◆第1466号(2000年7月5日付)◆
落とせ! 不夜城厚生省
   6.21霞ヶ関一斉定時退庁行動

朝ビラや管理者への要請を徹底し

 平均月78時間という驚異的な残業をつづけている厚生省本省で、全省庁一斉定時退庁日を実効あるものにするため、6月21日を重点日と決め、「落とせ不夜城」霞ヶ関一斉定時退庁行動を行いました。  これは東京国公と霞国公が統一的に行ったもので、本省・統計両支部が本部との連携を強めつつ取り組みました。  この行動に先立ち、本部・本省支部・統計支部は連名で人事課に申し入れるとともに、本部・本省支部連名で社会保険庁に申し入れました(前号に記事掲載)。本省支部では、全課(室)長あてに文書で申し入れ、さらに機関紙でキャンペーンを行うことを決め実行しました。  当日本省支部は、朝から、合同庁舎5号館前で「一斉定時退庁」を伝えるビラまき。昼休みには執行委員会を開き再意思統一。夕方の6時からは支部の執行委員を中心に分会の協力を得て、ハンドベルをカランカランと鳴らしながら、ハンドマイクを使って、1階から13階まで、定時退庁を訴えてまわりました。

人事課が全職員へメールで呼びかけ

 21日は、政府が決めた毎週水曜日全省庁一斉定時退庁日でもあり、この行動にあたっての申し入れを受け止めた人事課は、一斉定時退庁を呼びかけるメールを当日の朝、全職員に送信しました。この日の成果は、ごらんのとおり(左上の写真)。普段はなかなか消えない厚生省の灯が、こんなにも消えるほどの成果をあげました。本省支部からの全課(室)長宛「当日は、管理職みなさんのご協力が不可欠です」との申し入れ文を受け取ったある管理職は、朝のミーティングで紹介し自ら定時退庁を励行するなどの変化も生まれました。  また、社会保険庁は、現在合同庁舎5号館外のビルに仮住まいをしていますが、そこでも、強力に定時退庁を呼びかけ、早い段階で灯が消えるという成果もありました。  職員からは「定時退庁を呼びかけるハンドベルの音が聞こえると、さあ、帰ろうという雰囲気になる。毎週とはいわないが、せめて月に1回くらいこういう日があってほしい」「人事課からのメールの効果は大きい。これからも当局が率先して定時退庁を強力にすすめてほしい」などの意見が寄せられました。  本省支部の田口支部長は、「厚生本省の残業問題は定員不足や国会対応の問題などの根本的な解決が求められますが、まずは、政府自らが決めた『全省庁一斉定時退庁日』を実効あるものに。支部としてもいろいろ取り組みたい」との決意です。

リレーずいそう
● 肴
 我家では数年前からキャンプを始めている。始めるきっかけになったのは子供を同じ保育園に通わせている近所に住むOさんとの出会いであった。Oさんは多趣味な方で若い独身の頃はサーフィン・ツーリングバイクそして結婚してからは渓流釣り・スキーを満喫するライフスタイルであったそうだ。また、Oさん料理の方もなかなかの腕前で凝った料理もかなり作る。私自身独身の頃は船釣り・スキューバーダイビング・スキーであったが両家とも今は、スキー・渓流釣りそしてキャンプがアウトドアの主になっている。  お互いの趣味が高じて今では我家とOさん一家は週末ほとんど合流し、夕食を共にアウトドアの話を肴に盛り上がり続けている。時には我家のベランダにランタンを灯し、キャンプ用折りたたみ椅子を用意し七輪やコンロでバーベキュー・焼き魚・焼き鳥・ダッチオーブン料理でのインドアライフである。  今年の週末は休日が奇数週の金曜日であったり、偶数週土曜日であったりと3連休が無く、余裕をもって出かけることが出来なかった。また5月の連休は子供が風邪のためにキャンプが中止になり、未だに行われていない。  このような状況下、我家とOさん一家は今年のキャンプの予定を通り過ぎ来年の予定の話を酒の肴にして盛り上がっているしだいである。  しかし、私自身肝臓のことがちょっと心配な日々が続いている。

(リハ支部 前野正登支部長)


