◆第1458号(2000年4月5日付)◆

前向きな元気待ってます  −あなたも全厚生へ− 

新しく厚生省に入られた皆さんに、先輩方からの熱いメッセージを贈ります。
あなたも全厚生へ、あなたの前向きな元気を待っています。

当然のことも、何もしなかったら得られない
業務センター支部  城戸健一
 新しく新社会人になられた皆様、これからは私たちの仲間として心から歓迎いたします。
 我々国家公務員は国民の奉仕者としての立場が有り、常に滅私の精神で公務に励んでいる所でありますが、私たちも国民です。安心して将来を託せる職場環境を持つ権利があります。 そういうと公務員は身分が国家公務員法によって保証されているから問題ないじゃないかと思う人もいるかも知れません。しかしそれは間違いです!何もせずに上から労働者の為になる権利を勝ち取ることは無理です。
今職場環境にある様々な権利や利便等は、当たり前になっているものが多いですが、大なり小なり大先輩方から始まった歴史的経過を持った組合活動を通じて得たものばかりです。
 これから皆さんもぜひ一緒に参加して下さい。心よりお待ちしております。
一緒に過ごせる時間を大切に
全厚生青年対策部長  石原政司
 皆さんこんにちは、全厚生青年対策部です。
 いままで青年の活動は、本部に任せ切りになっていたのですが、ついに青年独自の活動を始めるに至りました。なにぶん皆さんと同じ一年生という気持ちでスタートしていますので、期待とか不安もともに考えていけると思っています。
 積極的に僕らの活動に参加してください。僕らは、みんなの不安を希望に変えていく手助けができれば良いなと思っています。
 今年は、10月に神奈川県で全厚生青年交流集会を開きますので、そこで少しでもたくさんの仲間と、少しでもたくさんの時間を過ごせたら良いなと思います。
全厚生は気持ちがいつもあたたかい
函館支部  小泉 貴
 新採用の皆さん、こんにちわ。私は平成11年から国立函館視力障害センターに勤務しております。冬の長い函館で働いていても気持ちがいつも暖かさに満ちあふれていたのはやはり全厚生に加入していたからでしょう。
 おかげで楽しい職場環境の中で仕事が大変やりやすかったのです。そして働きやすく、暮らしやすく家族を守っていける環境を自分自身が参加して作っていくという充実感は格別なものでした。数の論理であらゆる悪法を押し通す何でもありの最近の国会に対して、国民の為にもまずは私違が声を出していかなければなりません。ぜひ、私違の仲間として、ともに飲み語り合い活動してみませんか。私達はフレッシュな皆さんの加入を待っております。

News
賃金職員の雇用中断に抗議 〜 全医労が厚生省前3.31座り込み 〜

 全医労は、3月31日、「賃金職員の任用中断抗議・厚生省前行動」を実施しました。厚生省前の座り込み抗議行動には、全医労はじめ、国公労連や医労連の支援を含め計100人が結集。賃金職員の任用中断に抗議し、あわせて賃金職員の希望者全員の雇用確保や処遇改善を強く求めました。
 全厚生は、杉下委員長ら本部6人、本省支部が座り込みに参加。杉浦書記長が宣伝カーから「憲法25条を生かす厚生省のどの職場も、差別とか、権利侵害とは無縁でなければならない。同じ厚生省に働く仲間として、誇りと生き甲斐のもてる医療や厚生行政をめざし、力をあわせて、共にたたかいましょう」と激励しました。

