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女性協議会のとりくみ
厳しいからこそ連帯しよう
 08春闘拡大代表委員会ひらく
     
 

 

  国公労連女性協は2月2〜3日、08春闘拡大代表委員会を都内で開催し、13単組2ブロック12県国公、48名が参加しました。
 討論では、「時短の実現を」、「社保庁職場は業務に忙殺され、退職者と心の病が続出」、「定員削減で、育児のための短時間勤務などの制度が活用できない」との発言も。非常勤職員の労働条件改善を求めるとりくみや、「国公一般愛知」の結成も報告されました。
 最後に、一刻も早い所定勤務時間短縮と、厳しいからこそ連帯し、人間らしく働く職場実現のため奮闘しよう、との08年春闘アピールを採択。社保庁職員の仲間を励ますための折り紙を添えた一言しおりも700通つくりました。

(写真=休み時間に、ひな祭りの折り紙を一つひとつ折り、思いを込めたメッセージを書いた「一言しおり」をつくる参加者たち)


2008年春闘アピール

 私たちは2008年2月2日、3日の2日間、拡大代表委員会を開催し、2008年春闘の運動方針を決定しました。

 第168回臨時国会では薬害肝炎救済法や被災者生活再建支援法改正などが成立し、参議院選挙の結果は、民意が政治を動かすことを示しました。一方、新テロ特措法の成立を図るため、二度にわたる延長、57年ぶりとなる衆議院での再議決を行いました。1月18日から始まった第169通常国会では、原油高による国民の生活悪化を顧みず、十分な対策をとろうとしていません。憲法審査会の設置を求める動きも強まっています。あらゆる分野で、利益と競争が優先され、国民生活が切り捨てられています。相次ぐ増税と社会保障改悪に加え、原油や小麦の高騰が生活不安に拍車をかけています。

 政府・財界は地方分権・道州制を強権的におしすすめようとしています。地方分権・道州制の導入は、自己責任・応分負担の原則を貫いており、国の責任を曖昧にし、基本的人権の保障を歪めるものとなります。
 「構造改革」路線がおしすすめられ、格差と貧困が拡大し、ワーキングプアが増大しています。労働者の3人に1人、青年・女性労働者の2人に1人が非正規労働者となっています。公務の職場でも総人件費削減攻撃のもとで、定員は削減され、それと同時に低賃金・不安定雇用の非常勤職員が増えています。非常勤職員の労働条件は悪く、人事院が07年人勧で給与の実態の調査を始めることを表明し、非常勤職員の処遇改善は緒に就いたばかりです。非常勤職員の仲間との対話を拡げ、要求実現のために共に奮闘しましょう。

 一方、正規労働者の長時間過密労働は常態化し、生活破壊、健康破壊は深刻です。女性労働者の母性破壊も深刻です。政府・財界は「ワーク・ライフ・バランス」を提唱し、「自由な働き方」「多様な働き方」を宣伝していますが、その本質は雇用の流動化であり派遣労働等の拡大です。生活できる最低賃金制度の確立、均等待遇の実現、労働法制の整備を求め、文字どおり「仕事と生活の両立」のため、長時間労働を是正させ、女性も男性もともに人間らしく生き働ける労働条件・社会保障制度を要求し運動をすすめましょう。

 07年8月から、育児のための短時間勤務制度が導入されました。働きながら育児との両立ができる選択肢が一つ増えたことになります。後補充の問題など、早急に解決しなければならない問題を残しています。利用しやすい職場環境と体制整備を求めるとりくみを強化しましょう。
 休息時間の廃止、拘束時間の延長が、私たちの働き方に大きく影響しています。人事院は所定勤務時間の短縮を08年の人事院勧告で勧告を行うとしています。家族的責任を担い、心身ともに健康で仕事と生活を両立させて働き続けたいと願う私たちは、一刻も早い所定勤務時間の短縮を求めます。

 私たちをとりまく情勢は厳しさを増していますが、仲間との連帯を大切にし、男女平等で人間らしく働き続けられる職場を実現しましょう。安心・安全な公共サービスを確立し、くらしと命を守りましょう。そのために、国公労連女性協に結集し、明るく元気に奮闘しましょう。

2008年2月3日

日本国家公務員労働組合連合会女性協議会
2008年春闘拡大代表委員会


 
 
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