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◆第1478号(2000年12月5日付)◆

少人数職種の昇格改善を

国立施設管理室と交渉

 全厚生は11月13日、国立施設管理室交渉を行いました。これには、福祉支部代表、鈴木・加藤両副委員長、杉浦書記長、今井中執ら本部役員が参加し、管理室からは佐藤室長、有馬補佐らが対応しました。交渉は、切実な要求である昇格改善、体育教官の増員、行(二)職員の後補充などを重点要求に行われました。

定員増は切実な要求

 冒頭、佐藤室長が社会福祉基礎構造改革、新たな定員削減計画、特殊法人の見直しなど社会福祉をめぐる情勢についてふれ、「国立施設をとりまく情勢はたいへんきびしい。これまでにも増して知恵をだして、前にむかって改善していきたい」とあいさつ。
 全厚生を代表して杉浦書記長が、国立施設の整備拡充にむけて定員増は切実な要求であること、行(二)はじめ少人数職種などの昇格改善にいっそう努力してほしい、と要望。佐藤室長は「共通認識に立って努力していきたい」と表明しました。その後、具体的な交渉に入りました。

介護員長を3級に

 昇格についての要求は、昇格基準を明らかにする、部下数制限の撤廃などの基本要求のほか、医(二)・(三)、福祉職、行(二)、教(四)などの個別要求。OT、PT、診療放射線技師など医(二)について室長は「国立病院等とのバランスをみながら少人数職種の理解をもとめる努力をしている」と回答。リハ支部の前野支部長は「リハの病院は国立病院に比べて職員数は少ないが、部長が多数おり組織としては大規模である。組織に応じた定数配置を」と要望しました。
 「看護婦の2級高位号俸者を3級に昇格を」「准看の2級昇格を」の要求について、室長は「3級は看護婦長と格付られている。(2級高位号俸者については)つめてみたい」「准看については制度問題」と回答しました。これに対して全厚生は「3級昇格についてはいっそうの工夫を。准看の昇格については管理室として対策を」と強調しました。
 福祉職の昇格改善要求について室長は「介護員長の3級については職階性の確立をめざし切り上げ要求していきたい」「児童指導員の5級昇格については施設長とも相談していきたい」「職務に見合った処遇が確保できるよう必要な改訂要求を積み重ねていきたい」と答えました。別府支部の小石書記長は「介護福祉士は国家資格であり、業務に誇りがもてるよう実現してほしい」と要望しました。

調理師の後補充を

 調理師等の行(二)の昇格改善と教(四)の3級昇格について室長は「行(二)は個別暫定定数要求で努力している。教(四)は3級を1つ要求している」と回答しました。行(二)の要求については、福岡、神戸、塩原、函館の代表がいっそうの努力を重ねて要求しました。
 つづいて、交渉では「体育教官の増員」「調理師の後補充」などの増員要求をつよくもとめました。佐藤室長は「体育教官については必要性はわかるが要求順位は低い」「調理師の後補充は閣議決定もあり難しい」と回答。
 これに対して、函館の熊谷支部長は「センター当局とも模索している。重度・重複化している入所者に等しく同じサービスを提供したい」と説明し、重ねて検討するよう迫りました。後補充については、通産省本省の守衛さんが3名も後補充されている事実を説明し、「業務委託では支障をきたす」と指摘し、再考するよう要望しました。
 介護員の夜間特殊業務手当について、小石書記長が「看護婦とあまりにも格差がある。改善し増額を」と強調。室長も「要求している」と答えました。
 調整額については、調理師を対象からはずしたこと、宿日直制度については必要な業務であり指導課長会議で意見交換するなど、後退した回答になりました。



