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◆第1579号(2004年3月5日付)◆


2・25地域総行動で奮闘
年金大改悪阻止・春闘勝利訴え


【秋田県】市内昼休みデモで訴え
寒冷地手当改悪阻止

 04春闘第3波全国統一行動の一環として、秋田県労連主催の地域総行動は年金改悪阻止・寒冷地手当改悪阻止をメインテーマに、県庁、市役所のある秋田市中心部で約100人の参加で開催されました。私たち秋田県支部は、秋田市内では事務局分会と秋田分会の2分会があり、総勢10人が参加しました。
 地球温暖化の影響か、当日は、秋田の2月では考えられない程のポカポカ陽気で、時折強い風は吹きつけるもののデモには持って来いの日和。昼休みの時間帯に行われたため、食事に出かけるサラリーマンや県庁、市役所の職員に対し、参加者全員元気良くシュプレヒコールを行いました。
 秋田県内では、秋田市のほか100カ所での地域総行動が予定され、県内各地において年金改悪阻止・寒冷地手当改悪阻止に向けた取り組みが行われました。
(事務局分会書記長)


【国立リハ秩父学園】宣伝カーで通行人に訴え
軍事より福祉を

 埼玉県所沢地域では市内5カ所で同時開催されました。国立リハ支部と秩父学園支部は西武新宿線航空公園駅前会場へ、3人で参加しました。YS11旅客飛行機が展示されている目の前の会場では、時間前から地元の本格的な合唱団のハーモニーが響き渡り、行き交う人に集会の目的を本質的に訴えていたように思いました。
 集会は参加10団体の挨拶が続き、全厚生はリハ支部書記長鈴木徹さんが、軍事も福祉も同じ国の財政の中に在ることを明らかにして、イラク派兵反対、年金改悪反対、賃金改善を訴えました。また、他の市民団体からは、先の衆院選挙での、政党助成金を使った買収事件への怒りが爆発していました。しかし官公労が多いところでの集会であった為か大人しく感じました。
(秩父学園支部支部長)


【香川県】なんでも相談会を実施
社会保障の充実を

 2月22日の日曜日午後から25日までの4日間、街頭での「なんでも相談」と宣伝行動に連日3名以上の組合員が、相談要員・宣伝、署名要員として参加。25日の総行動では、県国公が「税金の使い道」で、「なんでも相談」と並行してシール投票を午後と帰宅時に実施しました。相談会場の問題もあって年金相談は少なかったですが、年金改悪についてはおおいにアピールできたと思います。
 シール投票でも、老後保障(年金)に利用が圧倒的でした。また、医療・介護の充実も相当数あり、社会保障制度の充実を求める願いが切実になっていることが実感できました。
 年金講師団活動は、香川書記長が20日に講師デビューし、「全厚生の出番・本番」を実践する体制が整いつつあります。
(香川県支部支部長)


3・1ビキニデーで年金署名

東海ブロック署名宣伝行動

 3月1日、全厚生東海ブロック連絡協議会は被災50年を迎える「3.1ビキニデー」に参加するとともに、年金改悪反対闘争の「出番・本番」の取り組みとして焼津市内3カ所での連鎖署名宣伝行動を行い(写真上)、静岡・愛知・岐阜の各県支部と本部から8人が参加しました。
 朝は久保山愛吉さんの墓前へと行進する参加者でごったがえす焼津駅前で第一声をあげ、行進参加者が駅を離れるまで署名協力を訴えました。昼はビキニデーの全体集会への参加者を対象に焼津文化センター会場の入り口で署名行動。3カ所目は集会終了後にふたたび焼津駅前に駆けつけて最後の訴えを行いました。
 ビキニデー集会には多くの青年が参加していたこともあり、若い人たちが年金について質問や意見を交わしている光景も目立ちました。3カ所で合計2時間ほどの行動でしたが、集約署名も180筆を超えるなど反応は上々。真冬がぶり返した寒い日でしたが、全国の仲間に負けないで全厚生東海ブロックもがんばろうと元気がでる取り組みとなりました。
(岐阜県支部書記長)



