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◆第1670号(2007年3月1日付)◆


国の責任で年金制度の運営を
全国で学習、宣伝、要請行動を実施
東京国公
激励の声次々と
東京社会保険事務局前で宣伝

 全厚生は東京国公とともに、2月15日の昼休み、東京社会保険事務局前で、「安心して老後を暮らせるよう年金制度の充実を」、「年金制度の安定的運営に社会保険庁の役割は欠かせない」と宣伝行動を実施。全厚生からは本部はじめ、本省支部、業務センター支部、東京国公と国公労連本部から32名が参加し、ビラ約700枚を配布しました。
 ビラの受け取り状況もよく、「年金が毎年減るし、介護保険も減って、年寄りは生活苦になるばかり。このまま黙って死にたくない。本当に頑張ってね」などの励ましの声や、通行人や社会保険事務所への相談者と熱心に対話する場面もありました。
 40歳代の女性は、「このビラに書かれている主張は、全部その通りだと思う。いま公務員がたたかれているけど、やっぱり国が責任を持ってやらなければいけないことは絶対にある。会社の人にも伝えます」と、ビラを数枚持ち帰りました。
 また、後日国公労連あてに都内の男性から、「先日、社会保険庁民営化反対のビラを受け取りました。歓迎します。いつ批判のビラが出されるのか待っていました。老後と健康を民間に任せようという政府の考えは大間違いです。『民間に任せれば活性化する』というウソを暴露して、大いに奮闘してください」とのメールが寄せられました。

岐阜県
誇りの持てる職場に
07春闘学習会を開催

 岐阜県支部は2月9日、岐阜市内で「社会保険庁をとりまく情勢と雇用問題」と題して07春闘学習会を開催、58名が参加しました。
 昨年、法案が廃案となった後、12月14日には与党案が出されましたが、組合員の中には雇用不安がいっそう拡大しています。そして「社保庁の職場には魅力がない」「誇りをもって頑張ろうと仕事をしてきたが、労働条件が悪くなるばかり…」などの声が相次いでおり、岐阜県内でも若年層の退職者が増えています。
 全厚生本部の杉下委員長は「分限免職」に触れ、これまでの歴史的経過や国公法上からみての問題点、矛盾点を指摘、地方自治体では裁判が行われてきたことなどを紹介して、不当な動きに反撃する「団体署名」の取り組みを強調しました。
 この学習会には、岐阜県国公に加盟する、全労働、全建労、全法務から8名の組合員が参加。県国公の佐々木議長(全法務)から激励のあいさつを受けました。
(支部長)

社保庁改革問題で理解と共感広げ
国公労連が17の労組・民主団体へ要請

 国公労連は2月23日午後、社会保険庁改革に対する取り組みを前進させるために、労働組合、民主団体等への要請行動を行いました。要請内容は、(1)政府宛の団体署名への協力、(2)組織内への課題の周知、(3)宣伝行動への参加協力などで、行動には、国公労連、各単組の代表計9人が参加。打ち合わせ会議では、全厚生の杉浦副委員長が要請のポイントを報告の後、5チームをつくり、要請しました。要請団体は、全国生協労働組合連合会、全国印刷出版産業労働組合連合会、日本自治体労働組合総連合、、郵政産業労働組合、全国福祉保育労働組合、全日本教職員組合、日本高等学校教職員組合、全国農業共同組合労働組合連合会、全国金融労働組合連合会、全日本民主医療機関連合会、日本婦人団体連合会、新日本婦人の会、全国商工団体連合会、農民運動全国連合会、国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会、全国保険医団体連合会、日本民主青年同盟の17団体。「国民は、マスコミ報道に惑わされている。国民世論を盛り上げる運動にしてほしい」(全印総連)、「民営化されることで住民サービスが低下する。コスト優先の委託では雇用も賃金も守れない。福祉や保育での問題と根っこは同じ」(福祉保育労)など、理解と共感を広げる取り組みになりました。

社会保険庁改革をめぐる動きや運動を伝える国公労連の「社会保険庁改革対策委員会ニュース」は国公労連ホームページに掲載中。「新着情報」からお入り下さい。
http://www.kokko-net.org/kokkororen/index.html

