「行革基本法案」は絶対に許さない!暑さにもまけず終日奮闘--国公労連などが国会請願デモと座り込み行動を展開

【国公労連「行革闘争ニュース」98年6月4日付より】


 参議院特別委員会で「行革基本法案」の審議がつづく4日、国公労連は、労働法制中央連絡会などと共同して、国会請願デモと国会前の座り込み行動で意気高くたたかいました。
 昼休みに日比谷野外音楽堂をスタートした国会請願デモは、出発集会で国公労連を代表して安部副委員長がたたかう決意をのべました。そのなかで、「参議院特別委員会の勢力関係をみると、自民党のなかにも請願署名の紹介議員がおり、基本法案の採択で過半数をとれるかどうか微妙だ。否決・廃案の可能性も出てきている」とのべ、最後の最後までの奮闘が情勢を変えることが強調されました。
 国会デモには、労働法制中央連絡会や国民大運動実行委員会などに結集する広範な団体・労組から約1千名が参加し、悪政阻止にむけた怒りの声を国会に集中しました。国公労連・東京国公からは、全農林東京や国会職連、会計検査院労組などからも多数の仲間がかけつけ、全体で500名が参加しました。
 デモ解散後、午後からは、国会議員会館前で座り込み行動を続行しました。国公労連は、この日の行動を皮切りに、5日・8日と、3日間の座り込みを配置します。これらの「連鎖行動」のスタートとなる行動であり、在京・近県はもとより、福島や長野の県国公や近畿・九州ブロックからも上京して150名の仲間が結集しました。
 座り込みでは、各職場・地域の代表がつぎつぎと決意表明しました。単組本部からは、全運輸の林さん、全気象の竹鼻さん、全労働の林さんが発言し、また、九州ブロックの原崎さん、福島県国公の菅野さん、関東ブロックの難波さんが、それぞれたたかう決意を表明しました。九州ブロック議長の原崎さんは、「九州からは、福岡・宮崎などをふくめ5名が急きょ上京してきた。中央の座り込みにあわせ、5日と8日に地域で決起集会を開く。最後の最後までがんばる」と力強い決意がのべられました。
 梅雨の晴れ間となり、気温も急上昇する猛暑でしたが、国会前では、シュプレヒコールなどもくりかえしながら、夕方5時まで元気よく行動をつづけました。労働法制中央連絡会などとの共同のこの行動には、全体で350名が参加しました。この行動は日本テレビや連合通信、赤旗などが取材し、日本テレビは4日午後6時45分からのNTVニュースで「国公労連の座り込み行動」の模様を放映しました。

【参加した仲間の感想】

 石倉裕子さん(全厚生京都支部、37歳)
 「行革法案」が重要な局面を迎えているということで、朝9時の「のぞみ」に乗って飛んできました。橋本「6大改革」は、国民生活を大きく破壊するもので、とりわけ99年の年金改悪について、職場が社会保険ということもあり、大きな関心を持っています。今、市内の連合系も含む民間や公務など、多くの組合から「年金問題の講師派遣」の要請が寄せられ、私も20カ所の学習会に参加してきました。私も廃案までがんばりたいと思います。

 浜山幹生さん(全法務東北地本書記長、28歳)
 きょうは、本部で会議があり、それに引き続いて、この行動に参加しました。行革会議最終報告で、法務局のエージェンシー化がはずされましたが、橋本内閣はいつまたその問題が浮上しないとも限らないだけに、気を引き締めてたたかいを継続していく決意です。財政改革法が先日国会を通過しましたが、今後定員査定が一層厳しくなることは明らかで、基本法による行政のゆるみや減量化を許さない立場でたたかっていきたい。

 鈴木久美子さん(全労働茨城支部、21歳)
 今度の行革国会では、労働諸法制の改悪阻止に向けて、玄関前の立て看板行動や署名、プレート行動など、多くの行動に参加しました。特に、労働法制反対の署名では、民間の職場に働く同級生などに訴えましたら、多くの人が共感して署名に応じてくれました。今日の座り込み行動で、国会の中で何かが変わるといいのですけれど。