リレーずいそう
● ひとひと(火と人)話
 先日ローソクに火を付けた。我が家で裸火を見る機会はこんなものか。
 文明社会が発達すればするほど人はこの火というものから遠ざかっていくように思われる。家の中の灯りが、ローソク、ランプの裸火から電灯へ、薪で炊事していた時代からガスでの炊事へそして電気へと変わっていく。
 こうなるとまったく火というものから人は離れていってしまう。これが文明の発達なんだと勘違いする。人は便利に成ることばかりを追求して来た。でもそれで人は幸せになれるのだろうか。
 人は火を手に入れて文明を発展させてた。でも人は文明の発達の中で、便利さの追求の中で、その火から離れて行っているように思える。私にとっての幸せとは、裸火 を見ることである。
 そんな火が大好きなわたしにとっての楽しみはこれ又大好きなアウトドアーでのキャンプである。
 キャンプに行けば必ずやるのがキャンプファイヤーである。でも最近直火がOKなキャンプ場を探すのが難しい。それでも今年も夏には一晩中火を見て過ごす時間が持てた。
 人は火にあこがれる。薪ストーブでも持てるのならもっと幸せになれるのだが、文明社会の恩恵をたっぷり受けた都会暮らしではそれも無理なのかもしれない。
 そしてそっとローソクに火を灯す。
(秩父学園支部 大岡孝夫支部長)


News
● 森内閣は直ちに退陣せよ −11・29昼休み国会請願デモ−
 11月29日の昼休み、国民大運動実行委員会は「森内閣は直ちに退陣せよ!自公保与党の“数の暴力”と悪政強行反対、国民要求実現を迫る11・29国会請願デモ」を行い、全厚生も参加しました。
● 東京高裁の不当判決に抗議 −全医労11・13いのち守る裁判−
 看護婦の増員を要求する時間内の職場集会を開き、懲戒戒告処分を受けた全医労の組合員12人が、厚生省を相手取り、処分の取り消しを求めていた裁判で、東京高等裁判所は11月29日、全医労の控訴を棄却する不当判決を言い渡しました。全医労は「きわめて不当な判決。強く抗議すると同時に、ひきつづき上告し処分の取り消しを求めていく」との声明を発表しました。
 この事件は、全医労が1991年11月13日、「夜勤は2人以上、月8日以内」とする人事院判定の実現を求めて、全国で237支部で、最大限29分以内の職場集会を開いたことに対し処分を行ったもの。人事院は、処分撤回を求める審査請求を退け、東京地裁では「処分は裁量権の範囲内」として全医労の請求を棄却しています。
 判決後、「全医労11・13いのち守る裁判」判決報告集会を開き、「上告するとともに、政府・厚生省に対し、スト処分に端を発する団体交渉議題の制限等の一連の不当な全医労攻撃を直ちにやめ、正常な労使関係を回復するよう強く要求する」との決意を固め合いました。


一人ひとりの組合員を主人公にがんばる
大分県支部やけん よろしくおねがいします。
大分県支部特集


生き生きと働き続けられる職場へがんばる ―大分県支部 本田博幸支部長―

 2000年7月末の支部結成以来、全国から温かい励ましを頂き大変有りがたく、心強く思っています。
 また、タイミングよく10月19日に社会保険庁交渉が行われました。このときも、本部の配慮や各支部の協力を得て2回の発言の機会をもらい、定年退職後の再雇用と女性の高位号俸の解消に向けて、大分県の実状を訴えることが出来ました。引き続き、要求の実現に向けて、粘り強く交渉していきたいと思っています。
 この4月から身分が地方事務官から国家公務員となり交渉の相手は、はっきり政府・厚生省、社会保険庁となりました。このため、諸要求の実現には、国家公務員労働者の結集する国公労連・全厚生で運動を進める以外に道はないと考えています。
 まだまだ、踏み出したばかりの支部ですが、そうした運動の一翼を担っていきたいと考えていますので、よろしくお願いいたします。
 私たちの職場である社会保険も、社会保障費きりつめ政策の中で、国民の要求とはますます乖離し職場の存在そのものが問われようとしています。また、25%定員削減計画など私たちを取り巻く職場環境は非常に厳しいものがありますが、生き生きと働き続けられる職場、働いていて良かったと思える職場を目指してともに頑張りましょう。

