国公FAX速報 2002年7月24日《No.1281》

マイナス勧告は許さない!
各ブロックが怒りの人事院地方事務局包囲

★300人が怒りの総行動!民間の仲間も人事院に要請〈東北ブロック〉

 国公東北ブロックは、7月19日、「賃金切り下げ断固阻止!7・19怒りの総行動」を、300人の参加で実施しました。
 総行動は、10時、錦町公園での人事院東北事務局前座り込み行動突入集会からスタート。宮城県国公・千葉副議長の司会で始まり、東北ブロック・後藤事務局長と宮城県国公・昆野事務局長の主催者あいさつや単組からの決意表明の後、錦町公園の向かいの人事院東北事務局が入居している第二合同庁舎へと移動しました。
 参加者は、第二合庁の正面玄関前で整然と座り込みを開始。座り込み中、庁舎管理官が再三にわたり退去を迫り、介入してきましたが、整然と座り込み行動を続けました。
 行動には、県労連・春闘共闘から真壁議長、高橋事務局長、県労連・鈴木常任幹事(建交労)、自交総連・渡辺書記次長らがかけつけ激励を受けるとともに、人事院東北事務局に要請を実施。県労連・春闘共闘は、人事院松本総務課長に、「マスコミ報道どおりの人事院勧告となれば、4年連続の年収切り下げとなる。人事院勧告は、国家公務員、地方公務員、公務関連労働者はもとより、民間労働者の賃金引下げに直接影響する。ここ数年、“公務員が賃下げしているから民間でも賃下げだ”と経営者による賃下げの絶好の口実となっている。マイナス勧告などがなされないよう申し入れる」と要請しました。また、全労連・全国一般宮城の及川委員長からも激励と連帯のあいさつをいただきました。
 つづいて、昼休みの「賃金切り下げ断固反対!人事院東北事務局前怒りの総決起集会」が、錦町公園で、国公東北ブロック、宮城県国公、公務関連共闘の主催で行われました。集会は、宮城国公・昆野事務局長の司会ですすめられ、東北ブロック・佐藤議長、公務関連共闘の医労連・吉田委員長からの主催者あいさつの後、県労連・春闘共闘の真壁議長より力強い激励と連帯のあいさつをいただきました。その後、全国からのメッセージを紹介、アピールを採択し、集会を終了しました。集会には、バス1台20名でかけつけた青森県国公や東北各県の仲間など300名が参加しました。デモ行進では、「人事院はマイナス勧告やめろ!」「一時金の見直し反対!」「地域給の導入反対!」などの怒りのシュプレヒコールを響かせながら、第一合庁と第二合庁を一周しました。
(国公東北ブロック事務局長・後藤智春メール通信員発)

★22〜26日、連日の近畿事務局包囲行動を展開中〈近畿ブロック〉

 国公近畿ブロックは、マイナス勧告阻止・諸要求実現を掲げ、人事院近畿事務局に対する抗議行動を7月22日から開始しました。
 この行動は、政府・人事院がもくろむ賃下げを阻止するため、国公近畿ブロックとして、26日に行う出口交渉まで抗議の座り込みを連日取り組むこととしているものです。
 スタートの22日の行動には、38名の仲間が参加。座り込み行動だけでなく、参加者それぞれの人事院勧告に対する思いを書きつづった嘆願書を手に持ち、人事院近畿事務局に対し、直接声を届ける行動も実施しました。
 参加者の中には、職場の仲間からぜひ私たちの切実な声を届けて欲しいと託されてきたと言いながら、人事院近畿事務局に訴える姿もありました。
 気温34度を超える暑い中、各県国公・単組から、運動にかける熱い思いを語っていただき、今後一層奮闘する勇気を分けてもらうことができました。
 庁舎管理者が新しくなったところでの初めての行動のため、庁舎管理者側から厳しい制限が加えられていますが、そうしたことに負けずに、参加者の協力により3時間にわたる行動を整然と行い、近畿ブロックの団結力を人事院近畿事務局に対し示すことができました。
 【2日目23日の行動】最高気温35.8度を記録する中、2日目の人事院近畿事務局包囲行動には、初日を上回る47名が参加しました。厳しい暑さを受けてか、人事院近畿事務局に対する請願行動にも熱が入り、職場の代表として参加した仲間の時間をかけた真剣な訴えに、人事院の担当者も悲鳴を上げるほどでした。
 賃金引き下げは、生活水準の切り下げに直結すること、労働密度が高まっているのに賃下げは矛盾することなど、職場の怒りは人事院近畿事務局に次々とぶつけられています。
 こうした職場の怒りをたたかいのエネルギーにかえ、国公近畿ブロックは、引き続き26日まで人事院近畿事務局包囲行動をねばり強く展開します。
(国公近畿ブロック事務局長・秋山正臣メール通信員発)

★人事院四国事務局包囲に300人、公務・民間の賃下げ悪循環は許さない! 国民共同の力でマイナス勧告を阻止しよう〈四国ブロック〉

 四国ブロック国公は、7月22日、人事院四国事務局包囲行動を300名の仲間の参加でくりひろげました。昼休みの人事院包囲集会には、国公の仲間だけでなく、自治労連、全教、全日赤、福祉保育労、医療生協労組、年金者組合、新婦人など多彩な仲間が激励にかけつけ、「公務・民間の賃下げ悪循環は許さない!」「景気悪化、地域経済を破壊する公務員賃金カットはやめろ!」と、マイナス勧告阻止へ、国民共同の輪が大きく広がる集会となりました。
 集会につづいて、人事院四国事務局への要請書提出行動を、激励にかけつけた民間の仲間とともに実施しました。医療生協労組の仲間は、「公務員の賃下げは、私たちの賃下げにも直結する死活問題だ。生活悪化、景気悪化をこれ以上許すことはできない。マイナス勧告は断じて許さない」と怒りの要請をしました。
 そして、出口交渉を行わないとしていた人事院四国事務局は、この日の国公の仲間と各界各層の怒りの行動により、25日に出口交渉を行うことを約束しました。
 四国ブロック国公は、マイナス勧告を阻止するため、暑い夏をふきとばす、熱いたたかいを今後もくりひろげます。        (四国ブロック国公事務局長・藤沢義輝メール通信員発)

以上

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