ストップ!年金大改悪
国公労連★年金闘争本部ニュース 2003年11月5日《No.3》


 年金統一宣伝行動スタート
 霞が関一帯でビラ2万枚配布&厚労省前行動



 本日、国公労連・年金闘争本部は、「ストップ!年金大改悪・全国統一宣伝行動」の中央段階のスタートのとりくみとして、霞が関一帯での早朝宣伝と昼休みの厚生労働省前行動を展開しました。


 ★ビラを読んだ方から「本当に同感です」とのメール届く

 早朝宣伝では、できあがったばかりの年金闘争ビラ第1弾を2万枚配布し、総選挙でも最大の争点となっている“史上最悪の年金改悪”の内容を多くの人に知らせました。そして、ビラを読んだ方から、「今朝地下鉄・虎ノ門の出口でビラをもらいました。いつも同じセールスがビラ配りをしているので避けて通ったのですが目の前の女性の雰囲気がなんだか少し違っていたので手を出しました。歩きながらビラを見て何か一言声をかければよかったなと思いました。今読んでいます。本当に同感です。一労働者より」というメールが国公労連本部に届いています。


 ★今日を皮切りに全国統一宣伝行動を展開しよう

 昼休みの厚生労働省前行動には、100人の仲間が結集しました。
 冒頭、堀口闘争本部長(国公労連委員長)は、「小泉首相は、年内に年金改悪案をとりまとめ、来年の通常国会に法案を提出すると表明している。改悪の内容は、国民負担1.5倍アップ、給付額24%ダウン、財源確保を口実とする消費税増税だ。国民に負担と痛みを押しつける世紀の大改悪を許さないたたかいに全力をあげよう」と主催者あいさつしました。
 つづいて、岸田闘争本部事務局長(国公労連書記次長)が、「今日をスタートに毎月第1・第3水曜日を“ストップ!年金大改悪・全国統一宣伝行動日”として、奮闘しよう」と闘争報告を行いました。単組の年金闘争委員からは、「労働者は大企業の横暴のもと、人権無視の使い捨てにされている。いま政府に求められることは、リストラの抑制や労働諸法制の改善で、雇用と所得、働くルールを守り、年金の安定した支え手を増やすことだ」(全労働・高木中執)、「厚生労働省の改悪方向は、大企業負担をなくし国民にだけ負担を押しつけるものだ。全医労は、国立病院賃金職員の雇用継続のたたかいとともに、年金改悪阻止に全力をあげる」(全医労・府中中執)、「社会保険事務所では、度重なる年金改悪で制度が複雑になり、一人あたり5分ですんでいた年金相談が10分になるなど、事務所前には長蛇の列ができるケースが増えている。また、制度改悪の中で国民年金担当職員が来訪者と受給権の問題でトラブルとなり、刺し殺されるなどの事件も発生している。『40年かけても年金額が少なく、がっかりして帰る来訪者の背中を見るとつらい』という仲間の声も寄せられている。いま政府がすべきことは、改悪ではなく、国民が安心して暮らせる年金制度にすることだ。全厚生の“出番”まさに“本番”と受け止め、年金署名、年金講師団活動に奮闘する」(全厚生・川名書記次長)とそれぞれ力強い決意が表明されました。
 怒りのシュプレヒコールを厚生労働省にぶつけたあと、閉会あいさつに立った山瀬副本部長(国公労連副委員長)は、「消費税が導入されてから15年間の消費税収が136兆円、法人税収の減少が131兆円。国民からまきあげた消費税を大企業の法人税をまけてやるために使っている。今度は“年金財源のために消費税アップが必要だ”“100年の安心だ”などと言っている。こんな改悪は断じて許せない。国民共同を大きく広げ阻止しよう」と渾身の怒りを込めて語り、本日の行動をしめくくりました。


 ★年金大改悪を許さない様々なとりくみの「メール通信」をお寄せください

 毎月第1・第3水曜日の全国統一の年金宣伝行動をはじめ、署名行動や学習会など、さまざまなとりくみの「メール通信」をお寄せください。(FAXでも結構です)
 ※メール通信アドレスは、news@kokko.or.jp  FAX03-3502-6362



以上


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