News

●皆さんの機関紙の応募を
 −第13回全厚生機関紙フェス−

 支部・分会の教宣活動を激励している「全厚生機関紙フェスティバル」は今年で13回目を迎えました。  今年も、応募各紙の優れた紙面を選んで自家印刷の冊子にして、各支部の機関紙活動で活用できるよう工夫します。応募紙に ついては、例年どおり、大会会場に展示し、交流するほか、すべての講評を行い、各紙の内容にふさわしい賞を設け、大会の中で表彰します。支部・分会・専門部からたくさんの応募をお願いします。
<目 的>支部・分会をはじめ青年・女性部などの教宣・機関紙活動を励まし、編集内容の質的向上を支援する。
<対象紙>支部・分会・専門部で99年9月から2000年8月までの間に発行した機関紙。参加方法参加申し込み用紙(各支部に送付します)に記入し、この間に発行したすべての機関紙を各5部ずつ送ってください。
<締 切>8月11日(金)本部必着。
<講 評>全厚生中央執行委員会で行います。
<表彰等>各紙の内容にふさわしい賞を設け、全厚生第64回定期大会で表彰します。賞状、記念品などを贈ります。

●自公保政権にNOの審判 −総選挙の結果−

 6月25日投票で行われた第42回総選挙の結果は、自民、公明、保守の与党三党が合計で絶対安定過半数(270議席)を確保し、連立政権を維持、森首相が続投することになりました。しかし、、結果は自民党は選挙前より過去最大の38議席減(271→233)で単独では過半数に届かず、公明党11議席減(42→31)、保守党11議席減(18→7)と大きく減らしました。比例代表での得票は与党が42%、野党が57%であり、各マスコミは「自公保政権と自民党政治への厳しい審判が下された」と報道しました。  小選挙区をみると、自民党は41.0%の得票で59.0%の議席を獲得するなど、大政党が有利な小選挙区制の害悪があらためて実証されました。今回の議席数は、小選挙区制という選挙制度に支えられた虚構の数字です。民意を反映できる国会へ、引き続き頑張りましょう。

全厚生青年交流集会の成功を
   青年部長会議を開き意思統一
 全厚生は、7月1日〜2日に青年(対策)部長会議を開催しました。  青年(対策)部長会議には、秋田県支部、神奈川県支部、岐阜県支部、愛知県支部、滋賀県支部、京都支部、大阪支部、香川県支部、愛媛県支部の各青年(対策)部長と、本省支部市川書記長が出席しました。  会議は、石原部長のあいさつに始まり、玉木事務局長が一年間を振り返り、青年部ニュースの発行が出来なかったことを率直に反省しつつ、体制を確立したことと、年度内に2回の青年部長会議を開催し、討論と交流を深めたことを評価し報告しました。  2000年度にむけ、引き続き体制を確立することを確認し、石原部長と玉木事務局長の再任と副部長に岐阜県支部、幹事に本省庁の各支部、秋田県支部、京都支部、愛媛県支部から選出すること、国公青年協の常任幹事に引き続き神奈川県支部の重田さんを選出することを確認しました。  具体的な活動としては、青年部ニュースを年六回を目標に発行すること、全厚生青年交流集会を成功させること、に重点を置くことを確認しました。とりわけ全厚生青年交流集会の成功に向けては、支部大会などの機会に可能な限り、本部役員とともに訪問し、青年部からじかに参加を訴えるなど、積極的に行動する決意です。  当面する夏季闘争では、国公青年協が提起している「賃上げ署名」と7月18日に予定されている青年の中央行動(国公労連・自治労連・全教共催)の成功に奮闘することとしました。

(玉木健二事務局長)


昇格改善、部下数制限の撤廃を
   国公労連第34回行(二)労働者全国集会を開催
 国公労連第34回行(二)労働者全国集会が6月22、23の両日、東京でひらかれ、11単組・136人が参加しました。全厚生からは別府支部の遠藤さん(調理師)と本部の加藤副委員長が参加。  本集会は、行(二)労働者が直面している一方的な定員削減や欠員不補充、民間委託の問題、昇格改善、部下数制限の撤廃などの要求の切実さと到達点を確認するとともに今後の取り組みを強化することを目的に開かれました。  集会には、調理師、自動車運転手、庁務員、電話交換手、ボイラー、守衛、寮母、船長など8職種の仲間たちが集まりました。そして、1日目の基調報告をうけて、2日目の午前中、5分散会で意見交換しました。分散会では、職場の実態、仕事のあり方、昇格改善と人手不足など切実な要求が相次いで出されました。  参加した別府支部の遠藤さんは「集会に参加して行(二)職種が多数あることを知るとともに、私たちと同じような少人数職種の人たちが、当局に対して昇格改善のたたかいを粘り強く続け、一歩一歩前進している。今回調理師は私一人の参加でしたが、多くの単組、行(二)の仲間たちの力強い取り組み・たたかいを聞いて励まされた。すごく視野がひろがった。昇格改善、部下数制限の撤廃などにむけてがんばりたい」と感想を述べています。