リレーずいそう
刷新

 この随想が掲載されるころには、もう桜が咲いているだろうか。春、新たな出発の季節、別れ出会いの季節である。
 最近、政府は不祥事が発生すると「刷新」とい言葉をよく使う。
 「刷新」ー辞書によると「事態を改めて、全く新しいものにする」意味らしい。
 良いことであれ、悪いことであれ、人間が一定期間継続し行ってきた行為は既成概念化され、正常な状態と思い込んでしまうことがある。
 人間にとって何が正常な状態なのであろうか。時代は常に流れ、そこで暮らしている人間も変わっている。その昔、長髪だからと大人達から煙たがられたが、今はどうであろう。正常な状態とは常に変化するものなのである。
 それだけでは困るが、茶髪、ピアス、ガングロ、大いに結構である。私たちの既成概念を崩し、革新的でアグレッシブな社会を、文化を作りだしていただきたい。それが社会の活性剤となるのではないだろうか。
 私たちも、自分たちに都合の良い若者を作るのではなく、私たちこそが新しい文化に付いていく努力をしなければならないのではないか。
 この閉塞した社会を打破するには、自らを刷新する必要があるのかもしれない。
(統計情報支部・菅沼伸至支部長)

ピカピカの小学一年生 [1]
全厚生組合員の「ピカピカの小学一年生」全員集合。
数回に分けて掲載します。
コメント説明

@ 子どもの氏名(ふりがな)
A 大きくなったら何になりたい?
B お父さん、お母さんからのメッセージ
谷本 成美 ちゃん
@ たにもとなるみ
A 歯医者さん
B 小学校でも友達をいっぱいつくり、楽しい学生生活を送ってね。
太田 侑里 ちゃん 常深 晃穂 ちゃん
@ おおたゆり
A ケーキ屋さん
B お兄ちゃん大嫌いといいながらも、お兄ちゃんと一緒の通学を楽しみにしているゆりちゃん。お父さん好みのいい女に育っておくれ。
@ つねみあきほ
A 本屋さん
B いよいよ一年生ですね。小学生になっても、友達と仲よく遊んだり勉強して、楽しい思い出をいっぱい作ってください。
鎌田 祐磨 くん 吉岡 遼 くん
@ かまだゆうま
A おもちゃ屋さん
B いつもお姉ちゃんに遊んでもらっている甘えん坊君。小学生になったら男の子らしく元気な友達をたくさん作ってね。
@ よしおかりょう
A 本屋さん
B いつも明るく元気一杯なりょうくん。保育所生活は泣いて笑っての楽しい毎日でしたね。小学校でも新しい友達と楽しい毎日送ってね。
佐藤 百美 ちゃん
@ さとうももみ
A 幼稚園の先生
B 卒園してから益々しつかり者のお姉さんになりましたね。友達たくさんつくって元気で明るい学校生活を送って下さい。応援するからね。
中下 悠平 くん 丹羽 恭平 くん
@ なかしたゆうへい
A おもちや屋さん
B いよいよ一年生。楽しい事いっぱい発見して、友達いっぱい作って、伸び伸びと、そして自分らしく学校生活を送ってください。
@ にわきょうへい
A ドッジボールの選手
B いつも元気で走り回っているきょうへいくん。いつまでも、すなおな心を忘れないでね。
西村 圭太 くん 湯浅 美月 ちゃん
@ にしむらけいた
A ペット屋さん
B いつも元気いっぱい食欲いっぱいのけいたです。小学校に入ったら友達いっぱいつくって、人を思いやるやさしい子になってね。
@ ゆあさみづき
A 幼稚園の先生
B 姉2人の良き面を、いっぱい受け継いでくれればと名付けました。しかしこればかりは、思うにまかせれない。期待もしてます。
斎 宏治 くん 森平 恵子 ちゃん
@ さいこうじ
A クッキー屋さん
B ゲームボーイが大好きなこうじくん。ゲームばっかりやっていないで小学校ではたくさんのお友達を作ってください。
@ もりひらけいこ
A 花屋さん
B あまえん坊ではずかしがりやのけいこちゃん。大好きだった幼稚園ともお別れです。小学校に入っても元気な良い子でガンバって下さい。


短期掛金率引き下げ 平成12年度の事業計画審議 
  厚生省共済組合は、平成12年度の事業計画にかかる審議を行うため3月22日、運営審議会を開催。組合側から4人の委員と当局側から会長の羽毛田事務次官以下5人の委員が出席しました。特に今回は、厚生省共済組合として最後の事業計画であり、労働省との再編を来年1月に、また、介護保険の導入を目前の4月に控えた大事な審議会となりました。なお、厚生省共済組合は来年1月5日をもって廃止され、労働省と統合後新たな共済組合が設立される予定。事務局から示された主な改善点等は次のとおり。

