国公FAX速報 2003年10月2日《No.1451》
 国立病院職員の雇用を守れ!10・1行動を全国で展開

 10月1日、全国一斉宣伝行動が全国で駅頭宣伝・署名行動、国立病院長請願、病院前座り込み行動、県労働局長要請、集会・デモ行進、記者会見など様々な行動が展開され、国立病院に働く賃金職員を激励するとともに世論に大きくアピールしました。  中央(東京)でも、早朝から100駅頭をはじめ厚生労働省前で宣伝行動を行い、引き続き昼12時から1時30分まで約200人が参加して、銀座マリオン前で宣伝・署名行動を熊谷闘争本部長(全労連議長)を先頭に実施しました。

全労連闘争本部が理事長予定者に申入れ

  全労連闘争本部は、10月1日、独立行政法人国立病院機構の理事長予定者として指名された矢崎義雄氏(国立国際医療センター総長)に以下の申入れを行いました。

 1. 独立行政法人への移行にあたり、賃金職員・非常勤職員の雇い止めをおこなわず、働くすべての職員の雇用継続を明確にすること。
 2. 賃金職員制度を廃止し、正職員化をはかるよう厚生労働省及び独立行政法人国立病院機構での検討をおこなうこと。
 3. 来年4月の独立行政法人化移行にむけて、上記の内容について全労連および当該組織との協議の場を設定すること。

 闘争本部は矢崎氏への挨拶・要請を求めましたが、厚生労働省は回答を引き延ばし午後6時過ぎ国立病院部職員厚生課が対応しました。
 冒頭、厚生労働省の誠意のない対応のまずさを厳しく指摘し、引き続き矢崎氏とのセッティングを求めました。厚生労働省は「要望書は受取る。要望のあったことは上に伝える」の一点張り。今後の窓口は官房総務課であること。今回の申入れ書は矢崎氏に伝わることを確認して終えました。
(「国立病院職員の雇い止め阻止・全労連闘争本部FAXニュース」2003年10月1日No.4より転載)

250人の参加で厚生局抗議行動〈北海道国公〉
 10月1日、「国立病院臨時職員の雇用をまもれ!厚生局抗議行動」を北海道国公主催でおこないました。主催者を代表して北海道国公・佐藤議長が、国立病院の賃金職員の雇用継承の問題について、「坂口厚生労働大臣は国会で、『賃金職員の雇用継承はこの秋に決まる独立行政法人の長が決める。厚生労働大臣としては言えない』と発言をしているが、厚生労働大臣がその長を決める。その大臣が答えられないとはとても大きな問題だ」と挨拶をおこないました。医労連議長、北海道国公事務局長の連帯の挨拶の後、全医労の神原書記長は、自分自身が賃金職員であった体験を話され、「多くの仲間が雇用の不安を抱えながら働いている、雇用継承をおこなうとともに正職員としなければならない」とこの日集まった公務・民間の多くの仲間に訴えました。合庁入居単組はもとより多くの仲間が集まり、その仲間は250名にもなりました。
(北海道国公事務局長・葛西堅造メール通信員発)

宣伝・署名・デモ行進を展開〈鳥取〉
  10月1日17時、秋晴れのさわやかな空気が漂うJR鳥取駅前で、身を白衣に包み、心には重大な決意を秘めた全医労の仲間を先頭にして、宣伝行動がスタートしました。行動参加者は、買い物帰りや帰宅途中の市民へ次々に国立病院の状況を訴え、職員の雇用を守る署名への協力を訴えました。
 「いのち守れ・医療守れ・国立病院職員の首切り阻止!10・1行動」と鳥取独自に銘打たれたこの行動は、国立病院を守ることが地域医療・住民の福祉の向上にもつながるという世論を盛り上げ、住民と一体化しての勝利を呼び込むことを目的とし、まずは白衣の宣伝行動で幕を開けた訳ですが、突然の看護士さん姿での依頼に快く耳を傾け、署名に応じる市民の姿が目につきました。
 続いて17時40分からは、近くの「風紋広場」で決起集会を開催し、黄昏れの中を各単産・単組参加者のもつメッセージ入り提灯の光に囲まれながら、県労連・村口議長があいさつした後で、全医労・田中議長の決意表明や、県国公・木浪事務局長、医労連代表の激励の他、賃金職員の仲間自身も自らの勤務実態や当局のこれまでの理不尽な対応を怒りを込めて告発し、雇用継承を訴えました。
 最後は鳥取市役所前までのデモ行進を行い、総勢約100名と規模は決して大きくはありませんでしたが、人数を感じさせないほど元気にシュプレヒコールを繰り返し、市民に訴えながら歩きました。商店街の真ん中とはいえ、すっかり闇の支配する中で、行進者の手に手に揺られる提灯の、ぼんやりした光が幻想的で、市民の注目を浴びていました。
(鳥取県国公事務局長・木浪聡メール通信員発)

以上

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