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◆第1659号(2006年9月15日付)◆


守ろう9条!なくそう格差
憲法をくらしに行政に
国公労連第52回定期大会開く
 国公労連第52回定期大会が、8月31日から9月2日まで、東京都内で開催されました。
 今回の大会スローガンは「守ろう9条!なくそう格差、憲法をくらしと行政に」です。
 冒頭、堀口委員長は、「いま、日本は政治的にも経済的にも歴史の重大な転換点にあるとし、憲法や教育基本法の改悪を許すのか、アメリカと大企業いいなりの政治にストップをかけ、社会的格差の是正、安心・安全な社会をめざすのか、私たち一人ひとりが歴史の転換点にどのように立ち向かうのかが問われている。秋の臨時国会では教育基本法改悪法案、国民投票法案、共謀罪法案の成立を許さない闘いに全力をあげる」とあいさつ、その後、来賓あいさつのあと執行部より議案提案がおこなわれました。 

庁改革問題や社会保障講師団活動で発言

 討論では、多くの代議員から「小さな政府」路線が国民の安全・安心を切り捨て、業務の民間委託と一体となった人員削減計画により、行政の役割を投げ捨て、職員の働き甲斐が奪われている実態が報告されました。
 全厚生からは飯塚副委員長が社会保険庁の不正免除問題の背景に、年金制度の改善もせず収納率向上をはかるノルマ主義があると指摘。医療・年金改悪に伴う社会保険庁解体を利用した職員の選別採用を許さず、「安心して暮らせる年金と、安心して働ける職場をめざしてたたかっていく」と発言しました。
 杉浦書記長は、「医療・年金改悪、介護保険制度の見直し、障害者自立支援法の強行で社会保障の空洞化が進み、社会保障の理念が変質させられていると指摘、社会保障全体を総合的にとらえ、分野別ではなく、総合的視点に立った反撃と政策づくりが重要であり、社会保障を語る講師団活動を実践したい」と社会保障構造改革とのたたかいでの全厚生の決意について発言しました。
 愛知県国公議長の磯貝さん(全厚生愛知県支部)は、地域宣伝行動や99条の会愛知など、この間の県国公のたたかいについて発言しました。

庁「改革」による雇用破壊反対の決議採択

 最終日には、社会保険庁「改革」による雇用破壊、社会保障解体に反対する決議が採択され、すべての仲間たちの力を総結集し、「国民の中へ、国民とともに」を合言葉に、全国の職場・地域で奮闘する。憲法・教育基本法と平和・民主主義を否定しようとするさまざまな策動を阻止するため、政治の民主的転換も展望しつつ、国公労働運動の存在意義をかけてたたかいぬくとした大会宣言が全代議員に採択され閉会となりました。
 今回の大会では、長年国公労連運動に力を注いできた、全労働出身の堀口士郎中央執行委員長が退任され。新中央執行委員長に全運輸出身の福田昭生さんが信任されました。中央執行委員には、厚生共闘(全厚生)派遣の業務センター支部・北畠弥生さんが再任されました。

リレーずいそう
●2.7グラムの交流
 なんの取り得も無い私にストレス解消のため30数年続けているピンポンがある。最近、医学者からボケ防止によいことが研究発表されている。継続は力、下手ながらでも健康に一役買っているものと信じている。現在は、旅行好きな者ばかりの小さなクラブに所属している。旅行といっても交流の遠征試合が主である。今年の2月に、対馬のクラブチームと夜遅くまで交流を深めた。この時期、飛行機とホテルのパックがあり快晴の対馬を十分堪能できた。
 昨年は6名で、台北市のクラブチームと交流したが3泊4日のうち3日間は各々違うチームと違う場所で、朝から夜まで卓球と宴会で熱烈な歓迎をしていただいた。年配の方に、戦争で迷惑をかけたので日本人は嫌いではないですかと恐る恐る聞いてみた。「大丈夫です。今日来ている人は皆親日的です。台湾には反日もいますが、親日の方が多いですよ」と聞かされ安心と同時に申し訳ありませんでしたと心中で思ったものでした。昼は卓球台で手作りの地元料理を、夜はレストランで台湾料理をご馳走になった。一人の知人を頼って行ったものが、50人近くの人たちと交流ができた。ニイハオ、シエシエ、ソーリーソーリーで心が通じる。あとは身振り手振りだけである。
 私の初めての海外旅行は観光無しであったが、スポーツに国境が無いことを肌で感じた思い出に残る旅であった。次は韓国に打診している。
(大分県支部 組合員)

