◆第1455号(2000年2月25日・3月5日付)◆

 平和な21世紀は私たちの手で 第24回全厚生女性交流集会ひらく
 2月26・27日、「真の平和めざして21世紀をきり拓こう」をテーマに、第24回全厚生女性交流集会を神奈川県三浦市で開催し、15支部82人が参加しました。

 平和をテーマに信太正道さんの記念講演
 記念講演は、特攻隊員として出撃のため移動中に終戦を迎え、戦後は、海上保安庁、自衛隊、日航パイロットを経て、現在、平和活動を続けておられる、信太正道さんに、「平和な21世紀を〜二度と戦争を起こさないために」をテーマにお話していただきました。
 講演後の質疑では、「戦争へのターニングポイントはどんなことから?戦争を防ぐには何をすべきか?」との質問に対し、「きっかけはいつでもある。国中を厭戦気分で満たすことが大事」と締めくくりました。人口の半数を占める女性がすべて、戦争はいやだ!との信念を貫き通すことで、平和への道も切り拓いていけるのだとの思いを強くしました。
 続いて、昨年12月に結成した大阪支部をはじめ4支部が支部紹介を行いました。

 分科会や部門別交流で深夜まで交流
 夕食交流会では、全厚生杉浦書記長、神奈川県支部梅田支部長の挨拶、各支部紹介と進み、最後に神奈川県支部による寸劇「やっぱ、平和がいいじゃん」が上演され、迫真の演技に、会場は大いに盛り上がりました。
 夕食後、会場を移して(1)職場を語る〜行革・働き方、(2)楽しく働く〜私の場合、(3)働き続けるために〜恋愛・結婚・共働き、(4)男女共同参画・ポジティブアクション〜セクハラ・お茶くみ・昇任昇格、の4分科会に分かれ、学習と討論を行いました。さらに、部門別交流会と続きましたが、時間を惜しむように深夜まで交流を深めました。

 横須賀基地を船上から視察
 2日目は、神奈川平和委員会の星利夫さんの案内で、横須賀三笠公園発着のチャーター船で約1時間、海上から米軍横須賀基地を視察しました。横須賀港の主要部分に広がる広大な敷地には、私たちの血税で、3〜4LDKの高層住宅や、照明設備の完備したグラウンド、ジム等が整備されていました。また、横須賀を母港として各国へ出撃していった種々の米軍艦が係留され、ミサイル発射管をもった灰色一色の艦の姿はとても異様に感じられました。日米が共同利用している地区にある自衛艦は、軍艦そのものであることをみてきました。
 下船後の閉会集会では、愛媛県支部有田さんの提案でアピールを採択し、交流会の幕を閉じました。

(八木女性部長)


  子に語れる生き様を
 「あけましておめでとうございます」と言ったと思ったら、早くも3月を迎えてしまった。「決して『ボーッ』としていたわけではない」と自分では思っているが、何も出来ないままに月日だけが過ぎ去っていくような気がして、あせりのみが大きくふくらんでいる感じだ。
 朝起きると、いきなり子どもが「お父さん知ってる?」と。ピンときたお父さんは「アメリカの子の話か?」。子どもは「そうそう。怖いよねえ。一年生だよ。銃なんかなくせばいいのにね。日本ではこんなこと起きないよね」。お父さんは言った「日本でもあぶないでえ」。子どもが言う「あっそうか。人殺しがよくあるもんね」と。
 そこで会話は終わってしまったが、少しづつ世の中が目に映りはじめた子どもたちに、私たちが動かしている社会がどのように映っているのだろうか。悪いことをしても反省しない政治家、悪事をただすべき警察が率先して社会に反し、しかもかばいあう。国会では、人間よりも企業を優先し、人の意見を聞かない政治が横行している。
 何もしなくても、何かをしても、「ボー」としていても、月日は確実に過ぎ去っていく。能動的に臨んでも、受け身でも、私たちが世の中を動かしていることだけは確かだ。「ただ過ぎた人生ではなく、確かに生きた人生を。仕事にも社会にも積極果敢に。我が子に語れる生き様を」などと、季節のかわりめのなかでフッと感じた。

