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◆第1582号(2004年4月5日付)◆


前向き元気を待ってます。 あなたも全厚生へ
ご就職おめでとうございます  青年部が待ってるヨ

 新しく厚生労働省に入られた皆さんに、先輩方からの熱いメッセージを贈ります。
 あなたも全厚生へ、あなたの前向きな元気を待っています。


悩みや要求をみんなで解決してくれる   全厚生青年対策部長
 新入職員のみなさん、こんにちは。新社会人として様々な期待と不安を持って新しい職場での生活を始められたことと思います。そんな期待や不安にこたえてくれるのが、労働組合だと思います。  労働組合は、一人一人では解決できない悩みや要求を、みんなで考え解決してくれます。
 また、組合で企画する様々なイベントやレクリエーションを通じて職場以外での多くの仲間と交流する機会もたくさんありますので、仕事以外のことも学ぶことができ、人間的にも一回りも二回りも成長することができます。
 皆さんもぜひ全厚生に加入して、私たちと一緒に交流し、多くのことを学んでいきましょう。

 「組合」って?「全厚生」って?とハテナが飛んでいる方、「組合活動はちょっと・・・」と尻込みしている方、本省支部の組合員に、組合について一言を集めてみました。

 私たちは組合があるからこそ安心して働いていけるのだと思います。
 いつもは、意欲的にそして楽しく仕事や日々の生活を送っていても、ふと、職場に対する不安や不満、疑問等々感じることもあるでしょう。
 私たちが今、当たり前だと思っている権利、例えば、育児休業なども長い組合活動の成果なのです。一人一人の小さな声も数が集まれば大きな声となります。「数は力」です。組合に加入しているというだけでも、大きな力となるでしょう。

 何故加入し続けているか、というと、 なにか「こと」が起こったときに訴えられる場や、団結出来る組織、当局がなにかを進めようとしたときに、良くも悪くも「相手」になりうる労働者の組織というものがあるといいなー、と思っているからです。そうでないと、いい方向に進まない。
 なんにも活動できなくても、加入して「員」でいることでも微力になれるかなー、と。
 そんな組合員もいると思ってくれれば、新入職員さんも気楽でしょうか?(役員さんからは怒られるかもしれませんけど^_^;)

ひとりひとりが、誇りを持って働き続けるために、全厚生に加入しましょう!

 もし、組合がなかったら?と考えてみてください。
 今後、仕事が増えても職員の数は増えません。(公務員削減計画が履行されることが決まっているからです。)今後、仕事が増えて職員の数が減り残業時間が増えても超過勤務手当は多分増えません。(財政圧縮で事務費を削減する必要があるからです。)
 そこで、私たちの本当の業務実態を声にすることができる場所が労働組合です。
 「組合」は、日常の何気ない職場環境への不満や、私たち労働者の権利確保に至るまで、様々な思いを受け止めてくれる強い味方です。
 ご一緒に、自分たちの職場生活を快適かつ有意義なものにしていきましょう。


「たくさんの輝き」に出会うために   国立医薬品食品衛生研究所支部
 新規採用者のみなさん、こんにちは。みなさんの中にはひとりひとり異なる、まだ表に現れていない無限の可能性(「輝き」)があり、それをこれから仕事をすることなどを通して少しずつ見つけ、育てていくのだと思います。
 私にとって組合とはそこで出会ったたくさんの人達の素晴らしい輝きを通して、またその活動を通して自分の輝きを見つけたり、その輝きを増したり、仕事を進めるために必要な力をもらったり、またある人の輝きが失われないように守ったりすることによってその人が与えられている持ち場で十分に輝くのを助けるものではないかと思います。みなさんもぜひ、たくさんの人の輝き☆に出会い、自分の輝き☆を見つけ、育てていくために全厚生へ☆


