公務員制度改革法案を臨時国会提出か |
公務員制度改悪やめよ
01年12月に公務員制度改革「大綱」が閣議決定されて以降、政府・行革推進事務局は、数度にわたり国家公務員制度改革関連法案の国会提出を目論んできました.その都度、私たちのたたかいをはじめ、ILO結社の自由委員会が2度にわたる「勧告」で、手続き上の問題として、労働組合との協議が十分でないこと、労働基本権をこれまで通り制約を維持するとした日本政府の方針については再検討するべきなど、公務員制度改革の内容や進め方を厳しく批判するなどの力で法案の提出を断念させてきました。
労働基本権の制約再考には触れず、官僚の天下り緩和
しかし、政府・与党は、このような指摘があるにも関わらず、「大綱」の問題点の見直しもしないままで、またまた、公務員制度改革を強引に推し進めています。
政府・行革推進事務局は、与党の「今後の公務員制度改革の取組について」の申入れを受けて、8月5日に「国家公務員制度改革関連法案の骨子(案)」を各省庁及び労働組合など関係機関へ示し、今秋に予定される臨時国会への法案提出をめざした作業を進めていることを明らかにしています。
「骨子(案)」は、公務員制度について、国民の批判に応え、年功序列の人事システムを改めるとともに、再就職管理の適正化を図り、適切に人事管理を行う枠組みを整備するとしています。その具体化の方向として、「能力等級制を導入し、能力等級ごとに発揮すべき能力を明らかにし、任用等を行うとともに、実績を反映した給与制度を確立し、能力・実績を評価することにより、採用区分や入省年次による一律的人事を改める能力・実績主義の人事管理を実現すること」と「営利企業・非営利法人を通じ、国と密接な関係のある法人等への再就職を内閣が一元的に管理する再就職管理の適正化を図ること」の二点を改革の柱としています。
「能力等級制」「評価制度」の矛盾点追及する国公労連
国公労連は、6月末に与党「申し入れ」を踏まえた23項目の「質問書」を提出して以降、「骨子(案)」の内容について行革推進事務局との交渉を精力的に行ってきています。「能力等級制」、「評価制度」について制度の詳細を求めたり、矛盾点の追及を行っていますが、行革推進事務局は、明確な回答ができなかったり、真正面からの回答を避けたりして制度の全体像を明らかにしていません。9月9日の行革推進事務局長との交渉で、再度、法案要綱作成前に制度の全体像を示すよう迫りましたが、「現時点で全体像を示せる段階に至っていない。できるだけ早く示せるようにしたい。」という回答に止まっています。
労働基本権回復はじめ、民主的な公務員制度めざして
全厚生は、国公労連の方針に従い、政府が進めようとしている能力・実績主義による人事管理の強化や政・官・財の癒着構造を生む天下りをすすめる公務員制度改革を許さず、公正・中立な厚生労働行政や働くルールの確立、労働基本権の回復など民主的な公務員制度の確立をめざして、秋の臨時国会でのたたかいや厚生労働省当局との交渉・協議を積極的にとりくんでいきます。
リレーずいそう |
● 旧公衆衛生院の建物
国立保健医療科学院は、国立公衆衛生院、国立医療・病院管理研究所及び国立感染症研究所の一部を統合して、平成14年4月1日に設置された。同時に旧公衆衛生院は都内の白金台から埼玉の和光市への移転を行った。この時点では実験用の施設が整っていなかったため、非実験系の学部が先行して和光庁舎に移り、実験系の学部は白金庁舎に残ることになったが、今年になってようやく研究研修棟が完成し、10月半ばには白金庁舎に残った3学部(生活環境部、水道工学部、建築衛生学部)も和光の新庁舎への移転を完了する予定である。
移転完了後、11月末に完全に引き払うことになっているが、現段階ではその後の利用計画は明らかになっていない。
そもそも和光市への移転は竹下内閣時代の首都機能分散の政策に基づくものであったが、その必然性については移転決定直後から疑問の声が上がっていた。今年になっても講習会等で白金庁舎を利用しているのをみるにつけ、釈然としないものを感じてしまう。
旧公衆衛生院は、米国ロックフェラー財団の経済的援助により、昭和13年に設立された。本館はゴチック風の歴史的にも貴重な建造物であり、これまでにもドラマ等のロケで使われたことが度々あった。今となっては是非ともこの建物を保存して有効に活用して欲しいと願うのみである。(科学院支部長)
News |
