第73回メーデー全国で開催 |
有事法制 医療制度大改悪 許すな
在京各支部から96人が参加 中央メーデー
「働くものの団結で生活と権利を守り、平和と民主主義、中立の日本をめざそう」をスローガンに5月1日、第73回メーデーが全国各地で開催されました。
中央メーデーは、東京江東区・亀戸中央公園で開催され8万人が参加。全厚生は、在京支部から96人が参加し、プラカードやゼッケンで「有事法制阻止」「医療改悪反対」「公務員制度改悪反対」など切実な要求をかかげ、アピールしました。
各支部のメーデー参加記を紹介します。
有事法制阻止の決意あらた 香川県支部
今年のメーデーは、雨が降る中で行われ香川県支部からも24人が参加しました。現在の日本のように雲が垂れこめた中での行動でした。
その中で有事法制の話では、本土決戦を想定しての法整備であり今の日本にどこが攻めてくるのか、結局アメリカの軍事行動に参加するための法律づくりであるとの話に参加者もこんな法は成立させてはならないという決意をあらたにしていました。その後メーデー参加者は降りしきる雨の中、デモ行進を行い、無事今年のメーデーを終えました。(香川県支部 香川博書記長)
戦争国家法案NOを訴え 大阪支部
第73回大阪メーデーは、扇町公園(大阪市北区)で開催されました。今年のメーデーは、雨の中の集会、それでも府下10カ所の会場を合わせて5万人が参加。有事法制NO、医療保険改悪反対などのプラカードやゼッケンが目立つ集会となりました。
大阪支部からは、22人が参加。支部旗を先頭に、「健康保険法改悪反対・戦争国家法阻止ー軍事費・公共事業費を削って社会保障の充実を!」の横断幕をもってデモ行進。青年部は、胸にはゲルニカ(ピカソ)、背にはアフガン難民の少年の顔写真と「子供らに花束を」「戦争国家法案NOの声を」などの文字をプリントした独自Tシャツを着て参加。
また、国衛研大阪分会は、全厚生旗を手にして参加。全厚生の2つの組織が国公の仲間たちの最後尾からシュプレヒコールをあげて元気に行進。
デモ終了後は、会場を別にとって交流集会を開催。大阪分会の小出分会長が「ともに交流も深めながら頑張ろう」とあいさつ、日頃の活動も交流しながら大いに奮闘する決意を固め合う集会となりました。
近畿の全厚生と団結して 国衛研大阪分会
新役員下でのメーデーで、皆メーデーは初めてでした。楽しく参加できました。近畿の全厚生の方々とも面識ができ大収穫でした。今年度の活動に弾みがつきそうです。(国衛研支部大阪分会 吉井公彦書記長)
ロボットパルタで怒り悲しみ 京都支部
京都支部では、今年もデコレーションづくりに取り組み、例年より幾分シンプルなデザインの「フェイスチェンジ機能」による「怒り」「悲しみ」の表現ができる「ロボットパルタ」で、有事法制阻止や、医療改悪反対を訴えました。心配されていた雨も、集合時間にはあがり、これも、今の悪政に対する労働者の激しい怒り、国民本位の政治を実現するというあつい思いが天に届いたのだと思います。また、今年からデモコースが、御所の南側を通る「北コース」から、オフィス街の「中コース」に変更。距離が少し長くなったため、「中コースはえらい来年は北コースに戻してくれ」という声も聞かれましたが、「要求実現は、厳しい闘いを打ち勝ってこそ喜びも大きい」と励ましあいながら、元気に行進しました。(京都支部 川口博之書記長)
騙されないぞ 小泉ニセ行革 岐阜県支部
小雨がぱらつく中、第73回岐阜県中央メーデーが開催されました。全厚生は各分会から総勢50余人が参加し、民間労働者とともに大いに盛り上げました。「もう我慢できないリストラ合理化、決して許せない金権腐敗政治、もう騙されない小泉ニセ改革、断じてさせない有事立法」を掲げ、各労組代表からの決意表明を受けたたかいの意思を統一しました。参加した青年層からは、「アメリカの言いなりで日本を戦争に巻き込む有事立法は絶対反対」「負担ばかりでどんどん生活苦になる改革は反対」との声が聞かれました。集会後は雨も上がり、参加者は元気に岐阜市繁華街のデモ行進を行いました。(岐阜県支部 蒲修書記長)
国民に背を向ける改革反対 愛知県支部
