と今後も取り組みを強める決意です。

業務セ
労働組合は最後の砦
全厚生を頼りに相談

 業務センター支部は、今年に入ってから6人が加入しました。この間、加入した人たちは、雇用や健康、宿舎問題などで不安を抱える人、任期付職員で引き続き年金機構で働きたいと希望している人など、理由はさまざまですが、共通していることは、不安を抱える中で全厚生を頼りに加入して来たということです。
 職場は多忙を極め、ぎすぎすしていて、相談ができにくい状態にあります。そういう中にあって支部は、昨年7月から月に2〜3回、支部ニュースを定期発行し、「組合に加入しましょう」と加入用紙を付けて全職員に配布。また、いつでも相談を受け付ける体制を作り、周知し、対応。相談に乗る中で、「全厚生に入ってともにがんばろう」と呼びかけています。
 新入組合員からは、「聞いてもらってうれしかった。労働組合は最後の砦です」などの声が寄せられています。
 執行委員会では、「執行委員は毎月最低1人には声をかけよう」と意思統一、現在30人以上に声を掛けています。今年4月、再裁定業務に携わる職員250人が各県から業務センターに異動になりましたが、その人たちにも声を掛けて、組合員を増やしています。
 北畠支部長は、「労働者の雇用を守り労働条件を改善することができるのは労働組合です。より多くの労働者が力を合わせることで労働組合の力は発揮されます。一人ひとりの要求を受けとめながら、これからも組合への加入を呼びかけていきたいと思います」

日本年金機構でどうなる?
私たちの年金 5.16【年金法廷】
と き  5月16日( 土)13時半〜17時
ところ  社会文化会館 東京都千代田区永田町1-8-1
●社会保険庁・事務所の実態は今
  定員割れで滞る年金業務。
●公共サービス、年金の民営化の問題点を暴く
  国民財産の投売り、サービス低下の実態。
●これでいいのか、日本年金機構
  民間委託の拡大、積立金の市場運用、労働者の権利は。
●フロア発言
  社会保険庁から年金機構へ、どうなる私たちの年金。
主催:安心年金つくろう会・全労連

リレーずいそう
●朝から感じた日本の矛盾
 最近、昼食は出勤前に駅前のコンビニで買うことにしています。
 ある朝いつもの様にサンドイッチを買おうとすると店員さんのバーコードが通らない!?店員さん裏面を見て曰く「この商品は賞味期限が切れているからお取替えさせていただきます」
 たぶん賞味期限が切れているといっても表示の期限よりは、まだ数時間前のはずで、店頭に置ける期限が切れているのだと思います。これで商品は破棄されるわけで、破棄をみこんで値段設定されているでしょうから、消費者は高い値段で普段から買わされていることになり、良いことなしです。
 そもそも消費期限や賞味期限は過ぎてもすぐに食べられなくなるものではないのに、気にしすぎる人が多すぎると思います。本来は自分が食べようとするものが傷んでいるかどうかは、匂いや味から本能的に判断するべきことですが、その感覚も鈍ってしまいます。
 日本は食糧輸入大国ですが、破棄する量も桁外れに多いと聞きます。一方で世界でも、日本でも食事が満足にできない人が多いということを考えると、なんだかなさけなくなります。
 食糧問題が注目される中で考えさせられる朝の事件でした。
(兵庫県支部・組合員)

News
2009年国民平和大行進
広島・長崎に向け5月6日スタート

 2009年国民平和大行進が5月6日、スタートします。「核兵器のない世界」を求める声が核保有国や同盟国の政府・指導者からも上げられるなど、2010年NPT再検討会議にむけて世界が大きく動いています。2009年の平和行進を核兵器廃絶のメッセージを内外に発信し、非核三原則と戦争放棄の憲法9条を守る世論を高める行動として成功させましょう。
 全厚生は、今年も、東京−広島コースに通し行進旗とリュックをリレーします。コースと日程は右図のとおりです。みなさん、平和大行進に参加しましょう。

