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◆第1491号(2001年5月5・15日付)◆

安心して生活できる社会保障を

各地で第72回メーデーに参加し奮闘

 第72回メーデーが5月1日、全国各地で開かれました。全厚生は、「年金・医療・介護を拡充しよう/行政と職場に憲法を」(中央メーデー)「健康保険法の改悪を許すな」(神奈川県)「今も、老後も、安心して暮らせる社会保障制度の充実を!」(愛知県)「怒り爆発 社会保障を立て直そう」(大阪)など全厚生らしいスローガンを掲げ、全国で奮闘しました。
 各支部のメーデー参加記を紹介します。

在京支部から105人が参加 ―中央メーデー

 中央集会は13年ぶりの代々木公園開催で8万人が参加。「国民の手に政治をとりもどし、暮らしと雇用を守る経済の再建を」と訴えるメーデー宣言を採択し、4コースをデモ行進しました。全厚生は、本省・統計・業務センター・感染研・国衛研・衛生院・栄研の在京7支部と本部、OBあわせて総勢105人が参加。「年金・医療・介護を拡充しよう/行政と職場に憲法を」の横断幕を先頭に、全長7メートルの「国民のいのち暮らしを守る厚生労働行政を/安心して生活できる社会保障を確立しよう」の横断幕と要求鯉のぼり、各支部作成のプラカードを掲げて、代々木公園から渋谷駅を横切り恵比寿までの繁華街を堂々行進しました。
 デモ解散後は80人もの参加で大懇親会を開き、当面する公務員制度改悪反対のたたかいの話や労働組合運動のロマンを語りあいました。 

社会保障の充実訴え行進 ―秋田県支部

 全厚生秋田県支部秋田分会の私たちは、秋田駅前アゴラ広場で、メーデーの輝かしい歴史的伝統を受け継ぎ「働くものの団結で生活と権利を守り、平和と民主主義、中立の日本をめざそう」のスローガンをかかげ、21世紀最初の年にふさわしい、第72回秋田県中央メーデーを成功させました。
 集会は、約700人が参加し、「秋田合唱団ミニコンサート」から始り、鈴木政隆実行委員が「雇用不安、生活不安が続いているが、サービス残業の撤廃やパート労働者の賃金底上げ、さらには消費税の引き下げ、社会保障の充実のために頑張っていこう」とあいさつし、その後市内をデモ行進しました。私たちも、プラカードを掲げながら道行く人に社会保障の充実など訴えました。
 第72回メーデーの成功を力に、世界の労働者と連帯し、意気高く前進しようと決意を新たにした1日でした。働くものの団結万歳!
(秋田県支部の方から)


リレーずいそう
● みんなの笑顔が見たいから
 近頃めっきり体を動かすことがなくなってしまい、見る見るうちに布袋さんのような体形になっている今日このごろです。そんな父親のことを思ってか、年長の息子(慎之介)が仮面ライダーごっこ(彼は、決闘という)をせがむので、それぞれの役になりきってたたかいます。最近は、パンチ・キックともに力強くなってきたため、まじめにごっこ遊びしないと痛い目に遭います。そこへ、2歳になる娘(ひまわりではない)も一緒になって向かってくるようになったため、結構な運動量になります。平日は、なかなか遊ぶ時間がないのですが、毎週日曜日の朝は7時から子供番組4連発を親子そろって見ています。特に「百獣戦隊ガオレンジャー」と「仮面ライダー アギト」が大好きで、番組が終わると早速決闘が始まります。自分も昔はそうだったなー。
 昔の仮面ライダーは1話完結でしたが、今は、ストーリー性があるため1週見逃すと大変悔やまれます。友人との話にも出てくるくらいなので、結構親の方が真剣だったりします。
 ドラマの中で、主人公はいつも「みんなの笑顔が見たいから、みんなの居場所を守りたいから悪と戦う」のだと言います。「自分のことよりも、みんなのことを考える」何か、今の世の中に向けてのメッセージのように聞こえます。「人のためになれ」それは、映画「郡上一揆」の中で、主人公定次郎がいつも父親にいわれたことでもありました。私も、みんなのために行動ができるそんな生き方をしていきたいと思っています。
(岐阜県支部 書記長)


