国公労新聞 第1090号

●「テロ対策特別措置法案」衆議院本会議で採決強行

 
憲法の枠を超える派兵はルール違反  委員会審議はわずか5日間

 政府・与党3党は「テロ対策特別措置法案」(報復戦争参加法案)を、10月16日に衆議院テロ問題特別委員会で、18日には衆議院本会議において採決を強行しました。

 「テロ対策特別措置法案」は、アメリカ軍などが「テロ根絶」を口実に開始した軍事報復に、自衛隊を参加させる枠組みづくりです。国連を中心にテロ撲滅のため、国際社会が力を合わせることは当然です。しかし、憲法の枠を越えてまで行うことはルール違反です。
 可決された法案では、アメリカがテロ対策と決めれば、戦闘行為に自衛隊が無制限に参加するもので、憲法が禁止する集団的自衛権行使にふみこむものです。
 しかしながら、衆議院テロ問題特別委員会での審議はわずか5日間であり、十分な審議や国民的論議はつくされていません。

○廃案を求め運動への結集を
 今、「テロも、報復戦争も反対、自衛隊の海外派兵を許すな」の声が、大きく広がってきています。
 法案は、19日には参議院で趣旨説明と質疑が行われており、政府・与党は早期の「成立」を狙っています。
 「自衛隊を戦争参加させない」とするのは、第二次世界大戦への反省に立つ、この国の基本点です。いっときの感情で変えるべきではありません。
 「テロ対策特別措置法案」の廃案を求めるさまざまな行動に、結集を強めましょう。

 10月11日に行われた「報復戦争反対、軍事攻撃をただちに中止せよ、テロ根絶は法の裁きで、自衛隊派兵法許すな緊急中央集会」には、4000名が日比谷野外音楽堂に集まりました。集会では、高校生の飛び入り発言もあり、集会後は、国会請願デモが行われ、軍事攻撃反対を訴えました。


●全国税 職場の仲間たちの怒りを「小泉首相あて押印署名」に
  

 全国税は、3年連続の賃下げ勧告に反対する職場の抗議の声を結集する運動として、職場総当たりの「小泉首相あて押印署名」を全国でとりくみ、11265筆を集約しました。全国でとりくんだ押印署名を10月5日に内閣府に提出し、3年連続の賃下げ反対の職場の声を伝えました。
 税務署の職場は、職員の大多数が連合傘下の「国税労働組合総連合(国税労組)」に加入していますが、国税労組は勧告後早々に完全実施を求める「声明」を出すなど、職員の生活・感情に背をむける態度をとりました。
 こうしたなかで全国税は、「職場の仲間たちの賃下げに対する怒りが強い」と確信し、押印署名にとりくんできました。
 多くの職場で、管理職からも激励を受けたり、これまで署名には協力してくれなかった青年からも「今回は協力します」と快く署名してもらったりするなど、同じ職場で働く仲間との絆の大切さを実感するとともに、これからの活動のエネルギーを得た運動となりました。

●「KKRホテル名古屋労働組合」を結成
 

 明るく働きやすい職場をつくり生活と雇用を守ろう!

 10月15日、KKRホテル名古屋に、宿泊労連8番目の労働組合が、圧倒的な組織率で結成されました。
 結成総会は、愛知県国公の役員が見守るなかではじまり、地域の国公の仲間も激励にかけつけ、愛知県国公の伊藤議長、宿泊労連の高野書記長、国公労連の高森執行委員、愛知県労連の伊豆原副議長が激励と連帯のあいさつを行いました。
 仙台からかけつけた宿泊労連の高野書記長は、「労働組合の結成をうれしく思う。組合は数が力、組合がある職場では、労働条件は自分たちの力で改善できるもの。ともにたたかい劣悪な労働条件を改善しよう」と参加者を激励しました。
 総会では、宿泊労連、愛知県国公、愛知県労連への加盟や、組合規約、要求書の内容などを全体の拍手で採択、役員を選出しました。
 書記長の杉村さんは「わからないことも多いが、少しでも働きやすい職場となるよう、力を合わせてがんばりたい」と決意し、委員長の浅野さんの団結がんばろうで、総会は大成功をおさめました。