 佐藤正博さん(全港建四建地本、31歳)
 田舎にいると中央の情勢がなかなか伝わってこない。きょうの行動に150名の仲間達が参加していると聞いて、すごく励まされました。九州ブロックでは、中央の行動に呼応して、国公労連の署名の請願採択の紹介議員の要請に歩き、大きな成果を上げることができました。これらの取り組みを確信にして、会期末まで、残された期間は短いけれど力いっぱいがんばりたいと思います。


 ○参議院行財政・税制改革特別委員会で参考人質疑行われる(6月4日・午前)
   --分権、国土交通省、民営化問題など論議

石川嘉延静岡県知事(入室したときには陳述終了)

宮岡壽雄松江市長 法案には、地方分権の確保が書かれているが具体的にはどうなるか、財源の確保はどのようにされるか、地方6団体は地方財政制度や国と地方の役割の分担などを所管する組織と担当大臣を置くべきと考えている。広範な仕事を所管する総務省が地方自治を担当することの不安感もある。公共事業予算7兆円をもつ国土交通省の設置には疑問がある。地方への権限委譲を期待するが、財源の裏付けが必要。補助金の整理合理化を要請してきたが具体化されるよう期待している。

内田公三経団連事務総長 中央省庁改革基本法案に賛成である。早期成立させ、第三者機関を設置し法律の具体化を進めるべき。経済団体は土光臨調の時、行革推進5人委員会を作り応援した。今回も豊田会長が行革会議の委員になっている。民間では厳しいリストラをやっているのに、官庁が制度疲労を放置することは許されない。実施機能の分離、省庁の大括り、地方分権など私どもの提案通りだ。法律成立後推進本部で簡素、効率な行政が具体化されることが必要だ。
 5点申し上げたい。(1)企画・立案部門と実施部門の分離と本省・地方機関の役割の整理、(2)独立行政法人には行革会議であげられたものは全て入れる、加えて非公務員型を基本とすべき、(3)地方分権と情報公開は密接に関連している、(4)設置法の検討は、透明、公正な行政が担保されるべき、(5)郵政事業は可能な限り早く公社化すべき

長尾立子(自民) 国と地方の役割の見直しについて聞きたい。市町村が介護保険業務を担当することには反対という意見があるが、住民の生活を重視するという時代の要請がある。介護にしてもできる限り生活の場で行うことが求められている。市町村の行政能力を高めることについての意見を聞きたい。

石川 市町村合併は有効だと思うが、そのための手だてを講じていただく必要がある。介護は専門職員の確保が大事だ。県では人材の斡旋なども行っている。

宮岡 自治体間の財政基盤の格差は大きい。地方分権が進めば、自己決定、自己責任が大きくなる。生活圏域にあわせた合併が必要。県もそのための気運を高める必要がある。

小島慶三(民主・新緑風会) 県を主体とした地方集権が必要だ。県の規模はどのくらいが適当と考えるか。

石川 1000万人の都もあれば60万人の県もあり、立派に機能を果たしている。中間的な内政構造はなくすべきだが、中央の権限を地方支分部局に移し、道州制へという意見もあるがそれはおかしい。

小島 経団連はこの法案に賛成と言ったが、効率化、スリム化がねらいのはずなのに、特殊法人の民営化も遅れている。この点はどうか。

内田 局課の数を減らす、公務員も減らす、スリム化することが法律で約束されている。特殊法人の設立は規制されているが、公益法人や第三セクターが増えているのは問題。今回の法案には国家公務員の数そのものを増えないようにすることが出ている。

牛嶋正(公明) 現業は思い切った民営化が必要だが、中途半端ではないか。

内田 郵政三事業の扱いは100点の評価はしていない。改革の第一歩と考えている。

梶原敬義(社民) 省庁再編で巨大省庁ができるが、地方自治体にとってどう考えるか。

宮岡 規制緩和、地方分権化により権限を民に渡す、地方に渡す、この前提がないと弊害は大きい。

梶原 財界は、景気がいいときは財政構造改革をやれと言い、悪いと公共事業に金を使えと言うし、金融機関の貸し渋りで民間が苦しんでいるのを中小企業金融公庫など、公的金融機関ががんばっている。財界も反省するところは反省する必要がある。

