国公FAX速報 2002年11月11日《No.1327》


賃下げ許すな!秋闘史上初の集会に
寒風のなか1200人結集〈愛知〉


 11月8日の夜、名古屋市の中心部である栄において「民間労働者の賃下げと一層の消費不況、悪魔のサイクルに拍車をかける公務員賃金の引き下げ反対」をメインテーマに、官民一体での全県労働者決起集会が開催されました。このような賃金課題での決起集会を秋闘のなかで開催したのは、愛知県労連結成以来初めてのことです。
 愛知では国家公務員のマイナス人勧を受けて民間19単産が「公務員賃金の切り下げ反対」のアピール署名を発表しています。そこで秋闘時における全労働者の賃下げ反対の総決起の場として、愛知国公、自治労連愛知県本部、名古屋市職労が提起し愛労連も含めて実行委員会方式で準備を進め、愛知春闘共闘レベルまで広げて集会を開催しました。
 集会は金曜日の夜、しかも折からの寒波で冷え込んだにもかかわらず、官民20単産約1200人の労働者が結集し、マスコミにも取り上げられました。愛知国公からも200人の仲間が参加しました。
 集会では、全労働者の賃下げにつながり、不況に拍車をかける公務員の賃金引き下げは許さないとして、愛知国公、自治労連愛知県本部が決意表明を行いました。そして民間単産と業者の代表者から賃下げのサイクルを断ち切るため、公務労働者と連帯して奮闘したいとのエールが贈られました。
 集会後は市内を二手に分かれて賃下げ・首切りを許すな、暮らしを守れと市民にアピールしながらデモ行進を行いました。
 右肩上がりの時代は終焉をつげ、労働者の賃金が容赦なく切り下げられる状況となっています。そのなかでの賃金闘争は春闘だけのたたかいだけでなく、また、官民の区別なくまさに全労働者が一体となって通年闘争として取り組まなければなりません。今回の集会はそのきっかけになればと提起しました。
 愛知国公は、今回の集会の成功を契機として、賃下げを許さず、暮らしを守るために全労働者と連帯していっそう奮闘していくことを決意しています。
(愛知国公事務局長・空 直樹メール通信員発)

以 上

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