国立病院職員の雇い止め阻止
全労連闘争本部FAXニュース 2003年10月9日《No.8》

 「雇用守るべき」小池議員(共)−国会で追及
 坂口大臣、「賃金職員は中途半端な立場」

 10月9日、参議院厚生労働委員会で小池晃議員(共産)が賃金職員の雇用継続問題で坂口力厚生労働大臣を厳しく追及しました。
小池議員:国立病院で働く7500人の賃金職員に雇用不安が広がっている。4月に独立行政法人に引き継ぐまでは厚労省に雇用責任がある。新法人に引継ぎを頼むべきだ。
坂口大臣:賃金職員は中途半端な立場で、正規職員でもなくパートでもない。誰が考えたのか?なくすべきだと思っている。独立行政法人では正規職員になっていただく人もいるし、枠があるので、他に職を求めていただく人もいる。
小池議員:中途半端な状態に置いたのは、厚労省ではないか。厚労省は雇用の拡大、雇用を守る省というのであれば、賃金職員の雇用を守るべきだ。
坂口大臣:それはできない。それぞれの病院が将来設計を検討していく。病院長、事務長とご相談して将来設計とセットで考えていく。
小池議員:まったく無責任。厚労省自身が直接雇用している職員に対して、責任を果たすべきである。

 10・1全国一斉宣伝行動に1万人が決起

 10月1日、NTTリストラ反対闘争・国鉄闘争・賃金職員雇い止め阻止闘争の3課題で実施された全国一斉宣伝行動は、岐阜を除く46都道府県で延べ1万人が決起し、大成功をおさめました。多くの地元マスコミ各紙も関心を持って報道しました。
 行動は、早朝・夕方の駅頭や国立病院門前、市内繁華街等で宣伝・署名行動、国立病院・厚生局や自治体首長、県労働局、NTT、JRへの請願・要請行動、昼・夕方の決起集会およびデモ行進など、終日行動を展開しました。署名行動では「住民から“頑張って”と声をかけられた」。賃金職員自らの切々とした訴えに「絶対に雇い止めは許せない」「もっと、もっと頑張ろう」という参加者からの決意も寄せられるなど、“元気が出た”行動となりました。
 
 【ご意見・ご相談先】全医労(全日本国立医療労働組合)
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