内田 厳しい指摘は受け止めていきたい。経団連の関与しないこともあるが一貫性を持たせたい。困ったときに政府にお願いするということはやらないという考えでやってきている。景気対策の中味も、財政構造改革と矛盾しないように規制緩和にする、税制改革も恒久的減税をやってもらい、国民の将来の不安感を取り除くような景気対策を求めている。

吉川春子(共産) 自治体の仕事の民営化や民間委託が進むが、自治体自身で行うための手だては何かしているか。

宮岡 民営化することで効率化は図れるが、効率化と公平さのバランスをどうもつかと言う問題がある。民間委託で公平さが欠けると問題。保たれるものは民間委託でもやむを得ない。介護、育児の社会化があるが、役所が重点的にやる問題だ。

吉川 失業率が最悪の状況だが、規制緩和と失業の問題をどう考えているか。

内田 日本は遅れている、もっと規制緩和を進めろとアメリカから言われている。アメリカはレイオフを気楽にやるが、日本の経営者は雇用の安定を一番に考えている。規制緩和が雇用の悪化につながる要素はあるが、しかしここでやらないと将来の展望は開けない。新しい雇用の創設が必要だ。新産業、新事業を興すことを考えたい。そのための環境を整える。

阿曽田清(自由) 市町村の適正規模はどのくらいか。

石川 どういう仕事を市町村にやらせるかで決まる。


 ○参議院行財政・税制改革特別委員会で参考人質疑(6月4日・午後)
--内閣機能の強化、独立行政法人、大蔵省権限、政府の所得再配分機能、郵政公社など議_

 6月4日午後2時から2時間、参議院行財政改革・税制特別委員会において、鷲尾悦也連合会長、紺谷典子日本証券経済研究所主任研究員、水野清行政改革会議事務局長の三氏に対する参考人質疑が行われました。

 <鷲尾悦也連合会長の意見陳述>
 連合はこれまでも、現在も行革断行の立場で政策提言をしてきた。基本として、地方分権をすすめ、国民生活に身近なものは大胆に地方に、民間でできるものは民間に移し、個人や民間組織、地方ができないものを中央省庁が行うべきだ。基本法では十分議論が尽くされていない。そのうえで、行革の目標の第一は行政の質の転換をはかり、裁量行政を国民生活中心の行政に転換すべきだ。そのためには、国民への情報開示によるチェックができるように情報公開法を早期に成立させる必要がある。第二に、官僚に権限を集中した裁量行政を改め、監視監督型にすべきだ。第三に、行政を外から監視するシステムを確立することだ。議会だけでなく、第3者機関による監査・チェックか会計検査院の機能を充実する必要がある。第四に、地方分権を推進すべきだ。予算配分、権限移譲がまだ不十分。最後に、公務員労働者が行革に熱心でない原因に雇用問題がある。頭ごなしの10%削減は必ずしも賛成できない。ただ数を減らすということでなく、必要な行政には増員を行う必要がある。公務員の雇用を確保しつつ、新しい行政に積極的に配置転換できるよう努力したい。そのためには、国民への情報開示によるチェックができるように情報公開法を早期に成立させる必要がある。第二に、官僚に権限を集中した裁量行政を改め、監視監督型にすべきだ。第三に、行政を外から監視するシステムを確立することだ。議会だけでなく、第3者機関による監査・チェックか会計検査院の機能を充実する必要がある。第四に、地方分権を推進すべきだ。予算配分、権限移譲がまだ不十分。最後に、公務員労働者が行革に熱心でない原因に雇用問題がある。頭ごなしの10%削減は必ずしも賛成できない。ただ数を減らすということでなく、必要な行政には増員を行う必要がある。公務員の雇用を確保しつつ、新しい行政に積極的に配置転換できるよう努力したい。そのためには、労働組合との事前協議や合意を行うようにしてほしい。公務員の労働三権についても抜本議 論をすべき、公務員制度調査会での議論を拡大すべきだ。