News
● 憲法のすばらしさに確信 ―憲法集会日比谷に4800人―
 GWまっただ中、5月3日の憲法記念日に「生かそう憲法、高くかかげよう第9条」と題して憲法集会が東京・日比谷公会堂で開催されました。あいにくの雨にもかかわらず開場前には日比谷公園を囲むように参加者の列ができ、2800人が公会堂に、はいりきれなかった2000人は公会堂の外でスピーカーをとおしてスピーチを聴きました。集会は中高生による憲法劇「もっと平和に」、「チェロとピアノによる平和への願い」演奏など盛りだくさん。全厚生からも5人が参加。日本国憲法のすばらしさをあらためて確信、憲法を育て生かしていくことこそが重要と確認しました。
集会後は、雨が上がった銀座を「憲法を、第9条を守ろう」とパレードをおこないました。

● 新たに4施設廃止打ち出す ―国立病院・療養所守れと厚生労働省前行動―
 全医労はじめ国立医療闘争委員会は、5月10日、厚生労働省が4月20に決定した国立病院・療養所「再編成計画」未実施施設に対する「対処方策」に対して、厚生労働省に抗議するとともに、厚生労働省前昼休み要請行動を行いました。
 厚生労働省が決定した「対処方策」では、移譲対象であった稚内・弟子屈・登別及び秋田の4施設の廃止をはじめ、15施設を後医療の方策を講ぜずに廃止するとしています。国立病院・療養所が各地で担っている地域医療を「地元合意」もなく極めて乱暴に切り捨てるもので、参加者からきびしい批判の声があがりました。
 全厚生からも7人が参加し、厚生労働省に向けて抗議のこぶしをあげました。


第72回メーデー各支部リポート

国民の方を向いて仕事がしたい ―公務員制度改悪反対を訴え

とっとこハム太郎で1位に ―京都支部

 第72回全京都統一メーデーには京都67人、舞鶴メーデーには6人が参加し計73人で元気よくデモ行進し、「職場に差別と分断を持ち込ませない、民主的な行政を確立するため、公務員制度改悪に断固反対」と訴えました。京都ではこの「全厚生」の新年号でも紹介していただいた毎年恒例となっているデコレーション作りに今年も取り組み、4月の土日に5日間、のべ約30名で写真の公務員制度改悪反対を訴える「とっとこハム太郎」を完成させました。「ハム太郎」は京都国公主催のデコレーションコンテストで堂々1位に選ばれました。またプラカード製作も44枚、22本を連ね、京都国公プラカードコンテストで2位入賞を果たしました。毎年の事ながらひとつのことにみんなの力を結集して取り組むことで団結を深め、この厳しい情勢を乗り越える力を確認しました。
(書記長)

素晴らしいイラストで訴え ―函館支部

 昨日までの小春日和がうそのような寒風の中でのメーデーでした。
 函館駅歩いて10分程の松風町グリーンプラザをメイン会場に、大会の後、そこから約5キロほどの五稜郭公園までデモ行進をおこないました。デモ行進では、恒例となりました山車・プラカードコンクールが併行して行われ、私が参加している国公労連函館地区国公は例年通り、山車の出品を行い見事入賞することが出来ました。
 今回の山車作成では、私が函館地区国公の山車作成担当という役割となってしまい、当支部の柴原書記長夫人(イラストレイター)にご協力頂き、素晴らしいイラストを使わせて頂いた事を紙面を通じまして、心から感謝申し上げます。
(副支部長)

プラコンで優秀賞に輝く ―神奈川県支部

 21世紀最初の第72回メーデーが神奈川県下では11箇所で開催され1万人が参加しました。神奈川県支部は、中央会場である蒔田公園に新人職員を含め32人が結集しました。「社会保障充実、働くルール確立を」など、ともにたたかう仲間たちの力強い発言が相次ぎ、2コースに分かれて関内の大通り公園をめざしてデモ行進しました。参加者からは、「寒かったけどよかったと思う」「メーデーはやっぱり5月1日にやらなきゃ」など、感想がでていました。組合員みんなの力で作成した支部オリジナルのプラカードや横断幕は、人目をひくとともにメーデーを盛り上げるのに一役買っていました。そのかいあってか、県メーデー実行委員会のプラカードコンクールで優秀賞に輝きました。参加者のみなさん、お疲れ様でした。職場の皆さん、青年を中心に送り出していただきありがとうございました。
(書記次長)

未来に向かって要求再確認 ―香川県支部

 前日は雨だったが当日は、晴天になり、よきメーデー日和になりました。日本一小さな県のメーデーはこじんまりしていると思いますが、来賓が涙を流しながら中小企業の現状を語り、県国公議長が公務員制度改悪について語るなど内容は充実しています。その他、プラカードのコンテストなどを行い「メーデー宣言」の提案採択後、デモ行進を行いました。21世紀最初のメーデーでありましたが華やかさはなく、これからの未来に向かって切実な思いや課題を再確認する機会になったと考えます。未来を我々の手に取りもどすために「ガンバロウ」
(書記長)

