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◆第1628号(2005年9月15日付)◆


総人件費削減許すな
秋季年末闘争スタート

 国公労連は、年次方針で確認した、(1)「9条」改憲に反対し、平和と民主主義を守り発展させる運動を継続・強化する、(2)「公共サービス商品化」反対キャンペーン運動を、総人件費削減や市場化テスト反対などの要求課題と結合させてとりくむ、(3)組織の整備・拡大を重視し、職場と地域から産別運動の活性化を追求する、の3課題をとりくみの基軸に、国民的課題や産別課題での統一闘争の前進と要求実現をめざし、秋季年末闘争をスタートさせました。
 9条改憲反対のとりくみでは、職場や県国公で憲法学習会の開催、憲法の「語り部」登録運動にとりくみます。毎月9日を全国統一行動日に設定し、宣伝・署名行動を推進します。11月19日に国民大運動実行委員会などの呼びかけで「憲法改悪・大増税を許さない国民大集会」(仮称)が開催されます。
 公共サービス商品化反対のとりくみでは、毎月第3水曜日を「公共サービス商品化」反対キャンペーンの全国統一行動日とします。06年通常国会に向けて「格差拡大の構造改革を転換し、安全・安心な社会の実現を求める署名」のとりくみ、政府の「総人件費削減指針」の策定、具体化に反対するとりくみを強め、情勢に応じて全国一斉の職場集会を配置し、政府への抗議文を集中します。11月16日を「総人件費削減反対」全国統一行動日とし、中央・地方で、宣伝行動や団体要請行動などにとりくみます。
 組織拡大では、10月〜11月を秋の「組織拡大強化月間」に設定し、要求闘争の前進を図りながら、未加入者の解消や非常勤職員・関連労働者の組織化にとりくみます。組織強化拡大中期方針「チャレンジ30」のセカンドステージに入り、その全面実践をめざして果敢に挑戦します。
 さらに、給与構造「見直し」とも関わって、退職手当の「見直し」が総務省で進められ、検討課題が示されています。国公労連は、「退職手当水準維持」を基本に要求書を提出し、交渉を開始しています。

守ろう9条!いかそう憲法
国公労連第51回定期大会開く
 国公労連第51回定期大会が、8月24日から26日まで、東京都内で開催されました。今回の大会スローガンは「守ろう9条!いかそう憲法・国民の中へ、国民とともに」です。
 冒頭、堀口委員長は、「公務の役割を否定し、公務員労働者と国民に痛みを強いる政策をすすめようとする政党に、私たちの未来を託すことはできない」とあいさつ、その後、2名の来賓あいさつのあと執行部より議案提案がおこなわれました。
 討論では全厚生から2名が発言、杉浦書記長が憲法問題で、「改憲を阻止するためすべての国民を視野に入れ、長いスパンでの闘いが重要」。また福士書記次長が社会保険庁改革について、この間の経過にふれながら「『社会保険庁解体』議論ではなく、憲法25条に根ざした社会保障制度を拡充する立場から『社会保障制度』の改善と一体で『社会保険庁改革』にあたるべき」と発言しました。
 愛知県支部・愛知国公磯貝議長は「中部国際空港で調整手当6%を勝ち取れたことは、この間のたたかいの成果」と報告しました。 教育・学習問題では再度杉浦書記長が、「勤労者通信大学を集団受講することにより、学習する大切さが深まった。来年おこなわれる憲法コースも集団受講にむけて取り組みたい」と決意表明をしました。
 今回の大会で全厚生から3年間国公労連に派遣していた業務センター支部・清水美穂さんが退任。業務センター支部・北畠弥生さんが新たに国公労連・中央執行委員に選出されました。

リレーずいそう
●昼の仇を夜で討つ
 たぶん幸せなことなのだと思うが、基本的に土日は暇である。掃除や洗濯などを終えた昼下がりなど、それなりに金銭に余裕がないわけではないのでぶらりとどこかへ出かけることがある。徒歩のこともあれば車の場合もあるが、最近はやはり車が多い。行き先はというと、山の中の温泉だったり、人で賑わう海岸だったり、4時前のスーパーだったりするが、そこが目的なわけではない。そこで何を食べるか、それが一番大事な部分である。
 それほど高くなくなおかつ美味いと言う、山であれば山の、海であれば海の、スーパーであればスーパーの飲食がある。具体的には書かないが、なんとなくわかる方にはわかるであろう。当然飲酒をするなどということはできないので、じっと我慢をする。これは中々つらいものがある。ちなみにここではあまり食べない、味わう程度が良い。なぜなら夜に飲めなかった仇をとらねばならないからである。何も考えるでなくぼんやりしながら、人の作った料理を食べる。これ以上の幸せはそうそうない。そう思えば一人でいるのも悪くない。
 そして支払いを済まして家に帰り、残った家事を終わらせて読書でもしていれば、大体良い時間となる。そして今度は昼の仇を夜で討ちに行くのである。
(秋田県支部 組合員)