<紺谷典子日本証券経済研究所主任研究員>
 政府の役割は国民の安全と生活保障にある。国民の多くは目を覆うばかりの政治・行政の失政に不安を増大させている。失政の原因は、バブル処理、不良債権の先送りなどに対して国民に何ら責任をもたないことにある。行革の神髄は政治の信頼回復・復権だと思う。大蔵省は「財政は深刻」と国民を鵜呑みにさせ、増税・医療の自己負担・年金の支給年齢の繰り延べなどを強いたが、その財政の実態、情報を知らせない。しかし、OECDの調査では国民の資産を含む日本の財政は優良との評価している。情報のローダウンし、やってはならないことを行い失政を繰り返しても責任をとらないことに国民は失望している。政治がリーダーシップを取るべきだ。行革会議は国会を通さず、失政をやってきた多くの委員の論議で大方の方向を決めてしまったことはブラックユーモアだ。答申は行革理念と大きくかけ離れている。省庁の削減はリストラにはならない。内閣機能の強化はとてもよいことだ。省庁設置法で省庁権限を明確にすること。とくに公務員が責任遂行を怠ったとき責任を追及できるようにするべきだ。

*水野清行政改革会議事務局長は意見陳述なし

 参考人質問は、自民党・林芳正、民主党・寺崎昭久、公明・海野義孝、社民党・梶原敬義、共産党・吉岡吉典、自由党・阿曽田清、二院クラブ・佐藤道夫の順で行われました。
 自民党・林議員は、水野参考人に対し、「世論調査で「国民にメリットが見えない」とあったが、どのようなメリットが出てくるのか。内閣の機能強化について、アメリカと比べて首相のリーダーシップが発揮されていないといわれているが、今回の法案ではどのようになっているのか」などと質問しました。これに対し、水野参考人は、「政策立案と実施機能を分け、実施機能は独立行政法人化をしていく。これによって国民にとってサービスが良くなる(良くしなければならない)。また、現場の「独立行政法人化」で単年度会計から中期的な予算執行となり円滑化が図られ、国民生活も向上する。情報公開、行政の説明責任、行政の失敗が明らかになることはいいことではないか。閣議決定しないと発動できない(内閣法6条)問題をどのようにクリアするかということで検討してきた。発議権の優先、総合調整機能の強化ということで内閣府となっている」などと答弁しました。
 続いて鷲尾参考人には、「身分がまったく国家公務員でなくなることについては、どのように考えているか」と質問しました。これに対し、鷲尾参考人は、「民間でも、産業構造の転換など同じようなことが行われていることからしても、(公務員の身分に限定することなく)トータルでの雇用確保が必要。ただ、独立行政法人、民間ではやりにくい仕事をやっていくのだから、今後の検討として、ある種の保障、担保は必要なのではないか。その際には、労働3権の問題が重要となる。公務員制度の検討はこれからだが、労働3権を保障すべきだ(独立行政法人化の議論の別に公務員に労働3権を保障すべだ)。現在の議論では国家公務員でいくべきだ」と答弁しました。
 紺谷参考人に対しては、「行政として国民に対する責任についはどのように考えるか」と質問したのに対し、参考人は、「国民の生活と安全に責任を持つ行政として、もっと細かく権限を想定し、どの部門が責任を持つか明確にすべきだ。結果責任を負うことについても経過を説明する義務がある。各省庁設置法にそれを入れる必要がある」と答弁しました。
 次に質問に立った民主党・寺崎議員は、水野参考人に対し、「省庁設置法の議論がこれから行われることになるが、第3者機関の設置についてどのように考えているか」などと質問したのに対し、参考人は、「法案が通っていない段階ではっきりしたことは言えないが、この間の総理の話では、第3者機関的なものをつくるとしている」と答弁しました。
 鷲尾参考人に対しては、「参考人は論文で、合意形成システムの再構築、市民参加型のシステム、労働運動についても参加型のシステムをいっているが、この点から法案についてはどのように考えているか。労働3権については、独立行政法人に限定したものか、一般公務員も含めたものか。、また、それが付与された後の人事院についてはどのように考えているか」と質問しました。これに対し、鷲尾参考人は、「公務員すべてに労働3権を与えることが基本だ。人事院勧告などの制度は、労働3権が付与された場合は、再検討が必要だ」と答えました。