(山本潔書記次長)


  2000年春闘スタート 2・16第1次中央行動
 2月16日、2000年春闘における公務労働者の行動のスタートとして、第1次中央行動が行われました。昼休み国会請願デモ(写真上)を中心に、総務庁・人事院前要求行動、中央総決起集会に、全厚生本省・統計・人口研・神奈川県支部、本部から21人が参加。「大幅賃上げで不況を打開しよう」「国民犠牲の行革・規制緩和反対!」「国会を解散し国民の信を問え」のシュプレヒコールを響かせました。
 この日国公労連は、人事院と政府(総務庁)に対し2000年度統一要求書を提出、交渉を行いました。総務庁では、25%定員削減反対などを、人事院では、調整手当の改悪反対などを求めました。


 25%定員削減反対 全国縦断キャラバン行動スタート
 国民のくらしと雇用を守り、25%定員削減など行政サービスの後退を許さず、国民生活重視の行財政の実現に向けた国公労連の「全国縦断キャラバン行動」が2月21日南コースは福岡から、北コースは東京からスタートしました。北コースのスタートとなった東京では、東京駅と新橋駅で早朝宣伝行動、また、昼休みに有楽町マリオン前での宣伝行動を行いました。全厚生は杉下委員長を先頭に本部から4名が参加しビラ配布(写真下)。杉浦書記長が宣伝カーから、「国家公務員の定員削減は、福祉や医療など国民サービス切り捨てにつながる」と訴えました。


 みんなの顔見て元気になった 全厚生第24回女性交流集会に参加して
 潜水艦を見たとき、こんなの日本の海にあってええん?と本当に信じられなかった。映画の世界だけではないのですね。あれだけの住宅作る金・ヒマあるのなら阪神大震災であんな仮設住宅不足にならなかったのに。社会保険もこんなに国民に怒られなくてもいいのに。国民のこんな気持ちを知ってて、知らんぷりする大臣たちはみなさん、やめていただきたい。

(愛媛県支部・有田亜佳)

 第一分科会に参加して、政府・財界の行革のネライがよく理解できた。政府は国民(労働者)を守らなければいけないのに、財界の金儲けの手助けをするなんて、許せない。もっと宣伝しなくてはと思う。

(大阪支部・桜井千鶴子)

 平和委員会の方のガイドが付いて、ただ見ただけではわからなかったこともたくさん知ることができて、ますます「米軍は日本から出ていけ」という思いが強くなりました。

(愛知県支部・大谷照代)

 横須賀基地の大きさにびっくりしました。先生のお話はとても分かりやすかった。みんなの税金で人殺しのためのモノを作ったりするのは許せないと思いました。みんなの元気な顔を見て、私も元気が出ました。今回は、平和の大切さについて、あらためて学ぶことができて大変有意義でした。(京都支部・高橋由里子)
 男女共同参画の分科会に参加して、お茶くみ、昇格問題等、いろいろな所の意見を聞き参考になりました。「この分科会で意見を言い合って元気になって帰りましょう」の通りでした。

(愛媛県支部・垣谷麻衣)


 機関紙活動学ぶ 青年部冬の学習会で 秋田県
 青年部の恒例行事である冬の学習会を2月26・27日、スキー場と温泉を兼ね備えた田沢湖で開催しました。青年部員の約半数である30人の参加という熱意が伝わったのか、連日降り続いていた雪が嘘のように晴れ渡りました。
 今回は本部の加藤副委員長を講師に、春闘や教宣について、特に機関紙作りという点にポイントを絞って進め、基本的な心構えや注意点などを学びました。この教宣学校の開設は、秋に青年部員全員にしたアンケート調査で執行部に寄せられた意見の1つで、アンケート自体も、全員が意見を出せる環境を作れればと思い実施したことでした。
 何が興味を引くのか、それは人それぞれ違うし、それを作るのが執行部の役目だと思います。きっかけとは案外小さいことだったりする。