社会保障制度の充実を ―愛知県支部

 愛知県支部では毎年、手作りの横断幕を掲げてメーデーに参加していますが、今年も執行委員がメーデー前の休日に集まり作成しました。何をスローガンに掲げるか、ケンケンガクガクの議論(?)の末に、全厚生らしい主張にしようと決まったのが、「今も、老後も、安心して暮らせる社会保障制度の充実を!」のスローガンでした。使い古された言葉ですが、社会保障制度の後退が続く今こそ、声を大きくして、この国民の願いを実現するために奮闘しようという私達の思いがそこには込められています。
 こうして作られた横断幕を先頭に、名古屋市の名城公園で開かれた今年の愛知県中央メーデーには、支部から57名の組合員・家族が参加しました。集会全体では約1万人が集まり、市内3コースに分かれてデモ行進を行いしまた。
 デモ行進終了後の小集会で磯貝支部長は、「いま、住民サービス切り捨ての公務員制度改悪が行われようとしている。みんなの力で跳ね返していこう」と組合員のさらなる団結を呼びかけました。
(愛知県支部教宣部長)

平和を我らに特製Tシャツで ―大阪支部

 「働くルールの確立」「社会保障改悪反対」「公務員制度改悪反対」など、様々なプラカードや横断幕をもって、大阪各地から扇町公園へ集まってきました。
 全厚生大阪支部は「医療費値上げ反対・年金改悪反対・介護サービス切り捨て反対 怒り爆発、社会保障を立て直そう」の横断幕を持って参加しました。
 また、青年部は、「特製Tシャツ」着用で参加しました。手づくりでお揃いのTシャツには、日本語、英語、フランス語、ハングル語などなどで「平和を我らに」と書かれています。そうそうジョン・レノンの歌にあるやつです。(沿道にはそれほど各国の人がいるとは思いませんが。)
 デモ行進では、大阪国公の隊列に全厚生衛研支部大阪支所分会とともに参加し、終了後は、昼食交流会もしました。
(大阪支部)

悪政に立ち向かう決意 ―岐阜県支部

 岐阜市金公園において「第72回岐阜県中央メーデー」が開催されました。集会開始時間には青空となり、総勢1000人余りが参加。全厚生岐阜県支部からは46名が参加し、おおいにメーデーを盛り上げました。
 集会後は、市内のメインロードをデモ行進し、健保・年金法改悪反対、消費税を3%に戻せなど、県民にアピールしました。今年は、近年に無い取り組みとして、「健保・年金法改悪反対!」などの要求を書いた横断幕を持って、意気高く行進しました。このメーデーの前夜祭では、今話題の映画「郡上一揆」を鑑賞し、悪政に立ち向かう気持ちは、昔も今も変わらないことを決意しました。
(書記長)

国民の手に政治を取り戻そう ―愛媛県支部

 雨も上がった5月1日、第72回愛媛中央メーデーは、松山市の中心を流れる石手川の公園で開催されました。全厚生も松山3分会から23名が参加しました。「働くものの団結で生活と権利を守り、平和と民主主義、中立 の日本 をめざそう!」をメインスローガンに、49単組・約千人が結集し、とどまるところを知らず悪政をつづける自公保政権への怒り、長引く不況を理由に押し進められる賃金・労働条件の悪化や大規模なリストラ・中小零細企業の倒産、年金・医療・介護など社会保障制度の改悪など、国民の怒りは増すばかりです。
 特に今回のメーデーでは、各争議団の粘り強くたたかい抜くんだという決意表明で、労働者・県民のたたかいとして新しい共同を大きく広げる場となりました。
 私たちも公務員制度改悪阻止に向けたたたかいを、各単組と共同ですすめていきたいと、改めて感じました。
 メーデー宣言として確認された「国民の手に政治を取り戻し、くらしと雇用を守る経済の再建を」の願いを胸に、奮闘したいと思います。
(書記長)


