国公FAX速報 2002年7月29日《No.1284》

中部人事院包囲に800人
マイナス勧告阻止へ怒りの人垣
          〈愛知県国公・東海ブロック〉


 愛知県国公と東海ブロック国公は、マイナス勧告を許さないたたかいとして、7月24・25日の2日間の中部人事院前座り込み行動と、25日の昼休み総決起集会および東海ブロック国公としての人事院交渉を取り組みました。
 座り込み行動は、24日の13時から25日の16時まで1日半の日程で行い、両日合わせて180人の組合員が参加。25日には、国公北陸ブロックの仲間31人が、バス1台を仕立て参加し、行動を大きく展開することができました。また、座り込みと並行して、人事院中部事務局長への要請行動を実施しました。
 座り込みには、愛労連をはじめ、全国一般、生協労連、医労連など多くの民間単産や、地域の仲間からも激励があり、公務員賃金カットと民間の賃金カットの賃下げ悪循環を共同の力で断ち切ろうとの連帯あいさつをいただきました。
 昼休み決起集会には、愛知公務共闘の自治労連や愛高教の仲間も参加しました。組合員の“マイナス勧告は許さない”との思いが反映し、全建労の270人をはじめ国公北陸地協の仲間も含め国公だけで600人を軽く超える参加があり、愛知公務共闘の仲間も含めると、主催者側が正確に参加人数を掌握できないような大集会となりました。集会では、民間を代表して建交労の仲間からの激励あいさつをはじめ、国公北陸ブロック、自治労連からの決意表明などが行われました。
 集会後の人事院包囲デモ行進では、さらに参加人数がふくれあがり、参加した組合員から「人事院包囲デモで、こんな長い隊列は見たことがない。800人くらい参加しているんじゃないか」との声もあがりました。
 中部人事院交渉では、20人の人数制限や時間制限を今回も打ち破れず、内容も従来の回答をくりかえすなど不満なものとなりました。しかし、今回の行動の成功を生かし、勧告前のヤマ場である8月6日には再度の昼休み決起集会を開催するとともに個人請願行動を取り組みます。私たちはマイナス勧告を許さないため、最後まで手をゆるめずたたかい抜きます。
(愛知県国公・空直樹事務局長発)

 ★台風ふきとばす怒りの総行動〈九州ブロック〉

 7月26日、台風の通過で小雨降るなか、国公九州ブロックのマイナス勧告阻止1日総行動が、朝の宣伝行動からスタートしました。宣伝行動では、第1・第2合庁の門前でビラを配布し、昼休み総決起集会や座り込みなど1日総行動への参加を呼びかけました。
 そして、人事院九州事務局裏にある中比恵公園で、昼休み総決起集会を開催。集会には、200名が参加し、佐賀高教組と機関紙印刷労組の仲間も参加、民医連からメッセージが寄せられるなど、官民一体のたたかいとなりました。
 雨もやみ次第に晴れてくるなか、昼休みをはさんで、3時間と長い座り込みを実施し、50人が参加。佐賀高教組も引き続き参加し、マイナス勧告・4年連続年収引き下げは許さないと熱い心を座り込みにぶつけました。
 交渉団の送り出しとなる支援集会で仙道事務局長は、「本俸切り込みが行われる可能性が大きいなか、今日の総行動を含め、九州からたたかいを大きく広げ、マイナス勧告を阻止するため奮闘しよう」と決意を述べ、交渉参加者である各県国公から一言ずつ決意表明を行い、交渉団と座り込みに分かれ行動に入りました。交渉開始と同時に、外で座り込みを行っている仲間のシュプレヒコールが、交渉の場の局長の耳にも届き、交渉団は大いに励まされました。交渉では、私たちの要求に対し、局長は、「民間準拠」「国民の納得性」を観点にして行う、「みなさんの意見は伝える」という答えで、不満に残る交渉となりました。
 この先の私たちを応援してくれているような青空が広がった集結集会では、7月31日に中央で奮闘する仲間が決意を表明するなど、マイナス勧告阻止を誓い総行動を終えました。
(国公九州ブロック事務局長・仙道久嗣メール通信員発)

★1週間の連日行動に680人が結集〈近畿ブロック〉

 7月26日、国公近畿ブロックはマイナス人勧阻止、諸要求実現をめざし、22日の月曜日から取り組んできた人事院包囲行動のまとめとなる行動をくりひろげました。昼休みの抗議デモや人事院包囲行動など、のべ680人の仲間が参加してマイナス人勧をもくろむ人事院を仲間の力で追い込みました。
 午前中は、近畿公務共闘による人事院近畿事務局交渉が行われ、昼休みには、政府・人事院に対する夏季要求実現をめざすデモ行進が実施。行進に先立ち行われた集会では、近畿公務共闘の町田議長が主催者を代表して人事院交渉の状況などを報告しました。また、公務労組連絡会の黒田事務局次長がマイナス人勧を行おうとする人事院の姿勢や中央の情勢を報告し、兵庫公務共闘の森栗幹事がマイナス人勧を許さないため団結してがんばる決意を表明しました。
 集会の後、デモ行進に出発。マイナス人勧を許すまじと集まった仲間は、最高気温38度を記録する中、国公近ブロ特製のうちわを片手に谷町筋を元気良く行進しました。
 午後から行われた人事院包囲行動は、過去最大、調整手当改悪反対闘争以来の最大規模の参加でとりくまれました。木曜日までに人事院包囲行動に参加した仲間は180名を数えていましたが。この日の行動には、130名の仲間が参加し、交渉に向かう30名の仲間を拍手で送り出しました。
 交渉終了後、合同庁舎脇で報告集会を開催。集会では、交渉内容を秋山事務局長が行い、滝口議長のまとめと団結ガンバローを短時間で行いました。
 整然と行った1週間の行動で、近ブロの団結力を改めて人事院近畿事務局に示し、庁舎管理者にも示すことができました。このことは、今後の運動展開にも大きな橋頭堡を築くことができたと言えます。この勢いを31日の中央行動に持ち込み、マイナス人勧を許さないため全力で奮闘します。              (国公近畿ブロック事務局長・秋山正臣メール通信員発)

 ★早朝時間外集会に400人〈広島県国公〉

 広島県国公では、現在全国で取り組まれている人勧期闘争に一人でも多くの組合員が結集することを目的として、7月25日に広島地域での合同早朝時間外集会を開催し、400名の組合員が参加しました。
 集会では、まず、中国ブロック国公・中原事務局長が「マイナス勧告」の危険性を訴える情勢報告を行い、続いて9単組の代表が約1分間の「怒りの決意表明リレー」を行い、参加者から大きな拍手を受けました。
 広島県国公では、7月30日に実施される中国ブロック人事院包囲行動への最大結集をめざし、引き続き奮闘する決意です。
(広島県国公事務局長・葛西英司メール通信員発)

以上

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