 @今回の事業計画の期間は平成12年4月から12月までの9カ月間。
 A平成13年1月から3月までの事業計画等については、予算、並びに定款、運営規則等の事務局案を9月〜10月頃を目途に作成し、再編前のそれぞれの審議会で10月頃審議し、11月頃に新たな共済組合の認可申請を大蔵省に行う予定。
 B短期掛金率を千分の36.5から千分の26.5
に引き下げ(詳細別記)。
 C介護掛金率は、40歳以上65歳未満の組合員を対象に4月より給与から控除。掛金率は千分の2.87。なお、再編後は引き上げの見込み。
 D普通貸付の現行年利5.76%を4.26%に改訂。H12年4月1日以降の貸付に適用。
 Eその他
 健康管理等の事業を前倒し実施。特別住宅貸付資金にかかる大都市地域特別加算の新設。労働省との再編や地方厚生局設置による必要な事務費、システム化に必要な経費を予算に計上。
 以上の説明の後、質疑応答に入りました。
 まず、組合側委員より、省庁再編に伴う厚生省共済組合と労働省共済組合の統合に向けた具体的なスケジュールと、さらに附加給付、福祉事業の内容や財産についてどのようにしていくのか、また組合員の意見をどうくみとっていくのか、事前の説明などを行う予定はあるのか等、再編に関しての質問と、介護掛金率について、健保組合との比較や国共済での各組合との具体的な比較について質問が出されました。
 事務局からの回答は、スケジュールについては、定款作成等は、今後、大蔵省及び再編省庁が4月に協議する予定になっている。また、内容の違い等細かい部分については、定款等の摺り合わせを行う作業の際に、情報提供などの配慮をする。
 介護保険の掛金率については、健保組合の介護保険料率は平均で千分の4.4となっており、これに比べると厚生省共済組合の掛金率は千分の1.53低くなっている。また、国家公務員共済組合の中では厚生省共済組合の介護掛金率は、25共済組合中低い方から6番目となっている、との各質問に対する回答を得ました。
 議論の最後に組合側委員から要望として、重ねて労働省との統合後、福祉事業、附加給付等について違いがあるものについては、情報提供は勿論、組合員の不利益にならないような配慮を行うこと、また、短期掛金率が統合後に引き上げられることが確実であることについては、周知徹底が必要であり、組合側も機関紙による広報で協力したいと発言しました。最後に全ての事務局提案を了承し終了しました。

[短期掛金率の取り扱いについて]
掛金率の動き
▽H12年3月まで 千分の36・5▽H12年4月〜H12年12月まで千分の26・5▽H13年1月から千分の43・0(この数値は見込みであり、具体的に決まるのは、H12年度の決算以降に再計算の予定)
影響額
掛金▽約2億6千万余、国負担金▽約2億5千万余、計▽約5億2千万余
短期積立金残高 
H11年度末5・7カ月分
H12年度12月末3・4カ月分
[解説]
 2つの共済組合が統合を前提とするときに、どうしてもそれぞれの性質的な違いが顕著になります。厚生省共済組合は、首都圏勤務の比率が高く標準報酬額が高いのが特徴で、労働省共済組合は地方の職員がほとんどを占めるため、標準報酬に格差を生じています。
 一方、人数的には厚生省は6,000人、労働省は約25,000人と4倍以上の開きがあり、統合するとどうしても労働省側の数値に引っ張られてしまうのが現実です。
 短期の積立金の半分は、私たちが過去から積み立ててきたものであり、5.7カ月分という十分な余裕(大蔵省の指導は3カ月分程度)があります。統合時に労働省の積立金比率との均衡をはかるため、掛金率を引き下げることにより積立金比率を圧縮することが適当であると考えました。皆様のご理解をお願いいたします。
(共済運審委員・市川茂)


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