News
時代を切り拓くのは青年
国公労連青年協第31回定期総会

 9月10〜11日にかけて、国公労連青年協議会第31回定期総会が行われました。全厚生からは、代議員3名と常任委員1名の計4名が参加。総会では、青年協副議長の挨拶、来賓の挨拶のあと、議案の提案が行われ、質疑・討論に入りました。全厚生代議員は全員が発言。
 尾崎青対部長は、10月7日の中央行動にあわせて、青年部長会議を開催し、その後に福祉職場の見学を行うこと。社会保険庁の評価制度の導入の報道について。市場化テストのモデル事業にさきがけての民間委託が、必ずしも国民サービスの向上につながっていない状況について発言。佐藤青対部事務局長は、今年5月にニューヨークでおこなわれたNPT再検討会議要請への代表派遣のために取り組んだ「憲法9条バック」販売についてと、青年対策部の機関紙の発行を開始したこと。また、国公青年協としての機関紙活動強化の要望について発言。西田書記は、平和行進や原水爆禁止世界大会への参加にふれ、平和学習への取り組みの決意と、勤労者通信大学の受講について述べ、新設される憲法講座の取り組みへの期待について発言しました。
 常任委員には引き続き重田哲良さんが選出されました。
 夕食交流会は、盛り上がり、ほんとうにたのしいひとときでした。
(全厚生青対部事務局長)

国公青年協秋季中央行動の取り組みと
全厚生青年部長会議・秩父学園見学の開催
日時 2005年10月7日(金)12時から8日(土)14時まで
集合場所 全厚生本部書記局会議室(千代田区霞が関1-2-2 厚生労働省低層棟3階)
主な日程
10月7日(金)
12:00〜16:00 国公労連青年協秋季中央行動
16:00〜18:30 青年部長会議
19:00〜 夕食交流会

10月8日(土)
11:00〜12:00 秩父学園見学
12:00〜14:00 昼食交流
14:00〜 解散


女性が働きやすい環境を
労働条件改善要求で人事課と懇談
 全厚生女性部は8月5日、大臣官房人事課と「女性の労働条件改善を求める要求」で懇談しました。女性部は、金子部長、木立事務局長はじめ各幹事と、本省・統計・業務センター・国衛研・感染研・国リハの各支部の代表ら11人が出席。人事課は、西山人事調査官、井上補佐らが対応しました。懇談では、「女性の労働条件改善を求める要求」の重点項目についての回答を人事調査官が一括して行い、それを受けて、さらに各参加者が発言しました。
 メンタルヘルス対策では本省支部から、該当者に対する対策とそれを支える職場への配慮について、代替の確保や、復帰後の半日勤務などのならし期間にも代替をつけるなどの対策を求めました。調査官は、「職場環境を整えないとまわりに負担がかかるのは事実。代替については、研究し、検討していくことも必要」と回答しました。
 国リハ支部は、「このままでは、入所者へのサービスが低下する」と、定員削減の中止と必要な増員を求めました。また、「日直の試行を行ったが、やりっ放しでなく試行後の方向を出して頂きたい」と、新たな宿日直体制の確立を求めました。調査官は、「結果を早く出さないと予算の関係などもある。国立施設管理室に伝える」と回答しました。
 次世代育成支援対策推進については業務センター支部が発言。「未就学児の子育て支援は充実してきたが、子が小学生になってから、仕事と育児の両立に行き詰まり、離職する女性も増えている」と述べ、制度改善策として、育児責任を有する職員の早出・遅出勤務の対象となる子の範囲を学童期までに拡大することと子の看護休暇の対象を小学6年生まで引き上げることを要求。また、仕事と育児の両立ハンドブックを回覧などではなく、必要な人には配布するよう求めました。調査官は、「制度については、機会をとらえて人事院に要望していく。ハンドブックは対象者に行き渡るように対処したい」と回答しました。
 採用問題については、国衛研支部が発言。厚生労働行政に対応でき、柔軟な思考と国民に奉仕するといった公務員気質を兼ね備えた若い研究者を採用する手段として試験採用の再検討を求めました。調査官は、「趣旨はよく理解できる。厚生科学課や人事院に伝える」と回答しました。
 統計支部からは、行(一)6級昇格における男女差が2年あることについて、早急に男女差を是正するよう求めました。調査官は、「定数拡大とともに、女性を登用していくことは意識していく」と回答しました。
 研究職2級高位号俸者および枠外者の解消と、3級定数拡大については、感染研支部が発言。「26号俸以上が男5人、うち枠外3人、女は3人全員枠外にいる。ある該当者は筆頭論文もあり業績をあげているにも関わらず、昇格していない」と、改善を求めました。調査官は、「3級定数の拡大を要求すると同時に、該当者については調べてみる」と回答しました。
 国衛研支部は、多くの女性が室長に留め置かれている現状を数字で示しながら、「『2020年までに、指導的地位に女性が占める割合を少なくとも30%程度に』という国の目標に照らしても、早期の部長への登用が求められる」と強調。調査官は、「積極的に検討するよう伝える」と回答。
 統計支部から、育児休業中の在職期間2分の1
換算の改善、国衛研支部から、パワーハラスメントの実態把握と対策を改めて要求し、懇談を終えました。
(女性部事務局長)