(秋田県支部青年部長・高橋由博)


 春闘出足早く 本部オルグを開催 香川県
 2月22日、本部から杉下委員長を迎えてのオルグが高松市(義山荘にて)で開催されました。両課、各事務所の組合員、30名余がこのオルグに参加しました。各組合員とも、今年4月からの身分移管に伴う組織改正など、新スタートはすぐそこまできているが、まだまだ細かい部分で先の見えない中、少し不安ながらも興味深く聞き入っている様子でした。
 杉下委員長はまず始めに、巨大化してしまった与党と議会が単なる手続き機関となってしまっている現在の政治情勢を批判するとともに議会制民主主義がどうあるべきなのか述べました。また、生活悪化とリストラ、フリーターの増加に対する危機感を中心に春闘をとりまく情勢を具体的に説明しました。
 さらに、国公労働者をとりまく情勢がいかに厳しいものになってきているかということを知らされ、2000年春闘の展望について5つの柱に組合員が一丸となって頑張らなくては、中央省庁再編、行政スリム化という行政の激動期の中で私たちの環境はますます改悪される恐れがあると感じさせられました。
 続いて森支部長が香川県の現状説明を行いました。この中では、2000年春闘の活動内容が具体的に提示され、また地域での課題、職場内の課題を現在明確に示されている範囲内で説明されました。
 杉下委員長への質疑応答では、地方社会保険事務局長には具体的にどのようなレベルの人材が登用されるのか、若者の労働組合に対する関心の薄れについてどう感じるか、などといった率直な質問もあり、オルグの内容としても充実したものでした。
 私としては、杉下委員長のオルグによってマクロ的な視野で全厚生の立場から今の私たちの情勢を知ることができました。また、森支部長の説明からは少しづつ新組織の具体的構想ができているのだなあととても勉強になりました。

(香川県支部・寺岡 千恵)


 年金改悪ストップ、安心して
 老いを迎えられる年金制度を!
 年金講師団活動で国民の中へ

 国公労連は、2000年春闘において「国民の中へ国民とともに」というスローガンを掲げ、自らの要求と国民要求の実現めざして、積極的に国民の中へ入っていくことを呼びかけています。
 私たちは、1985年の第一次年金大改悪以来府職労の中に年金講師団を結成し、この課題を実践してきています。
 地域の婦人団体や労働組合、またあるときは保健所の難病患者の会からの要請を受けて、複雑な年金制度について解説をするとともに、年金改悪の狙いや問題点を明らかにして、誰もが豊かな老後を迎えられるように年金制度を拡充させようと訴えてきました。
 今では、学習会の講師依頼は九州や四国地方など、遠方からも寄せられています。
 147通常国会では、年金の99年度改悪法案が参議院段階で審議されています。
 この改悪の動きに対しては、民主、共産、社民の3野党が結束して改悪反対の立場を貫いていますし、労働組合では全労連だけでなく連合も改悪反対の態度をとっています。
 私たちの闘い如何では、1973年の年金ストのような状況をつくりだし、自・自・公の悪政推進トリオを追い詰めることも可能だと思います。
 そのためにも、私たちは年金講師団活動をとおして「国民の中へ国民とともに」引き続き奮闘する決意です。


  ピカピカの小学一年生原稿募集
 今年もピカピカの一年生の原稿を募集します。今年、小学校に入学する組合員の子どもさん全員が対象です。みなさんの応募をよろしくお願いします。
 ▽対象 今年小学校に入学する組合員の子どもさん(全員)
 ▽記事 子どもの氏名(漢字)
 ▽字数 11字×9行
 ▽写真 顔がはっきり写っているもの(カラーでOK)
 ※写真はお返しします。写真が痛みますのでクリップは避けて下さい。
 ▽締め切り 第1次3月27日(月)、第2次4月10日(月)
 ▽お礼 図書カード(千円分)をさしあげます。
 くわしくは、支部の教宣担当者まで。