News
全厚生のたたかいを発言
国公労連青年協第32回総会を開催

 国公労連青年協議会第32回総会が9月9・10日に開催され、37人が参加しました。全厚生からは、代議員として青年対策部の尾崎部長・佐藤事務局長・本部の宮田中執、オブザーバーで西田書記の計4人が参加(写真上)。議長と来賓の挨拶のあと議案提案が行われ、質疑討論に入りました。全厚生からは、青年交流集会の報告と、社会保険庁改革のたたかいについて発言。また基礎学習の強化と各支部青年部の再建支援を青年協に要望しました。来年6月に国公青年交流集会を500人規模で開催することなどを確認し、運動方針を採択して閉会しました。

社会保険職員の雇用守れ
全労連女性部第17回定期大会を開催

 9月9・10日全労連女性部は、全労連会館で第17回定期大会を開催し、06年度運動方針や新執行体制を確立しました。国公労連女性協代議員として全厚生からも参加。討論では、国公女性協事務局長の北畠さんが「社会保険庁改革問題」について発言。国民年金保険料不適正免除はなぜおきたか〜民間長官のもとでの異常なノルマ主義。職員引き継ぎ規定のない社会保険庁廃止、法人・機構への移行での雇用不安。国民年金の構造的な問題点〜これらの背景があった。雇用を守ることと最低保障年金を作ることに全力をあげる、と発言しました。

10月の主なスケジュール
6日 全厚生青年交流集会(〜8日)
国公法弾圧を許さず言論表現の自由を守る会第3回総会
7日 社会保険庁問題プロジェクト
9日 憲法改悪阻止「9の日」統一行動
11日  「国公法弾圧世田谷事件」第6回公判日行動
13日 第1回中央執行委員会
14日 教育基本法改悪反対大集会
18日 「公共サービス商品化」反対統一宣伝行動
21日 はたらく女性の中央集会(〜22日)
27日 第2次中央行動

10月6・7・8日は全厚生青年交流集会in東京
テーマは「憲法&平和」
 10月6日(金)〜8日(日)、「憲法&平和」をテーマに、「全厚生青年交流集会2006」が東京で開催されます。あと1カ月をきって、実行委員会では「絶対に成功させよう!」と日々準備を進めています。内容は盛りだくさん!!交流集会の魅力をご紹介します。

◎全国の仲間との交流
 1日目はホテルで大交流会!他支部から来た仲間ともグループ対抗ゲームで盛り上がって、楽しく交流しましょう!2日目は同じグループでフィールドワーク。夜には東京名物のもんじゃ焼き屋で交流します。3日間を通して、全国の青年と仲良くなれること間違いなし♪

◎靖国神社&遊就館見学
 8/15の終戦の日に小泉首相が靖国参拝を行い、話題になりました。なぜ中国や韓国は怒るのか?なぜ国際的に問題になっているのか?自分の目で確かめてみよう!

◎国公労連青年協議会の中央行動に参加!
 「労働組合って何をやってるんだろう?」と思ったことはありませんか?集会1日目には、霞ヶ関に国家公務員の青年たちが大結集して、「給与法改悪反対!」「宿舎の改善を!」などなど要求行動を繰り広げます。日常では経験できない行動に参加して、労働組合のチカラを実感しよう!