交渉や中央行動などにとりくんで

 結成してから4カ月程ですが、その間に当局との交渉を6回もちました。16項目の要求を提出し、交渉してきました。まだ、3点ほど、いまだ回答のないものがありますので、引き続き、交渉していきます。
 当局からの提案で「交渉のルール」について、交渉しましたが、決着がつかず、今後引き続き交渉していきます。また、自治労職組との取り扱いに不平等な点がありましたので、その点についても交渉し、解消しました。
 人事院勧告に対して、全員で「職場連判状」に取り組みました。
 中央行動も積極的に、10月19日の第2次中央行動へ2名参加。11月17日18日の第3次中央行動、国民大集会へ1名参加しました。

一人ひとりを主人公に ―第1回支部定期大会開く―

 結成より3カ月後の10月28日、再び結成大会と同じメンバーが集まった。しかし、今回は  以前の様な緊張した顔はしていない、みんな晴れやかな顔つきだ。そして人数も組合員の数より遙かに多い。そのはずだ。本部執行委員に瀬戸内ブロック(愛媛県・香川県)の仲間達が駆けつけてくれたのだ。
 正面には、「一人ひとりの組合員を主人公に」全厚生大分県支部第1回定期大会と書かれた“看板”の前で本田支部長が立ち世紀の瞬間が始まった。そして応援に駆けつけてくれた方々の挨拶と激励を受け議事に入った。
 波田野副委員長より経過報告、結成して3カ月にしては内容の濃い報告であった。
 次に、秦書記長より運動方針案の提案があった。我々組合員一人ひとりが主人公であり、そのためには、ひとりひとりを大切にし、要求実現のためみんなで話し合いみんなで決めてみんなで行動し、働く者が安心して働ける職場を目指し、心あらたに!!さあ、確信を持って、共に一歩を踏み出しましょう、と力強い提案であった。満場一致で可決したのは言うまでもない。
 最後に次の大会は、「もっと多くの仲間を!」を合言葉に終了した。