 紺谷参考人に対しては、「監視すべき第3者機関の設置についてはどのように考えるか」と質問したのに対し、参考人は、「第3者機関は必要。識者グループでいいのかは疑問。国家の場でキッチリ議論をしてもらうことが大事ではないか」と答えました。
 公明・海野議員は、鷲尾参考人に対し、「行政改革は、国民生活に視点をおいて行われることが重要であり、行政の質が重要となるが、この点で今回の行革についてどのように考えるか」と質問したのに対し、参考人は、「現在の日本の状況にあって、橋本総理が6大改革を打ち出したことは評価する。しかし、具体的な内容には、厳しい点をつけざるを得ない。市場に対する規制はできるだけはずすことが必要だが、社会的な公平さは維持すべきだ」などと答えました。
 続いて、紺谷参考人に対し、「行政の責任論についてはどのように考えるか」と質問したのに対し、参考人は、「ルール化することは「立法化」するということ。極めて重要なのが大蔵省の権限集中の是正だ」と答えました。
 社民党・梶原議員は、紺谷参考人に対し、「責任問題、日本の国家公務員は1年で変わっていく、責任体制をキッチリさせる必要があると考えるが」と質問したのに対し、参考人は、「何年前でも過去にさかのぼって責任を追及するシステムが必要」と答えました。
 鷲尾参考人に対しては、「エージェンシー問題では、国家公務員の労働組合と話し合いが重要だと考えるが」と質問したのに対し、参考人は、「国鉄改革でも4・5年を要した。国会の議論で何とかすべきだ。まだまだわからない部分がある。公務員の意見を聞く機会を持つべきだ。
 日本共産党・吉岡吉典議員は、「(1)最終報告は、できるだけ市場原理に委ね、政府の所得再配分機能は限定すると言っているが、どう考えるか。(2)行革会議はどのような現状をふまえて首相の権限強化を打ち出したのか。(3)連合の基本法の態度」について、質問しました。
 政府の所得再配分機能の限定について、紺谷氏は、「市場原理を貫徹するほど官の所得再配分の役割が大きくなる。金融の自由化になれば金融機関は客を淘汰し、低所得者層や過疎地域は切り捨てられる。市場メカニズムは限定的なもので、任せればよいというものではない」と答えました。首相の権限強化を打ち出した現状認識について、水野氏は、「阪神大震災やペルーの人質事件、東京湾でのタンカー座礁など危機管理に内閣が手間取ることはできないとのことから内閣機能強化が必要との認識になった」と答えました。鷲尾氏は、「連合の行革態度と基本法への態度はイコールではない」と答えました。
 自由党・阿曽田清議員は、「(1)証券不祥事をなくすためにどのような省庁再編が必要と思うか。(2)1府12省と地方分権をセットですすめないと「合理化」やスリム化はできないと思うがどうか」と質問しました。
 証券不祥事をなくすために省庁再編について、紺谷氏は、「大蔵から金融庁を分離しても職員は大蔵省からで独立組織といえず、機能発揮は疑問だ。金融市場に詳しいスタッフを養成すべきだ」と答えました。地方分権について、水野氏は、「基本法では地方分権は取り扱っていない。地方分権推進委員会が第4次答申を出したが、今後、市町村合併、予算配分に検討が移っていくと思う」と答えました。
 二院クラブ・佐藤道夫議員は、「郵政公社予算に国会の承認が必要ない、大臣の監督権が全体に及ばないことは憲法上重大問題だ」と質問しました。これに対して、水野氏は、「郵政公社の予算は独立法人的にやる。独立行政法人の予算は国会の承認を得ず、大臣と公社責任者が3〜5年の予算計画で運用するが、公社の同じやり方になる。大臣の監督権は公社全体に及ぶが、経営責任者を通じて監督する。国会フ予算承認できないことは大変疑義があるが、予算計画のなかでいろいろ議論してもらう。法的に疑義あれば今後詰めて行くしかない」と答えました。


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