ストップ!年金大改悪
国公労連★年金闘争本部ニュース 2003年11月6日《No.4》


 70人参加で年金学習会ひらく
 総選挙で年金改悪阻止する選択を〈石川県国公〉



 石川県国公は、年金改悪の中身をまず学習をしようと、11月5日金沢市内で「年金学習会」を開き、約70人が参加しました。
 講師に愛知県労連副議長、全厚生元副委員長の小松さんを迎え、約2時間みっちり年金のしくみにはじまり、年金をどう改悪しようとしているのか、どうしたら安心できる年金制度にできるかを学習しました。全労連のパンフレットを参考に話を聞きましたが、非常にわかりやすいパンフレットだと好評でした。
 最後に小松さんは、「ここにいる若い人たち、(40代の人たちを若い人といえるかどうかわかりませんが)、あなたたちが、給付は下がる、給付開始年齢は65歳からとなる、いちばん損をします。どうかこんどの日曜日投票に行って、年金改悪をしない、安心できる年金制度を実現する公約をしている政党に一票を投じましょう」と結ばれました。
 参加者は学習会が終わったあと早速、署名用紙を持って知り合いや親戚のうちに署名をもらいに出かけました。
(石川県国公・世戸玉枝メール通信員発)


 ★全厚生「年金講師団養成講座」を開催

 全厚生は10月4・5日、東京都内で、年金講師団養成講座を開催。15支部60人が参加し、史上最悪の04年年金大改悪を阻止し、安心して暮らせる年金制度の改善へ、年金講師団活動の先頭にたつ決意を固めあいました。
 養成講座の冒頭、杉下委員長が、「年金講師は今まで個人の力量に負うところが多かったが、組織として実践するために養成講座を開催した。経験や意見を大いに出していただきたい」とあいさつ。
 第一講義は「史上最悪の年金『改革』のねらいと対決点」と題して年金実務センター代表の公文昭夫さんが、第2講義は「『みんなが安心』の公的年金をめざして」と全労連の提案する最低保障年金制度について全労連常任幹事の石川芳子さんが報告。質疑討論のあと、飯塚副委員長が、年金講師団活動を職場・地域からどう展開するかを提起し、討論を行いました。
 2日目は、この間年金講師団として活動してきた、大阪支部の竹本さん、岐阜県支部の澤村さん、業務センター支部の峰さんが、年金学習会での話すポイントや工夫していることなどを発言。参加者からも多くの講師団活動の経験報告がありました。
 年金講師団活動のポイントは、(1)年金制度のしくみ、(2)年金制度の矛盾、(3)情勢と財界の狙い、(4)04年年金改悪の内容と狙い、(5)展望と力を合わせて変えていこうという呼びかけ、(6)労働組合でたたかうことを重視、(7)職場での経験を実態として紹介する、などを話していくことが共通した内容として紹介されました。
 養成講座では、次のことを確認し、参加者が講師団活動の先頭に立つことを意思統一しました。
 (1)行政研究集会を成功させるとともに、事務局会議をプロジェクト的に位置づけ、全厚生としての政策提言をまとめていく、(2)国公労連のビラ等の作成に全厚生として積極的に関わる、(3)各支部は、県労連、ブロック・県国公に結集し、支部でビラの作成や宣伝行動をする場合は、本部として財政援助していく、(4)全厚生としての基本的な統一レジメを作成する、(5)年金講師団活動を積極的におこない、世論を盛り上げ年金改悪を阻止しよう。
(機関紙『全厚生』第1567号2003年10月15日付より転載)


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