国民の暮らし守る行政・司法へ  
--新省庁発足にあたって全国各地で宣伝行動
(「国公FAX速報」2001年1月10日付)
 1月10日、国公労連は、新省庁発足にあたって、「国民本位の行財政・司法の実現をめざす宣伝行動」を、霞が関を中心に行いました。この21世紀最初の宣伝行動には、各単組本部と東京国公、本省庁に働く仲間が結集しました。また、この宣伝行動に呼応した県国公も、新春から宣伝行動に取り組んでいますので、霞が関の行動とともに紹介します。


 霞が関中心に行政民主化と定時退庁強化を訴える

 1月6日に「新省庁体制」がスタートしたばかりの霞が関。前日からの雨が、早朝宣伝行動直前にピタリとあがり、晴れ間も見え、風もなく、冬場としては、絶好のビラまき日和となりました。新しい省庁名の看板に掛け替えられた各本省庁門前で、午前8時45分から1時間あまり、約100名の仲間が宣伝行動を展開。この早朝の行動は、行政民主化の課題と、毎月第一水曜日の「定時退庁強化」の課題を結合して取り組まれました。
 国公労連の宣伝カーは、マスコミなどでも「超豪華なビル」と揶揄されている新しい「合同庁舎2号館」(国土交通省、総務省、警察庁が入っている)の門前で宣伝。宣伝カーからは、空前の財政危機のなか政府が閣議決定した2001年度予算案で、国土交通省が担う大型プロジェクト中心の公共事業費が過去最大規模となっていることなどを例にあげ、今回の「省庁再編」が国民のためではなく、大企業・財界のためのものであり、国民の暮らしと雇用を守る行政への転換こそ大切だと訴えました。
 また、昼休みは、有楽町マリオン前、日比谷シティ前、虎ノ門交差点、大手町・地下鉄出入口の4カ所で、宣伝カーを複数台出して、約170名の参加で、国民に向けアピールしました。

 省庁再編は浪費拡大・国民犠牲 愛知県国公

 【愛知県国公発】1月10日、愛知県国公は、国公労連の宣伝行動に呼応して、三の丸官庁街の地下鉄出入口で午前8時から9時まで、17名の仲間の参加で国公ビラの配布を実施し、同時に宣伝カーからは「今回の省庁再編は大型公共事業などの浪費は拡大し、国民サービスは切り捨てるもの」「国民の暮らしを守る行財政の充実こそ大切」「サービス残業をなくして雇用を拡大しよう」などを訴えました。今回は、中区春闘共同の会の「ノー残業デー」の宣伝ビラ配布といっしょになったため、配布枚数は1千枚程度にとどまりましたが、21世紀最初の宣伝行動に元気よく取り組みました。

 政府の行政改悪を斬る。ビラを真剣に読む市民 大阪国公

 【大阪国公発】1月5日の夕刻、大阪国公は、「中央省庁再編目前」「省庁再編でどうなる国民生活」「これでは国民のための行政改革になりません」と訴えるビラをJR大阪駅前で配布する宣伝行動をおこないました。この行動には各単組から40名の仲間が参加し、自民党政府の行政改革の本質や職場実態を、国民に訴えました。
 5日は朝のニュースから「省庁再編」が大きく取り上げられ、橋本行革担当大臣の公務員制度改悪を推進する発言など、財界・大企業の利益優先確保・国民生活の行政サービス切り捨ての「行革」を押し進めることを明言していました。
 このようななか、「行革宣伝ビラ」の受け取りもよく、ビラの内容を真剣に読む市民の姿も見受けられ、1千枚のビラがアッという間になくなりました。

 行革ティッシュで宣伝 TV&ラジオが報道 広島県国公

 【広島県国公発】お正月気分が抜けきれない1月5日の広島市そごう前。大勢の買い物客でにぎわっている。そこへ現れたスーツを着込んだ一団。彼らが手にしたティッシュの中には、折りたたまれた国公労連のビラ「新省庁発足にあたって私たちは訴えます」の文字。もちろん、広島県国公の仲間たちである。
 ★一粒で二度おいしい「行革ティッシュ」
 集まった仲間は、県国公・地区国公の役員を含む7単組25名。(昼休み時間にこの人数は広島では過去最大規模?)手に手にティッシュを持ち、元気に通行人に配布をしていく。久しぶりに回復した陽気も後押しして、通行する市民の受け取りも反応もよく、全部で800枚をあっという間に完配した。
 お正月の人出の中での宣伝に、手にしたビラをたちどまって読んだり、信号待ちの間に耳を傾ける方がいつもより比較的多いようでした。
 実はこのティッシュ、全法務の増員宣伝用に作成されたものを廉価で分けてもらったもの。だから、受け取った人が国公「行革」ビラを抜き取っても、下から全法務の宣伝が出る仕掛け。まさに一粒で二度おいしいティッシュ!
 ★省庁再編、本当に国民のためですか?
 ハンドマイクを持って、市民に訴えたのは広島地区国公議長の中原氏と広島県国公副議長の藤井氏。右手には「国民サービスを切り捨てる行革・省庁再編に反対」の文字が踊る横断幕を風になびかせ、「省庁再編、本当に皆さんのためになると思いますか?」と、粘り強く訴えた。
 ★県国公の主張がテレビとラジオで報道される!
 5日は省庁再編の前日。そんな日に宣伝なんて、当然ニュースバリューがある。記者クラブへ資料の投げ込みをしておいたらやっぱり来てくれましたRCC(TBS系列)の取材陣。県国公の主張が5日の18時30分頃、テレビとラジオのニュースで報道された。現場では、荒金議長のインタビューまで撮っていったが、残念ながらこれはカットされてしまった。
 参加した組合員は、テレビ局の存在や市民の反応に元気づけられ、いつもよりも元気の良い組合員が多かった。広島県国公では、1月12日に県労連の呼びかけで取り組まれる「春闘スタート行動」における街頭宣伝においても、国公ビラを配布し、町行く人にアピールする予定です。

以 上 

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