○結成総会翌日に初の交渉を実施
 翌16日には、KKRホテル名古屋・木原総支配人に対して「労働組合結成通知書」と「団体交渉申入書」を手渡し、初めての交渉を実施。総支配人は、「謹んで結成通知書をお受けします」と通知書を受け取り、組合の山田副総支配人が「不当労働行為はしない。今後も話し合いをすすめていきたい」と、再度の交渉を明言しました。
 組合員からは、「経営状態が厳しいのは理解しているが、そのしわ寄せを人件費に転嫁することは認められない」など日頃の不満が次々とだされました。
   

●キャラバン行動に結集し、国民的な共同のたたかいを
 

 いよいよ秋季年末闘争は後半戦に入りました。全労連のキャラバン行動への結集を柱に、公務員制度改悪反対の学習決起集会や宣伝行動など、国民的な共同のとりくみが全国で展開されています。
 ブロック・県国公で具体化する行政相談などのとりくみに結集し、「働くルール」確立に向けた、この秋のたたかいを職場・地域から大きく前進させましょう。

○近畿ブロック
 解雇争議のたたかう仲間と連帯 −−10・5総決起集会で決意あらたに
【国公近畿ブロック発】
 10月5日、国公近畿ブロックは、大阪三大解雇争議(関西航業、不動信金、仲立証券)の「働くよろこびを返せ!全員解雇を許さず116名がたたかう共同行動」を、「労働者の首切り攻撃反対」「公務員制度改悪反対」「大阪府の新行財政計画阻止」の課題で実施しました。この3課題の根っこは、労働者の働く権利や労働基本権を奪い、国民生活を切り捨てる攻撃であり、官民一体でたたかう共同行動として位置づけられたものです。
 この日は早朝宣伝行動に始まり、大阪第4合同庁舎前座り込み集会(350人)に結集しつつ、昼休みのランチタイムデモでは、解雇争議の仲間、大阪の民間単産、大阪府職労、国公労働者など600人のデモ行進が谷町筋を埋め尽くしました。

▽労働者・国民いじめの公務員になりたくない
 当日夜、国公労働者による「解雇争議のたたかう仲間と連帯して労働者・国民いじめの公務員をつくる『公務員制度改革』阻止10・5国公労働者総決起集会」を80人の結集のもと開催しました。
 集会では、大阪三大解雇争議の代表者による連帯あいさつ、近畿特殊法人労連の田中事務局長から、現在進められている「特殊法人改革」の実態と本質についての報告がありました。
 続いて国公労連・津田中央執行委員が「公務員制度改革の現局面とたたかい」について基調報告し、全労連の「働くルール」確立の運動と結合したとりくみが強調されました。同時に、12月の「大綱」決定までに@100万枚ビラをまききること、A他団体ヘのアピール署名を広げること、B職場での個人署名を全職員から取りきること、C全労連キャラバンに結集することが確認されました。
 決意表明では、全税関大阪支部から「制度改悪が先取りされたような降格人事が職場に起こっている」、全建労近畿地本から「沿川沿道アンケートを実施し、国民からの行政に対する要求を集約」、大阪国公から「民間労組との懇談で行政民主化を追求しよう」など各組織での奮闘とたたかう決意が表明されました。

○高崎地区国公
 小泉改革の先兵づくりは許さない! −−民間の仲間も迎え学習決起集会ひらく
【高崎地区国公発】
 群馬県高崎地区国公は、9月26日に高崎市内において「公務員制度改悪、小泉改革の先兵づくりは許さない!高崎地区学習総決起集会」を開催しました。全体で70名の参加で、内20名は教職員・民間労働者の仲間が結集しました。
 国公労連・小田川書記長を講師に招き、「いまなぜ公務員制度改革か│公務員制度改革『基本設計』の内容と問題点を中心に」と題した講演を聴き、学習しました。
 講演終了後の質疑では、国公組合員から公務員制度改悪阻止のたたかいにおいて、労働基本権回復のたたかいの強化を要望する意見があり、民間労働者の仲間からは、民間賃金の厳しい実態の訴えがありました。
 また、この集会に協賛していただいた群馬高教組・全群教の方から、教職員を取り巻く実態と、公務員制度改悪が地方公務員にも大きく影響を及ぼす危機感から、共同してたたかう決意表明がありました。