愛知県中央メーデーは小雨が降る中、1万人の参加で開催されました。愛知県支部は、4月からの国民年金事務の見直し等で職場が大変混乱している状況下でしたが、各分会から43人の代表が参加。「国民に背を向ける改革反対、有事立法反対、医療保険改悪反対、公務員制度改悪反対」を掲げた手作りの横断幕を先頭に、元気よくデモ行進。参加した青年組合員は、「私たちの待遇・職場の環境の改善をしていくには、意見や考えを表に出していかないと、何も始まらないということを改めて考えさせられ、良い経験になった」との感想。終結地点では磯貝支部委員長が「いま職場で奮闘している仲間のためにも要求実現をめざし、みんなで奮闘しよう」と訴え、最後に廣下青年部長の団結がんばろうで締めくくりました。(愛知県支部 佐藤雅信)
リレーずいそう |
● ゴールデンウィーク
あっという間のGWを無事すごすことができた。
しかし、3日ある祝祭日のなかで、憲法記念日がすっきりしないまま頭に残っている。
「有事法制…」
我が高松でも集会が行われた。人によって温度差を感じるが、遠いようで近い問題なんだというのを再認識した。
米国が戦争をおこしたら、相手国から日本への武力攻撃が予測されるとして有事立法が発動される。しかも、有事立法が発動される武力攻撃事態の認定は政府まかせ。国会を排除し、首相などの勝手な判断で認定できる仕組みとのこと。
マスコミには報道の自由がなくなり、警報や政府発表の情報をたれ流すだけでなく、キャンペーン番組や関連番組の編成を求められる(まるで戦時中のよう…)そして国民には必要な協力を務めさせる。まさしく国民を強制動員させる代物だ。
一体、誰を何を守る法案なのか。
ここで自分自身に置き換えてみて、私に対して国家が動員をかけるわけがないと思っているが、他人事ではすまないだろう。
知人友人親戚など付き合いのある人がいろいろな理由で動員される。
旗を振って送り出すのでいいのだろうか。その人たちの家族はどうなる。動員されない私はどうしたらいいのか。非国民か。想像するだけで心苦しい。
これからの行く末が心配だ。(香川県支部 大林謙二)
国民平和大行進が行く |
核兵器廃絶訴え、夢の島をスタート
5月6日、2002年国民平和大行進・東京〜広島コースが東京・夢の島第五福竜丸展示館前を出発、800人が参加しました。全厚生は、本省・統計・業務センターの各支部の代表と本部から11人が参加。「核兵器廃絶」「有事法制阻止」を訴え、行進しました。
出発集会では国民平和大行進実行委員会からのあいさつやリレートークなどがあり、4月20日に米国ワシントンでの平和集会に参加した青年たちが、横断幕を持ち、決意表明した他、青年や家族連れの参加が目立ちました。
有事法制を阻止しよう |
各支部メーデーリポート
多数新人がメーデー初参加 神奈川県支部
5月1日神奈川県支部は、薄曇りの中、総勢32人の組合員で横浜市南区の蒔田公園から中区関内大通り公園まで「有事法制絶対反対!」の横断幕を掲げ行進しました。例年に無く新規組合員の参加が多く、「はじめてのメーデー参加」に感動の声が上がっていました。
関内公園では、恒例の焼き鳥コーナーを設け若い組合員とさらに懇親を深めました。焼き鳥も底をつく頃、無常の雨で早々に解散となりました。(神奈川県支部 福士広志書記長)
医療制度改悪はやめろ 秋田県支部
3年ぶりにメーデーに参加した。「働くものの団結で生活と権利を守り、平和と民主主義、中立の日本をめざそう」をスローガンに掲げ、約700人が参加したJR秋田駅前の買物広場での県中央メーデーだ。スローガンの採択後、リストラ、賃下げや医療費3割負担の反対、有事法制阻止などを訴えパレードした。
政府は、病院での本人の窓口負担2割から3割への引き上げ、保険料の引き上げ、高齢者に対する負担増といった医療制度大改悪を行おうとしている。財政構造の見直しや薬価基準の見直しなど先にすべき改革はほとんど行わず、国民にだけ痛みを押しつけようとしている。このような医療制度改革は労働者として国民の一人として受け入れられるものではない。(秋田県支部 村形仁)
民間の組合の仲間とともに 函館支部
このメーデーでは、函館地区国公の代表として、全労連函労会議と共に春闘共闘委員会を組織し、その副委員長の立場で参加しました。当函館支部では、私1人だけの参加でしたが、約30人の他の地区国公の仲間と結集し、その後のデモ行進では例年行っている山車を出品しコンクールでは見事入賞することができました。
今回のテーマは「くらし・雇用・いのち」と有事法制に反対する「平和」として、民間企業の組合仲間と共に、様々な要求実現を求めました。ことに、北海道の完全失業率は、7・2%と高く、この春闘での回答は「ベア0」がほとんどで、雪印をはじめ、多くの中小企業の倒産・リストラが後を絶たない状況が続いているなど、明るいニュースの乏しい上に、業績が向上しながら、定昇すらも切り捨てられる状況を目の当たりにし、決して公務員も他人事ではないと痛感、危機意識を持たされた1日でした。(函館支部 泉徹副支部長)
