「キャラバン行動ニュース」2000年4月21日付その3
公務員はよく頑張っており、決して多いとは感じていない
--全国縦断キャラバン北コース〈石川県国公 4月11日〉--

 4月11日、全国縦断キャラバン北コースは石川県入りしました。
 今回のキャラバン行動は、午前中に石川県第二の都市である小松市内を、キャラバンカー使って宣伝し、私たちの要求を訴えるとともに、地元選出国会議員事務所を訪問して「国家公務員25%削減」反対等の要請を行いました。また、民主団体である「農民運動石川県連合会」に対しても要請を行いました。

□■ 地元国会議員事務所への要請 ■□
午後からは、金沢市内にある地元選出国会議員及び政党に対して要請行動を実施しました。
 各事務所では、現在進められている「行政改革」の矛盾点や「国家公務員25%削減」がもたらす弊害など、国公労連の考えを説明しました。要請の主旨については、概ね理解をいただきましたが、今日の社会情勢や国会情勢からか、快い回答はいただけませんでした。
 しかし、ある議員秘書は、私たちの要請に対し、「今の経済情勢を含め厳しいものがある。今の公務員はよく頑張っており、決して多いとは感じていない。今の状況を跳ね返すためにも、労働組合が頑張って欲しい」という心強い激励を受けました。

□■ 石川高専職組への要請 ■□
 また、石川高専職組への要請では、私たちの要求主旨を説明するとともに、独立行政法人化の動きについて説明を行いました。懇談の中では、職場で独立行政法人に関する具体的な動きがほとんどないため、金沢大学などの動きに対する質問が多く出されました。また、「独立行政法人化されると、職種ごとに締め付けが厳しくなるのではないか」「高専は大学と違い研究と教育という両方の立場を持っており、どのような形の独立行政法人になるのかわからない」といった、先行きの不安を漏らされました。
 今回の要請を機会に、今後石川県国公としても、情報提供や意見交換を行い、繋がりを強くしていくことを確認し懇談を終えました。

 石川県内のキャラバン行動の最後として、国公労連岡部中央執行委員、全通産入沢副委員長も参加して金沢の繁華街である香林坊で宣伝行動を行いました。家路につく市民に対して私たちの要求を訴えました。
 今回の行動で、対話を通して私たちの要求・主張を伝えていくことの重要性を、参加者全員が再認識しました。

(以 上)

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