リレーずいそう
● 漢点字に救われた私
 視覚障害者にとっての情報手段である点字、しかし、この点字なかなかの難物で、特に触読は中途失明者には至難のものと言える。という私も点字使用者の身だが、幸いにも(とも言えないが)、幼児期に失明し、6歳の頃から点字を始めたお陰で、読み書きに全く不自由はない。
 とはいうものの、漢字の知識のない私にとっては、仮名文字だけの文章を想像してもらえば良いと思うが、少し高度な文章になってくると、その内容の読解には限界があり、深刻に悩むようになっていた。
 その悩みを解消してくれたのが、「漢点字」の出現である。要は漢字一文字、一文字に対応した点字である。詳しい説明はさておき、とにかく飛びついた。
 当時、同じような理由で勉強を始めた仲間からは、「天国と地獄」、「数学と音楽」のように書き表わすことの違いを知った喜びの感想が寄せられていた。私にしても同様で、発見の連続ともいえる新鮮な学習だった。いまはその漢点字を使ってこの文章を書き、ネット上の新聞記事を毎日読んでいる。
 それにしても、わずか1センチにも満たない小さな面に、記された点の配列の違いを、指先に触れるだけで、数千もの文字として読み取ることを可能にした点字、その発明者であるルイ・ブライユと、漢字にまで応用してくれた川上泰一先生には、心から感謝したい。
(福岡支部)


News
● ささえ愛の輪大きく広げて ―第8回国公共済会拡大推進会議開く―
 2月27日東京都台東区で第8回国公共済会拡大推進会議が開かれ、全国から252人が参加しました。全厚生は6支部と本部からあわせて15人が参加しました。
 午前中は、損保研究家の池野進氏が「損害保険業界の現状と自主共済を支える方々へのメッセージ」と題し特別講演。午後は(1)加入拡大の取組の意思統一(2)生命保険診断のすすめ(3)加入・給付・自動車の実務の3分科会に分かれました。神奈川県支部の福士広志さんは第1分科会で「全労済から切替え火災共済で約130人、セット共済も約60人の加入拡大をする予定。結果を期待してほしい」と発言。執行部役員が加入拡大の取組を決意することの重要性を訴えました。
 参加者は4〜6月の加入拡大強化月間に5000人を増やすことを確認し、加入拡大の決意を固め合いました。

ピカピカの小学1年生の原稿を募集中
 今年もピカピカの1年生の原稿を募集します。今年小学校に入学する組合員の子どもさん全員が対象です。みなさんの応募をお待ちしています。
 子どもの氏名(漢字)(1)氏名のふりがな(2)入学する小学校名(〇〇市立〇〇小学校)(3)大きくなったら何になりたい?(4)お父さん、お母さんからのメッセージ(支部・組合員名)を100字以内で。顔がはっきり写っている写真を送って下さい。写真はお返しします。締め切りは、第1次が3月15日、第2次が3月30日です。お礼に図書券(千円分)をさしあげます。
 くわしくは、支部の教宣担当者、または全厚生本部まで。



【京都支部】年金講師、宣伝行動に全力

史上最悪の年金改悪許さない

 史上最悪の年金大改悪の阻止、安心して生活できる年金制度の実現は、国民のための厚生労働行政の確立を目指す私たちにとって、仕事への誇りをまもることにつながります。
 京都支部では、2月末までに、年金講師を59回・約60時間・延べ2364人に対して実施し、5人以上の新たな講師がデビューするなど布陣も強化されてきています。これまでとにかく要請に応えるべく、突っ走ってきたため、講師団からも、講師陣の増強、お互いの経験交流、学習強化などが求められていました。
 そこで2月17日に支部年金学習会・年金業務担当者会議を開催し、年金講師の模擬演技とともに、04年金「改正」案についても議論し、「保険料が上がる→手取り賃金が下がる→年金額が下がる」などの「巧みな仕掛け」が明らかになり、あらためて改悪内容を広く暴露していくことの重要性を確認しあいました。
 紙芝居を使った講師活動は、この間8回実施しています。「かけ合いはうまいこといった」と思えるときも「ウケ」がいまいちだと反省する(笑わすことが目的ではないはず!?)講師もいましたが、今では改悪の内容があまりにも笑えない、関西弁で言うと「シャレならん」内容のため、笑うに笑えないのではないかという分析結果が大勢を占めています。
 また、宣伝行動は京都総評年金社会保障闘争本部を中心とした「街頭紙芝居」の実施をはじめ、国公にとどまらず、民間の仲間とも共同しながら進めています。2月27日には、支部独自の宣伝行動も開始し、今後は、国公の第1・3水曜の間をぬって、第2・4水曜で独自行動を実施し、週を追うごとに世論が高まるよう奮闘していきます。
 すでに5月の講師要請も入ってきています。そのことからも4月15日の年金ストライキはひとつの通過点であり、会期末までに、必ず廃案に追い込むよう全力で取り組んでいきたいと思います。
(京都支部書記長)


年金学習会参加者1万人を超える
2月の年金講師活動は112件

 年金大改悪反対、国民のための年金制度について熱く語る全厚生年金講師団は、昨年10月1日から2月29日までの5カ月間で、342件の学習会で講師活動を行いました。講師活動をした人は15支部と本部で75人、2月になって新たに7人が年金講師デビューしました。総講義時間は457時間5分。学習会参加者は延べ12,720人で、1万人を突破しました。
 全厚生年金講師団
2月の活躍ぶりをカレンダーにしました。桜の上の数字が各地で行われた講師活動の件数です。日々の活躍ぶりをご覧下さい。 
2月
<2月の合計>
●講師活動 112件 
●総講義時間 160時間15分
●参加者総数4,726人



