青年の昇格改善を 中央行動と秩父学園見学を実施 |
国公青年協は10月7日、青年の要求実現に向けて05年秋の中央行動をおこないました。全厚生からは本省・業務センター・愛知県・香川県支部と本部書記局から6人が参加しました。
昼休みには昇格改善を求め財務省前要求行動を実施。秋空の下、200人を超える青年が「給与法改悪は許さないぞ!」「青年の賃金を上げろ!」「サラリーマン大増税はやめろ!」など元気よくシュプレヒコールを響かせました。
午後からは人事院勧告についてと評価制度の2つのテーマで学習会を開催。特に人事院勧告については「最も損するのは青年では!?」など切実な質問も飛び出し、参加者は熱心に聞き入っていました。
同じく午後に行われた人事院交渉には宮田中執が参加。全厚生の状況について、社会保険庁改革による窓口の土日開庁や平日の時間延長で、業務がこれまでになく忙しくなっている実態を話し、本省と地方の格差をなくして欲しいと訴えました。
夜には全厚生青年対策部会議を開催し、青年交流集会について話し合いました。開催時期は来年の10月にすること、内容については「東京ウォークラリー」「研究・福祉職場見学」など、様々な意見が出されました。
8日は秩父学園支部見学。11時に学園を訪れると、支部執行委員の城崎さんと青対部幹事の日野さんが迎えてくれました。始めに城崎さんから学園の概要とあわせて、支部結成時の苦労や、全厚生が訴えられた「秩父裁判」などの歴史も語っていただき、支部の闘いを知ることができました。その後、広い学園内を見学。牛乳パック製のイスや織機で作った鍋敷きなど、入所者が作成した商品を見せてもらったり、施設のプレイルームをのぞいたり。参加者は、普段とは全く違う職場に興味津々で、案内者に次々と質問をしながら見学しました。
途中から秩父学園支部の青年3人も加わって、支部見学後は近くのうどん屋でランチ交流会を開きました。短時間でしたが、仕事のことから趣味の話まで、楽しく交流しました。
初参加でとても勉強に
香川県支部 組合員
昨年他県から来たばかりで、今回の行動も知識ゼロの状態での参加となりました。財務省前行動では、実際に予算を作成している現場に向かって呼びかけをしました。「ここで自分たちの生活に関わることが決められているのか」と実感するとともに、生の「要求」が体験でき、とても新鮮でした。
学習会では特に、経済産業省の人事評価制度の試みを興味深く聞きました。職位ごとに求められる能力を決めるコンピテンシー評価は基準がかなり詳細で、目標達成の意識が高まりやすく面白いと感じました。また組合がアンケート等の具体的数字を挙げながら問題点を批判していく中で、職員が希望を出し、人事側も意見を積極的に聞いていくという、双方にとって好ましい制度が生まれつつあることも知り、とてもためになる学習会でした。短時間でしたが、全厚生以外の話も聞けて勉強になりました。
青年交流集会成功を
愛知県支部 組合員
青年部長会議では、青年対策部ニュースの発行や、06年秋に開催予定の青年交流集会について話し合いました。愛知では03年に青年交流集会を行っており、そのときも約100人が参加し大変楽しい雰囲気で盛り上がりました。次回の青年交流集会も多くの参加者で盛り上がるものにしていきたいです。是非、来年の青年交流集会に参加しましょう!!!
