2001年5月16日《8》
50万署名・300万ビラ配布に力集中し取り組もう

 ★仙台駅前・県庁前で公務員制度改悪反対を訴え、かつてない反応の良さ(宮城県国公)
 宮城県国公では、5月9日「公務員制度改悪反対学習決起集会」で各単組の意思統一を行い、集会で確認した取り組み要綱にもとづき、15日県庁・市役所前と仙台駅前の2カ所で早朝街頭宣伝行動を行いました。行動には21名が参加し、ハンドマイクで政府の公務員制度改革の問題点について訴えあわせて国公労連300万ビラを配布しました。県庁・市役所前では、公務員の通勤者が多く関心が高いためか、今回のビラの受け取り状況はかつてなく良く用意したビラすべてを配布することができました。
 また、学習決起集会の翌10日には、「不適格教員・指導力不足教員の教職以外への配置転換・免職」「もの言わぬ教員づくり」といった公務員制度改革を先どりする内容に反対する『「教育改革関連法案」反対決起集会』(教職員組合主催)が開催され、宮城公務関連の一員として宮城国公も積極的に同集会へ参加しました。主催者からは「思いもかけず多くの国公のみなさんが私たちの主催する集会に参加してもらったことに感謝するとともに大変心強く思います」とのあいさつがあり連帯が深っています。
 宮城県国公では今後も短期間の中で、、労働組合等団体要請、国会議員要請、街宣署名行動など様々な行動で悔いを残さない取り組みを行う決意です。(宮城県国公事務局長・昆野良久記)

 ★「50万署名」「300万ビラ配布」をスタートダッシュで
 やりあげよう(京都国公)
 京都国公は、5月10日、公務員制度改悪反対学習決起集会を80名の参加で行いました。はじめに、国公労連・遠山副委員長から情勢報告を受けました。遠山副委員長は、報告の最後に、たたかいのすすめ方として、職場での連判状の作成や上申書の提出、また国公労連が提起している300万枚ビラの配布や50万署名の活動をやりきることなどが重要と強調し、たたかいの展望としてこれまで憲法をいかす国民のための行政を追求してきた継続の運動が必要であり、公正な行政をつくるため国民とともにたたかうべきだと報告を結びました。
 つぎに全国税本部・山口書記長から特別報告がされ、税務署におけるノルマ主義の実態が暴露され「公務員制度改革」は国民のための行政にはならないことが報告されました。
 そして、各単組から決意が表明されました。各職場の実態が報告され、能力業績主義が強化されれば、職場に分断・差別が持ち込まれることになるのでこの「改革」を阻止するために奮闘すると発言が相次ぎました。
 京都国公からは、300万枚ビラの配布のためのいっせい配布行動や50万署名を行うための街頭宣伝行動など具体的な提起がありました。提案を行った九後事務局長は、「とりあえず6月の『基本設計』の取りまとめが行われるまでの短期決戦である。単組独自の運動をいったん休んでまで取り組むべきではないか」とこの闘争の必要性を訴えました。最後に団結ガンバロウを行い、学習決起集会をしめくくりました。
 また、北部では学習決起集会にかわるものとして、昼休みに合同職場集会が社会保険事務局舞鶴事務所と舞鶴職業安定所の会議室で行われました。あわせて60名の参加があり、遠山副委員長からの情勢報告を受け、京都国公から行動提起がされました。そして、全医労舞鶴支部と全建労福知山支部においてオルグも行われ、それぞれ学習を深めました。(京都国公事務局次長・土井直樹記)

 ★地区国公で学習会開催〜早急に署名・宣伝に取り組もう  (浜松地区国公)
 浜松地区国公は、5月9日午後6時より浜松労政会館において、静岡県国公・八木議長を講師に迎え、公務員制度問題の学習会を20名の参加で開催しました。参加者は、公務員制度改革の「大枠」でねらわれている中味が大変なことがよくわかりました。職場では、まだ「大枠」の中味について議論されておらず、早急に各職場で議論を深め、署名や宣伝行動に取り組んでいくことを意思統一しました。(静岡県浜松地区国公事務局長・勝野廣宣記)

 ★行政なんでも相談実施〜公務員制度問題訴える
  (東海ブロック国公)
 5月12日名古屋市内金山総合駅コンコースで東海ブロック国公、愛知国公、医労連、愛知県社会保障推進協議会の共催で「無料行政なんでも相談」行いました。準備の取り組みは、5月2日県庁記者クラブに催事案内の掲載依頼と取材依頼を行い、『読売新聞』と『しんぶん赤旗』に掲載されました。また、5日10日には金山駅周辺住宅に3000枚のビラ入れを実施しました。
 当日は、行政相談行動を午後1時半から4時半までロングランで行い、90名(内国公56名)の仲間が参加しました。行動では、駅頭での連鎖宣伝行動、ビラ配布行動、着ぐるみ2体、風船の手渡しなどの諸行動を行いました。残念ながら当日のマスコミ取材はありませんでした。相談内容は弁護士による法律相談や税理士による税務相談をはじめ年金、労働、人権など29件あったほか医師、看護婦による血圧測定、健康相談が50件にのぼりました。
 同時に行った公務員制度改悪反対署名をはじめとする各種署名は合計1000筆を超える成果がありました。今後、東海ブロックは、国民各階層に訴え共同を広げていく行動として、再度の取り組みを検討していきます。(東海ブロック国公事務局長・竹内弘治記)

 ★母の日の無料行政相談で公務員制度改悪反対訴える
  (富山県国公)
 富山県国公では、例年母の日に「無料行政相談」に取り組んでいます。今年も5月13日ショッピングセンター「アピア」において午後1時から4時まで実施しました。相談件数は36件、血圧測定は39件の利用がありました。相談コーナーは、法務、家庭問題、労働問題、道路・河川、年金、税金、医療(年金、税金、医療は外部相談員)と血圧測定の8つのコーナーを開設しています。事前に新聞、テレビ、ラジオでの「おしらせ」報道のほか、当日ショッピングセンター入り口で利用を呼びかける1000枚のビラを配布しました。
 今回は、医療費改悪を反映したのか、高齢者の医療費や介護の相談がありました、また、道路・河川、相続についての相談が多かったのも特徴でした。血圧測定のコーナーでは、利用者に公務員制度改悪のビラを渡し行政相談の趣旨を説明しました。
 当日の参加者は、相談員・要員を合わせて19名でした「連携して相談できるのが良い」「もっと無料を強調すれば利用が増えるのではないか」と言った意見が参加者から出されていまいた。
 こうした相談会を通じて、地域のみなさんに行政を身近に感じ、私たちの要求や公務員制度民主化・行政民主化をともに考えてゆくきっかけになることをめざし、今後の取り組みに生かしてゆきたいと思います。(富山県国公・上田レイ子執行委員)

   ★公務員制度改悪反対の取り組みに関する通信をお寄せください
    各県国公・地区国公、全国の各職場における公務員制度改悪反対の取り組みに
   関する通信をお寄せください。全国の仲間と取り組みを交流しながら、運動を広げ
   ていきましょう。

以上


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