一人一人を大切にする組合 レセ点 大嶋賢治
 平成12年4月1日付けで自治労社保職組を5名で脱退し、思い悩んでいた所、「一人一人を大切に」していく組合を一緒に作ろうとの話が有り、29名で立ち上げ、全厚生に加入しました。
 ヤッター ガンバルゾー
差別のない職場に レセ点 吉田廣信
 定年まで安心して働ける差別のない職場になるよう、賃金・労働条件改善のために頑張っていきたいと思います。
明るく楽しい職場に レセ点 吉広久美子
 7月30日に全厚生大分県支部を結成してようやく5カ月になろうとしています。組合の役員としてとまどいながら活動(?)しています。でも少しでも私たちの意見が言えるような明るく楽しい職場にするためにガンバリたいと思います。
国民の中へ国民とともに 日田 浜川ケイ子
 全厚生の方針である「国民の中へ 国民とともに」のスローガンは本当におもみのあるものに感じます。忙しい仕事の中ではついおろそかになりそうなことですが、きびしい世論に共感してもらえるにはこれしかないと思っています。
全厚生に加入して良かった 別府 波田野京子
 平成12年4月1日に国家公務員、厚生事務官となって、対する相手は国、当局となりました。今まで、何の要求をしても、当局、自治労組合がたちふさぐような感じで、社会保険庁がとても遠く感じてました。全厚生に加入し、庁との交渉、女性部と庁職員課との懇談会等、庁がとても身近に感じられ、全厚生に加入して良かったと思いました。
働く者の為の組合ができ嬉しい 
 早くから全厚生の組合ができることを願っていたので設立の話を聞いた時は働く者のための組合ができることで大変嬉しかった。今後全厚生の仲間と一緒に頑張りましょう。
全国の中で大分の位置は 別府 伊賀ひとみ
 知らない事が多いのにびっくり、大分の状況が全国レベルの中でどのような位置にあるかよくわかります。もっと勉強しなくては。
みんなが安心して働ける職場に!! 別府 松木隆美
 みんなが安心して働ける職場に!!
希望持ち働き続けられる職場に 事務局 橋本定治
 社会保険の仕事が大好きです。みんなの要求が実現し、だれもが希望をもって働きつづけられる社会保険の職場をつくろう。
ものが言えるようになった 別府 杉田敏之
 職場集会でみんながものがいえるようになった。
今は頭の中もすっきり 別府 藤沢キヨ子
 4月の人事異動でもう組合におれない、組合費を払うのはばからしくなり、いつやめようかと考えていた時、同じ考えの方がおられ、7月までじっとがまんし、前組合を脱退しました。今は頭の中もすっきりし、元気で楽しく勤務しています。
良識ある全厚生組合員として 事務局 友田宣史
 全厚生加盟組合員の方々には、すでにご存じかと思いますが、去る平成12年7月30日、私たちは「こんな職場で良いのか、」との疑問から、心同じくする29人の組合員が結集し新組合の結成に踏み切り、4カ月が経過しました。
 当時の組合執行部は、当局への対応に対して、組合員の続出する批判や脱退が起きた理由を認めようとはしていませんでした。
 私達全厚生組合員は、要求事項を職場集会で十分討議し、当局に提出し、実現を目指したいと思います。また、組織団結の強化と健全な組合運営も当然ながら図っていきたいと思っております。
 このたびの結成に至った総数29名の全厚生組合員の特徴は、現に主要ポストに居られる方、過去に要職の経験を経た方々が大多数であり、組合員多人数で構成された数の方々とは内容が相違しています。私達は、良識ある全厚生組合員として忍耐と寛容の心を持っています。
 これからも、重要課題である行政改革問題、労働条件の改善、定員削減の反対、社会保障の拡充等の問題に取り組んで見たいと考えています。全厚生に加盟されている多くの組合員の方々の応援を私達にお願いします。
身近な要求実現にがんばろう 大分 西山公利
 身近な要求実現に向けてがんばろう。
小さな意見も取り上げる組合に 別府 羽田野知子
 歳をとった女は早くやめろ、あんなやつの意見は聞くな、年休ばかり取って、やめればいい等、弱者、意見を堂々ということのできない者等に対する組合役員・当局に近い人々のかげの言葉を聞いていて、本当に、こんな職場がいやになりました。結果はどうであれ、小さな意見でも、取り上げて議論できる組合でありたいと思います。
定年まで安心して働ける職場に 事務局 古代英一
 退職勧奨をやめさせ、29名の団結で、誰でもが定年まで安心して勤務できるような職場にしましょう。
全厚生に組合の原点を見た 事務局 小山田 咸
 身分が国となった以上、国公労連傘下の全厚生に参加して、国家公務員としての要求や定員削減に反対していく必要があります。
 私利私欲でなく、なれ合いでなく、組合員・非組合員の区別なく、それぞれの人の立場に立って組合活動をする全厚生に組合の原点を見た思いがします。
本来の労使関係を築きたい 
 自治労、社保組合の変質ぶりには目を覆うものがあり、組合役員の労使一体路線による人事等には危機感を抱いていました。我々は、定年までの現役雇用の確保は言うまでもなく、公正な職場にし、やりがいのある職場、活気のある、国民本位の行政をすすめる職場にする為、活動します。
 また、当局に対しても今までの非を改めて、本来の労使関係を築くよう努力します。
細かい要求も取り入れ交渉 大分 鎌田俊一
 少ない組合員で、全員結束して、活動にガンバッテいる。組合員のこまかい要求を取り入れて当局等に交渉され、ありがたい。今後も期待します。
初心忘れずあきらめず 大分 秦由美子
 結成以来なにもわからず、一生懸命つっぱしってきました。今回みなさんの協力、応援により第1回定期大会が無事終えることができ本当にありがとうございました。
 今後は初心を忘れず、自分たちの要求を申し入れ、あきらめず、何度も何度も要求し、言い続け、働きやすい職場、全厚生で良かったと思える運動を進めていきたいと思います。
悲しい思いをする人なくしたい 大分 岩橋桂子
 悲しい思いをする人をなくすための組合でありたいと思います。
身の引き締まる思い 大分 姫野麻里
 記念すべき第1回大会に参加できた事、光栄に思うと同時にこれからやるべき事の多さを思い身の引きしまる思いでした。
状況がわかり安心できる 大分 岩本カズエ
 庁交渉、局長交渉等において交渉の内容、経過、結果、今後の方針等全て報告してもらえるので、自分たちの置かれている状況がよく分かり安心できる。
皆さんに支持されるよう頑張る サービスセンター 浜川久美
 新しい組合ができて良かったと職場の皆さんから支持されるよう今後もがんばりたい。