リレーずいそう |
●孫の将来を想う
「何でこんなに可愛いのかよ、孫という名の宝物」、歌手大泉逸郎の唄をつい口ずさむ程、孫が可愛いものだとは想像していませんでした。考えてみれば、自分の子供は育てることに精一杯で、あまり余裕が無かった。孫の場合は良いとこ取りで泣き出して手が付けられないようになれば、親に渡せば良いからか、女房と二人で「赤ちゃんからパワーを貰うね、この笑顔を見ていると元気が出てくる」と話しています。抱っこしすぎて腱鞘炎になっても、毎日「孫育て」に明け暮れています。
でも、こんな孫を見ているとこの子たちの将来が、どうなっていくのだろうと想います。例えば環境問題。私は現在別府に住んでいますが、以前は雪が降って積もっていたのに、今ではほとんど降らないし、降っても積もらない状況です。確実に温暖化は進行しています。ささやかな抵抗として、女房は使用した油をふき取って下水道に流さない、私は生ごみを庭に埋めています。
また、自らが携わる年金・医療についても将来的にどうなっていくのか。歴史的な自民党の勝利により強権的な小泉首相がやろうとしていることは、制度の改悪による年金受給者いじめであり、医療においても医療費の抑制の名のもとに、高齢者の負担増を画策する等まさに金持ちしか医者にかかれない状況を作り出そうとしています。
社会保険庁バッシングの嵐の中ではありますが、今こそ、組合員や全ての国民の権利を守るため、労働組合の存在価値が求められていると思います。私も微力ながら頑張りたいと思います。(大分県支部 組合員)
News |
危険な自民党「新憲法案」
国公憲法改悪阻止闘争本部で学習
国公労連は10月21日、東京都内で第5回国公労連憲法改悪阻止闘争本部及び憲法学習会を開催しました。堀口闘争本部長のあいさつの後、一橋大学院教授渡辺治さんを講師に自民党の「新憲法案」と「国民投票法案」について学習しました。(写真上)
渡辺さんは、総選挙結果により改憲策動が加速化したこと、企業のグローバル化と構造改革のために「改憲」がねらわれていることを解明。自民党が「改憲案」ではなく、焦点を9条と、いつでも憲法「改正」ができるよう96条に絞り、一括して国民に賛否が問えるように「新憲法案」としたことの危険性を指摘しました。来年2月に法案提出がねらわれている国民投票法案は、マスコミと国家公務員、教師にたいする運動規制をかける危険な内容であることを紹介。国民投票法案を阻止できれば、市場化テスト法案も公務員改革法案も医療改革も阻止できると述べ、取り組みの強化を呼びかけました。
霞が関に労働組合の風を
国公一般第3回定期大会を開催
「霞が関に労働組合の風を」と結成された国公一般が10月20日、第3回の定期大会を開催しました。山瀬委員長の挨拶のあと、浅尾書記次長が「今年は組合員100名に向けて組織拡大を目指す」と議案提案しました。討論では全厚生西田書記が本省職場での非常勤職員に対するいじめ・セクハラについて発言。生々しい内容を聞いた参加者は、本省職場における非常勤職員の労働条件についてあらためて考えさせられました。議案はすべて満場一致で採択。山瀬国公一般委員長の団結ガンバロウで閉会しました。
定員削減・退職手当改悪反対 生活と職場実態を無視した人件費削減計画を許すな |
「官から民へ」と絶叫し、小選挙区制度のもとで総選挙に勝利した小泉首相は、構造改革の本丸としていた「郵政民営化関連法案」をかつてない強引な手法で成立させました。さらに、政府、財界は、定員削減、賃下げを柱とした一層の公務リストラを進めようとしています。
政府は10月4日の閣議で「自衛官を除く国家公務員の定員について、05年度から09年度までに10%削減するため、06年度から4年間で省庁の定員を2万7681人減らす「定員合理化計画」を決定しました。また、自民党行政改革推進本部は6日、国と地方の公務員定員について「10年間で20%純減」との方針を決め、国家公務員と地方公務員の合計404万人を対象に10年間で80万人の削減目標を計画しました。さらに経済財政諮問会議は、(1)国家公務員の人件費について、今後10年以内に名目GDP比で半減させるといった目標と期限を「基本指針」に明示、(2)市場化テストの全面導入、(3)官民の給与水準の比較方法の見直し、国の財政事情を考慮して公務員給与を適正化する仕組みの検討などを求めています。
総人件費削減目標を先に決定し、行政ニーズや職場の繁忙実態、公務員労働者の生活実態を無視することは許されません。「公共サービス商品化」反対キャンペーン運動など総人件費削減や市場化テスト反対の要求と結合させ秋季年末闘争を粘り強く取り組むことが重要となっています。
退職手当見直し法案を提出
10月4日、政府は退職手当「改正」法案を閣議決定し、特別国会に上程しました。