リレーずいそう
● 庁の姿勢に思う
 現在のマスコミ報道や週刊誌等における年金関係の記事は、ネガティブな面を強調しすぎていて住民に年金制度に対する誤解や過大な不安感を与えている。
 何でも悪い方向へ結び付けようとする報道は、公的年金に対する漫然とした不信感を煽っていることが明らかであり、とりわけ国民年金の収納対策にも影響を及ぼしている。社会保険庁は国民年金の収納率を上げるために「なりふりかまわず」の姿勢で全国に収納対策強化を推し進めているが、果たして「収納対策」とは誰のために行っているのか。
 庁としてはその存在意義が問われている現在、収納率の向上は当然のことだろうが、未納者の増減と収納率の推移は必ずしもリンクする訳でもない。(絶対的に未納者が存在する限り、例えば保険料を納めていた者が免除者となった場合、未納者は増えないが収納率は下がることとなる。)
 地道な収納対策は、すぐにその効果が目に見えて現れないのが現実であり、即効的効果のみを目指す現在の対策が、世論や我々の職場全体に及ぼす影響は必ずしもプラスであるとは言えないのではないか。庁の姿勢により、地方においても当局側と現場側の考え方が乖離することとなり、地域住民のための行政が二義的なものとなっている。
 年金制度改悪に反対する私たちの運動も、真に住民本位の行政サービスにつながる活動として努力していきたいと思う。
(香川県支部)


戦争に反対する3・20国際共同行動

イラクから外国軍は撤退を

 米英のイラクへの武力攻撃開始から1年目の3月20日、戦争に反対する国際的な共同行動が世界各国で行われ数百万人が参加。日本も各地で共同行動が取り組まれ、全厚生も参加しました。


【大阪】1万人で平和の人絵文字
YES PEACE

 雨の大阪城公園、1万人を超える人が平和への願いを込めて「平和の花」と「PEACE」の人絵文字を描きました。
 支部組合員は、「アメリカはイラク占領をやめろ」「自衛隊派兵反対」「平和憲法守れ」と市民に呼びかけながらデモ行進で会場へ参加、直接集合組と合流します。11時。淡いピンクの画用紙を大空にかざし、いよいよ人絵文字の作成。若い女性の指示で、一様に空に向かって画用紙をかざす姿に、「少し怪しげな集団?!」と互いに顔を見合う組合員も。「わあー。綺麗です」との声に「あーっ、見たい〜っ。」との声が飛び交います。上空を飛び交うヘリコプターの音が大きくなりカウントダウン。11時33分。女子高校生の「NO WAR!」の大きな声に、会場参加者が「YES PEACE!」の大声援でこたえ、平和への思いを一つにし、「世界に一つだけの花」の合唱に花びらがゆれ、パレードが進みます。
 当日、大阪国公は、パレードと並行して「反核平和駅伝」を企画。支部からも手製の悪法9条Tシャツを着て2チームがエントリー。「残念ながら雨天中止」の判断に思いはいろいろ。用意された豚汁を食べながら交流も深めあいました。
(大阪支部書記長)


【岐阜県】自衛隊岐阜基地前で人間の鎖
戦争をなくそう

 3月20日、戦争に反対する国際的な共同行動の呼びかけに応え、大垣・高山など岐阜県内6カ所で様々な行動が行われました。岐阜県支部は航空自衛隊岐阜基地の町・各務原市で「有事法制反対岐阜県連絡会」などが主催する岐阜県集会に結集。支部から8人が参加し、全体では約5百人の取り組みとなりました。 集会ではうたごえや大道芸人による楽しいパフォーマンスも催され、子供連れの参加者にも評判は上々。「戦争に良いも悪いもない。戦争をなくそう」と若者の元気な決意表明のあと、商店街を拍子木をたたきながらピースアピールでパレード。岐阜基地前では人間の鎖行動など自衛隊のイラク派兵に対する抗議を行いました。岐阜基地は91年から日米共同使用基地となっており、大型機の使用に耐えるように滑走路も2700メートル、嵩上げ工事もすませ、まさに「戦争」に備えているようです。平和憲法を持つ日本がふたたび戦争への道を歩むことがないよう声を上げること、組合員・労働者のいのちと生活を守る労働組合の大事な役割だとあらためて自覚した行動でした。
(岐阜県支部書記長)


