国公FAX速報 2002年4月25日《No.1253》

関東ブロックキャラバン“行政相談&宣伝”を実施

 ★82人の仲間が奮闘し、初の行政相談に25件の相談、
  事前当日宣伝でビラ2万枚配布〈東京国公〉

 4月20日土曜日、東京国公は関東ブロック国公と共同して、都内有数の大型団地・練馬の光が丘団地で行政相談および宣伝行動を実施しました。
 ブロックも東京国公も行政相談活動の経験がほとんどなく、場所も使ったことのない“団地の区民集会室”ということもあり、成功に向けて念入りな準備を行いました。
 まず、「幅広い相談活動を」ということで、「登記相談」(全法務)、「労働相談」(全労働)、「税金相談」(全国税)をはじめ、「食品表示相談」(全農林東京)、「輸入・免税相談」(全税関)、「お天気相談」(全気象)、「健康相談」(全医労)、「法律相談」(弁護士)の8種類をもうけ、レパートリー豊かなものにしました。
 また、団地自治会との共催も追求しました。日程等の問題で結果として共催には至りませんでしたが、「自治会でも人を集めるのは大変。個人的には労働組合も古いかな〜と感じているが、がんばって欲しい」との自治会役員の方からの激励の言葉や、区民会館にビラを置いてもらうなどの成果がありました。
 多少あてにしていた自治会からのPRという線が切れたので、大きな課題として浮上してきたのが自前の住民へのお知らせです。地元の団地に住む組合員や近隣の職場の仲間、青年協の役員などにも協力してもらい「全戸1万枚のビラ入れ」を本番前一週間でやりきりました。
 そのかいあって、相談日2、3日前から「予約制ですか?」「職安で紹介された職場のことで相談が…」などの電話が書記局に入るようになってきました。
 あたたかな陽気に包まれた4月20日本番。会場前のメインストリートでは国公労連の宣伝カーを基点に約70人の仲間が全戸配布宣伝に散らばり、宣伝カーでは東京国公の三井事務局長、関東ブロック国公の秋吉議長、全気象東京地本の今滝委員長、全農林東京地本の佐久間書記長などが代わるがわるマイクを握り、小泉自民党政治の転換と国民のための公務員制度確立を訴えました。
 今回の行動は、午後1時から3時までの2時間取り組み、82人の仲間の奮闘で1万枚のビラを配布し、相談件数25件(健康10人、法律7件、税金4件、労働3件、登記1件、食品1件)でした。
 初めての取り組みとしては、「なかなか良かったのではないか」というのが参加者全体の感想でしたが、もう少し住民の方の行政や公務に対する意見などもゆっくり聞ける工夫があればよかったと感じています。今回の取り組みを活かして引き続き対話活動を進めていきます。
(関東ブロック事務局長・野中徹メール通信員発)

 ★終日奮闘!街宣・署名・行政相談〈長野県国公〉
 長野県国公は、関東ブロックキャラバン行動として、4月21日に、長野駅前ビルにおいて「行政なんでも相談」を実施し、あわせて、長野駅前広場を中心とした街頭宣伝・ビラ配布・医療改悪反対署名行動を実施しました。
 県国公加盟の全9単組の仲間45名が参加し、午前10時から午後4時までの終日行動として取り組みました。あいにく雨が降り続いている状況でしたが、国公労連ビラと県国公独自作成ビラ(行政相談の案内等)をあわせて2500枚配布しました。
 そして、長野県国公としては2回目の取り組みとなる「行政なんでも相談」を実施し、○健康・介護・医療(全医労)、○不動産(相続)登記・供託(全法務)、○労働者の権利・雇用(全労働)、○天気予報・防災(全気象)、○自動車の検査登録(全運輸)、○電波・無線(全通信)、○税務相談(全国税・税理士)、○河川・国道(全建労)で取り組み、血圧測定等の健康相談を含め14件の相談を受けました。         

  (長野県国公事務局長・小林秀光メール通信員発)


 ★生活不安広がる中、「行政相談」の大切さ実感〈山口県国公〉
 中国ブロックキャラバンの取り組みとして、山口県国公では、4月21日の日曜日に「なんでも行政相談」を実施しました。山口市内商店街の催し物会場において、午前10時から午後3時過ぎまで、全司法、全法務、全運輸、全労働の相談員を先頭に16人の仲間で取り組みました。
 当日は朝から夕方まであいにくの雨模様でしたが、車の名義変更、賃金・雇用保険、相続登記、家裁関係、隣人とのトラブル、政治への不満など17件の相談がありました。
 相談に来られた方の半数は、タウン誌や地元新聞の広告、催し物欄やチラシで知ったということでしたが、アーケードの商店街に会場を設定したことが幸いし、当日たまたま看板やのぼりを見て立ち寄ったという人も少なくありませんでした。
 単組単独の行政相談ではなく県国公としての行政相談であったために、幅広く市民の悩みごとに対応できたとともに、ひとつの相談に複数の専門部局が連携して対応することもできました。相談者の多くは解決への手がかりを得て、満足して帰られたようです。なかには市外から車で1時間以上かかるところから来られた方もいました。
 生活不安が広がっている現在の情勢のもとで、悩みごとを日常的に抱える人が多いことに気づくとともに、「行政相談」の必要性をあらためて実感した一日でした。

(山口県国公事務局長・福田修メール通信員発)


 ★九州ブロックキャラバン 福岡→熊本→鹿児島をゆく
 九州ブロックキャラバン隊は、4月23日、熊本に向かう途中で、福岡筑後地区での集会・宣伝行動を実施しました。これで福岡4地区すべてで行動を展開し、のべ250名の仲間の参加で福岡におけるキャラバン行動は大成功しました。
 福岡から熊本へ入ったキャラバン隊は、熊本県労連と熊本大教職組との懇談を行いました。熊本大学では、学長会議で独法化受け入れの決定が行われた直後ということもあり、今後の共同の取り組みなどについて意見交換を行いました。
 その後、熊本市内で宣伝行動を行い、夕方は、辛島公園で集会、アーケード街でデモ行進を実施しました。150名の仲間による「医療改悪反対」「国立病院・国立大学の独法化反対」「有事法制反対」などのシュプレヒコールがアーケード街に響き渡り、市民へ大きなアピールができました。
 24日、朝からの大雨にも負けず、鹿児島でのキャラバンを展開。宣伝行動や集会、地元選出の国会議員要請、鹿児島大学当局への要請などを行いました。鹿児島大学当局は、「独法化については先日の学長会議でも反対の立場に立って発言しており、この独法化の動きには、危惧している。適切に判断し、対処していきたい」と回答しました。
 雨のなか奮闘したキャラバン隊は、「明日は天気にしておくれ」と祈りながら次の宮崎へと向かいました。           

(国公九州ブロック事務局長・仙道久嗣メール通信員発)

以上

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