「キャラバン行動ニュース」2000年4月13日
リストラで、数合わせの定員削減をするのは良くない
--全国縦断キャラバン後半北コース〈富山県国公4月12日〉--

 4月12日富山県入りした全国縦断キャラバン隊は、早朝7時20分から、JR富山駅前での宣伝行動からスタートしました。宣伝行動には、20名の仲間が参加し、約800枚の宣伝ビラを配布しました。国公労連萱森中央執行委員、全通産入澤副委員長、県国公上田議長等が、宣伝カーの壇上から、「国民本位の行財政、司法、医療、教育を確立しよう」と訴えました。
 その後、富山県、富山市へ要請を行った後、キャラバン行動の内容について記者発表を行いました。記者会見には、5社が応じ、テレビカメラもまわっていました。
 その後、自治体要請と地元国会議員事務所要請を東西二班に分かれ、県内を駆けめぐりました。

皆さんの意見は、一人でも多くの人に伝えてください
--富山市議会力示議長--

 富山市(企画管理課次長が対応)への要請の後、市議会議長への要請を行いました。力示議長との懇談は、私たちが大いに励まされる結果となりました。
 力示議長は、「これまでの日本の繁栄は、公務員がしっかりしていたからだと思う。現在の公務員を減らせ、議員を減らせは、納得できない。現在の公務員に対する厳しい批判があるが、その大半の責任は政治家にある。国民のニーズは多様であり、増大している。その意味で、行政の拡充という運動は、続けていく必要があると思う。私は、この運動の理解者の一人である」と、私たちの主張に大いに賛同できると述べました。
 また、「公務員の25%定員削減の一環として、独立行政法人化が進められようとしているが、県内では、国立療養所富山病院、北陸病院、富山大学、富山商船高専、富山高専が対象になる。採算性重視の民間のような経営手法では、住民の要望には応えられない」との私たちの説明に、「リストラで、数合わせの定員削減をするのは良くない。民間の経営者にも言っているが、これまで汗をかいてきた人の首を切るのは良くない。この様な時期だからこそお互い知恵を出し合うことが必要だ。これは、官も民も同じだ」と、現在のリストラ風潮に異を唱え、最後に、「皆さんの意見は、一人でも多くの人に伝えてください」と激励を受けました。
 国公労連の行革闘争に対する理解と賛同を示してくれたことに対して、要請団一同は、改めて外に打って出るこの運動の重要性を再認識しました。
 引き続きキャラバン隊は、富山市議会議長の励ましを追い風に、国公労連キャラバンカーと県労連カーを使い東西に分かれ、引き続き自治体要請、地元国会議員事務所要請を展開しました。

(以 上)
※ 石川県国公における11日のキャラバン行動は、記事がまだ到着していませんので後日掲載します。

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