  大阪でんねん。


よろしゅうたのんまっさぁ。


1999年12月11日誕生



全厚生大阪支部特集

イラスト 津川清司


大阪支部の歴史

社会保険職場に労働組合が誕生

 1946年6月に「大阪府社会保険関係職員労働組合」として、大阪の社会保険職場に労働組合が誕生しました。そして、1947年9月11日に大阪府職員組合(1946年4月6日に大阪府庁職員組合として発足)に加入して、大阪府職社会保険支部となりました。一方、国民年金制度の発足に伴い、1959年12月に国民年金特別会計所属の職員が大阪府職国民年金支部を結成しました。その後、大阪府職の「組織整備計画」に基づいて1970年9月に両支部が統合して、新しい大阪府職社会保険支部が発足しました。

分裂攻撃をはねのけ、闘う府職労の旗を守って

 労働戦線の再編成の動きにともなって、1989年8月30日に社会保険支部の一部幹部が府職労内の分裂主義者とともに、府職労を脱走し第二組合(現在の自治労府職)をでっち上げました。しかし、府職労社会保険支部の団結と、民主的で要求に基づく団結を大切に奮闘している府職労の旗を守るため、社会保険支部再建委員会のもとに、まともな労働組合の確立を求める多くの組合員が結集し、9月5日に支部再建大会を開催して支部・分会の再建に奮闘しました。 

「組合員が主人公」貫き、要求実現大きく前進

 支部再建以前の社会保険支部は、特定政党支持の押しつけ、事実上の当局との癒着、執行部方針に異論を唱える組合員には反共攻撃で恫喝など、およそ労働組合の幹部とは言い難い執行部のもとで組合員の団結が大きく阻害されていた不幸な一時期もありました。しかし、支部再建以降は社会保険職場に働く非常勤職員も含めた全ての職員を視野にいれ、要求に基づく団結を大切にし、当局・政党からも独立した「組合員が主人公」の労働組合運動を力強く進めてきました。大きな課題であった昇任・昇格の改善、人事の民主化や男女差別の是正は支部のねばり強い闘いで着実に前進してきています。支部再建当時は女性の役職はいませんでしたが、現在では社会保険審査官や事務所次長・課長など女性の役職は30数名となっています。また、働きやすい業務のあり方を含めた「行政の民主化」については支部運動の重点課題として推進してきました。年金講師団活動では年間300回を超える年金学習会への講師派遣で、地域団体・住民や連合組織も含めた共同の推進と社会保障拡充闘争の推進に積極的役割を果たしてきました。

要求実現へ国公労働運動に合流

 私たちは「社会保険行政の民主的再配分と職員の身分を地方へ移管する『新しい共同自治事務』の実現」を基本方針として、自治体労働運動に結集して運動を進めてきました。同時に、私たちの仕事や労働条件の改善を進めるためには、国・社会保険庁への働きかけが必要であることから1990年6月の全国社保共闘の結成に参加しました。また、職場の諸要求実現のため「国公労働組合との連携・共闘」を方針に掲げ運動を進めてきました。そして、その運動をより発展させるために1999年6月に大阪国公に正式加盟しました。
 昨年7月に社会保険行政の国一元化が確定したもとで、私たちは「私たちが求めてきた『新しい共同自治事務』は実現させることができなかった」「しかし、社会保険職場のあり方に対する追求は終わったわけではない」「今日の事態を真正面に受け止めて新たな方針を確立する」また、労働組合組織については、病院関係職場を除く厚生省職員の唯一の階級的民主的労働組合である全厚生に結集する方向で討議を行うことを確認し、第1次、第2次討議案に基づいて徹底した討議を積み重ね、組合員一人一人から加盟届を取る中で、1999年12月11日に全厚生大阪支部の結成大会を成功させました。

