有事法制廃案、労働法制改悪阻止 |
有事法案 参院のたたかいで必ず廃案に 急速に末広がりで運動を広げよう
全国支部委員長会議で確認
全厚生は5月10日、春闘の中間総括と当面するたたかいの基本方向を意思統一することを目的として、全国支部委員長会議を都内で開催。23支部46人が参加しました。 会議では、「不利益遡及は許さない、国公権利裁判」のたたかいについての意思統一も行い、全厚生原告団全員の紹介と山瀬国公労連副委員長を講師に、裁判の意義と経過、今後の取り組みについて学習しました。
会議の冒頭、挨拶した杉下委員長は、アメリカの戦争に日本を参戦させる有事法案を廃案に追い込むとともに、かつてなく厳しい春闘の結果により2年連続のマイナス勧告とボーナス5年連続カットは避けられない情勢のもと頼りにされる労働組合として、国民とともにたたかおうと呼びかけました。
杉浦書記長は、春闘の中間総括を行った上で、当面するたたかいについて提案。有事関連3法案の廃案、労働法制改悪法案阻止のたたかいを「知って、知らせて、行動しよう」を合い言葉に「急速」に「末広がり」のイメージでひろげよう。公務員制度改革については、政府・与党は今国会での閣議決定を狙っており、労使協議なしの閣議決定を許さないたたかいを強化しよう。不利益遡及は許さない・国公権利裁判の取り組みについては、カンパの取り組みを全支部で成功させ、全厚生原告団の激励会などで「権利裁判の意義と争点」を学習し、たたかいに結びつけていこう。また、国立施設管理室長交渉と厚生科学課長交渉の実施、社会保険行政研究集会や試験研究機関交流集会の準備、2003年原水禁国民平和大行進の成功、8ブロックで開催される国公労連第17回労働学校への参加を呼びかけました。さらに、書記長は国公労連夏期闘争方針(案)について説明。「雇用・くらし・いのち・平和」を守るたたかいをさらに前進させることを目標に、職場と地域から運動をすすめる。春闘結果やその後の状況を踏まえ、賃下げ・不利益遡及勧告はもとより、政府による賃下げの上乗せさえ危惧される状況のもとで、勧告の影響を直接的に受ける「750万労働者」との共同拡大を目的意識的に追求する方針案を報告。人事院勧告にむけた統一賃金要求案は、「千円」の有額要求とし、勧告制度のもとでも生活改善の実現を迫り、賃下げを断ち切る立場での要求として位置づけたたかうことを報告。6月5日の国公労連拡大中央委員会にむけて積極的な討議を呼びかけました。
組織拡大に奮闘しよう
続いて、國枝組織部長が、組織拡大・強化の取り組みについて提案。組織拡大こそ、要求実現の最大の保障であることを強調。各支部とも組織のの現状を正確に把握し、取り組みの実践にあたっては、元気よく「逃げない、投げない、あきらめない」立場で奮闘しようと呼びかけました。
討論ではのべ16人が発言。春闘の中間総括については、「全員学習とともに各職場ごとに小集団の討論を進めた。早朝職場集会は全職場で開催し54%の参加」「年金講師団による4回の年金連続講座はのべ350人を超える人が受講した」「早朝職場集会は50%の参加。16分会で小グループの対話集会を開いた」などの国民総決起春闘を受けとめた先進的な取り組みが報告されました。組織の拡大強化については、「新入職員だけでなく転入職員の歓迎会も行った」「加入促進は新入職員1人1人に話をする地道な活動。組合とともに国公共済会のメリットも話して加入してもらった」「新入組合員への教育を丁寧にしたい」などの発言がありました。国公労連夏期闘争方針案については、春闘総括を踏まえ、生活改善をめざす率直な討議を行いました。
リレーずいそう |
● SARSとパソコン
SARS(新型肺炎)の世界的な広がりは、改めて未知の感染症の恐ろしさを私たちに知らしめた。幸いなことに未だ日本での感染者は確認されていない。(5月21日現在)本省の立場から言わせてもらえれば、私たち本省の職員の仲間が、日夜、また、休日を返上して対策に追われている部署が現実にあり、まさに「臨時又は緊急の必要」がある事態となっている。担当している職員への十分な経済的及び精神的な手当てが望まれる。
さて、中国、台湾は今や世界の工場と呼ばれ、コンピュータ部品のほとんどを生産していることは、ご存じの方も多いと思う。それだけでなく、パソコンの組み立て工場も中国、台湾にあり、最近は、最新型のパソコンでも、格安で手にはいるようになった。これは、現地の人件費が安いことと、品質管理の手法が先進国からもたらされ、まさに、グローバルな資本主義経済の当然の帰結と言える。
しかしながら、今回のSARS騒ぎで、これまでのようなやり方が通用するのか?