リレーずいそう
●どこまでも行こう!
 もうじき桜が咲いちゃうんじゃないか?と思うような陽気が続いています。このままだと今年の夏はいったいどうなっちゃうのかな?仕事が厳しいのはしょうがないけど、季節ぐらいはイメージどおりに移ろいでほしいものです。
 まあ、それでも春はそこまで来ているのも事実なわけで、僕にとって今年一番の楽しみがいよいよ来月から始まります。それは、岐阜に初めて誕生したプロ球団・FC岐阜がJリーグ入りを目指して全国リーグ(JFL)に挑戦すること。今までは地元といっても全部名古屋に依存していましたし、何よりその生い立ちをこの目で確かめながら関わりあっていけるのですから、そのぶん思い入れは深くなります。「子供の成長に目を細める」というのはこういう感覚でしょうか?いや、子供どころか、いまだ独り者なんでよくわかりませんが。
 開幕は3月18日の浜松、そして12月2日の高崎までの全34試合。ホーム&アウェイで行います。去年はチームと共に高知、大分、宮崎に遠征。これで四国九州全県訪問をクリア。今年の目玉は全厚生のある所でまだ行ったことのない「秋田」です。会場は仁賀保(山形との境)ですが、今からワクワクしています。
秋田のみなさん、ぜひ情報をお願いします、川反とかの。特に、同期のT君。くれぐれもよろしくね!ただ、今年もW杯があるんですよね、ラグビーの・・。どうしようかな?厳しいよなあ・・。
(岐阜県支部 組合員)

News
大企業は儲けを社会に還元を
第28回トヨタ総行動に1600人

 2月12日、愛知県で28回目の「トヨタ総行動」が取り組まれました。(写真上)例年どおり早朝宣伝をトヨタ工場前で行うとともに、今年は名古屋駅前に新たに出来たトヨタビル・ミッドランドスクエアでも行いました。午後豊田市内の公園での集会に、全厚生は、愛知県・岐阜県支部から8名の仲間が参加、全体で1600名が集合しました。全労連の小田川事務局長と愛労連の羽根議長が、「トヨタが社会的責任を果たさずにいることが、他の企業にも影響し、貧困にあえぐ労働者をつくりだしている」と訴えました。全厚生はこの集会で参加者に国公労連が作成した「社会保険庁」ビラを600枚配布しました。 集会終了後デモ行進を工場まで行い1日行動を終了しました。
(愛知県支部書記長)

がっつり学んだ&交流したよ♪
第2回国公青年セミナーin掛川に参加
2007国公青年交流集会inつま恋の会場の下見もしてきました。
 2月17〜18日に国公労連主催で「第2回国公青年セミナー」が静岡県の掛川で開催されました。8単組1県国公から45人が参加し、全厚生からは4支部と本部から6人が参加しました。
 1日目は、労働者教育協会の二見伸吾さんが「これからの世界と日本、これからの労働組合運動」と題して講演。20世紀の世界と日本の発展を振り返り、皆の知恵と力を集めた民主的な力が社会を発展させること・労働組合の役割を学びました。第2講義は、国公労連の木下芳宣教宣部長による「写真〜あの時の1枚から国公労働運動と青年交流集会を振り返る」。国公労働者のたたかいや青年交流集会の歴史をスライドで楽しく学びました。
 2日目の第3講義は国公一般の浅尾大輔書記次長が「非常勤職員の仲間とともに」と題し講演。非常勤職員から寄せられたメールの紹介に、実態の深刻さを共有しました。最後の第4講義は「国家公務員の労働条件とその仕組み」。盛永雅則国公副委員長が国家公務員の立場と身分、服務規程など詳しく解説しました。
 また閉校後、6月に開催予定の国公青年交流集会の開催場所について下見を行いました。
(本部書記)