分会紹介
●場所がいい  ―事務局分会―
 元家庭裁判所の建物であったので当然場所はいい。前は裁判所、隣は税務署です。

●関アジ関サバ 沈堕瀧  ―大分分会―
 大分社会保険事務所は、県庁所在地にありながら環境は一番、武漢の森公園、平和公園、芸術会館の日本庭園のなかで社会保険業務に携わっている。そして、仕事の後疲れをいやしてくれるのが近年全国的に有名になった佐賀関町の関アジ・関サバである。さらに目の疲れには、雪舟の水墨画のモデルの沈堕瀧(ちんだのたき)、耳の疲れには、滝廉太郎の荒城の月のモデルの竹田市の岡城趾等管内を巡れば大分元気になります。

●湯の町別府 城下カレイ  ―別府分会―
 別府社会保険事務所は、日本一の湯出量を誇る湯の町別府の駅より徒歩5分の位置にある。当所管轄は別府市より北であり、その中には、日出(ひじ)町の城下(しろした)カレイ、安心院(あじむ)町のスッポンにワイン(酸っぱいワインではない)。全国八幡宮の総本宮である宇佐神宮のある宇佐市(USAと書いてもアメリカではない)、菊池寛の「恩讐の彼方に」の本耶馬渓(ほんやばけい)町の青の同門、仏の里国東(くにさき)半島の六郷満山(ろくごうまんざん)等観光名所を随所に抱えている。

●リーフデ号の臼杵市黒島  ―佐伯分会―
 佐伯市は大分市より南に位置し車で1時間30分かかる。佐伯社会保険事務所は、3市8町村を管轄し海の幸に恵まれ、魚介類が豊富である。他に津久見市のセメント原料の石灰石、さらに、臼杵(うすき)市黒島にオランダ船リーフデ号が漂着(1600年)の歴史もあり、又、温暖な気候を利用して、みかんの栽培も盛んである。

●小鹿田焼にサッポロビール  ―日田分会―
 日田は局内事務所である。町並みは、江戸時代は天領であった事もあり、古いたたずまいを見せている。バーナード・リーチによって有名になった小鹿田焼(おんだやき)、清らかな水に恵まれ昨年札幌ビールの工場も出来た。


名物紹介
●団子汁
 小麦粉を練って伸ばし、ダシと具を入れた鍋で煮る。

●黄飯(きめ)
 クチナシの実で黄色い色をつけたご飯。

●久住連山
 九州のやねと言われる「くじう連山」6月にはじゅうたんを敷き詰めたように、ミヤマキリシマが山一面をピンク色に染め上げる。この時期多くの登山者で賑わう。

●温泉
 大分県と言えば温泉が一番。なんといっても、数が違う!種類が違う!秘湯めぐりに、露天風呂めぐり、浸かって元気、飲んで健康、高崎山では、猿まで元気。と言われるように県内各地に温泉があります。