パソコンマニアとしては、今のような最先端の機器が格安で手に入る状況がずっと続いてほしいものではあるが、伝染病、テロ、戦争など世界経済へ影響を与える大きな出来事が続くと、ふと、不安になったりもする、今日この頃である。(本省支部 書記長 市川 茂)
News |
● 国民本位の行政めざして ―社保行研集会第1回実行委員会開く―
全厚生は5月11日、「社会保険行政研究集会第1回実行委員会」を開催しました。これは、激変する社会保険をめぐる情勢の中で行政研究活動が重要であるとの確認をふまえ、開いたもの。医療保険制度の改悪、また、来年には年金制度の「改革」が予定されており、社会保険を取り巻く状況は激変しています。深刻な長引く不況は直接社会保険の職場に影響を及ぼしています。保険料収納の困難性、制度改悪への怒り、業務量の激増と定員削減など、職場には課題が山積しています。本来、社会保険の仕事は、国民に喜ばれ、やりがいのある仕事ですが、「社会保険の将来はどうなるのか」職員には少なくない不安があります。希望を持って働きがいのある職場づくりを目指して、職場の実際にもとづく問題点の所在、改善の方向、さらには、国民本位の行政や制度のあり方などを労働組合として研究・検討し発信することが求められています。
実行委員会では、次のことが確認されました。@来年3月、京都において開催A職員意識・実態調査の実施B目的は、年金相談など、日々、来訪者と接している職場の視点から、問題点、改善点を明らかにするC各支部推進体制を確立し、職場・組合員から作る全社会保険支部参加型の行政研究集会を目指す。
実行委員会体制は飯塚副委員長を実行委員長とし、本部書記局、本部中執、各支部代表で構成することを確認しました。
● 有事法制採決強行許すな ―5・14緊急集会に5000人―
5月14日、日比谷野音で「STOP有事法制!緊急集会」が開催され、全厚生も在京近県支部から15人が参加。アメリカの先制攻撃に自治体や民間企業、国民を強制動員する憲法違反の有事関連三法案が同日、国会審議なしの与党と民主党の修正協議で合意され衆議院特別委員会で強行採決。この暴挙に怒り、緊急にもかかわらず5000人の人たちが会場に溢れました。集会後、国会に向けてデモ行進しました。
☆ ★ ☆ ピカピカの小学1年生 ☆ ★ ☆ ─ 4 ─
全厚生組合員の「ピカピカの小学1年生」全員集合。数回に分けて掲載します。
〈コメント説明〉 @ 子どもの氏名(ふりがな) A 大きくなったら何になりたい? B お父さん、お母さんからのメッセージ。 足立 遥香 ちゃん
@ あだちようか A バレーボール選手 B 何でも1人で考えてたくましく育ったようか。これからは、もう少しだけ「やさしい女の子」として我が家のお姫さん的存在に育ってね。父 川口 智也 くん 今西 龍太 くん
@ かわぐちともや A パン屋さん B とも、いつもおとうさんが出かけるとき、ついてきてくれてありがとう。小学校行ったら忙しくなるけど一緒にいろんなところいこなぁ。
@ いまにしりょうた A キンキキッズのこういち B 1年生になったら友達をいっぱい作って屋外で元気に体を動かして遊んで下さい。 安立 龍成 くん 可知 諒太 くん
@ あだちりゅうせい A サッカー選手 B これから色々な経験をしながら、元気いっぱいのびのびと大きくなって楽しい事、大好きな事をたくさん見つけて下さい。
@ かちりょうた A サッカー選手 B 3人目の長男ということで、赤ちゃん扱いされがちですが、自分で考えて決め、行動できるようがんばってください。 纐纈 優衣 ちゃん 荒谷 佳那 ちゃん
@ こうけつゆい A 幼稚園の先生 B 少し泣き虫だけど、とても頑張り屋の優衣ちゃん。これからもスイミング頑張って、是非お父さんをオリンピックに連れてって下さい。
@ あらたにかな A ケーキ屋さん B いっぱい勉強をしていろんな経験をして大きな人間になってね。やさしい心はいつになっても忘れないでいてね。そっと見守っています。 片山 実穂 ちゃん 林 和哉 くん
@ かたやまみほ A 看護師さん B とっても楽しみにしていた1年生、おめでとう。お母さん達はみんな、どんな時も実穂ちゃんのことが大好きだからね。はりきって行こう!!