3・1ビキニデーに参加して

核兵器のない世界へ

  50年前の3月1日未明、アメリカは太平洋マーシャル諸島のビキニ環礁で、水爆実験を行いました。この核実験により、住人や日本漁船などが被災、焼津のマグロ漁船「第五福竜丸」も被災し、現在まで乗組員23人中12人が死亡。この悲惨な事件を忘れず、核兵器のない世界をつくるため3月1日を中心に各種集会が開催されます。
 2月29日、日本原水協全国集会に本部から2人、翌3月1日のビキニデー集会に本部と愛知・岐阜・静岡の各県支部から8人が参加しました。29日の集会には1200人が集まり、基調報告で「ブッシュ米政権の一国覇権主義の破綻と核使用政策の危険性が浮き彫りに。いまこそ草の根から核兵器廃絶の国際署名を」と訴えました。
 分科会「ビキニ被災事件と原水爆禁止運動のあゆみ」の第一部では、元第五福竜丸・乗組員の大石又七さんの体験談で、被爆者がばれるのが嫌で焼津の町を去ったこと。被爆者だというだけで、娘の結婚が3回破談になったこと。また、健康な人は差別を受けたくないために黙っていたいし、逆に発病した人は、医療費など生活費がかかり国から保障を受けたいために証言するなど、同じ被爆者でも考え方が違っており、一つにはなれないことなど、貴重な体験を伺いました。第二部は立命館大学・安斎育郎先生の講演で、核兵器では平和は来ない。日本政府も核抑止論を唱えているが現に戦争は起こっている。大胆な若者の発想で核兵器廃絶の運動を盛り上げようと提案しました。
 3月1日、午前中は乗組員の久保山愛吉さんの墓前への献花平和行進。午後は3・1ビキニデー集会が開催されました。「路上ライブで核兵器廃絶を訴えています」と最後に青年が力強いリレートークを行い閉会しました。
(中執)



私の年金講師団活動

遅ればせながら仲間入り

 ほかの支部に遅れること数カ月。ようやく滋賀県支部も講師団の仲間に入ることができました。本来ならば、滋賀県国公の春闘学習会が3会場予定されていたのですが、こちらの宣伝が足りなかったのか中央や近ブロの役員を招いた内容に変わってしまい、滋賀県職の春闘学習会が初舞台となってしまいました。県職の専従役員から「年金問題の講師は誰に頼んだら?」と電話があり、「私で」と答えてから1カ月間とくに準備もせずに過ごしてしまいました。他の支部の皆さんからは「西村君ならいつでも話はできるでしょう」と言われていたのですが、自分で作った原稿でないとうまく話せないと、1・5夜漬けでレジュメを作り当日を迎えました。前日に傍聴した京都支部の支部長の講師姿を参考にしようと思いましたがあまりの「キャラ」の違いに断念し、普段どうりに話し始めたのですが、参加していた人はよく知っている人が半数近くでしたので特に緊張することもなく45分という時間はあっという間に終わってしまったというのが実感でした。
 いつも思うのですが、準備した内容の半分も話せず終わることが多く、何度も繰り返し続けていかないと自分の思いが相手に伝わりません。でも結局次ぎもまた同じ結果を迎えることが多いですね。次は紙芝居にも挑戦することとなりますのでもう少し少人数の集会なんかに出かけようと思います。
(滋賀県支部)



引き続き国公共済会に加入を
 3月で退職される皆さん、大変お疲れさまでした。全厚生は、長年にわたり組合の仲間としてともに励まし合い働いてこられた皆さんに、引き続き国公共済会を利用されることをお勧めしています。是非ご検討下さい。

(1)セット・火災共済(退職者グループ)
 現在加入されているセット・火災共済について、引き続き加入することが出来ます。生命・医療共済は64歳まで、交通災害共済・火災共済は一生涯加入できますので、それぞれご利用下さい。

(2)シニア共済
 皆さんがいつまでも元気に活躍されることを願い、80歳までの病気やケガによる療養費などを援助する制度です。健康告知基準に該当しない55歳以上65歳までのOB組合員およびその配偶者は、どなたでも加入できます(ただし配偶者のみの加入は出来ません)。
また、今セット共済に加入している方は、64歳まで併行して加入できます。
*詳しくはパンフレットをご覧下さい。お問い合せは支部担当者または全厚生本部・西田(03−3501−4881)まで。

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