連載
社会保障構造改革を斬る
中央執行副委員長 加藤重徳
日本経済の深刻な落ち込みの原因は

 いま日本経済は、家計消費の冷え込み、空前の失業、中小企業の倒産など、一刻の猶予もならない深刻な状況にあります。国民・労働者・中小業者は「この不況を打開してほしい」と願うとともに、雇用や収入減、消費税の引き下げ、年金などの将来不安を募らせています。
 日本経済の6割を占める個人消費は、93年以来8年連続で減りつづけています。とくに、消費税増税、医療費引き上げ、特別減税廃止などによる9兆円負担増が強行された1997年以降、所得と家計消費の減少が急速にすすんでいます。
 失業者は1970年代の石油ショック後の不況期や、80年代の円高不況期をはるかに超える320万人になりました。昨年の企業倒産は1万9千件で、負債総額は過去最大規模になっています。
 日本経済が、ここまで落ち込んだ最大の原因は、自民党政治、自公保連立政権が1997年以来、個人消費を痛めつづけ、冷え込ませる、経済失政を繰り返してきたからです。 その第1は、消費税引き上げなどの増税政策を押しつけたこと。第2は、社会保障の連続的な改悪です。そして第3は、大企業のリストラを応援する政治です。
 とくに、本連載では政府が推進しようとしている社会保障の連続改悪と今後の方向・基調についてみていくことにしましょう。
(つづく)


国民平和大行進が行く

夢の島をスタートし神奈川に引き継ぐ

 5月6日正午、東京・夢の島「第五福竜丸展示館前」で国民平和大行進・東京〜広島コースの出発集会が開催され、翌7日には神奈川県入りしました。
 出発集会では国民平和大行進実行委員会からの「昨年、核保有国も含めた世界180カ国が核兵器をなくすことを約束した。この約束の実行を迫ろう」との呼びかけのあと、日本被団協、日本青年団協議会や第五福竜丸平和協会など各界から連帯のあいさつがありました。なかでも「世界の子供の平和像を東京につくる会」の高校生が「過去の歴史の真実を学び、次の世代に伝えていきたい」と力強く決意を語ったのが印象的でした。
 天気に恵まれたこの日、700人が集会に参加。平和行進は日本橋、東京駅八重洲口、新橋駅前をとおり、港区役所までの12キロを「21世紀を核兵器のない希望ある世界に」と力強く行進しました。全厚生は本部・本省・統計支部から家族も含めて10人が参加。元気よくリレーのスタートを切りました。
 7日は9時、東京タワーを横目に見ながら港区役所を出発。川崎市役所までの約19キロのコースに本部から2人が参加。コースの途中、大森駅などから本部・神奈川県支部の行進者と次々と合流、川崎市役所をめざしともに行進しました。
 川崎市役所で平和への願いをしっかり引き継ぎ、解散後には熱い交流会をおこないました。