@ はやしかずや A Jリーガー B いろいろなことにチャレンジしていこうネ。友達もたくさん作って楽しい小学校生活を送ってください。 香川 裕美子 ちゃん
@ かがわゆみこ A アイスクリーム屋さん B 元気いっぱいで負けることが嫌い。でも、友達に優しいゆみちゃん、大人になってもそのままでいてください。
研究機関支部代表者会議で確認 |
研究機関交流集会を7月に開催
全厚生は5月10日、研究機関支部代表者会議を開催し、当面する試験研究機関支部での取り組みについて、意思統一しました。
2004年度に設立予定の医薬基盤技術研究所(仮称)について、来年度の組織要求を決定していく重要な段階にある中で、国衛研支部、感染研支部の相互の連携をとり、対策を強化することを確認。当面、厚生科学課への申し入れを行い(5月12日に実施)、引き続く厚生科学課長交渉につなげていくことを確認しました。
厚生科学課長交渉については、医薬基盤技術研究所(仮称)の課題、国衛研大阪支所廃止後の働く場の確保、定員削減に反対し、必要な定員を確保する課題、任期付研究員の要求や課題、再任用制度の課題等を確認しました。交渉日程は、6月中旬で調整します。
全厚生試験研究機関交流集会は、7月18日(金)に都内で開催することを確認し、準備をはじめます。独立行政法人の研究条件や体制、労働条件について、従来の国立研究機関との違いや変化について、報告や交流で深めます。さらに、職場での組合活動を前進させ、団結を強化するために交流します。
また、6月11日に農水省筑波研究団地内で開催する第21回国立試験研究機関全国交流集会にも各支部から参加することを確認しました。
会議には、感染研支部、国衛研支部、ハ病研支部の代表が出席。本部からは、山本・藤巻副委員長、杉浦書記長、佐藤中執、國枝中執が出席しました。
基盤研問題で厚生科学課に申し入れ |
組織再編の情報公開を
全厚生は5月12日、厚生科学課に対し、医薬基盤技術研究所(仮称)の設立にかかわる申し入れを行いました。
今回の申し入れは、医薬基盤技術研究所(仮称)を設立するために、組織要求を決定していく重要な段階にある中で行ったもの。この間、全厚生は組織再編を進めるにあたり、労働組合に情報を公開し、職員・労働組合との合意形成に努めることを基本要求に掲げてきました。この要求を踏まえ、@組織再編に直接該当する研究所職員に対して、情報を公開し、職員・労働組合との合意形成に努め、一方的な組織再編は行わないこと、A医薬基盤技術研究所(仮称)の設立について、計画変更の部分について、十分な説明を行うとともに、国立医薬品食品衛生研究所支部の意見・要望を汲み取り、誠意ある対応を行うこと、の2点を要求。誠意ある対応を強く求めました。
申し入れは、山本・藤巻副委員長、杉浦書記長、國枝中執及び国衛研支部山崎支部長で行い、大臣官房厚生科学課の赤川研究企画官、宮治補佐らが対応しました。
国民平和大行進が行く (2) |
核兵器廃絶訴え神奈川県へ引き継ぐ
平和大行進の2日目となる5月7日、曇り空の下午前9時に港区役所を出発しました。コースは東京タワー下から麻布十番、品川駅前、新八ツ山橋、大井町駅、大森駅山王口、大森東交差点で第一京浜国道に入り大田体育館、六郷橋を渡って川崎市役所までの約19キロです。
出発前に港区長からの激励メッセージを受け、広島までの通し行進者3人を先頭にした平和行進隊は出発時は100人足らずでした。全厚生の参加者は、本部2人と本省支部1人の計3人でした。
出発してすぐ東京タワー下に差し掛かったあたりで、宣伝カーのスピーカーから元気な女性の声が朝のけだるさを突き破り、行進隊を励ますように「ピースコール」を連呼し、「これで元気になりました!」と叫び、行進隊に活力を与えてくれました。
行進隊は、休憩地ごとに参加者の出入りを繰り返し、徐々に隊列は長くなっていきました。沿道の住民からのあたたかい声援を受けたり、大田区内では地元の高齢者も行進に参加する等、午後には陽が出て熱くなってきましたが、隊列を乱すことなく多摩川を渡り神奈川県に入り、午後4時15分に川崎市役所へ到着しました。
引き継ぎセレモニーで、全厚生の「通し行進旗」は、六郷橋東京詰で出迎えてくれた神奈川県支部の梅田副支部長へしっかりと手渡しました。この記事が読まれる頃、「通し行進旗」は静岡県を行進していることと思います。
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