国公労新聞 第1011号
ダッシュ!署名・300万ビラ宣伝
●署名訪問する前日に  300万ビラを団地に全戸配布
 市民と対話・「両輪の署名」ひろがる
 --署名に公務労働者への期待寄せられる(宮城県国公)
【宮城県国公発】

  宮城県国公では、「両輪の署名」の推進と国民との対話を重点に、2月19日、仙台市内において52名の仲間の参加で団地署名をおこないました。そして「行革署名」を197筆、「年金署名」を261筆、集めました。  今回の行動は、前日に対象地域に「国公労連の300万ビラ」の配布を含めた宣伝活動をおこなった上で署名にとりくみました。  市民からの反応は、私たちの主張に対して賛同を得ると同時に、「この署名はあなた方公務員が国民の期待に応えてくれる仕事をして欲しいと願う気持ちで署名する」という声もあり、私たち公務労働者に寄せられる期待も大きいことが明らかになりました。  行動参加者からは、「なかなかドアを開けてくれる人が少ないが、じっくり話せばわかってもらえる」との感想が出されるなど、組合員の確信をも得るとりくみとなりました。  宮城県国公では、今後も団地での署名などにとりくみ、市民との対話をいっそう進めていきます。

●一人30筆の「両輪の署名」目標達成!
  さらに一人100筆と目標高め奮闘中(全建労の八代支部と黒部支部)

【全建労発】


 全建労では、公共事業を巨大プロジェクト偏重から生活関連事業中心に転換し、国民本位の公共事業を推進する行革を求めて取り組みを進めています。2月20日現在までに、「行革署名」ひとり30筆の目標を達成した全建労九州地本八代支部と北陸地本黒部支部を紹介します。  【全建労九州地本八代支部発】支部では、まず同じ建設産業に働く仲間に署名を訴えることにしました。とりくむにあたっては、@何らかのつながりのある業者をすべてリストアップ、A会社に出向き、社長など責任者に直接訴える、B班編制は若手とベテランの組み合わせに、C行革・年金・建設産別の3つをセットで訴えることなどを意思統一しました。現在、行革署名は2千筆(目標達成率140%)ですが、今後さらに連合の職場、街頭での署名活動などで世論に訴えていきます。  【全建労北陸地本黒部支部発】黒部支部は、富山県の東部に位置する黒部川の治水事業(ダム・河川・海岸・砂防)を担当する職場です。支部では、行革闘争本部を設置し、地方議会請願・首長要請・地元国会議員要請・キャラバン行動・地域大量ビラ配布・署名行動など、地域住民世論に訴え、全組合員の参加でとりくんでいます。現在、行革署名は352筆(目標達成率250%)ですが、さらに目標を高くし(組合員ひとりあたり100筆)とりくみを進めます。

●松坂フィーバーの西武キャンプ地で署名(全港建高知港支部)

【全港建高知港支部発】


 高知港支部は2月23日に1163筆の行革署名を集め国公労連の目標を突破しました。学習会を開き、署名の実演もおこないだれでも気軽に署名にとりくめるような雰囲気づくりから始めました。  全国の仲間に先がけるためのアイデアを出し合い、「プロ野球キャンプ地署名ツアー」を決定。手始めに松坂フィーバーで沸く西武ライオンズキャンプへ乗り込み、4千人の黄色い声援が飛びかう中をぬって署名にとりくみました。  このような行動の結果、国公労連の目標を突破しましたが、支部の独自目標はひとり60筆でまだ半分です。今後も組合員一丸で奮闘します。

●広島でナショナルセンターの枠超えて初の春闘勝利集会開催し共同ひろがる(広島県国公)

【広島県国公発】


 労働戦線再編後初めて、中立・労働3団体が結集する「99春闘勝利広島県総決起集会」が、2月10日、広島県民文化センターでひらかれ、広島県国公もよびかけ代表労組として共同の拡大に奮闘しました。集会は、「不況打開、くらしと雇用を守る」を一致課題とし、ナショナルセンターの枠を超え、81労組823名が参加しました。集会では、県国公を代表し、全労働広島支部の関谷委員長が、派遣法改悪阻止と、行革闘争について力強く訴えました。県国公は今後も共同を広げ、春闘勝利、行革攻撃打破へ奮闘していきます。


