連合会は赤字の責任を労働者に押し付けるな!
--国共病組と宿泊労連が運営審議会へむけ中央行動

(「国公FAX速報」2001年3月28日付)
 本日、国共病組と宿泊労連は、15時から開かれる国家公務員共済組合連合会の運営審議会へむけて中央行動にとりくみました。
 11時30分からは連合会本部が入る九段合同庁舎前で宣伝行動を開始、トップにマイクを持った国共病組中島書記長は「連合会は赤字赤字と言うが、どんな経営努力をしてきたというのか。ころころ変わる天下りの経営者が何も手を打ってこなかったではないか」と、鋭く連合会の経営責任を批判しました。
 宮崎からかけつけた県国公の工藤議長は「1月に電話1本で『つぶす』といわれた。しかし、宮崎の今年の売上の伸びは全国1位だ。なぜつぶさないといかないのか」と連合会の無責任さに怒りをぶつけました。また、福岡県国公の江崎議長は「みなさん、ぜひKKR博多にお泊りください。職員は一人でも多くの客を招くため努力している。しかし、博多に来る経営者は自分がいるときに赤字を増やさないことにしか関心がない。その結果、フロントでつかう鉛筆は職員が金を出し合っている。赤字はこんな天下り経営者を送り込んでくる連合会の責任だ」と天下り経営者の実態を暴露しました。

   お昼休みの合同庁舎から飛び入り参加も

 宣伝には30人が参加し、2種類・1500枚のビラを配布しましたが、連合会本部が入る九段合同庁舎のとなりにある麹町税務署からは、昼休みの時間帯には、全国税の組合員3名が飛び入り参加し、仲間を激励しました。
 休憩をはさんで14時からの連合会本部前「決起集会」では、国共病組鈴木委員長(新香里病院)は「連合会の不当な合理化と攻撃をはねかえし、利用者の国家公務委員のみなさん、国公労働者、地域のみなさんと全力をあげてたたかう」と主催者を代表して決意を述べました。
 宿泊労連高野書記長は「連合会はあり方検討委員会を作ったが、事業を全部やめてしまえという議論も出ている。熱海は何度も廃止や売却のうわさが流れたが、その熱海で3月22日に組合ができた。宿泊労連の大きな力になる」と最新の話題を披露し大きな拍手でつつまれました。
 連帯のあいさつで国公労連西田副委員長は「事業の赤字の責任は連合会や旧大蔵省の責任、みなさんのたたかいは共済の主人公のわれわれと一致する。ともにがんばりましょう」と激励しました。
 大阪で連合会の京阪奈と新香里病院の廃止統合に反対し支援する共闘会議の山地副議長(大阪労連北河内地区協)は「地域住民は病院を必要としている、地域の声を良く聞いて経営努力をすれば必ず赤字は解消できる、京阪奈では組合員も増えている」と利用者の立場から訴えました。
 14時45分になって、運営審議会にむけて8名の傍聴団を送り出しました。傍聴団は「連合会は赤字の責任を職員に押し付けるな」のシュプレヒコールに見送られ、「合理化」を許さない決意あふれる行動となりました。
 この行動には、北海道から宮崎まで、国共病組各支部、新たに結成された熱海労組をふくむ宿泊労連各単組、県国公、単組本部、医労連加盟組合など50名が参加しました。

 以上



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