第80回メーデーに参加を
中央メーデーは代々木公園で開催

 「雇用を守れ 貧困・生活危機突破!変えるぞ大企業中心社会」をスローガンに、第80回メーデーが全国各地で開催されます。中央メーデーは今年も代々木公園です。みなさん、メーデーに参加し団結を深めましょう。

5月の主なスケジュール
1日 第80回メーデー
3日 憲法集会
8日 憲法改悪阻止9の日宣伝行動
15日 第9回中央執行委員会
16日 年金法廷
23日 第2回組織・人事委員会
23日 第39回国公女性交流集会in大阪(〜24日)
29日 国公労連第133回拡大中央委員会

夏季一時金の引き下げ許さない
人事院は勧告ルールを無視するな
 人事院は、民間の夏季一時金に大幅な減額が見込まれることを理由に、例年の民間給与実態調査とは別に、4月7日から24日まで「民間企業の夏季一時金に関する特別調査」を進めています。
 これは、自民党の国家公務員給与検討PT(プロジェクトチーム)が、「民間の給与は春からカットされているのに、国家公務員が減額されないのでは、国民の理解は得られない」として、公務員のこの夏の一時金を引き下げることを了承し、議員立法での給与法「改正」案提出をめざしていることに呼応したものです。
 今回の事態は、(1)労働基本権の代償措置である人事院勧告制度の基本となる枠組み・ルールを無視するもの(2)給与法によって確定した一時金支給を前提に生活設計している職員の期待権を裏切るもの(3)一時金を含めた官民の賃金引下げへの影響が大きく、景気動向にも悪影響を及ぼすなど重大な問題を含んでいます。
 全厚生本部は4月8日、人事院に対して、「民間夏季一時金の特別調査を直ちに中止せよ。一時金の引下げ勧告は断じて行うな」との抗議打電を行い、各支部へ緊急打電行動を提起しました。また、人事院前要求行動への結集の他、厚生労働省への申し入れも行う予定です。
 組合員からは「すでに決定している6月一時金の額をもとに、住宅・教育ローンの返済や子の授業料など、すでに使い道は決定しており、生活設計がなりたたなくなる」、「仕事のやる気にかかわる」、「人事院は一時金決定のルールを無視するな」と怒りの声が上がっています。

粘り強い運動で15分時短実現
17年ぶりに勤務時間短縮
 粘り強い運動で勝ち取った15分の勤務時間短縮・所定勤務時間7時間45分は、4月1日から実施されました。
 厚生労働省では、休憩時間がこれまでの12時15分から1時までの45分から、12時から1時までの1時間に変更となりました。特例は今までどおりで、未就学の子の養育、小学生の送迎、介護、通勤時間の短縮、妊娠中の通勤などの事由は、申し出により、休憩時間45分、又は30分とすることができます。
 1991年の完全週休二日制以来17年ぶりに勝ち取った勤務時間短縮は、休憩時間を60分としたことで退庁時間は今までどおりですが、「昼食をゆっくり食べることができ、リフレッシュできる」、「組合活動ができる」と喜びの声が上がっています。一方で、「15分でも早く帰りたい」との声もあり、今後も柔軟な対応が求められます。
 職場では、時差出勤の他、早出遅出勤務があり、育児又は介護を行う職員、修学等をしている職員などが、申し出により取得することができます。
 これらの制度は私たちの運動で改善されてきていますので、大いに活用しましょう。例えば育児の場合、未就学から2006年には学童保育などに託児している子(小学6年まで)の送迎でも取得できるようになっています。