【愛知県】3・18統一職場集会開く
劣悪な職場改善を

 支部は3月18日、国公労連の早朝時間外職場集会の提起を受け、全分会(18箇所)に支部役員を派遣し、昼休みに集会を開催(565人参加)しました。今回の集会開催については「全員参加の集会成功」に向け支部役員で協議をした結果、勤務時間の問題や健保証の更新事務等で実施できなかった「総対話集会」にかえて若干の情勢報告と、組合員の意見を聞くことを重視し、昼休みに集会を実施することとしました。
 そうした中でも、地区国公からの要請を受けた刈谷、中村、鶴舞の各分会の組合員が、地域合同集会へ代表派遣したり、NTT(通信労組)が行ったストライキ支援・激励にも積極的に取り組み、朝8時から多くの組合員が参加しました。
 集会では春闘の情勢や支部が3月16日に行った愛知社会保険事務局長との団体交渉の報告を中心に行い、メンタル面の病気で仕事を休まざるを得なくなるまで追いつめられている職員が多くなっている劣悪な職場実態や、さらに、その予備軍的な人も非常に多くなってきているのが現状などをあわせて報告しました。定員も給料も減らされ、業務は増え続ける一方では、いつ健康を害してしまうかわからず、職場が危機的な状況になっている時こそ「労働組合の役割が重要である」と訴え、組合員の声を要求として練り上げ、当局に怒りをぶつけ、一歩でも二歩でも労働条件を改善させるため奮闘していく決意を確認しました。
(愛知県支部書記長)


【国立リハ】独立行政法人学習会開く
福祉に効率性なじまない

 国立リハ支部は「独立行政法人とは?」のテーマで、1月7日(昼の部)に引き続き3月10日(夜の部)に学習会を開催しました。講師は本部杉浦書記長。参加者は、事務職、支援専門職、訓練専門職、教官、看護師、診療放射線技師、薬剤師など多数の職種が参加しました。
 本年4月からの国立病院・療養所の独立行政法人化を間近にして、参加者は、まさに他人事ではない問題として熱心に聴講しました。杉浦書記長は、まず、独立行政法人の定義から解説し、その後独立行政法人になった場合の労使関係がどう変わるのかを「労働者と使用者の労働契約関係」などをポンイントに解説。さらに、全厚生が関わった国立健康・栄養研究所の独立行政法人化における取り組みについて具体例を挙げて話し、聞く側は臨場感をもって聞くことができました。今回の学習会で、独立行政法人化される場合の前後の組合としての考え方、取り組み方について非常によい学習になりました。しかし、独立行政法人化されるということは「国が自ら主体となって直接に実施する必要のないもの」であり、「達成すべき業務運営に関する目標」によって効率性、採算性を常に問われる職場になるということです。これが国リハに持ち込まれた場合どうなるのか。質疑応答で学習会の参加者の疑問や不安はそこに集まりました。福祉に効率性、採算性を求めた場合どうなるのか。資金を得るために企業と提携しその企業に有利な仕事をするようになるのではないかなど多数の意見が出されました。そのなかにある参加者の思いは、やはり国リハは独立行政法人化してはいけないということだと思います。
 今回の学習会は、独立行政法人化というテーマを通して我々の職場である国リハを再度見直すきっかけにもなり大変有意義でした。
(国立リハ支部支部長)

みんなの国公共済会
新入職員にお薦めします。 <連載(3)>
この安さ、魅力です!
 一昨年、サッカーの試合中に骨折するというアクシデントに見舞われた私。幸か不幸か半年ほど前に国公共済会に加入したばかりでしたので、いち早くその恩恵を受けました。しかしまさか自分がこんなことになるとは思ってもみなかったので本当に入って良かったと思いました。
 800円のセット共済から、自分に合わせたプランまで。国公共済会の魅力は何といっても少ない掛け金で充実した給付です。
 全国の仲間達が多数加入していますので新入組合員のみなさんにも是非お薦めです。
(秋田県支部)


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