全厚生女性部第10回総会公示
 全厚生女性部規約第4条の規定に基づき、全厚生女性部第10回総会を下記の通り招集します。

1. 日時 2005年10月29日(土)
午前10:00から午後3:30まで
2. 会場 裁判所共済組合東京宿泊所「みやこ荘」
東京都品川区上大崎3-10-7
3. 議題
(1)2004年度経過報告及び2005年度活動方針(案)
(2)2004年度決算報告及び2005年度財政方針(案)
(3)2005年度女性の要求(案)
(4)役員選挙
(5)その他
2005年9月15日 全厚生労働組合女性部
部長 金子 菊枝


全厚生女性部2005年度役員選挙公示
 全厚生女性部規約第6条および全厚生選挙規則第3条の規程により、2005年度全厚生女性部役員選出のための選挙公示を下記のとおり行います。

1. 投票日 2005年10月29日(土)
2. 投票場所 裁判所共済組合東京宿泊所
「みやこ荘」(全厚生女性部第10回総会会場)
3. 立候補締切日 2005年10月21日(金)
4. 被選出役員名および定数
(1)部長 1名
(2)副部長 若干名
(3)事務局長 1名
(4)幹事 若干名
(5)会計監事 2名
2005年9月15日 全厚生労働組合女性部
選挙管理委員会委員長


神奈川 50周年記念夏の祭典
オールナイトスケートを開催
 夏の蒸し暑さがまだまだ厳しい8月26日、深夜。神奈川県支部が、支部結成50周年を記念して、数年ぶりにオールナイトスケートを復活!開催しました。
 28年前に支部青年が、20歳の成人のお祝いにと、開催して以降、毎年、多くの組合員と家族が参加。神奈川県支部の中でも長い歴史のある行事です。
 今回は、寝苦しい夜を涼しく過ごそうと、新入組合員をはじめ、全厚生本部、業務センター、国リハ支部、県国公、神奈川自治労連などからも青年が参加。合わせて50人をこえる仲間が、夏の夜の氷上を元気に滑りました。会場は、第1回開催からおなじみの神奈川スケートリンク。リンク上では、プロ顔負けのスケーター、手すりの掃除をしている人、12時から5時まで休むことなく黙々とすべる青年、リンクの外でスケートせずにビールを飲み続けている中年など・・・滑り方、楽しみ方も様々。おなかが減れば、神奈川県支部特製の豚汁、おにぎり、ラーメン、フランクフルトが「うまい、やすい、はやい」と大評判。
 参加者からも「きて良かった」「20年ぶりのスケート、楽しかった」「来年も参加したい」などの感想が寄せられました。
(書記長)


香川県 たたかってこそ組合
支部定期大会を開催
 9月2日、第41回香川県支部定期大会を高松市内のサンポートホールで開催しました。
 大会議長の選出の後、あいさつに立った森支部長は、今選挙でも争点になっている郵政民営化をはじめとする公務員削減や人事院のマイナス勧告、社会保険庁改革に対して労働組合がたたかうことが必要であると組合員によびかけました。
 来賓の浜田愛媛県支部長、篠田県労連議長、柏原県国公議長、杉下全厚生委員長からのあいさつがあり、香川書記長が議案を提案、会計監査報告がおこなわれ質疑討論に入りました。
 議案の採択、新旧役員あいさつ、大会宣言の提案・採択がおこなわれ、最後に香川書記長の力強い「団結ガンバロー」で大会を終えました。
 新役員は次のとおり。
支部長 森 芳清
副支部長 三好範彦
同 吉田就二
同 武岡 宏
同 横澤正人
同 岡本勝利
書記長 香川 博
書記次長 小野 猛
(香川県支部 組合員)


ギャラリー平和キャラ (16)

岐阜県支部 組合員の作品

 全厚生女性部が募集した平和キャラクターの応募作品を紹介するコーナーです。
〈評〉うさぎのピースくん。争いごとが起こっている世界のどんなところにも跳ねて行って、ピースサインと満面の笑顔で、平和をふりまく、愛らしいキャラです。

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