キャラバンニュース
〈民主的公務員制度の確立めざす全労連
★全国キャラバン行動〉
2003年5月15日《No.12》

発行:全労連・全国キャラバン行動事務局=公務労組連絡会
TEL03-5842-5639 FAX03-5842-5640 E-mail:caravan@komuroso.org

地元マスコミも「キャラバン行動」に注目
 〜徳島・鹿児島(13日)、秋田(14日)〜
 
 県知事選挙さなかの徳島、大雨のなかで奮闘した鹿児島、テレビが報道した秋田など、各地のキャラバン行動の模様をお伝えします。

徳島大学前で宣伝行動(13日)
「国立大学法人化」法案反対を訴える


 全国から注目を集めて、徳島県知事選挙が激しくたたかわれているさなか、全労連全国キャラバンは13日、阿波・徳島に入りました。
 早朝7時30分からの徳島駅前での宣伝行動には25人の仲間が参加、公務員制度問題にくわえて、国会で国立大学法人化法案の成立がねらわれるもと、徳島大学教職組が法人化法案反対の独自ビラも作成し、県民に訴えました。徳島大学病院前でも「国立大学法人化」法案反対を中心に宣伝行動にとりくみました。また、16時30分からは、再び徳島駅前にもどり、19人が参加して、1時間以上にわたって街頭宣伝しました。
 要請行動では、県知事・県議会、徳島市長・市議会をはじめ、松茂町、北島町、藍住町、板野町、上坂町の板野郡5町の町長・町議会議長を訪問しました。各議会には、「公正・公平な公務員制度の確立を求める請願」「国民の教育権・生存権を保障する大学制度改革を求める請願」「国立病院の賃金職員雇用継承、看護体制の充実などを求める請願」の3つを提出し、実現を求めました。引き続き6月議会での採択にむけて、運動を展開していきます。
 早朝から夕方までの終日の行動であり、夜勤明けの参加者もいて大変でしたが、自治体からも、国の新たな政策による負担に苦しめられているなどの悩みも出され、国民・地方自治を中心とした民主的な改革が必要であることを、参加者はあらためて実感しました。徳島の行動には、中央から全労連西川副議長が参加しました。

鹿児島キャラバン(12・13日)
 どしゃぶりの雨のなか要請行動などで奮闘


 鹿児島では12日と13日にキャラバン行動にとりくみました。要請行動では、公務員制度課題にくわえ、鹿児島大学教職組の仲間とともに国立大学法人化法案の廃案を訴えました。
 12日は、姶良(あいら)地区国公、県労連、鹿児島大学教職組、県国公で国分市への要請と地元国会議員要請をおこないました。国分市への要請は12人が参加、国会議員要請には8人が参加しました。また、13日には、国公労連の遠山副委員長も合流して、引き続き要請行動にとりくみました。この日は、朝から小雨のなか、鹿児島県庁前において、10名が早朝宣伝に参加し、40分で600枚のビラを配布しました。
 その後、鹿児島県・鹿児島市への要請をおこない、参加者は、「公務員制度改革」が住民サービスの低下につながることや、公務員給与の引き下げは民間にも悪影響をおよぼしていることなどを具体的にしめしました。
 雨も強くなるなか、4班に分かれて地元選出の国会議員事務所を訪問しました。夕方からは、雷も予想される風雨をついて、約60名の参加者で「全国キャラバン鹿児島県集会」を大通り公園で開きました。集会では、県労連のあいさつ、遠山副委員長の基調報告、県国公の決意表明ののち、集会アピールを採択し、団結ガンバロウで集会を終えました。

秋田で69市町村要請(14日)
 地元テレビ局が「全労連キャラバン」を大きく報道


 岩手からキャラバンを引き継いで、14日は秋田で終日行動を展開しました。7時30分からの秋田駅前の早朝宣伝では、20人が参加して合計で2000枚のビラを配布しました。全労連の池田幹事をはじめ、高教組、自治労連、県国公の代表が通勤の人たちに訴えました。
 その後、県労連の鈴木議長、越後屋事務局長をはじめとするキャラバン隊一行は、秋田県庁記者クラブで記者会見にのぞみ、マスコミ8社が参加するなかで、キャラバンの目的や行動内容を説明し、各社からの質問を受けました。
 午前中は、秋田県議会と県知事への要請行動にとりくみました。県議会では、選出されたばかりの鈴木洋一県議会議長らが対応し、「請願の趣旨はよくわかった。6月議会になるだろうが、十分検討し、結論を出したい」と応じました。また、県への要請では、庄司善一郎参事兼人事課長らが対応しました。
 昼休み集会には、公務・民間あわせて110名が参加。短時間の集会で民主的公務員制度の実現をはじめ、有事法案の廃案、労働法制改悪阻止などにむけたたたかいを強化していく決意を固め合い、その後、官庁街をシュプレヒコールをあげてデモ行進しました。
 キャラバンカーはこの後、県南の3つの市議会陳情と街頭での訴えをおこない、山形へとむかいました。また、「網の目キャラバン行動」として、県内の8地域労連が、高教組・自治労連・県国公の仲間とともに、69市町村議会を訪問しました。2人一組になって、60人30組がいっせいに陳情行動を展開しました。
 このなかでは、「私たちも『公務員制度改革大綱』には賛成しかねる。がんばってほしい」と激励の言葉をよせる議会もあり、おおむね好意的で丁寧な対応がなされています。
 記者会見が功を奏して、これらの行動の模様は、地元紙の「秋田さきがけ新報」で写真つきで報道されたほか、「朝日」新聞の地方欄でも紹介されました。さらに、当日夕方からは、民放テレビのローカルニュース枠で「全労連キャラバン」として、集会・デモが大きく報道されました。

以上

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