女性部母性保護アンケートの結果(2)
   妊娠中の状況順調でないが57%も
 全厚生女性部は、今年2月に妊娠・出産状況アンケートを実施しました。現在、未就学児童(末子)のいる女性職員の子(アンケート回収数256人)についての結果。  妊娠中の状況が順調42%に対し57%が順調でないと回答していることは重大です。つわりがきつく妊娠初期に休んだ人は全体の25%にものぼり、「つわり休暇」の実現など、なんらかの対策が急がれます。

秋田県 国公共済会学習会開く
   74人が参加し理解深める
 秋田県支部では、6月26〜27日にかけて国公共済会についての学習会を開催しました。講師には国公労連中執で国公共済会常務の松渕秀美氏(全厚生出身)を招き26日は2分会、27日は3分会合同(秋田県国公学習会)で、支部から延べ74人が参加しました。労働組合の原点である助け合いの精神が国公共済会の精神であること及び、5原則、優位性などの大きな位置付けや、民間生保・損保や社会保険共済組合との詳細な比較に至る内容で、参加者が思わずうなずいてしまう程の大変分かりやすい内容で熱弁をふるっていただきました。  秋田県支部ではこれまで国公共済会についての目立った取組みが少なかったため、今回の学習会を加入拡大の起点にしたいと考えています。

(伊藤俊治中執)


なんでも情報
組合員が活躍するイベントなどの情報。組合員が得する情報などをお届けします。あなたの情報をお寄せ下さい。

◆劇団蒼生樹第36回公演「海の沸点」

 蒼生樹の劇団員の平丸寿博さん(全厚生神奈川県支部副支部長)と客演で川名健さん(同書記長)が出演します。
 日 時 7月14日(金)19時〜、15日(土)14時〜18時〜、16日(日)14時〜。
 会 場 教育文化ホール(横浜市内・JR根岸線関内駅)。
 参加費 組合員特価2000円(一般2500円)。
 舞台は1987年から1997年、沖縄読谷村。実在のスーパー店主知花昌一さんとその周囲の人々の生きる姿を縦軸にドラマは進行。彼はチビチリガマの「集団自決」の調査を行い、1987年沖縄国体開会式で「日の丸」強制を拒み引き下ろし焼き捨て、1996年米軍施設「象のオリ」所有地の軍用賃貸契約を拒否しました。沖縄サミット直前の“熱い”時期、お近くの方はお立ち寄り下さい。

問い合わせはTEL045-348-0027神奈川県支部まで。

◆東京ディズニーランド・マジックキングダムクラブ・サンクス・フェスティバル開催中

 7月1日から19日まで。サンクス・フェスティバル・パスポート価格 大人4,100円(一般5,200円)中人3,600円(一般4,590円)小人3,100円(一般3,570円)。クラブメンバーはサンクス期間中以外も東京ディズニーランドのパスポートが年間を通して特別価格で購入できます。お子さま&ご自身の夏休み対策に、クラブメンバー登録はいかがですか。

問い合わせは各支部役員又は本部山本まで。


全厚生青年交流集会in横浜
琵琶湖集会から2年。
やっぱり平和がいいね!
今年は横浜で会いましょう。
今からスケジュールに入れておいてね(^-^)
日 時 2000年12月9日(土)午後1時から
11日(月)正午まで
場 所 神奈川県横浜市内のホテル
日 程 9 日(土) 開会集会と講演
10日(日) 県内基地調査
(米軍横須賀基地の海上監視行動を含む)
11日(月) 閉会集会
主 催 全厚生青年交流集会実行委員会
(全厚生青年対策部)

7月29日(土)
12:00〜16:30


記念講演
黒柳徹子さん
女優・ユニセフ親善大使
「私の会った世界の子どもたち」
有明コロシアム
7月30日(日)
10:00〜15:30


分科会
明治大学・カルザスホール他

参加費
 1日につき2,500円

参加費補助

全厚生女性部から各支部2人まで、参加費のみ補助。
主催 第46回日本母親大会実行委員会
○詳しくは支部女性部または本部女性部にお問い合わせ下さい。

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