組織再編への動き急

試験研究機関支部代表者会議を開催

 全厚生は、11月9日午後、都内で試験研究機関支部代表者会議を開催。会議には、感染研支部、国立衛研支部、同大阪分会、衛生院支部、人口研支部、栄研支部、ハ病研支部の代表が参加。本部は杉下委員長をはじめ、専従の全役員、試験研究機関担当の高橋副委員長、樋口中執の6人が参加しました。
 会議では、国立試験研究機関をめぐる情勢について杉浦書記長が報告。国立研の多くの機関が独立行政法人に移行する中で、「経済産業省」の「産業技術総合研究所」などに見られる大幅な組織・機構、労働条件の改変をめざす法人の動きがあることを紹介。この動向は、健康・栄養研究所を除き、国立研として残る厚生省の試験研究機関にも、さまざまな影響を与えかねないことを強調。今後、ますます厚生科学研究の拡充、研究環境、労働条件改善を求めるたたかいが重要になっていると報告。この後、試験研究機関の再構築にかかわる課題を中心に各支部の現状を交流。公衆衛生院では、和光への移転・再編を前に、情報の開示、研究環境の確保や労働条件を後退させないことが課題になっていること。衛研では、大阪支所を改組し、1995(平成7)年に厚生省が提唱した厚生科学基盤技術開発研究所(仮称)構想を具体化する予算要求が始まっていること。この点で、職員の身分保障や処遇などが今後、切実な要求・課題になることが報告されました。
 また、研究所の民主的運営をめぐり各機関・支部の状況を交流。研究者・職員の声を所の運営に反映させるために、労働組合の役割が重要であることが強調されました。この点で、衛研支部では、所長・副所長や研究部門の管理職には、研究者の登用を強く要望していることが報告されました。
 今後の取り組みでは、衛生院の移転・再編、衛研(大阪支所)の基盤研での課題、栄研の独立行政法人移行にともなう個別の対応を強めることを確認。さらに、各支部の報告を受けて、本部段階での交渉で要求が前進するよう力を集中していくことを意思統一しました。


支部活動の強化確認

福祉支部代表者会議開く

 全厚生は11月12日、東京・港区の茜荘で社会福祉支部代表者会議をひらきました。会議では、翌日の管理室長交渉にのぞむにあたって意思統一するとともに、当面の秋闘課題を確認し、支部の現状・課題を交流しあいました。
 会議には、函館、塩原、リハ、秩父、神戸、福岡、別府の支部代表のほか、杉下委員長、鈴木副委員長ら本部役員が参加。伊東支部は業務の都合で欠席しました。
 支部報告で注目されたのは、日常的な支部活動をすすめる中で、新たな組合員をむかえる努力がつづけられていることでした。塩原では指導課の先生を組合員にむかえ、さっそく歓迎ボウリング大会をおこなったこと、リハでは看護婦が3人組合員になり、ひきつづき病院の職場で組合員を増やす取り組みが行われています。
 会議では、翌日の交渉で参加者全員が発言すること、支部活動をいっそう強化することなどを確認し、支部代表者会議に初参加の福岡・武藤正副支部長、別府・小石好子書記長を交えて和やかに懇親しました。 


東海ブロック
 社保の職務評価上げよ

人事院中部事務局と交渉

 全厚生東海ブロック協議会は11月15日、人事院中部事務局において局長交渉を行いました。交渉人員20人という人数制限の中、愛知から12人、岐阜5人、静岡3人の組合員が出席して、社会保険の職務評価の引上げや7級以上の定数枠の拡大、通勤手当など諸手当の改善を求めました。人事院側からは局長、総務課長ら4人が対応しました。
 私たちの要求に、局長は「社会保険は府県単位機関として位置付けている」「7級は地方出先機関の長の位置付けであり、グレードは高いと認識している。要は職務の困難性、職責の度合いが基準になる」と格付けの基準を述べるに止どまり、社会保険に対する積極的な職務評価は得られませんでした。また、諸手当の改善要求として、マイカー通勤者に対する手当の増額、住宅手当の引上げを求めました。
 最後に局長から「問題意識を持っている部分もあるので、みなさんから出された意見は本院に伝える」という回答があり、1時間(時間制限のため)で終了しました。