文化の香のする支部です。

 私たち全厚生大阪支部は、本課3課(社会保険管理・保険指導・年金指導課)と堺西を除く大阪府下20の社会保険事務所に分会体制を確立しています。
 どの分会も、少人数の組合員ですが、職場のすべての労働者を視野に入れて運動を展開しています。支部ニュースの号外の門前配布や「かべ新聞」などで私たちの運動を伝え、要求アンケートなどで職場の声を聞き、対話をすすめながら組織の拡大をと元気いっぱいがんばっています。
 各分会では、「毎週水曜日は、昼食をとりながら喫茶店で職場集会」など、日頃から組合員の意見を組合活動に反映し、全員参加の組合活動をめざしています。また、府下を5つのブロックにわけて、春闘時の一泊学習会、ボーリングなどの厚生行事、新年会に忘年会など分会の枠を越えての活動も盛んです。ブロック行事には、ブロックの垣根を越えて夫婦での参加や支部役員へのオルグの要請などもあります。

みんなで討論みんなで決定みんなで行動

 私たちは、支部活動のすべてにおいて、「みんなで討論、みんなで決定、みんなで行動」と組合民主主義の徹底を基本にしています。支部からも情報や資料をすべて流して、職場集会や分会長会議では、みんなが納得できるまで議論をしています。
 支部の定期大会も、土曜日一日をつかっての「全組合員参加」の大会となっています。
 最近の取り組みでユニークだったのが、支部組合員『朝まで生討論』。地方分権問題や全厚生加盟について、組合員の疑問や意見を徹底的に出してもらおうと支部が計画したものです。「いつも遅くまで組合の話に熱心。いっそのこと最初からそのつもりで」との呼びかけに飛び入り組合員含めて、徹底討論がされました。

家族で楽しむ行事も多彩に

 支部の行事も多彩です。「家族とともに組合員が楽しい一日を」と農業を営む組合員から声がかかりはじまった「いもほり&バーベキュー」は、支部再建以来の恒例行事となっています。畑を提供される組合員の協力のもと、秋晴れの豊能の里に毎年100人近い参加で盛り上がっています。また、数年前からは、新たな組合員協力のもと初夏の行事として、「タケノコほり」も加わりました。
 夏の支部キャンプも、家族と組合員の楽しみの一つです。小さな子供のことも考えて練りに練っての企画が楽しさを倍増させてくれます。また、最近の支部スキーは、組合員の要望もあり北海道や蔵王へと飛行機ルートとなっています。

支部文化祭合唱団が活躍中

 現在加入している大阪府職労の他支部から「文化の香のする支部」として羨ましがられている私たちの支部。
 うたごえ、演劇、絵画、書、写真、陶芸……と、組合員の趣味や特技も多彩で本格的。「支部文化祭」なども取り組んできました(ここ数年は未開催)。その中から生まれたのが「支部文化祭合唱団」、府庁のうたごえの仲間とともに活躍しています。