☆ ★ ☆ ピカピカの小学1年生  〔4〕 ☆ ★ ☆
 全厚生組合員の「ピカピカの小学1年生」全員集合。今号で今年の掲載は終わりです。
〈コメント説明〉
@子どもの氏名(ふりがな)
A大きくなったら何になりたい?
Bお父さん、お母さんからのメッセージ。
松田華奈子 ちゃん
@まつだかなこ
Aぬいぐるみやさん
Bいつもまん丸笑顔の華奈子ちゃん、新体操、合気道、ピアノと大忙しですが、いっぱいお友達を作って大きくなって下さい。
山岡 美晴 ちゃん 山本 陽祐 くん
@やまおかみはる
Aケーキ屋さん
Bとにかく小学校生活を元気に楽しめ!多くの友達と接して心の豊かな人間になれ。そしていつまでも妹想いの優しいお姉ちゃんでいてね。
@やまもとようすけ
Aケーキやデザートをつくる人
B少し泣き虫だけど明るくてすぐに歌い出すお調子者。学校でも明るく楽しくお友達をたくさん作って元気に行こう。
藤野 楓 ちゃん 中本 涼馬 くん
@ふじのかえで
A看護婦さん
B小学校・学童ともに喜んで行っており、今は一輪車の練習中です。たくさんの友達ができるといいなと思っています。
@なかもとりょうま
Aスポーツカーの運転手
B大人顔負けの車大好き少年。大きくなっても親のスネを・・。願っています。
湯村 怜央 くん 布澤 愼平 くん
@ゆむられお
A画家
Bいっぱい食べて、寝て、遊んでいつも元気いっぱい怜央。なんにでもチャレンジしたくってそしてがんばり屋さんで…。そんな、怜央が大好きです。
@ぬのざわしんぺい
Aサッカー選手
Bお兄ちゃん達の教室じゃなく、ちゃんと自分の教室で勉強したり遊んだりするんだよ。楽しい学校生活になるようガンバレ!!
大河 桃子 ちゃん 大脇 里帆 ちゃん
@おおかわももこ
Aケーキ屋さん、パン屋さん
B今のまま、元気に育ってくれたら他に言うことはありません。
@おおわきりほ
Aケーキ屋さん
B3人姉弟の末っ子のとっても甘えっ子のりほちゃん、健康で、お友達いっぱい作って、思いやりのある子になってね。
柳原 有沙 ちゃん 佐藤 真博 くん
@やなぎはらありさ
A看護婦さん
B天真爛漫で活発なあーちゃん。さあ、いよいよ未来の扉を開いていくよ。その勢いでどんどん行こう。 GO! GO!!
@さとうまさひろ
Aオモチャをなおす人
B小粒のマーくん。元気に遊んで大きくなってネ!勉強もチョッピリネ…
岡本 淳宏 くん 原田 雄一 くん
@おかもとあつひろ
Aサッカー選手とパイロット
B3人兄弟の3番目でちょっぴり甘えん坊。友達たくさん作っていっぱい遊んで、そして少しは勉強しようね。
@はらだゆういち
Aトラックの運転手
Bいつも笑顔の雄一君がみんな大好きだよ。1年生になっても明るく元気にがんばろうね。
川崎 優 くん 青山 千夏 ちゃん
@かわさきゆう
Aパン屋さん
BハムのCMじゃないけど、「わんぱくでもいい、たくましく育ってほしい」の一言です。
@あおやまちなつ
Aオリンピック選手
B保育園時代はいろんなことに挑戦したけどこれからも世界を拡げて楽しんでね。
上村祐太郎 くん 松尾 徳人 くん
@かみむらゆうたろう
A大工さん
B楽しみにしていた小学校入学。毎朝、うれしそうに登校する姿をみてホッとしてます。友達たくさん作ろうね。
@まつおのりと
A野球選手
B男の子なのに、小柄な徳人。でも、遊びでは、よくホームランを打ちます。お姉ちゃんと仲良く通学してくださいね。
奥切 遥 ちゃん
@おくぎりはるか
A幼稚園の先生
Bいつも弟や妹の面倒をみてくれてありがとう。優しい気持ちをいつまでも忘れないでください。


紙上討論 6


◎「公務員制度改革」私の意見

◆民主的国家公務員論を  ―業務センター支部 書記長
 この「改革」は、いま、政府・与党がどんな国づくりをしようとしているのかをしっかりとみきわめることが肝要と考えます。「信賞必罰」「能力・実績主義」など耳慣れない言葉やいやな言葉が衝撃的に並べられていますが、この言葉だけをとらえて、感情的に批判や反対をすると本質を見誤ってしまうと思います。
 過去、自治体労働者は革新首長をささえ、民主的な地方自治を発展させてきた経験があります。一方、私たちは、歴史上、大多数の国民・労働者が支持する、ほんとの意味での民主的な国民本意の行政の長をいただいた経験がありません。しかし、いろんな機会を通じて行政の民主化について語り、あるいは実践してきた経験が少なからずあります。いまこの時こそ、政府・与党の「改革」論に対峙する「民主的国家公務員論」「民主的行政論」をみんなの手でつくりあげ、受け身でなく国民を見方につけながら反撃していく必要があると考えます。これは大変なことだと思いますが、このことなしには国家公務員労働者だけでなく、国民の明るい未来はない、といっても言い過ぎではないでしょう。

◆全体の奉仕者否定に繋がる  ―女性部長
 今回の「公務員制度改革の大枠」では、現行制度の問題対応のために、公務員制度改革が必要とされていますが、私たち行政の窓口第一線で働く職員をも含めた、公務労働者全体に共通する問題とは実感できません。制度ではなく運用による問題であったり、行政全体の見直し課題であり、現行公務員法でも、対処できると考えられます。
 また、公務員一人一人の意識・行動原理に直接影響を及ぼしているために、制度改革が必要とされていることも、現実的とは思われません。国民生活の基盤を支える行政サービスを提供する職場で、能力・業績主義の強化が強調されることは、全体の奉仕者としての民主的で能率的な公務員制度の否定につながるもので、その方向性については容認できません。
 女性の採用・登用の拡大については、多様なキャリア・パスが公平に用意されて、個々人が選択できる仕組みが導入されることは評価できますが、男女共に、実効性のある超過勤務の縮減が実現されることと、出産や育児、介護等のための休業、休暇の取得を容易にする職場環境の整備が是非とも必要と考えます。

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