政府・人事院に統一要求を提出
 国公労連は、2月16日、政府と人事院に対して、平均3万円(8・1%)引き上げの賃上げ要求を含む99年度統一要求を提出しました。これにより、戦後最悪の不況下での生活危機突破をめざす99年国民春闘に結集した国公産別の交渉が、本格的にスタートしました。
 要求提出にあたって、国公労連の藤田委員長は、1月26日に決定された「行革大綱」にある国家公務員25%削減等の行政の「大リストラ計画」の不当性などをきびしく追及しました。
仲間を信じてたたかった
  --不採用者32名の雇用も確定
  大田市立病院労働組合を結成

 2月1日、国立大田病院の移譲を受け、大田市立病院が発足し、全医労大田支部も、「大田市立病院労働組合」として新たにスタートしました。
 人権無視の不採用に全国から怒りが集中
 市立病院への就職を希望する職員32名が不採用とされたのは、昨年の10月でした。人権無視の面接、組合役員をねらい撃ちにした不採用事件が全国の国公労働者の怒りをよび、たたかいは急速にひろがりました。
 こうしたたたかいが大田市長を動かし、まず、12月に看護婦10名の雇用継続をかちとり、その後、残る22人の職員の就職先もほぼ決まって、市立病院発足をむかえることとなりました。
 国公の行革闘争にもはかりしれない意義
 国立病院つぶしという政府の「行革」攻撃を根っこにした、今回の不採用問題は、今後のたたかいにむけた数々の貴重な教訓を残しました。
 まず、何よりも、地域の要求を背景に、仲間の力を信じてたたかえば、要求はかならず前進することを証明した点です。
 さらに、国立病院の統廃合阻止をめざす各地のたたかいに、勇気と確信をあたえたことです。
 このことは、独立行政法人化などに反対する国公労連の行革闘争の前進にとっても、はかり知れない意義をもつものです。
 大田支部長をつとめてきた新林卓治さんは、2月9日に国公労連本部を訪れ、「全国のたくさんの仲間から、激励のメッセージをいただき、心から感謝します。今後も地域医療の発展にむけて奮闘していきます」と決意がのべられました。
 新林さんの後ろに、看護婦さんたちの輝くような笑顔が見えてきました。
真の超勤規制の実現で 母性も自分も大切に(女性協拡大代表委員会)
 国公労連女性協は2月6日・7日の両日13単組、22県国公、5ブロック国公、65人の参加で拡大代表委員会を虎ノ門パストラルで開催しました。
 超過勤務の制限については、人事院の出した360時間の「目安」に対し、実績分がすべて支給される職場がある一方、「超勤するのは能力がない」と言われ、超勤しても請求できない職場の実態も出され、最低でも「妊産婦と家族的責任のある人には、超勤命令するな」の要求で合意しました。そのためにも「働くのは8時間」、「深夜勤務は限られた職場に」と言い続けること、働き方を女も男も真剣に考える時期に来ているとの意思統一もされました。
 また、育児休業の改善要求として、保育所入所の関係で年度末までの延長をという新たな要求も出され、議論をすすめることを確認しました。
 最後に、春闘方針案、「新ガイドライン法案の阻止」決議、春闘アピールを満場一致で採択しました。
エキサイト4の成功は青年運動発展のスタート(青年協拡大代表委員会)
 国公労連青年協は2月13日・14日に東京・池袋センターシティーホテルで、拡大代表委員会を12単組21県国公、51名の参加で開催しました。代表委員会では99年春闘方針を初めとする各種議案を討論するとともに、開催まであとわずかと迫った国公青年大交流集会「エキサイトW」の開催要綱について討論を深めました。
 討論の中では、「労働組合が行革をつぶしているという報道もある。マスコミ対策の強化を」「エキサイトWの成功はゴールではなく、青年協運動の発展へのスタートだ。全力で奮闘しよう」など、総括・情勢が補強されるとともに、エキサイトWの成功に向けた発言も積極的に行われました。
 会議の2日目にはエキサイト意志統一会議も設定され、各単組・県国公での今後の役割等について積極的に意見交換を行いました。また、質問事項も多数にわたり整理されました。
 最後にエキサイトWの成功を誓いあい、全ての議案を満場一致で決定し、終了しました。

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