2001年6月25日《No.26》
多くの国民に改悪の本質を知らせよう

 ★奈労連の「働くルール」宣伝と共同で駅宣〈奈良県国公〉

 6月19日、奈良県国公と国公近畿ブロックは、JR奈良駅前で取り組まれた奈労連の「はたらくルール確立」の宣伝行動と共同して、公務員制度改悪阻止の宣伝行動を行いました。雨天にも関わらず、軒下でのビラまきに行き交う人もビラ・パンフを受け取ってくれました。
 宣伝行動終了後、官民統一の小規模集会を行い、近ブロ・伊藤事務局長から「先週、スイスのジュネーブで行われたILO総会での日本政府の公務員制度改革の進め方に対して国際的に大きな批判がでていること。また、今まで労働組合との協議もなしに非民主的に進めていた制度改悪作業を組合と誠実に協議・交渉すると政府が表明したこと」など、私たちの運動が前進していることを民間労働者とともに確認しました。
 また、奈労連からは、「多くの国民にはまだ反対運動の意味が伝わっていない。単純に公務員制度改悪反対だけではダメだ。行政が何をできるか、今できないのは何が問題かを知らしていくことが重要」との意見が出され交流も行いました。
 その後、幹事会を行い、700枚の「近ブロ独自公務員宿舎ビラ」の配布の割り振りと7月上旬に高田地区で公務員制度の学習会を行うことを決定し、奈良でも奮闘することを確認しました。
                (国公近畿ブロック事務局長・伊藤英敏メール通信員発)

 ★行政相談で共同広げ改悪阻止取り組む〈石川県国公〉

 石川県国公は、6月24日金沢市郊外のジャスコ松任店で行政相談を行いました。石川県国公は毎年2回金沢市で行政相談に取り組んでいますが、ジャスコ松任店で開くのは今回が初めてです。
 事前に新聞やテレビ(地方ニュースの後の案内コーナー)でお知らせが入っていたので、書記局に問い合わせもあり、入口前でのビラまきも「あ、これテレビで言ってたね」と受け取る人もおられました。なかには松任市が行う行政相談と勘違いした人もいて、松任市役所に問い合わせが入ってきたそうです。
 人通りも多い、目立つ場所を貸してもらったおかげで通りすがりの買い物客も立ち寄り、いつもより相談件数は多かったと思います。
 血圧測定は59人、相談件数は24件でした。(法律6、登記1、税金7、労災・雇用3、年金6、その他1)。年金相談は、自治労の社会保険事務所の組合員に来てもらっています。なかには深刻な相談もあり、相談員が「がんばってください。応援しますよ」と励ます場面も。署名は59名集まり、「あんたらもがんばりよ」と励ましてくれる人もありました。
 また、6月21日の早朝には、金沢市内の二つの合庁と県庁前で、公務員制度改悪に反対する宣伝行動に取り組みました。
 参加者は15名、約1500枚のビラをまきました。広坂合庁では連合の組合員が「ごくろうさま」と声をかけ、ビラを受け取っていました。  (石川県国公事務局次長・世戸玉枝メール通信員発)

 ★「きょうはカエル」+改悪阻止早朝宣伝〈広島県国公〉

 6月20日、「第3水曜日は日本全国かえろうデーのとりくみで、日頃帰りが遅いお父さんやお母さんが早く帰ってくる日としたい」、そして、「公務員制度改悪を阻止したい」そんな切実な気持ちから、広島県国公は、広島合庁の入り口4カ所と裁判所で、早朝宣伝行動に取り組みました。
 配布した「きょうはカエル」ビラの内容は、定時退庁を訴える表の「カエル面」と公務員制度改革に反対する取り組みを紹介した裏の行動面とを印刷した独自のものです。「カエル面」は、全法務中国地本の清水さんが考案。シンプルでわかりやすいと総じて好評です。
 当日は6単組13名が参加。400枚のビラが登庁する国公の仲間の手に渡りました。
 この行動の効果がでたのか、この日のある職場では定時退庁を促す管理者がいつもより多かったという報告が来ています。しかし、一方で、当日の合庁の鍵収受簿に「徹夜」と赤字で記録された職場もいくつか確認されており、ロングランの粘り強い行動が求められています。
                  (広島県国公事務局長・葛西英司メール通信員発)

  ★公務員制度改悪反対の取り組みに関する「通信」をお寄せください
   各県国公・地区国公、全国の各職場における公務員制度改悪反対の取り組み
  に関する「通信」をお寄せください。全国の仲間と取り組みを交流し励ましあい
  ながら、運動を広げていきましょう。

以上


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