非常勤職員の賃金改善を勝ち取ろう
厚労省が非常勤給与支給について通知
 厚生労働省は4月1日、大臣官房人事課長通知「非常勤職員に対する給与の支給について」を各内部部局・各外局の長あてに通知しました。これは、昨年8月26日の人事院事務総長通知を踏まえたもので、非常勤職員に対する適正な給与の支給に努めるよう求めています。
 通知では、基本となる給与の算定の基礎となる級号俸は、非常勤職員の職務と類似する職務に従事する常勤職員の級の初号俸を基礎とし、職務内容、地域、職務経験等を考慮の上、常勤職員との均衡に留意して算出し、地域手当の額を加算する。通勤手当は人規9―24に準じた額を支給する。期末手当と勤勉手当は、相当長期にわたって勤務する非常勤職員に対し、予算の範囲内で、人規9―40に準じた額を支給する。超勤手当は当該職員の時間給を基礎に常勤職員の超勤取り扱いの例により支給する。休日給、夜勤手当、宿日直手当、特殊勤務手当は人規に準じて支給するなどとなっています。
 全厚生は、昨年春闘で「非常勤職員の要求アンケート」に取り組み、「職務経験を考慮に入れてほしい」、「通勤手当を支給してほしい」、「期末手当を支給してほしい」などの切実な声をもとに、基本給と諸手当の改善等を人事院及び人事課へ要求して来ました。職場からは「通勤手当が支給されるようになってうれしい」、「処遇改善が応募者増につながった」などの声が寄せられています。
 各職場において、非常勤職員の給与が「通知」に沿って適正に支払われているか、監視を強めて行きましょう。全厚生では、引き続き、夏季闘争において、非常勤職員の処遇改善めざして、基礎となる給与額の引き上げや夏季休暇、結婚休暇、育児休業の制度化などを掲げて取り組みを強めます。非常勤職員のみなさん、全厚生に結集して一緒にがんばりましょう。

めっちゃ遊んで めっちゃ学んで めっちゃ元気
全厚生青年女性交流集会in神戸
とき 6月20日(土)正午〜21日(日)正午
ところ 国立公園六甲山・グランドホテル 六甲スカイヴィラ
<見学先> 国立神戸視力障害センター 施設見学と障害者スポーツ体験
<記念講演> 中田 進さん(関西勤労者教育協会講師)
テーマ「なんでこんなに苦しいの!?労働組合で元気になろう!!
             〜新自由主義と私たちの仕事〜」(仮)

   *保育あります(21日は六甲山牧場に行くョ) 親子で参加大歓迎(^-^)/
<21日オプショナルツアー>
 @神戸・北野・異人館散策コース
 A神戸・淡路大震災記念・人と防災未来センター(防災未来館)見学コース
 Bのんびり六甲ケーブル下山コース
 C六甲ケーブル下山&灘の酒蔵探訪コース (宝塚コースはなくなりました)

国公青年交流集会2009in沖縄
日 時 6月4日(木)〜6日(土)
場 所 沖縄
参加費 20,000円(宿泊・食事等)旅費 25,000円
   *南部戦跡巡り ひめゆりの塔 平和祈念資料館 壕(ガマ)見学
   *嘉手納基地と辺野古 語りべによる戦争体験談を聞く会 美ら海水族館見学など
本部から2万円補助!! 平和への思いを深めよう

仲間との連帯を大切にしみんなで作ろう
生き生きと働ける職場を
第39回国公女性交流集会in大阪
日時 5月23日(土)〜24日(日)
会場 ホテルコスモスクエア
    国際交流センター(大阪市営地下鉄中央線
    コスモスクエア駅 よりバス3分)
記念講演  宇都宮健児 さん
    (弁護士・年越し派遣村名誉村長)
    「『年越し派遣村』から見えてきたこと〜広がる貧困と国の役割〜」
    全厚生の今井副委員長が出演!!

文化行事 「天元太鼓」
夕食交流会(♪どこでも行きますバンド♪演奏) 分科会など
主催 国公労連女性協
    近畿ブロック国公実行委員会
実行委員長は全厚生兵庫県支部の支部長です!!     

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