国民のくらしささえる行政めざすハートキャラバン98宣伝カー用テープ原稿

(全気象労働組合発)


 ご通行中のみなさん、市民のみなさん
 こちらは、国家公務員の労働組合、国公労連です。私たちは、国民のくらしを大切にする行政の実現を求めて、取り組みを進めています。

 みなさん
 いま、不景気の中で、中小企業や農業などの経営も大変深刻になっています。また、雇用や将来のくらしの不安も広がっています。こうした国民の皆さんのくらしに目をむけて、不安を取り除き、安心して暮らせるようにすることが政府の責任です。
 ところが、いまの政府は、大銀行の支援に一生懸命です。バブルをあおった銀行の不良債権の後始末に国民の税金をつぎ込むというとんでもないことを政府はやろうとしています。その一方で、中小企業を苦しめている銀行の貸し渋りはやめさせようともしません。本当に困っている国民は放っておき、大銀行の経営を助ける、こんな逆だちした政治には6割を超える国民が反対しています。

 みなさん
 昨年4月に消費税を5%に引きあげたことが、景気を本当に悪くしました。景気の回復のためにも「消費税を3%に戻せ」という声が広がっているのは当然です。大銀行救済はやめ、国民のくらしに役立つ景気対策を行え、消費税をいますぐ3%に戻せ、の運動を私たちは進めています

 私たちは、国家公務員の労働組合、国公労連です。
 みなさん
 政府は、「高齢化で年金や医療が大変だ」と言って、年金や医療の制度をどんどん悪くしようとしています。そのため、いまの日本では、長生きすると肩身が狭い、おかしな国になっています。本当に年金も医療も財源は足りないのでしょうか?
 そんなことはありません。軍事費には5兆円、公共事業費には50兆円も使っていながら、社会保障費には20兆円しかまわさない、そんなゆがんだ税金の使い方をしているのは先進国の中でも日本だけです。冷戦が崩壊したのに日本だけが軍事費をふやす理由はありません。大型プロジェクト中心の公共事業には、必要性のとぼしいものも多くあります。税金のむだ遣いを見直して、社会保障の充実など、国民のくらしに役立つ使い方に改めることを求めて、私たちは取り組みを進めています。

 ご通行中のみなさん、市民のみなさん
 私たちは、国家公務員の労働組合、国公労連です。
 いま政府は、国民の皆さんのくらしをささえる国の役所と公務員を減らそうとしています。日本の公務員が先進国の中で一番少ないことは認めながら、政府は、国立病院などの公務員を削るため、民営化などを強行しようとしています。
 また、政府は国民の安全や労働者の保護に必要な規制までなくそうとしています。1日8時間労働の規制が取り払われ、サービス残業が野放しになるように労働基準法が変えられ、さらに、正規社員を賃金の安い派遣社員にどんどん変えていく法改正が行われようとしています。大企業の横暴な活動は野放しで、国民のくらしをささえる規制や役所はなくす、これでよいのでしょうか。

 みなさん
 国民が安心して暮らせるように支えることこそ国の責任です。行政サービスの切り捨てや必要な規制までなくす「行革」に反対して、私たちは取り組みを進めています。
 国家公務員の労働組合、国公労連は、国民のくらしをささえる行政の実現をめざして、運動を進めています。みなさんのご協力をお願いします。


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