制度所管の総務省は、退職手当「見直し」の理由として、在職期間中の貢献度のより的確な反映を求める「公務員制度改革での指摘」や、「給与構造見直しによる俸給水準引き下げ」などをあげています。見直し時期は、06年4月1日(給与構造見直しによる新俸給表を適用。特定独立行政法人は07年4月1日)からとしています。
今回の見直しは(1)支給率カーブをフラット化し退職理由別の適用条項の一部変更を行った上で、『勤続年数別乗数』を見直す(2)在職期間中の貢献度をきめ細かく勘案できる仕組みとして「退職手当の調整額」を創設(3)前日(06年3月31日)時点で計算した退職手当額は「保障」する経過措置を行うなどの内容となっています。今回の見直しで8級以上の退職者は新制度が有利となり、7級以下については新制度で退職手当水準が若干引き下がっており、容認できるものではありません。
*退職手当額算定式
退職手当額=退職日俸給月額×退職理由別・勤続年数別支給率+退職手当の調整額
岐阜県 働きがいある職場に 支部定期大会を開催 |
岐阜県支部は10月22日、岐阜市内で第39回定期大会を開催しました。厳しい職場状況を反映して例年以上に多くの代議員発言が続き、熱心な討論の末、05年度運動方針・予算案を満場一致で決定しました。
大会冒頭、澤村委員長は徹底した検討が行われることなく一方的に押しつけられる「改革」に問題提起。人事評価や広域異動、業務外閲覧、メンタルヘルスなど具体的課題に言及して、職場実態報告も含めた積極的な討論を呼びかけました。
代議員からは組織と身分への将来不安、新人事評価制度のねらいと運用への不安、長時間残業の実態、VDT健診の意義と必要性、闘争積立金の有効活用、広域異動に係る福利厚生取り扱いの検討、執行委員会や分会活動のあり方、労働組合の弱体化と支部への期待など多くの発言がありました。これらの大会討論を受けとめ、この一年間、全員参加の運動に努力して、働きがいのある職場をめざして一所懸命奮闘したいと思います。
(書記長)
あなたも参加しませんか 日本平和大会in神奈川 |
2005年日本平和大会は、11月25日(木)から27日(日)の日程で、神奈川県内で開催されます。
日米軍事同盟打破、基地撤去の旗を掲げて1986年から始まった日本平和大会は、日本の平和運動の上で重要な役割をはたしています。米軍基地の再編・強化は、今、大きな山場を迎えています。基地再編の焦点になっている地域での住民ぐるみの運動を全国で支え、日米両政府の時代遅れの基地押し付けを撤回させることが大切です。
アメリカの無法な先制攻撃戦略に反対し、自衛隊のイラクへの派兵をやめさせること、日本を「戦争する国」にしないために、憲法の改悪に反対し、第9条擁護の運動を発展させるために、この大会を大きく成功させましょう。
参加希望者は、支部または本部にお問い合わせ下さい。(本部から参加費の一部補助があります)
【日本平和大会日程】
○11月25日(金)
*開会総会/神奈川県民文化ホール
○11月26日(土)
*基地調査行動((1)横須賀・逗子(2)厚木・座間の2コース)
*座間基地集会(仮称)*青年交流集会
○11月27日(日)
*シンポジウム、分科会 横須賀・横浜市内
*閉会総会/横須賀市民文化会館
(注)基地調査は、いずれも事前の申し込みが必要です。(〆切り11月7日)
新副委員長紹介 |
仕事にスポーツに組合に頼れる存在
中央執行副委員長 三角美智子さん
職場での三角さんは、情報システム関係の仕事に長く従事され、まだ、穴を開けた紙(パンチカード)で大型コンピュータを操作していた時代から縦横無尽にコンピュータを操っていたそうです。コンピュータを操作する最小単位(ビット、1か0のこと)レベルでコンピュータの基礎を理解されていますので、Windows世代の業者もタジタジといったところです。
また、サッカーやバレーなどのスポーツに積極的に参加し、特にサッカーでは、サッカーがこんなに盛んになる以前から海外までワールドカップの観戦に出掛けるほどの本格派です。統計情報部では、仕事にスポーツに、まさに頼れる姉御といった存在です。
統計情報部だけでなく、他部局へ異動したときでも仕事、組合活動の両面で頼りになる人材だったようで、本省支部で活動されていた時は本省支部書記長として専従を経験されています。統計情報部の職員だけでなく、広く本省全体の中心的な存在だと言えるでしょう。地域でも霞が関国公の役員として活躍されていて、省を飛び越えた人脈が三角さんの持ち味の一つだと思います。楽しいお酒も大好きのようですし、じっくりお話を聞いてくれるタイプです。気軽に声を掛けてみてください。(統計支部 組合員)
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