秋田県
社保庁解体の問題点
青年部冬の学習会で学ぶ
 2月の17日、18日の2日間に渡って、仙北市田沢湖にて、毎年恒例となりました秋田県支部青年部冬の学習会を行いました。
 暖冬の影響なのか、はたまたスキー場の近くでの学習会ということで翌日のスキーをお目当てに参加したのかはさておき、参加者は43名にもなり、大人数での学習会の開催となりました。
 今年の学習会は、国公労連本部の香月直之書記次長、そして秋田県支部から遠田俊治書記長を迎え、香月書記次長より「社会保険庁改革」について、様々な角度から話をしていただきました。
 格差社会がもたらした年金制度の揺らぎ、そして本来の問題をうやむやにし社保庁解体を選んだ政府、与党案の問題点、分限免職についてなど我々が直面している問題の裏側を講話によって認識することができ、大変有意義な学習会となったと思います。
 夜は懇親会にて交流を深め、このときばかりは日頃の厳しい現場を忘れることができたのではないでしょうか。
(青年部長)

京都
憲法と社会保障学ぶ
支部旗びらき学習会を開く
 京都支部は、2月7日夜に07年支部旗びらき学習会を全厚生・杉浦副委員長を招いて開催しました。今回は憲法と社会保障を主題に、年金・医療につなぐ学習を深めました。参加者は、執行部の呼びかけが不十分だったため若干こぢんまりとしたものになりましたが、いま、政府がすすめる社会保険庁解体・民営化を阻止することと国民本位の社会保障を実現する運動は一体であり、この春闘において、半歩でも一歩でも外に足を踏み出して世論を変えることが重要であることを学びました。そして、学習会の後に実施した旗びらきで、悔いを残さない取り組みをすすめる意思を固めあいました。
 また、翌2月8日に舞鶴分会では、昼休み学習会を開催し、組合員みんなが実践する運動への参加が提起されました。
(書記長)

香川県
みんなが行動に
支部学習会で確認し合う
 香川県支部は2月16日、支部学習会を開催し、41名が参加しました。
 杉下委員長を講師に、90分間の短い時間でしたが、中身の濃い学習会でした。私としては、参加人数が多いのは単純にうれしいけれども、それほど情勢がひっ迫していることも痛感させられました。
 学習会後に支部の今後の行動提起を行い、すべての組合員が何らかの行動に参加することを確認し、書記長の団結ガンバロウで締めくくりました。
(書記長)

神奈川県
「応援する」と激励の声
12の労組・民主団体へ要請
 神奈川県支部は、07春闘を「政府の社会保障切りすて政策反対。厳しい職場情勢の中でも、労働組合の元気な姿を職場・組合員に見せていこう」と支部執行委員会で意思統一を行いました。
 2月上旬から、県労連をはじめ県労連傘下の単組、神奈川自治労連、県職労、建設労連など、2月末現在、12の労組・民主団体の執行員会や総会へ要請行動を行ってきました。15分程度の時間で、団体署名、事務局前宣伝行動への支援、社会保障(年金)学習会の開催の要請を訴えています。
 参加者からは、「社保庁改革の問題点がよくわかった」、「手数料で246億円は許せない」、「最低保障年金の確立が本当に必要だと思う」等の感想や、「がんばれ」、「応援するぞ!」等の激励の声が寄せられています。
 情勢を訴えることで問題点が明らかになり、運動への共同・連帯の手応えを感じます。まだまだ一部役員が奮闘している状況で、執行部全体、組合員を巻き込んだ、大きな運動になりきれていませんが、引き続き運動に確信を持ち、07春闘を元気に力強く展開していきます。
(書記長)

2007国公青年交流集会inつま恋
6月15日(金)〜17日(日)
 国公青年協主催で「2007国公青年交流集会」が、6月に静岡県内で開催されます。
 全国の様々な国公職場から500人規模で青年が集まり、ライブや大運動会、平和学習など、楽しい遊びや交流・学びを通して仲間同士の連帯を深めよう!という企画です。詳細は決まり次第お知らせします。多くの青年の皆さんのご参加をお待ちしてます!

内 容  オープニングライブ
      単組交流学習会、大運動会など
対 象  国公職場で働く青年なら誰でも!
場 所  静岡県掛川市 つま恋リゾート
      http://www.tsumagoi.net/
規 模  500人
主 催  国公労連青年協議会
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