全厚生を大きく強く |
支部代会議で意思統一
全厚生は4月19日の支部代表者会議で、組織の拡大・強化について真剣な討論を行いました。
「全厚生の組織拡大・強化の取り組み」で提案に立った國枝組織部長は、「春の組織拡大特別期間(4月〜6月)」を実のある取り組みにしようと強調、各支部のいっそうの努力を要請しました。
具体的取り組みでは、新入職員をはじめとして定員外職員も含めた未加入者など加入対象者の把握・アプローチ、異動者のフォローなど、基本を確実におさえ、各支部それぞれが組織力量を考慮して、目的意識的に取り組もうと提起しました。 また国公共済会加入特別期間(4月〜6月)についても再提案しました。組合掲示板に張り出してあった国公共済会のポスターをみて加入申し込みしてきた職員を組合員として迎えた国立リハ支部の経験を紹介。組合加入促進の強い味方であることを強調しました。 全厚生は4部門・支部間の組織率、運動力量などさまざまです。提案ではこの間の各支部の取り組み経験などを具体的に紹介しながらすすめられました。少ない組織率のなかで、加入の呼び掛けに躊躇している支部もありますが、組織率100%になっても、組織拡大・強化の取り組みは終わりません。
これまで新入職員の組合加入率が100%だったk支部では、今年最初の呼び掛けで加入しなかった新入職員がいたことで、あらためて加入の訴えについて議論しています。「労働組合を語る」ことを通して1人ひとり役員が成長することで組織の強化につながります。
独立行政法人となり、労使関係に大きな変更があった栄研支部は職場集会で交渉経過をつたえるなど「労働組合の姿を見せる」ことで確実に組合員を増やしてきました。会議に参加した石見さんは「社会人・労働者として、研究者として研究の発展のためという視点からの呼び掛けが大事」と発言しました。
函館支部の熊谷さんは未組合員の相談に労働組合として真剣に取り組むなかで組合員に迎えた経験を紹介、「職員は組合を注視している」と発言しました。
日常活動なしに組織拡大・強化は前進しません。この2つは両輪です。労働組合の風が吹いている支部では組織を増勢・維持しています。組織拡大・強化はどの支部にとっても最も困難で、どうしても後回しになりがちですが、この課題をどれだけ本気で議論できているかが重要な鍵です。全ての支部で組織拡大・強化について旺盛に議論し、取り組むことが必要です。
☆ ★ ☆ ピカピカの小学1年生 ☆ ★ ☆ ─ 4 ─
全厚生組合員の「ピカピカの小学1年生」全員集合。数回に分けて掲載します。〈コメント説明〉
@子どもの氏名(ふりがな)
A大きくなったら何になりたい?
Bお父さん、お母さんからのメッセージ。植松あいみ ちゃん @うえまつあいみ
A大工さん
B誰とでもすぐ友達になれちゃうあいちゃん。お兄ちゃん達に鍛えられて逞しくなったね。今日も明日も頑張れ!森川直道 くん 北久保亜佑美 ちゃん @もりかわなおみち
A700系のぞみの運転手
B名前のように、小さく見れば曲がり角や坂道ばかりでも、大きくみれば自分の夢に向かうまっすぐな道を歩んで欲しい。@きたくぼあゆみ
Aテニスプレーヤー
Bあれよあれよという間に小学生。クラスのみんなと早く友達になって、元気に学校へ行って楽しく勉強してね。福田峻也 くん 中江雅哉 くん @ふくだしゅんや
Aサッカー選手
B友だちいっぱい作って下さい。〈お父さん〉 工作大好き、音楽大好き、お姉ちゃん大好きの俊也。いっぱい遊んで大きくなあれ。〈お母さん〉@なかえまさや
Aケーキ屋さん
Bいつもニコニコ笑顔の雅哉は妹思いの長男坊。鉄棒、サッカー、スポーツ大好きわんぱく坊主。たまには父ちゃんにもやさしくしてネ。橋本寧珠 ちゃん 岩井 涼 くん @はしもとねいじゅ
A獣医
B雪の日に生まれたので雪のように清らかで美しくと願い名付けました。ああそれなのに全然イメージと違うやん。唄歌いながらネコいじめるし。@いわいりょう
Aガオレンジャー
B入学おめでとう。小学校では自分のやりたいことをたくさん見つけて、やり始めたことは途中で諦めることなく挑戦し続けてください。桑原 大 くん @くわばらだい
A寿司屋
Bからだの小さな大。小学生になったらごはんをたくさん食べて大きくなって下さい。お父さんはあなたに投げ飛ばされる日を楽しみにしています。
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