○愛媛県国公
 通信の公共性を守れ! −−NTTリストラ反対で共同行動
【愛媛県国公発】
 10月15日、全国キャラバンが愛媛入りし、松山市を中心にNTT11万人「リストラ」反対の集会などがとりくまれました。
 愛媛県国公は、キャラバンに呼応し、独自に県内8か所の主要な駅頭において公務員制度改悪反対早朝宣伝行動を実施し、ビラを配布しました。
 また、昼休みにはNTT西日本愛媛支店前に約210人が結集し、集会とデモ行進を行いました。
 夜は「常識はずれのNTTを告発する学習交流集会」が開催され約70人が参加。通信労組の基調報告や、各単産からの「リストラを告発する」報告など、公務と民間が力をあわせることを確認しあいました。

▽10月下旬から自治体キャラバンを計画
 今後、愛媛では10月下旬から11月上旬にかけて、独自の自治体要請キャラバン行動がとりくまれます。県国公もそれに合わせて、公務員制度「改革」反対の要請行動を行う予定です。

○広島県国公
 どしゃぶりの雨の中800人 −−熱く燃えた「総行動」
【広島県国公発】
 広島では、10月上旬から自治体キャラバンにとりくみ、県国公は県内87のうち30自治体の要請行動に参加。公務員制度改悪反対をアピールし、思い切って足を出す行動の大切さを痛感しました。
 また、広島キャラバンがスタートした16日「総行動」には、広島市内7カ所で行った早朝宣伝に積極的に参加。公務員制度「改革」反対ビラ800枚を大々的に配布し、仲間の元気が出るとてもいい行動となりました。日中は、自治体、行政、企業、団体などへの要請行動が展開されました。  
 夕方は、広島県庁前で800名が参加する「県民集会」を開催。荒金県国公議長が公務員制度「改革」の危険性と問題点を熱く決意表明し、参加者から喝采を浴びました。どしゃ降りに近い雨の中でしたが、県国公から100名以上の仲間が結集し、集会の成功のために大奮闘しました。

○宮城県国公
 華街デモに市民注目! −−自治体要請行動も展開繁 
【宮城県国公発】
 全国キャラバン宮城県集会が、10月17日夜に仙台市内で開催され、100名を超える参加者がありました。続いて市内の繁華街に向けてデモ行進に出発。人通りの多いアーケード街では、「くらしと雇用を守れ」「働くルールの確立を」「アフガンへの軍事報復はやめろ」などのシュプレヒコールに多くの市民が注目していました。 翌18日は県内6市町村に対する要請行動を行いました。引き続き宮城県国公は、自治体要請でアピール署名を広げ、民主的な公務員制度確立を求めるため地域で奮闘します。


●公務員制度改悪反対闘争本部
 「三つの要求」の実現に全力
 −−課題別プロジェクト軸に推進事務局を追及−−
 

 国公労連は、9月20日の政府・行革推進事務局による「新人事制度の基本構造」などの提示を受けて、公務員制度改悪反対闘争本部に設置した四つの「課題別プロジェクト」を軸に取り組みを強化しています。
 10月3・11・17日に賃金・評価プロジェクト、10月4・17日に天下りプロジェクト、10月5・17日に労働基本権プロジェクト、10月10日に働くルールプロジェクトが相次いで行革推進事務局と交渉・協議を行い、「労働基本権の全面回復」「天下り禁止など公務員制度の民主的改革」「信賞必罰などの公務員制度改悪反対」の「三つの要求」の実現に全力をあげています。 さらに、国公労連は、「新人事制度の基本構造」などが示す能力等級、給与、任用、評価の各制度や人材の育成・活用にかかわって、その問題点や疑問点を網羅した「質問書」を10月11日に提出し、行革推進事務局を徹底的に追及しています。
 しかし、行革推進事務局側は、能力等級制度を柱とする「新人事制度」の検討作業の遅れを認めつつも、労働基本権問題の検討を棚上げしたまま、本年12月中の「大綱」策定に向け、10月末に「新人事制度の具体案」を提示しようとしています。
 こうしたなかで国公労連は、全国的な「総対話と共同」の前進をふまえ行革推進事務局の一方的な強行を断じて許さず、「労働組合との合意」を前提に交渉・協議をいっそう強化していきます。
   