● 憲法を守る青年運動を ―国公労連青年協第30回定期大会―
国公労連青年協第30回定期大会が、9月11日〜12日まで、静岡県・伊東市で開催されました。(写真上)執行部を代表して田山青年協議長が「憲法を守り、社会保障制度を充実させよう」と力強くあいさつしました。執行部から、来年2月11日〜13日に行われる国公青年交流集会2005「DACHA ZOO BESHITA」について、「多くの青年の仲間で成功を」と提案がありました。全厚生からは、尾崎青対部長、佐藤事務局長、宮田青年担当の3名が代議員で出席しました。尾崎青対部長は討論の中で「来年は被爆60周年の節目の年。憲法を守り平和の輪を広げよう。」と力強く発言、佐藤事務局長は昨年行われた全厚生青年交流集会の報告、宮田青年担当は、年金マンガについて発言しました。この大会で引き続き神奈川県支部の重田さんが、青年協・常任委員として再任されました。
● オーナーよ声を聞け! ―野球を愛するファンが決起集会―
プロ野球の近鉄・オリックスの合併の昇任が焦点になるオーナー会議を前に9月7日、東京・日比谷野外音楽堂で、1200人を超えるプロ野球ファンがオーナーに声を聞くことを求めて集会を開催。(写真上)ファン団体と労組日本プロ野球選手会が共催し、元選手やジャーナリスト、タレントらが参加し、決意表明しました。集会では、選手会を全面的に支持し、球団数の減少に反対、1リーグ制移行反対を確認しました。
【本省】支部企画に組合内外から参加 |
もんじゃ屋形船で楽しむ
8月27日の夜7時にいっせいに職場を抜け出し、月島に向かいました!もんじゃ通りを抜けて、総勢22人で船に乗り込み、「お台場」の夜景を目指して船が颯爽と走り出しました。心地よい風に吹かれて、思ったより揺れる船内で、神山支部長の挨拶を皮切りに大いに盛り上がりました。
今回は、本省支部の機関紙「夜明け」で、あなたも「もんじゃ屋形船」企画に参加しませんかと呼びかけに、組合員以外の方が10人も参加してくれました。
はじめてのことでもあり、どのように親睦を図るかということを参加する職場の幹事さんとも事前に相談をしながら、座席表やゲーム企画を考えました。もんじゃをつつきながら会話が弾み、ビンゴゲームも大変盛り上がりました。
参加した組合員以外の方たちからは、「楽しい時間を企画頂きまして有り難うございました」、「僕は初の屋形船でした。とても楽しかったです」などの感想をいただきました。今後もこの経験を生かし、多くの人が気軽に参加出来る楽しい企画を打ち出し、組合の顔が見える活動、組合員が元気になる活動を進めていきたいと思います。(本省支部)
【感染研】毎年恒例「納涼祭」開く |
所全体の親睦はかる
感染研支部では毎年恒例となっている納涼祭を9月3日の夕方に開催しました。参加人数は毎年100人を超え、職員、臨時職員、流動研究員、学生など組合員以外にも研究所に勤める多くの人たちが集まり、仕事の上だけでは話をすることもない人たちとも交流することが出来る数少ない研究所全体の親睦の場ともなっています。一昔前まで納涼祭は、支部の青年部が主催して感染研(当時の予研)内で組織していた総勢20人を超えるバンドサークルによる野外でのバンド演奏や、ある年には坂東玉三郎か梅沢富美男かと間違われそうな?女装大会など若さあふれる催しものも行っていましたが、近年青年層の実質的減少などにより今は執行部が主体となって行っています。途中、支部青年部長が仕切る中、会場から臨時ビンゴガールズを召集し豪華景品争奪戦となるビンゴゲームを行い、大いに盛り上がりました。また、今年は全厚生本部書記局の若手3人衆と本省支部の書記さんも駆けつけ、感染研支部納涼祭の雰囲気を楽しんでもらえたようです。(感染研支部 書記長)
【香川県】第40回支部定期大会開く |
社会保険庁攻撃と闘う
8月20日全厚生香川県支部は、第40回定期大会を開催しました。最初に、森支部長が、社会保険の職場が今、置かれている現状等の報告を含め挨拶しました。その後、杉下本部委員長が、(1)社会保険庁攻撃に対する闘い(2)憲法改悪との闘い(3)公務員制度改悪に対する闘いの3つが、これからの大きな柱になる旨の話をいただきました。また、質疑討論の場では、大会代議員から活発な意見が出され、執行部の考えを質しました。
最後に、香川書記長の団結ガンバローで締めくくった記念すべき定期大会となりました。
(香川県支部)
原水爆禁止世界大会広島に参加して |