◎戦争体験の聞き取り
 私たち青年は、戦争体験を直に聞ける最後の世代。今回は2人の方から、「東京大空襲の被害体験」と「中国での加害体験」という、全く違う角度からの「戦争体験」を証言していただきます。

 少しでも興味がある方は、気軽にお問い合せください。多くの青年の参加をお待ちしています!また、オリジナル手ぬぐい(上記デザイン、500円)も販売していますので、こちらもヨロシク!

伊東 支部結成20周年
支部大会と記念式典開催
 伊東支部は1986年(昭和61年)4月25日に組合員32名で結成され、今年の4月で丸20年が経過しました。そこで8月25日に市内のホテルにて、第20回の定期大会を兼ねて、20周年記念式典兼全厚生60周年記念式典を開催しました。本部から杉浦書記長と宮田中央執行委員にご出席いただき、参加者全員で自己紹介と組合活動での抱負を語りあい結束を強めました。また、伊東地域労連議長よりお祝いのメッセージをいただきました。
 当支部ではこれを機に表彰規定を内規で作成し、組合員20年以上且つ執行委員2年以上経験者を表彰し記念品を渡すことにしました。第1号として前支部長が受賞されることになっています。
 これまで当支部は、本部をはじめ各支部の皆様に助けられ今日まで活動することができました。ご支援いただいたすべての皆様本当にありがとうございました。これからは、少しでも本部や他支部に貢献できるように活動していきます。また、今年からは伊東地域労連にも正式加盟し、地域で貢献できる支部を目指します。
(支部長)

神奈川 カーリング大盛況
オールナイトでスケート
 8月25日深夜、神奈川県支部は、今年も恒例のオールナイトスケートを開催。神奈川県支部だけでなく、本部、本省、業務センター支部からも、組合員やその家族が参加しました。
 今回は、オリンピックで人気急上昇!カーリング大会を企画。もちろん、企画にこだわる神奈川県支部は、コーチには神奈川カーリング協会のバリバリの現役選手。カーリング大会には、職場から5チーム(4人一組)がエントリーしましたが、すべての参加者がカーリングはじめての経験。まずは、コーチの指導でストーンを投げる姿勢から練習・・・オリンピックをテレビ観戦のときは簡単に出来そうにみえても、実際やってみるとストーンを投げるのも、重心がうまくとれず、なかなかどうして難しい・・・。さらに、実際スローイングするときは、ひとつ20kgもあるストーンを持っただけで、もうびっくり。ブラシではくのも大変!あっという間に時間が過ぎていきました。それでも必死に練習!何とか形になって、ゲームにこぎ着けたのは朝方4時頃でした。
 カーリングで、お腹がすいたら、支部特製の豚汁、おでん、おにぎりが、またまた大好評。ちょっと残ったおでんは、みんな喜んでお持ち帰り!結局どれも残ることなく完売でした。
 参加者からは、「カーリングは、おもしろい!」「眠いけどきて良かった」「またカーリングやりたい」「豚汁がうまかった!」「おでんがグーッ」などの声が寄せられました。今年も、神奈川県支部恒例オールナイトスケート、初企画のカーリング大会は大成功でした。
(書記長)

香川県 たたかってこそ組合
第42回支部定期大会開く
 9月2日、高松市にて第42回全厚生香川県支部定期大会を開催しました。
 土曜日の開催は、久しぶりとのことで代議員が集まるかどうか不安でしたが、ふたを開けてみると成立条件は軽くクリアしており、元気がでました。大会は、杉下委員長の社会保険庁「改革」問題をめぐる情勢報告を兼ねたあいさつなどで情勢をつかみ、今後の活動に役立つものになったと思います。
 「たたかってこそ労働組合」であるとの大会宣言を採択し、最後は、書記長の団結ガンバロウで締めくくり、予定時刻に終了しました。次期の役員は、支部長、書記長と相変わらずですが、蟻の一穴となるよう地道にがんばります。
(書記長)

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