国公FAX速報 2002年11月18日《No.1338》


イラク攻撃反対、有事関連法案の廃案を求め
アメリカ大使館と小泉首相に要請書を提出


 国公労連は、国連安保理がイラクに大量破壊兵器への国連査察の実行を求める決議を全会一致で採択したことを受け、11月14日に、アメリカ大使館へイラク攻撃に反対する申入書と、小泉内閣総理大臣へイラク攻撃反対、有事関連法案の廃案を求める要請書を提出しました。
 いま、アメリカのイラク攻撃に反対し、戦争の拡大を許さないために、全世界的な世論と運動の結集が重要となっています。
 有事法案も先の国会で成立を阻んだたたかいの教訓をいっそうひろげ、憲法守れ、平和を守れの職場・地域の運動を国会にとどろかし、廃案のために全力をあげましょう。


2002年11月14日
アメリカ合衆国大使館 御中
日本国家公務員労働組合連合会
中央執行委員長 堀口士郎

アメリカのイラク攻撃に反対する申入書

 私たち日本国家公務員労働組合連合会は、アメリカ合衆国大統領ジョージ・w・ブッシュ政権による「大量破壊兵器の拡散阻止」などを理由にしたイラクに対する一方的な戦争計画に、多大な不安を抱いています。
 すでに、イラク問題で国連安保理は、11月8日にイラク問題に関する「大量破壊兵器への国連査察の実行を求める決議一四四一」を全会一致で採択しました。決議は、戦争回避を願う国際世論を反映して自動的な武力行使を排除するものとなっています。さらに、イラクによる義務の不履行などがあった場合には、安保理に報告され、安保理が協議して、次なる措置が決定されることが明記されています。このように、国連の枠組みの中で、紛糾する問題を平和的に解決していく方向をきり開いているものであり、これを現実のものとする取り組みこそ重要だと思います。
 そのためには、イラク政府に対しても、この査察を疑問の余地なく、無条件に受け入れを実施させ、その義務を果たさせることです。そして、米国はイラクに対する一方的な戦争計画を直ちに放棄するべきです。
 しかし、聞くところによると、米政府首脳は、いぜんとして「国連の決定なしでも、軍事攻撃を辞さない」と表明していることはきわめて重大です。かりにそのような行動がとられるとするならば、それは国連憲章を無視した先制攻撃そのもので、同時に、自らも賛成した国連安保理決議の手続きも無視することになります。
 世界の平和と安全のルールを定めた国連憲章と国際法を守れの声は、国際世論の大多数の叫びとなっています。
 20世紀の最大の戦争の悲劇であった「ヒロシマ・ナガサキ」を再び繰り返さないということを誓った「戦争放棄」の憲法9条をもつ日本国として、米国のイラクへの戦争計画や実行を絶対に認めることはできません。
 日本国憲法を最も、遵守していくことを任務とする国家公務員労働者として、重ねて、米国のイラクへの戦争計画を中止し、平和で希望ある21世紀の実現を心から願ってここに申し入れいたします。

以上

2002年11月14日
内閣総理大臣 小泉純一郎 殿
日本国家公務員労働組合連合会
中央執行委員長 堀口士郎
アメリカのイラク攻撃反対、憲法を蹂躙する有事関連法案の廃案を求める要請書

 私たち、国公労連は、アメリカのイラクへの戦争計画に日本政府が反対することを求めるとともに、いま、衆議院段階で審議されている「有事法制」関連法案を直ちに、廃案にするよう申し入れ致します。
 すでに、イラク問題で国連安保理は、11月8日にイラク問題に関する「決議一四四一」で大量破壊兵器の国連査察の実行を求める内容を全会一致で採択しました。決議の内容は、戦争回避をねがう国際世論を反映し、武力行使を排除するものとなっています。さらにイラクの義務不履行が生じた場合には、このことが安保理に報告され、安保理が協議して、次なる措置を決定していくことが明記されています。私たちはこのように、国連の枠組みのなかで紛糾する問題を平和的に解決することが採択されていることを支持し、これを現実のものとしていくために国内はもとより、国際社会において、力をあわせて取り組むことがきわめて重要だと思っています。
 そのために、イラク政府に対しても、この査察を疑問の余地なく、受け入れさせ、それを実施させることです。そして、アメリカのイラクへの先制攻撃ともいえる、戦争計画を直ちに中止させるよう、日本国政府として働きかけることを強く求めるものです。
 このことは、世界の平和と安全のルールを定めた国連憲章と国際法にもとづくものであり、同時に、国際世論の圧倒的な叫びでもあります。
 また、アメリカが戦争をおこなった場合に備えるとする有事法制関連法案を国会で審議・成立をはかろうとすることは、まさに、今日の、国際世論にも逆行する暴挙であり、日本国憲法を真っ向から蹂躙するものです。
 20世紀最大の戦争の悲劇であった空襲や沖縄戦、そして広島・長崎の原爆投下などを再び繰り返さないと誓った「戦争放棄」の憲法9条をもつ日本国として、戦争を準備し、加担していくことは絶対に許されないことです。
 私たちは、日本国憲法のもと、国民のための行政や司法に働く公務員労働者として、アメリカのイラク攻撃計画や、戦時を対象にした有事法制の国会審議の動きに強い危惧と憂慮をもっています。21世紀が、平和で希望ある国際社会の実現をねがって、次のことを要請いたします。

 要請項目
 1、日本国憲法9条を守り、これを広め、アメリカのイラク攻撃に反対すること。
 2、世界平和の実現をねがう世論に逆行する、有事関連法案を廃案にすること。 

以上

2002年11月15日
国公労連中央闘争委員会

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