人として肩肘張らずにいれば答えは「平和」に
8月4〜6日原水爆禁止世界大会に、京都支部の今年入ったばかりの青年3人と一緒に参加してきました。広島の夏は暑く、空調の効いた県立体育館も、人々の熱気でムンムン。被爆以来59年、来る60周年に向けて、例年になく、海外からの参加者が多く、大変な盛り上がりでした。1日目の開会総会では、核兵器廃絶に向けての決意などが述べられました。
2日目の分科会では、岩国基地調査行動に参加しました。岩国基地には、自衛隊と、在日米軍の海兵隊が駐屯しています。米海兵隊は、別名「殴り込み部隊」と呼ばれる非常に強い攻撃力を持つ部隊で、その別名のとおり、「敵地へ攻撃に行く部隊」です。決して日本防衛のために駐屯しているわけではないことは明白です。守っていただいているからとの「思いやり予算」は、他基地と同様に投入されています。世界では、米軍基地縮小の動きが強まり、米国内においても、基地の縮小が進んでいる状況にも関わらず、岩国では、「沖合移設」の名のもと、拡張工事が進められていることを知りました。もとより、騒音問題はあるわけですが、それ以外にも、帝人の工場が、煙突が着陸の障害になると、中程で切らされたことを発端として移転してしまったり、暴行・傷害等、米軍人による刑事事件も多発している現状に強い怒りを感じました。
世界大会を通じて、「平和とは何だろうか?」と考えてみました。戦争と平和というのは善悪でははなく、平和は自然に望むことだけれども、戦争は、「正しい」と思いこまなければ、また、思いこませなければ、出来ないことだと思います。人が人として、肩肘張らずにいれば、出てくる答えは「平和」になるのではないでしょうか。(中央執行委員)
全厚生女性部第9回総会告示
全厚生女性部規約第4条の規定に基づき、全厚生女性部第9回総会を下記の通り招集します。
記
2004年9月15日
1.日時 2004年10月30日(土)
午前10:00から午後3:30まで2.会場 裁判所共済組合東京宿泊所「みやこ荘」
東京都品川区上大崎3-10-73.議題 (1)2003年度経過報告及び2004年度活動方針(案)
(2)2003年度決算報告及び2004年度財政方針(案)
(3)全厚生女性部規約改正(案)
(4)2004年度女性の要求(案)
(5)役員選挙
(6)その他全厚生労働組合女性部
部長代行
全厚生女性部2004年度役員選挙公示
全厚生女性部規約第6条および全厚生選挙規則第3条の規程により、2004年度全厚生女性部役員選出のための選挙公示を下記のとおり行います。
記
2004年9月15日
1.投票日 2004年 10月30日(土) 2.投票場所 裁判所共済組合東京宿泊所「みやこ荘」
(全厚生女性部第9回総会会場)3.立候補締切日 2004年10月22日(金) 4.被選出役員名
および定数
(1)部長 1名 (2)副部長 若干名 (3)事務局長 1名 (4)幹事 若干名 (5)会計監事 2名 全厚生労働組合女性部
選挙管理委員会委員長
あなたも参加しませんか
国公女性平和のつどいin沖縄
日程 11月11日(木)〜14日(日) 3泊4日
11月11日(木) 各地空港発ー那覇空港着ー那覇市内ホテル着
東京からの利用予定便は、11月11日(木)ANA135便 羽田20:00発 那覇空港22:30着
11月12日(金) 南部戦跡国立公園を巡る1日
平和記念公園、平和記念館、ひめゆりの塔、ひめゆり記念館 など、沖縄県国公の皆さんと夕食交流
11月13日(土) 米軍施設と沖縄中部を回る1日
普天間基地、沖縄国際大学(ヘリコプター墜落現場)、嘉手名基地、辺野古漁港など
11月14日(日) 沖縄の文化を回る半日
国際通り、公設市場、沖縄県立博物館 、首里城公園 など費用 羽田発 70,000円(飛行機往復、ホテル代他)
羽田以外 80,000円(同上)
※ 組合員のご家族の参加も可能です。子供料金については別途お問い合わせ下さい。規模 30名 (組合員及びその家族:家族の部屋割りは相談に応じます。)
組織からの代表派遣ではなく、個人の参加となります。申し込み 10月15日(金)までに国公労連女性協議会へ 主催 国公労連女性協議会 問い合わせ 全厚生本部女性部または国公労連女性協議会へ
(03−3502−6363)
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