国公FAX速報 2003年4月24日《No.1393》

全国キャラバンの成功めざして
学習総決起集会ひらく 愛媛県国公

 4月23日、愛媛県国公は、5月連休明けからスタートする「民主的公務員制度の確立をめざす全労連・全国キャラバン行動」の成功をめざし、公務員制度改悪反対学習総決起集会を開催しました。集会には、6単組63名プラス1単産(自治労連の仲間)の参加がありました。
 集会の冒頭、楠議長から「たたかいを進めていくために、まず学ぶことから始めたい。全国キャラバン行動の成功に向けて有意義な集会にしよう」とあいさつがありました。
 つづいて、四国ブロック国公の藤沢事務局長より、「国民犠牲の小泉『構造改革』、労働者無視の公務員制度改革は許さない!」と題して基調報告を受けました。
 基調報告では、公務員の労働基本権回復の課題と国公権利裁判の重要性をはじめ、全労連「全国キャラバン行動」の成功に向けて奮闘することの大切さ、などが報告されました。報告の最後に藤沢事務局長は、「あきらめでは何も良くならない。継続的にたたかってこそ改善があり、要求の前進がある」と今回のキャラバン行動に、国公の仲間が結集して、大きく成功させることの重要性を訴えました。
 次に、「不利益遡及は許さない!国公権利裁判」の愛媛県原告団が紹介され、代表して全建労の沖上茂人さんから奮闘する決意が語られました。
 つづいて各単組(全厚生、全労働、全司法、全医労)から、行革攻撃と公務員制度改悪による労働強化やさらなる国民への行政サービス低下の懸念など、職場実態にもとづいた報告がありました。また、自治労連県本部から、自治体職員のサービス残業の実態や、強制的な合併などで予想される行政サービス切り捨て、自治体リストラなどの問題が報告されました。
 最後に楠議長の気合いのこもった団結ガンバローで集会を終了しました。

 ★キャラバン当日だけでなく網の目キャラバン展開し、すべての自治体・議会へ要請

 愛媛県では、5月15日のキャラバン行動はもちろんのこと、6月議会での意見書の採択をめざして、“網の目キャラバン行動”を6月3日から5日にかけて展開し、県内のすべての自治体・議会に要請行動を行うこととしています。
 愛媛県国公は、引き続き国公労連に結集し、民主的な公務員制度の確立をめざして奮闘します。(愛媛県国公事務局長・山内哲秀メール通信員発)

 ★有事法案廃案!イラク攻撃即時中止求め
  毎週デモ行進でアピール〈愛知国公〉


 愛知国公は米英のイラク攻撃が始まって以来、イラク攻撃の即時中止を求めて、名古屋市職労、名水労など自治体の仲間や中区地域の民間の仲間と共同で3月26日から毎週水曜日に昼休みデモ行進を提起し、4月16日を一応の区切りとして計4回実施しました。行動はデモ行進を名古屋市役所前から自民党愛知県連前まで行い、デモ行進終了後愛知国公の代表と全労連中地域センターの代表が、イラク攻撃即時中止を求め自民党愛知県連に要請をするというものです。この毎週の昼休みデモ行進は、全国各地で様々な反戦行動が取り組まれる中で、私たち公務労働者として何ができるか、そして主体となってできることは何かと考え愛知国公が中心となり提起しました。それも単発的な行動ではなく継続的に取り組むことが重要と考え毎週水曜日にデモ行進を実施することにしました。
 第1回目は3月26日に行い、急な指示であったこともあり参加者は70名と若干少なかったわけですが、公務労働者が主体となってイラク攻撃反対の行動を取り組むとあって中日新聞が取材に訪れ翌日の朝刊で報道されました。第2回目の4月2日は朝から冷たい雨の降るあいにくの天候となりましたが、「イラクではミサイルの雨が降っているんだ。こんな雨ごときに日和ってはいけない。」とデモ行進を決行しました。第3回目となる4月9日も同様に取り組み約100人の参加でデモ行進を行い、終了後自民党愛知県連に要請を行いました。
 そして4回目となる16日は地域の行動である「栄総行動」に結集し、デモ行進は約230人で取り組まれ、内国公の参加者は120人と行動を今まで以上に展開することができました。デモの終結集会でイラク攻撃反対を決議し、自民党愛知県連の他公明党愛知県本部、アメリカ領事館に対してもイラク攻撃即時中止の要請を行いました。
 アメリカは、多くのイラク国民に犠牲を与え、アメリカのかいらい政権づくりに奔走するなか、日本に対し戦後復興の名目で支援を要請し日本もそれに応じる姿勢を見せています。
 そして、政府与党は有事法制についてもこの国会での成立をめざしています。有事法制が成立しいざ有事となれば私たち国家公務員は命令一過の元、アメリカの戦争に協力させられます。私たちは戦争に協力せず平和な日本そして平和な世界をめざすためにも、この戦争法案は必ず廃案に追い込まなければなりません。
 5月からはこの有事法案廃案をめざし14日を第1回目として毎週の昼休みデモ行進行動を再開します。今回はイラク攻撃の即時中止を求めると同時に、有事法案の廃案をめざして誰でも参加できる行動として、組合員ひとりひとりが思いを書いた「ピースメッセージ」を持参しデモ終了後自民党愛知県連に要請を行います。(愛知国公・空直樹事務局長、宇野進二メール通信員発)

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