名物紹介

食い倒れの街はごちゃごちゃしたもんが多い


枚方分会 若木 朝夫
 いよいよ自治体労働運動から国公労働運動への転換をすることとなり、我が支部にとって大きな転機を迎えることとなる。両方の運動を経験するものとして、我々の要求を一層前進させるために、全国の仲間の先頭に立って頑張る決意を先の結成大会で確認したところです。全国の全厚生の皆さん、これまでのご支援に感謝するとともに、期待して下さい。
 大阪と言えば食い倒れの街といわれています。「お好み焼き」「たこ焼き」「どてやき」とあまり高級感のない庶民的な、ごちゃごちゃしたもんが多いです。
 大阪ヘおこしの際は一度行ってみてはいかがでっか。
 大阪駅周辺(梅田)では無数の飲食店がありますが、最近は「くいもん」の大手資本の進出で味は画一。大阪らしい味はすくのうなってきてます。「小さいとき食べたあのうすくちのきつねうどんの味はどこいったんや!」ということで、ちいさな家庭的なお店のほうがおすすめです。なかでも「北方(ほっぽう)」と言う小料理屋。1972年の大阪府知事選の際、黒田革新府政実現のための、大きな力となった、テーマソング「おはよう大阪」の作詞者北方ひろみさんがやっているお店です。そのことを言うと「そんな昔の事いわんといて」といつもいいます。
 JR環状線次の駅は天満。ここでは「菊水」というお好み焼き屋。行列ができる店でした。でしたというのは名物おっちゃんが亡くなられてから少し客足が遠のきましたが、以前はようはやってました。「お好み」焼くのに客に指1本触らせない。10個ぐらいある鉄板に同時に焼きあっちこっちと忙しく動き回る名物おっちゃんでした。
 環状線ちょっといって鶴橋。ここは近鉄との乗り換えでかなり広いホームですが駅全体が焼肉のにおいで充満。それもそのはず駅の周りは焼肉屋だらけ。においだけでいっぱい飲めます。駅のすぐわきには、国際市場(コリアンタウン)本格のキムチの味が楽しめます。
 それから全厚生大阪支部の面々がよく利用するのが夕陽ヶ丘の「なんだや」(ちょっとローカルすぎるか)ともかくここは安い。千円でごきげん2千円で酩酊。ちなみに、ほんまの鴨入り鴨鍋が500円でっせ。
 まあ食いもん同様大阪は、なにかにつけてごちゃごちゃしたところですわ。

青年部

主体的運動めざしがんばる


吹田分会 平田 好子
 全厚生大阪支部結成大会、支部再建を誓い合ったあの10年前の日の熱気を再び点火された思いです。秋田から愛媛までの仲間の熱いエール、全厚生、大阪国公からの歓迎のあいさつ、どの顔も輝いていました。国公の仲間と一緒に、医療、年金の護民官として、職場に民主主義を息づかせるためにも、私たちの組合に栄光あれ!
 青年部は人数が少ないため、今までなかなか独自の活動ができておらず、第2組合の青年を対象にしたアンケートやニュースをたまに発行するぐらいでした。今までの主な活動は、府職労本部青年部主催の行事に参加することでした。しかし全厚生大阪支部の結成が決まり、府職労を離れることが現実の問題として迫ってきているいま、支部青年部がもっと主体的な運動をしていかなければいけないという思いから、会議の定期開催と機関紙の定期発行を目指して取り組んでいくことを決めました。
 当面は、青年部組織の拡大を最大の目標として、いろいろな活動を積極的に取り組んでいきたいと思っています。
 全国の全厚生青年部のみなさんよろしくお願いします。

婦人部

元気いっぱい

玉出分会 橋本 英美
 全厚生加盟の支部方針は圧倒的多数で可決。私は全厚生加盟に何ら抵抗もなかったが、充分な討議をと大会の前に行われた支部オルグ。早く職場全体でのひっかかりを解きほぐし、ひとつの輪になりたい。多くの仲間を迎え入れて、大きな支部に。

 婦人部は、人数こそ多くありませんが、大阪の社会保険に働く全女性を視野に入れた闘いで、元気に頑張っています。組合分裂以来、女性の研修参加や、昇任・昇格問題で大きな力を発揮してきました。
 それまでは要求にもあげられなかった問題に、積極的に取り組み、女性の課長・外勤調査官への発令を勝ち取ってきました。しかし、現状は「闘っても、実が落ちるのは隣の畑」という中で、めげずに差別問題と闘っています。ただ少し、高年齢化が進んでいるので、新しい力を求め、組織拡大が急務です。少し、うるさい集団ですが、今後ともよろしくお願いします。


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