●女性協
「指針」出ても男女格差うまらず
 −−昇任・昇格などで人事院前行動−−

 10月18日、国公労連女性協・東京国公女性協は、昼休み人事院前行動を実施し、どしゃ降りの雨にもかかわらず、150人の仲間が集まりました。
 午後からの人事院交渉は、昇任・昇格と両立支援を中心に、地方からの参加者と単組代表で行いました。交渉では、「人事院の『指針』は出たが、実態は格差がある。とりわけ、6・7級の枠外に女性が多い」「大学では4・5級で退職」など切実な職場実態を訴えました。最後に交渉団は「職場が忙しいため、両立支援の制度を活用できない。代替要員の確保と有給保障が重要」と強調しました。
   

●青年協
   昇格の遅れを人事院交渉で追及
 −−「戦争を考える」学習会も開催−−

 10月19日、国公労連青年協は人事院交渉を単組代表でおこない、省庁間・機関間格差是正と、20代後半の青年層の山による「4級昇格の遅れ」などについて追及しました。
 午後は、秋の学習第1弾として、労教協・山田敬男氏を招き「戦争を考える」学習会を開催しました。その後、戦犯などを神としてまつる「靖国神社」に足を運び、その特異な雰囲気を目や肌で感じてきました。
   

●公務の「働くルール」を実現しよう!

 「不払い残業なくせ!超過勤務を減らせ!全国統一キャンペーン」のとりくみとして、国公労連と東京国公は、10月17日の早朝と昼休みに、各省庁前で定時退庁を呼びかける宣伝行動を展開しました。冷たい雨のなか、「今日は定時退庁日です」と道行く職員に元気に声をかけながら、ビラを手渡しました。

○毎月第3水曜日は「かえろうデー」
 行政需要が複雑高度化する一方、定員削減の強行により、職場は恒常的な超過勤務とサービス残業で深刻な実態になっています。
 職場と県国公が一つになって、毎月第3水曜日を「定時退庁行動日」(かえろうデー)として定着させましょう。

○「働くルール」課題で推進事務局と交渉
 こうしたとりくみと結合して、国公労連は10月10日、行革推進事務局と働くルールの課題(労働時間管理、超勤縮減、男女ともに働きやすい勤務環境の実現など)で交渉・協議を実施しました。
 しかし、推進事務局の回答は「依然として業務に無駄がある」として業務の見直し・整理と管理職の意識改革という小手先の手法でお茶を濁そうとしています。要員確保と現行制度の見直しを行わない限り、実効ある超勤規制とはなりません。
 民主的な公務員制度確立の運動と結合させながら、公務の「働くルール」をみんなの力で実現させましょう。
   

●労使自治を最大限活用しよう
 −−独法労組代表者交流会議で意思統一−−

 国公労連は、10月13日に独立行政法人(独法)労組代表者交流会議を、51名の参加で開催しました。
 4月の独法への移行にともない、労働条件は変更となりましたが、多くの独法で、賃金制度・水準は従来の内容が維持されています。一方で、労働協約締結の到達点では課題が残されています。
 会議では、最初に国公労連が、今秋年闘争での賃金確定・配分のたたかいや、2002年春闘に向けてのとりくみ状況などを中心に報告を行いました。
 続いて各独法労組から、4月以降のとりくみと到達点について「休暇要求が前進した」(全厚生)、「手当の改善をかちとった」(全通信)など、改善の例も報告されました。
 また、各職場では、来年度以降の経費削減により、経常研究費が十分に確保されないことなど、予算に関わる問題点が出されました。そのなかでは、狂牛病などの緊急な対応が必要な場合の予算確保の困難さが強調されました。
 当面のたたかいでは、一時金の切り下げを阻止するため、どのような運動を展開していくのかについて論議が深められ、労使自治による労働条件決定という制度を最大限活用していくことを確認しました。
 参加者は、労使自治による労働条件決定の仕組みを生かしつつ、組織拡大のとりくみもすすめ、国公産別としての統一闘争に結集していくことの重要性をあらためて認識しました。