13年度概算要求の概要

国立施設管理室交渉で明示

 国立施設管理室交渉では、国立更生援護施設における平成13年度概算要求、組織定員要求の概要について明らかにされました。予算概算要求では、高次脳機能障害者対策の推進、手話通訳学科の充実(リハ)、理療教育における学習指導の充実、構内LAN整備(視力)、指導用設備の更新等経費(秩父)などです。
 組織定員要求については、リハでの各種専門職員の養成等のために学院長の専任化を要求。定員については8人増を要求。内訳をみると、リハは4人で手話通訳学科教官、国際協力係長、病院臨床心理士、医療福祉相談専門職の各1人、視力は情報指導の充実を図るための情報指導主事2人、重度では作業療法士1人、秩父は療育指導主事1人となっています。
 国立施設のあり方の検討については、「国立更生援護機関の運営に関する検討会」が、今年度4回開催されていること、重度化への対応、地域とのネットワーク、入所者のニーズへの対応、利用制度導入への対応などについて検討していること、などが明らかにされ、平成13年度3月を目途に取りまとめることにしています。


新執行委員紹介

レタリングはプロ級 決して弱音を吐かない人
中央執行委員  津川 清司さん

 「ツーやん」「コース」と誰からも慕われている津川君。彼は、折々にいろんな素顔を見せてくれます。最も周囲をアッと言わせるのは、レタリングの腕前でこれはプロ級です。
 その次が、こよなく酒を愛すということ。あの甘いマスクからはちょっと想像できないかもしれません。そして、事務処理能力については当局からも高い評価を得ています。ここまではちょっと誉めすぎのような気もしますが、あえて注文をつけるとすれば「もうちょっと喋れよ」ということぐらいでしょうか。こよなく酒を愛する人にはこのタイプが多いと思いますが、彼に関しては全厚生本部の執行委員を経験して、一皮むけると確信しています。
 彼が社会保険に採用されてから22年になります。彼とは、この間労働組合運動に、一杯飲みに、遊びにとそれこそ生活のあらゆる面で苦楽を共にしてきました。彼とは、よく山に登ります。そして、一つ間違えば遭難するという経験も幾度となくしてきました。そんなとき彼とパーティを組んでいると、困難な状況を何とか切り抜けられると言う気持ちにさせてくれるのです。それは彼が決して弱音を吐かないからです。こんな彼の存在そのものが、周りの仲間たちの励ましになっています。
 私は、最も信頼できる仲間の一人として、今後の彼の活躍に大いに期待しています。
(大阪支部副支部長 川畑周市)


全厚生2001年新年号の原稿募集
我が支部「21世紀に残したいもの伝えたいもの」
 物でも精神でもなんでもかまいません、全支部の参加をおまちしております。
 写真とコメント(100字)
組合員と家族でつくる2001年新春のひろば
@似たもの同士自慢
 親子・夫婦・友達などでそっくりの趣味・顔・性格・癖しぐさなど証拠写真とコメント(100字)
A恒例!なんでもコレクター21世紀の入り口版
 なんでもOK。レアもので勝負か数で勝負か。
 とことんカルトなものも大歓迎。
 現場写真とコメント(100字)
B私的なんでもカウントダウン10
 家訓・夫の手料理・子どものしつけ法・明るい家庭をつくる法・絵本・映画・芸術一般・禁煙法・ダイエット法・健康法・釣果などのベスト10とコメント(写真)を簡潔に。
 応募者の年齢は問いません。親バカ記事大歓迎です。応募者全員に1000円分の図書券を進呈します。
締め切り
 「21世紀に残したいもの」は12月20日(水)、「新春のひろば」は12月25日(月)全厚生本部必着。くわしくは、支部執行部または、全厚生本部にお問い合わせ下さい。


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