●10月から12月は秋の組織拡大・強化月間です
   −−未加入者との対話をすすめよう−−

 国公労連は、10月から12月を「秋の組織拡大・強化月間」に設定して、すべての単組・職場で未加入者へ組合加入の働きかけを強めます。
 公務員制度「改革」や行政「減量化」の攻撃に加えて、3年連続の賃金引き下げ、小泉内閣の「聖域なき構造改革」路線などにより、国公労働者の生活と労働条件は厳しさを増しています。
 こうした状況を打開するために、今、労働組合の存在と、その力を質量ともに拡大・強化することが求められています。国公労連は、今年の大会で「組織拡大4か年計画」を策定することを決定し、その初年度のとりくみがスタートします。
 2002年春闘に向けた賃金要求アンケートや、全労連の「働くルール署名」などを通じて、未加入者との対話を大いにすすめましょう。
   

●たたかってこそ要求は実現する
   −−白木屋闘争、38億円の残業代払わせる−−

 不払い残業代の支払いなどを求め、たたかってきた東京西部一般労働組合白木屋分会は、9月6日に画期的な勝利和解をしました。
 今回の和解には、(株)モンテローザで働いているすべての従業員に対して、未払い残業代(38億円)の支払いが含まれており、若い女性3人のねばり強いたたかいが、2万人の労働条件の改善につながりました。注 (株)モンテローザは、居 酒屋業界最大手で従業員は 約2万人。全国で白木屋、魚 民など950店舗を展開
   

●国公労連 役員の横顔 No.1
 

 ○堀口士郎委員長(全労働出身)
  理不尽なことには示現流の気合いで
 長崎の出身だがルーツは薩摩。1・8kmの至近距離で胎内被爆したことから、「平和なくして労働者のしあわせはない」が運動の原点。
 若き日、甲子園出場を夢見たが、二死満塁で凡打し夢やぶれたくやしさがその後の人生の励みになっている。
 離島の「駐在所」勤務を経験するなど、第一線の苦労がわかるだけに、「一人ひとりの仲間を大切に」のモットーにも信念がこもる。
 理不尽なことに対しては、薩摩・<RUBY CHAR=”示現流”,”じげんりゅう”>の気合いである「チェストー」の激しさを見せる反面、やさしい気配りと、ときに出てくる長崎弁のなかに温かさを感じさせる。
 1981年に全労働本部へ。国公労連書記長、全労働委員長を経て、昨年から国公労連委員長に。
 歴史小説を愛読し、静かに陶磁器や絵画を鑑賞する姿に人柄がにじみでる。

 ○後藤勇二中執(全建労出身)
  普段はまじめな好青年だが・・・・
 熊本市のとなり<RUBY CHAR=”西合志”,”にしごうし”>町の出身。熊本市内の高校では建設科で建築と土木を学ぶ。
 高校で学んだ知識を最大限生かすため、建設省八代工事事務所に採用され、その後、北九州国道工事事務所に転勤となる。
 採用初日に全建労に加入。九州地本で青年部長を務め、その後、本部青年部長に。3年間努めた後、今年9月からは国公労連青年協議会議長(全労連青年部書記次長)として、青年労働者の要求実現をめざして日夜奮闘中。
 趣味はバイク。普段は遠出することもないが、3年前の正月には3日間をかけて、九州から東京までを走破。職場復帰するときには、「東京から九州までバイクで帰る」と意気込みを見せる。
 普段はまじめな好青年であるが、宴会などでの余興の司会を任せれば、人が変わったように「毒舌」がさえわたり、場を盛り上げる。
   

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